サンボールプレイクック行き方

サンボール・プレイ・クックコンポントム発15ドル現地ツアー

サンボール・プレイ・クックとはカンボジア中央部にある都城遺跡。7世紀初頭イシャーナバルマン1世が建てた真臘（チェンラ）の都イシャーナプラとされている。八角形の祠堂やインドのドラビダ様式に影響を受けたソンボー様式とよばれる煉瓦造の遺跡が多く残る。アンコール遺跡群より400年以上前のクメール建築遺跡。シェムリアップの南東約170km。コンポントム市から東へ約30km。

16:58 2017/08/13追記
2017年7月10日ユネスコ世界遺産委員会は、カンボジアのサンボール・プレイ・クック遺跡群を世界遺産に登録。アンコール遺跡群とプレアヴィヒア寺院遺跡に続いてカンボジアで3番目の世界遺産となる。

152. カンボジア5大遺跡　　びー旅.com　　ロード2015　　154. プレアヴィヒア遺跡
このページはびー旅ロード 153. サンボールプレイクック

サンボールプレイクック2018

コンポントム宿泊　サンボール・プレイ・クック個人旅行

2015年4月1日（水）
サンボール・プレイ・クックに個人で格安に行くには、遺跡の最寄りの町、「コンポントム」に宿泊して、そこからトゥクトゥクをチャターして行くという方法が最も効率的。コンポントムはシェムリアップから南東に149km、バスで片道所要3時間。プノンペンから北に171km、バス所要3時間半。シェムリアップからプノンペンへ向かう長距離バスルートの途中にある町。ちょうど中間地点にあるので現地のバスが頻発しており行きやすい。

しかしシェムリアップに宿泊して定番の現地ツアーで日帰りすると、片道3時間かかるので往復6時間車に缶詰め、しかも遺跡滞在1時間の修行ツアーになるので効率が悪い。

サンボール・プレイ・クックと他の遺跡群、都市の位置関係　拠点都市のコンポントムはシェムリアップから南東に149km。プノンペン北171km。6号線沿いにあり両都市から長距離バスが頻発している。

プレアヴィヒア遺跡個人ツアー2019年版

サンボール・プレイ・クック個人で行くために

サンボール・プレイ・クックに個人で行くために必要なことは以下の3点

①コンポントムに最低1泊する
②コンポントムまで自力で行く
③コンポントムで現地ツアー手配

①コンポントムに最低1泊する
コンポントムにはシェムリアップからでもプノンペンからでも車で片道3時間かかるので最寄りの町のコンポントムに宿泊してそこを拠点にする方が効率がいい。コンポントムからサンボール・プレイ・クックまでは片道35km。コンポントムでトゥクトゥクを1日15$でチャーターして遺跡に行くのが一般的。

奥の7階建てのビルがコンポントムのアルナスホテル ARUNRAS HOTEL 。6号線沿いスタムサエム橋をプノンペン側に渡った所にある。シェムリアップから到着のバス停はこのホテルの前。無料Wi-Fiあり。ファン部屋7ドルから。TEL : 062-961-294 / 012-836-107　他にも複数宿あり。

関連リンク
プレアヴィヒア寺院に15ドルで行く方法　　コーケー遺跡に7ドルで行く方法　　カンボジア5大遺跡
バンテアイチュマール行き方　　　大プリアカンに20ドルで行く方法　　　遺跡の鬼への道

その①　コンポントムのホテル・ゲストハウス

コンポントムにはコストパフォーマンスのいい現地宿が複数あり予約なしで現地入りしても当日確保ができる。トイレシャワー付きの個室ファン部屋が1泊6US$から。

たとえばサクンラリタゲストハウス Sakun Lalita Guesthouse 1泊 6US$（写真右）。無料Wi-Fiあり部屋から出ずにネットができる。

この宿にはホームページがありそこから予約もできる。ただネット予約する場合は若干割高になる。バスを降りたところから徒歩3分くらいの6号線から50mほど入ったところにある。

コンポントムには他にも ARUNRAS HOTEL, Sok Nean Reaksmei Guesthouse, Metrey pheab Guesthouse, Sanbor Village, Thai Ly Guesthouse などがあるがそれぞれがやや距離を置いて点在している。シェムリアップから到着のバス停からはすべて歩ける距離にある。

　　　　コンポントム宿泊実録2015

2015年2月に宿泊したサクンラリタゲストハウス Sakun Lalita Guesthouse 1泊 6US$の部屋

サンボール・プレイ・クック

訪問実録リンク
プレアヴィヒア寺院訪問2015　　サンボールプレイクック旅行記2015
バンテアイチュマール旅行記2015　　コーケー遺跡旅行記2015　　カンボジア5大遺跡

サンボール・プレイ・クック

プノンペン公共バス2018　　　　カンボジア鉄道2018　　　　イオンモールプノンペン

サンボール・プレイ・クックに行く方法②　コンポントムへ行く

シェムリアップからコンポントム

キャピトルバスやリツモニバスなどの大型バスやミニバンバス（VIPバン）がコンポントム経由でプノンペンへ頻発している。シェムリアップからコンポントムに行くにはプノンペン行長距離バスに乗ってコンポントムで途中下車する。このバスはコンポントムでの降車客がいない場合は停車せずに通過する。黙っているとプノンペンまで連れて行かれるので、乗車時車掌に「コンポントムで降りたい」とはっきり伝えておいたほうがいい。

料金はプノンペン片道5～13US$。バスの種類やツアー会社によって料金まちまち。2015年4月時点の例、リツモニ5US$、キャピトル6US$、メコンエクスプレス13US$。宿やツアー会社を通すと手数料分（1～2$）高くなる。コンポントムで途中下車しても距離は半分なのに料金は同じ。旅行者用ミニバンバス（VIPバン）は8US$～。地元民用ミニバンバスのラーントーリスはコンポントムまで2US$～だがクメール語話さないと乗せてもらえないので解説省略。

大手バス会社のバスチケットはシェムリアップにたくさんあるツアー会社で手配できる。ツアー会社はシバタ通りやオールドマーケット周辺に多く、どこも英語が通じる。宿泊のホテルやゲストハウスのフロントで手配できることもある。

どの会社のバスも郊外のバスターミナル発でそのターミナルは会社によって違う。ただチケット買った窓口やホテル前から郊外ターミナルまで無料送迎してくれる。チケットを買う時にその辺の詳細は案内がある。シェムリアップからコンポントムまでは149km。バスの所要は3時間40分。プノンペン行なのでコンポントム手前2kmほどのサービスエリア（62号線プレアビヒア市との分岐点）で食事休憩あり、そこで40分ほど待たされる。旅行者用ミニバンバスだともう若干早い。

シェムリアップ発プノンペン行バスリツモニバス　メコンエクスプレスやキャピトルなど数往来あり

カンボジア長距離バスホームページへのリンク
キャピトルツアー Capitol Tour　　　メコンエクスプレス Mekong Express
ソリヤバス Sorya Transportation　　　　ソカーバス Sokha

サンボール・プレイ・クックは1時間あれば十分回れる規模の遺跡。

サンボール・プレイ・クックに行く方法③　コンポントム発ツアー

コンポントムで宿を確保したらサンボープレイクックまでのトゥクトゥクをチャーターする。トゥクトゥクはアルナスホテル ARUNRAS HOTEL 前にたくさん客待ちをしている。アルナスホテルはシェムリアップから到着したバス停から徒歩30秒にある7階建てのホテル。目立つのですぐ見つかる。また外国人がその辺をうろつくとトゥクトゥクドライバーの方から営業してくる。

コンポントムからサンボールプレイクックまでは片道35kmほど。2014年4月現在、英語の通じるトゥクトゥク往復チャター1人利用で遺跡での待ち時間1～2時間も含めて相場は15US$。バイクタクシーで往復チャーター10US$。基本交渉制なので料金は若干上下する。遺跡入場券別途3US$必要。

トゥクトゥクとは画像下のようにバイクの後ろに客車を連結した乗り物。これとは別にバイクタクシー（モトドップ：写真左）というものがあり、こちらはバイクに二人乗りする。料金はバイクタクシーの方が8US$～と安いが、サンボール・プレイ・クックまでは片道所要1時ほどなのでバイクタクシーで後部座席にしがみつくのは若干きつい。トゥクトゥクの客車は2～8人乗りと種類あるので、人数がいる場合、1人当たりの料金はトゥクトゥクの方が安くなる。

コンポントムからサンボールプレイクックまでは片道35km。コンポントムでトゥクトゥク（写真上）を1日15US$でチャーターして遺跡に行くのが一般的。バイクタクシーで往復10US$。

サンボールプレイクック2018

コンポントムのトゥクトゥク乗り場　この黄色いのはコンバーイといい、地元民用近郊村行き

Booking.com

サンボール・プレイ・クック　2つの推奨環境

このページに紹介しているタイプの個人手配の自力ツアーでの推奨環境は以下の2点。
①荷物を少なくする
②予約にこだわらない

①荷物を少なくする
現地での身軽なフットワーク確保のため携行荷物は少ないほうがいい。宿を求めて全荷物携行で30分以上歩き回れるくらいにまとめることが推奨される。カンボジアのぼったくりマンの外国人を激安地元料金にするかどうかの判断基準は、荷物の量とクメール語を話すかどうか。

②予約にこだわらない
現地宿もローカルバスも日本からのネット予約はあてにならず面倒が多い。予約せずに現地入りして問題なく立ち回れるタイプがこのスタイルの旅がむく。またカンボジアのような国で予約という行為は「私はお金持ちです」と宣言している行為に等しい。自らカモフラグを立てているともいえる。どうしても予約が必要な場合には最初からシェムリアップ発の日本人料金ツアー参加したほうが面倒は少ない。

おまけの蛇足情報
推奨環境はそうであったほうがいい程度で必須ではない。荷物が多くても宿やバスを予約しまくっても旅はできる。ただあちこちでぼられまくりトラブルの多い旅になる可能性が高いというだけ。あえて省略したが3番目に「クメール語を覚えていく」という推奨環境もある。しかしクメール語も英語も話せずに旅をしている旅行者はカンボジアにたくさんいる。「現地語料金＜英語料金＜日本語料金」なので金さえ余分に払えばカンボジアの個人旅行は誰にでも簡単にできる。自分がどの位置にいるか把握したうえで、料金交渉にあまりむきにならず適度に小銭をぼられてあげることも必要。

サンボールプレイクック2018

コンポントムからサンボールプレイクックへの道

●びー旅つぶやき

10:52 2015/03/29
タイメディア発、タイLCC日本乗り入れ禁止の情報はエアアジアを駆逐したい方々の希望的観測からのガセ情報の可能性も出てきた。タイなのでそれをまともに受けての大手メディア拡散か。日本側からも、エアアジアからも正規のアナウンスはまだない。エアアジアのサイトからの予約も通常通り。（後日追記：この情報は全くのガセ情報だった）

少し前、罠にかかって経営破綻に追い込まれたスカイマークをエアアジアが救済するというガセ情報が広まったこともあった。今思えばこれは「もろともつぶれてしまえ」というエアアジアに飛ばれては困る方々の希望的観測に基づくガセ情報だった。今回もジャーマンウィングス事故に重ねるところがこれまでの醜悪パターンと類似。

どの道エアアジアを駆逐して得をするのは独占状態を作ってあぐらをかく大手航空会社。損をするのは我々利用者なのだ。エアアジアジャパン追い出しの時もそうだったが、裏が見え見えのこの恥ずかしい展開、いい加減終息してほしい。

航空機事故は視聴率が取れるのでTVでは大騒ぎするが、米国のとある統計によると航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%。自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率の33分の1以下らしい。この確率は大手航空会社もLCCもほぼ変わらない。墜落するのが怖い場合はLCCに限らず飛行機自体に乗らないことだと私は思う。

18:09 2015/03/27
2015年3月27日、日本の航空当局がタイに籍を置く格安航空会社の日本への乗入れを当面禁止とタイで報道。タイエアアジアXも含まれている。というよりターゲットはそこか。国際安全基準を満たしていないというのが理由。

しかし就航前にそういうチェックはしなかったのだろうか。どこまで本当かにわかに信じがたい展開に胡散臭さ感じる。ジャーマンウィングス事故を追い風に官民一体で足を引っ張ることで路線独占して高値維持の方向へ。ドンムアンエアアジア就航で大手がかなり痛い目にあっている裏返しともとれそう。なんとしてもLCC勢力を駆逐したいようだ。毎度おなじみの醜悪な展開にコメントする元気もない。

このページはびー旅ロード 153. サンボールプレイクック

このページの先頭へ