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ポイペト国境 カオサンバスの裏側暴露

Khaosan Busカオサンバス裏側暴露

シェムリアップ行カオサンバス
  アランヤプラテート-ポイペト2012


ロンクルア市場からタイ‐カンボジア国境入口を見る

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カオサンバスKhaosan Bus


ポイペト国境 2012年12月4日

シェムリアップ行カオサンバスの裏側暴露

2012年12月04日(火)8時55分
今シェムリアップ行のカオサンバスに乗っている。車内でセブンイレブンで買ったカレー弁当を食べたところ。途中のボリレストランで浪費しないように事前にコンビニで買い物したがいろいろ買って90B。そこそこ使ってしまう。待ち合わせ時間は7時半なのにピックアップの案内人が来たのは8時5分。ただその後の展開は速く8時10分にはカオサン発。到着予定は18時とのことだがあてにしていない。

朝の渋滞にはまり今やっと高速に乗った。晴れてはいるが霞のかかったような白い空。かなり前に乗ったときにはカオサンからアランヤプラテートまではガラガラの大型バスだったのだが、今回は11人乗りのバン(写真右)にぎゅうぎゅうづめ状態。シェムリアップ行とプノンペン行の混載ミニバン。結局バンコクには1日しか滞在せず。


価格の安いカオサンバスには裏側がある。今回私の乗ったカオサン発シェムリアップ行は280B。今回チェックした最安は250Bだった。これは中間地点のポイペトからシェムリアップの正規バス料金と変わらない料金。当然安いのには理由がある。

このカオサンバスの味のあるやり方はこのサイトでもずいぶん前から取り上げてきた。やり口は主に必要以上に時間をかけて追加料金をせしめようというもの。昔は道が悪く実際に時間がかかってしょうがない部分はあったのだが、現在はカンボジア側の道の完全舗装がされてどういう行き方をしても時間が稼げない。そこでそのやり口にいっそう磨きがかかった感じ。ここではその最新の手口を紹介。カオサンバスの利用は値段的なものよりそういう味のある攻防を楽しみながら旅ができる方限定か。

ビザ手配手数料や途中のボリレストラン、提携宿に強制連行などのその他の追徴の罠がいたるところにちりばめられて旅行者に襲いかかる。その罠にはまりまくれば280Bのみではすまない。おそらく個人で行った方が安くなる。ピピ島やサムイ島などのほかのエリアのカオサンバスにもそれなり難点はあるもののシェムリアップ行がもっとも味のある罠を仕掛けてくる。特に国境を越えてカンボジアに入ってからが手ごわい。ちなみに私は280Bで乗ってビザは国境で20$(600B)で自力で取り、途中によるレストランでは一切注文せず、強制連行先の提携宿にも宿泊しなかった。



ポイペト新バスターミナル 国境から9km 国境2kmの旧バスターミナルとは別会社が利用

プレアヴィヒア   バンレム国境   ハーティエン国境   ドンクラウ国境
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爆裂カオサンバス

2012年12月04日(火)14時43分
いやー、カオサンバスにしてよかった。ネタの宝庫じゃん。今ポイペト郊外のポイペトバスターミナルで夕方発というカンボジア側のシェムリアップ行バス(写真右)発車を待つ。以前のバスターミナルよりずっと郊外にあり、国境からは9km離れている。カモを逃さない工夫に磨きがかかる。シェムリアップ行バスの発車は15時半発とも16時発ともいうが当てにしてない。その時間にポイペトを出れば舗装完成した今でもシェムリアップ到着は十分真っ暗な時間帯。夜8時頃到着で「暗いぞ、怖いぞ」効果で提携宿からカモを逃さないようにする計算のようだ。舗装完成する前の到着時間と変わらない。

早くシェムリアップにいきたいならタクシーがあるよとのこと。しかしここで乗り合いタクシー乗るとシェムリアップまでのバス代が無駄になり、ポイペトまで280B払ったことになる。鉄道で来れば48Bでこれるのだからカオサンバス利用する意味がない。しかもどうやらバンコクからシェムリアップまで通しでチケット買っている欧州組から、ポイペトからシェムリアップまでのバス料金を別途追加徴収しているようだ。

今近くで「バスは遅くなるのでタクシー乗って早くシェムリアップに行こう」と欧州組相手に営業トーク炸裂中。結構それにひっかかっている連中もいてなんだかなあの気分。完全舗装が終了してどういう時間稼ぎをするのか楽しみにしていたら予想通りのハッピーな展開。「ここからシェムリアップまで追加料金なしで送迎する。しかしかなり待たねばならない。ここで待ちたくなければタクシーで行くこともできる。1台48$だ」という仕組み。おいしいネタをありがとう。広いバスターミナルには食い物屋台のようなものもあって待ち時間の間に金使おうということらしい。



新バスターミナルでシェムリアップ9$(270B)のバスチケット買いなおす。お人よし過ぎ。


パワーアップした極悪手口 カオサンバス

2012年12月04日(火)15時36分
停車のキャピトルバスの前で30分ほど待たされている。なんとこのバス乗車にシェムリアップまでの通しチケット買っているのに別途チケットを購入しているものもいるようだ。当然私はそんなもの買うわけなく戦闘体制。「シェムリアップまでチケット買っている。何でここでまたチケット買うんだ?」と問いただしたところ「ようしわかった。君だけ特別だ。他の連中には黙っておいてくれ」とのこと。

黙って払うものからはどんどん追徴というしくみ。いいぞ。シェム行カオサンバスの本性バリバリやんけ。そうじゃなければこのサイトは盛り上がらない。

当然だがそんなお人よしばかりでなく、中には払っていない欧州組もいて「君たちがこのバス代を払わないからバスが出ない。君たちのせいでみんな迷惑している」と味のある説得をしていた。実際はバスが満員になるまで待っているだけのようだ。ちなみにここからシェムリアップまで所要は3時間とのこと。



ポイペトバスターミナル 国境から9kmあるので自力脱出難しい。無駄に2時間待たされる。

関連リンク
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バンテアイチュマール行き方      大プリアカン行き方

続いてポイペトでのアライバルビザについて。時間さかのぼるがバスがお約束のアランヤの国境近くのボリレストランに着いたのは昼12時10分。カオサンを出てからちょうど4時間後。ボリレストランでの食事は60~80Bとまだやわめ。さほど国境から遠い場所でなく2kmくらい手前。でお約束で「俺たちにビザを任せろ。君は特別に友情価格で1300Bだ」の流れ。「いや必要ない。ビザは国境で自分でとる。しかもビザ料金は20$(約600B)のはずだ。私は20$しか払わない」とかわす。

すると「こっちへ来い」と一人だけ隔離される。そして他の連中が食事している中一人だけのバンに乗せられ一足先に国境へ連行。食事はもともとするつもりないので無駄な時間費やすよりその時間をビザ取りに当ててもらったほうがこちらも助かる。

やつらにとっても真相を知ってごねる面倒な客は早々隔離して他に「私も20$で」と他の客に感染しないように早めに手を打ってくる。20$のビザを45$というとあくどさが際立ち反発食うので、わかりにくく1300B(43$くらい)とバーツ表示させるのも彼らの手。



ポイペト国境 タイ側出国イミグレ 左がタイ人用 右が外国人用


ポイペト国境 カンボジア側入国イミグレ カオサンバス利用者中私が最も早く通過した。


クラランでぼったくりレストランで無駄に時間をつぶされうんざりするカオサンバス利用者

ポイペト国境 カンボジアビザ取り攻防

「カンボジア側で君を拾ってシェムリアップまでは送ってやる。ただわれわれはあんたを1時間しか待たない。今は20$ではとれないぞ。料金でもめて遅れるとおいていくのでそのつもりでな」とのこと。そして緑のシールを胸に張られ、トラックが連なるかなり手前でバンから降ろされる。

しかし何度も来ている国境なので自力で10分でタイイミグレ通過しカンボジア側のビザセクション窓口へ。窓口はアライバルビザ表示が何もなく、あれじゃあ以前来て場所を知っているものしかわからない。手数料を取る代行窓口には「ビザはこちら」の表示あったけど。

ビザの窓口に行くとお約束で1000Bだという。とりあえずツアー会社の1300Bよりは下がった。しかし窓口の上には観光ビザ20$の表示。今のレートで1000Bは33$。今回はミャンマーで余った20$札があったので「20$のはずだ」とそれを申請書にはさんで渡す。次に25$の表示とそれを英文で説明した紙を提示してくる。それも突っぱねる。


すると「ちょっとそこで座って待て」と素直に1000B払う欧州組を優先させて手続きをしている。以前はここで窓口の係官が結構強気で1000Bだの、25$だの言ってパスポートを頑として受け取ってもらえなかった。私もポイペト国境で20$でとったのは国境開通当初数回。その後は面倒なので1000B払っていた。数年前係官が強気に出ていた時期にここで20$のビザを取れるのはビザ取りに無制限に時間を費やせる沈没組のみだった。

「カンボジア側でバスがあんたを待つのは1時間だけ(実際は3時間待たされるのだが)」と言われていたので30分待ってだめだったら1000B払おうと覚悟していた。しかし、なんとあっさり5分ほど待っただけで20$とパスポートと申請書を受け取ってくれた。以前のかたくなな態度が一変している。なんか最近お上の通達でもあったのだろうか。

とにかくカンボジアアライバルビザはこうして無事20$(600B)で確保でき、他の1300Bビザのメンバーの誰より早くカンボジア入国を果たす。



今プノンペンからバッタンバン経由でポイペトまで鉄道線路敷設中。2年後にアランヤに接続し
バンコクまで列車が開通すると同乗のガイド談。当てにならないが鉄道線路は確かに工事中だった。

カンボジア側のカオサンバス

ポイペト郊外に2年ほど前に新しくバスターミナルができて新しいほうのターミナルは国境から9kmも離れている。私をそのターミナルから拾ったバスはなんとキャピトルバスだった。キャピトルバスは以前は国境1kmほどのキャピトルバスオフィス前発着だったが今はすべてこの新バスターミナル発着なのだそうだ。

タイ側で昼食で1時間、カンボジア側ポイペト国境出口で1時間、そしてこのバスターミナルで2時間無駄に待たせる。さらに50km手前のクラランで無駄に夕食タイムで1時間弱時間をつぶす。結果シェムリアップ到着は午後20時。途中下車はできず。提携ゲストハウスはキャピトルバスなのでポピュラーゲストハウス。最安ファン部屋は3$。

ポピュラーゲストハウスは以前何度もとまったことのある宿で以前の提携宿シェラトンゲストハウスほど極悪宿ではない。なので若干とまってもいいかなと心揺らぐも、ここでやつらの思い通りになったらこの仕打ちを受け入れることになると思い、到着早々駆け足でポピュラーゲストハウス脱出。後ろからはカモを逃すまいと「おい待て。激安で乗って逃げるなもっと金払え!」の叫び声。無視して逃亡。結局ダラには空きがなくタケオのダブルに泊まるはめに。ネタたくさんもらったので別にいいけど。


日付 出費詳細 宿代 合計
12月4日(火) コンビニ70B アンパン2個14B ソフトクリーム9 カンボジアビザ20US$ バナナ3000R 唐揚定食3$ シェイク2500 水1000 タケオゲストハウス 7$ B 
(円)
1B=2.6円で計算 ATMで250US$おろす


シェムリアップ

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びー旅関連リンク



シェムリアップ到着時間18時のはずだが実際は夜20時。道がよくなっても8年前と所要が変わらない。なぜ?そこには味のある裏側が…


2012年11月~12月放浪記録
11/02 羽田空港エアアジア
11/03 弾丸クアラルンプール
11/04 ドンムアン空港
11/05 ミャンマービザ取得
11/06 パタヤに鉄道で行く
11/08 ミャンマーフライト
11/09 ヤンゴンゲストハウス
11/10 長距離バスでパガンへ
11/11 バガン ゲストハウス
11/12 バガン自転車ツアー
11/14 ニューバガン
11/15 ヤンゴン日本円両替
11/16 ヤンゴンエアアジア
11/17 ヤンゴン港ヤンゴン川
11/17 ヤンゴン国際空港
11/19 ソイブアカーオ
11/20 タイ夜行列車の旅
11/21 スラタニとタクワパー
11/22 パンガー
11/24 カオラック
11/25 シミラン諸島
11/27 プーケットタウン
11/28 新バスターミナル
11/29 パトンとバングラ通り
11/30 ピピ島行ボート
12/01 ピピ島現地ツアー
12/02 ピピ島バンガロー
12/03 クラビタウン
12/03 カオサン通り
12/04 カオサンバス
12/05 ベンメリア遺跡
12/06 クバルスピアン遺跡
12/07 トゥクトゥク
12/08 アンコールワット
12/09 シェムリアップバス
12/10 ドンムアンエアアジア

直前 11/01 韓国訪問はこちらへ


ポイペトバスターミナルからシェムリアップまでタクシー1台48$。ここで待ちたくなければ金払ってタクシーで行けという爽やかな手口。


お約束のレートだわお!シェムリアップの市内では1$は4000Rとして受け取ってくれる。


シェムリアップまであと60分というクラランで意味なく停車、食事を強制。数々の汚いやり方への抗議のためか注文するもの少なし。




カオサンのTシャツ屋さん


カオサンバスチケット



カオサンでのマッサージ料金



アフリカンインパクト 西アフリカ放浪記


バスターミナルでもめている欧州組のおじさん。それでも結局追加料金払っていたみたいだった。


ポイペトのバスターミナルをキャピトルバスが出たのはこの時間だった。私が国境通過し終えたのは1時半頃だったのでポイペトで3時間待たされたことになる。


カオサンバスのシェムリアップ到着は20時で真っ暗。しかし今はこういう状態なので10年前のような「暗いよ、怖いよ」という状態では全くないのが味がある。


日本人宿タケオゲストハウス


ダラゲストハウス


現在宿泊中のナーガゲストハウス





今日お金をおろしたATM


前回(2011年4月)ニコスビザプロパー利用でのシアヌークビルのアンツのATMではこの画面が出てくるも手数料は取られなかった。今回の結果は後日報告。11年シアヌークビルのATM利用実録はこちら

後日追記:10:51 2013/03/01
この時の手数料は5US$加算されて255$利用として請求されてくる。加えて日本側でも別途210円の手数料を取られる。カードの違いで手数料は変わるようだ。このとき利用したのはオリコマスターカード、年会費無料のティップネス提携。このとき利用のキャッシングがデフォルトで2万円のリボ払いになるなどこのカード利用なら現金両替のほうが得になる結果となる。クレカ海外キャッシングの落とし穴詳細はこちらへ