11月17日(土)7:20 ミャンマー最後の朝。宿の水シャワーを浴びる、水温が高く蛇口そのままの水がぬるま湯状態。寝ている間に足を何箇所か蚊に刺される。押すだけベープがいまいち効かない。日本で1,000円も出して買ったのに。1回の「ぷしゅ」で一晩もつんじゃなかったんかい。5回はぷしゅぷしゅやっているのに何で蚊に刺されるんじゃ。ピレスロイドより強力なDDTで鍛えられているヤンゴンの蚊は薬物耐性が進んでいるのか。 ヤンゴンの通りの土煙で目がやられてやや充血気味ではれぼったい。ただ地元屋台で付け合せの生野菜食っても、ラッシー飲んでも、屋台のカットされたパイナップル食べても翌日は下痢はせず。カチカチの大。 |
昨日16日はびー旅ページ制作の合間に地元民用フェリー(写真右)に乗ってヤンゴン川クルーズで対岸のダラというエリアに行く。宿前でミャンマー版豚足定食食べて、「ヤンゴンの脇に川が流れている」というので散歩がてらに見てこようとふと思う。
宿から川方向に最短距離で歩いていっても大きな商船専用の港になっていて倉庫が視界をさえぎり川が見えない。港があるというのでその方向に歩いて行くと対岸へのボートがちょうど到着したところで多くの人が降りてきた。対岸へは1,000ks(100円)で行けるというので行ってみる。外国人専用窓口があってパスポート番号とかを書かされる。川を見に来ただけなのに相変わらず無計画。所要は10分ほどですぐ対岸に着く。
対岸の港周辺を散策するだけのつもりできたのに、自転車タクシーの「サイカー」が30分1,000ksで案内するというのでせかっくなので乗って案内してもらう。近くには小さな仏塔や寺院いくつかあるがバガン見た後ではかなり微妙。しかしミャンマーの観光客の機嫌を取らない素顔の地元民エリアを見る味のある散策となる。ダラの町を1時間ほど周遊。サイカーのおじさんには1時間分2,000ksとチップ200ksあげる。強烈に喜んでいた。地元民の居住エリアには放し飼いのワンコが大量に要るので徒歩で歩くとからまれそう。結果それなり味のある対岸ツアーとなる。
帰ってページ制作の続き。部屋に戻るとまたヘロヘロ。ページを作る元気がない。とても形になる状態までいけず工事中のままネット屋行って当日情報として公開。それはそれで臨場感あっていいか。
ミャンマーは思いのほか格安旅行への障壁が高く、旅行者が地元料金で旅をしにくい国と実感する。簡単に言えばぼられやすいということ。国を挙げて「外国人からは金を取りましょう」という態勢が完備されていて、言葉の習得が中途半端な場合は割高の外国人料金から逃れにくい。もちろん必要な言葉は英語ではなくミャンマー語。市バスには地元料金で乗れても長距離バスやタクシーは外国人料金が徹底されている。逆に言えばぼられながらなら誰でも簡単に個人旅行ができる。 訪問者に対する外国人用宿泊施設の数の少なさも実感。厳密には格安地元宿はあるのだがミャンマー人専用の宿になっていて外国人が泊まれない場合が多い。そんなら「 Guest House 」と英文表記で看板出すなよとも思うが。 |
ただ今回の実録が示しているように全く対応不能で格安旅行ができないかといえば決してそういうわけではない。私の10日間滞在で使ったホテル代移動代込みの滞在総額は180$。現地で使ったのは羽田で替えた120$と最終日前日に現地で換えた60$。まだ手元にはドルは30$ほどあまっている。浪費しなかったのはATMが使えなかったせいもあるが180$あればカンボジアやインドではもう少し滞在できそう。
日付 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
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11月16日(金) | 朝豚足定食1,000 ヤンゴン川ボート1,000 1,000 ダラ1時間サイカ2,000 チップ200 パイン100 缶コーラ700 晩マトンカレー1,400 ベルト2,000 プリン300 ロティ100 クッキー200 地元のお菓子3つ200 ネット1時間500 夜水300 | ガーデン ゲストハウス 10US$ |
地元でこの自転車タクシーを「サイカ」という。多分サイドカーから来ている。ダラの町を1時間回って2,000チャット(200円)。道が全くわからず放し飼いのワンコ多数なので徘徊するにはこれがベストか。
ヤンゴン対岸のダラの仏塔。この仏塔はミャンマーのあらゆる町にある。タチレクにもあった。
ダラの仏塔にいたワンコ。地元の悪ガキにいじめられてた。
●11月19日後日追記
2012年11月16日、米政府は軍政時代のミャンマーに科していた同国製品の輸入禁止措置の大半を解除したと発表。解除は約10年ぶり。オバマ大統領が19日にミャンマー訪問する。
PLUS対応ATMはミャンマー大手3行と提携し、来年1月からスタート。一方Cirrus対応ATMは2012年9月から既にミャンマーに導入されている。