コーケー遺跡に最も安く行く方法は、コーケー遺跡南9kmの64号線沿いのスラヤン Srayang(スロヨン Sroyong ともいう)村に宿泊してそこを拠点にすること。スラヤンにはゲストハウスが3軒ある。そこから遺跡までバイクタクシーで片道18分、往復5~7US$で訪問できる。遺跡入場料は10U$で別途必要。シェムリアップからスラヤン村まではプレアビヒア市(プレアビヒア寺院ではない。旧トベンミアンチェイ村)行のバス、ミニバンバス、乗り合いタクシーに乗って途中下車する。料金片道大型バス8US$、ローカルミニバンバス(トーリス)2.5$。
さらに遺跡から30Kmプレアビヒア方向64号線沿いにクレン kulen という町もありここにもゲストハウスがある。この辺にある地元宿は名前こそゲストハウスだが完全地元民向けで英語は全く通じない。宿も完全地元仕様なので実行の可否は各自吟味の上自己責任で判断を。コーケー遺跡からプレアビヒア市までは63kmでここには英語の通じる宿がある。シェムリアップまでは120km。
9:43 2015/02/15(日) コーケー遺跡とはカンボジア北部のクメール遺跡。アンコール王朝928年から944年頃までアンコール地方からジャヤバルマン4世によって王国首都が移されていた。10数年間だけ栄えた幻の都ともいわれる。コーケー遺跡はその時代の遺跡群。ジャヤバルマン4世の死後再びアンコール地域に首都が戻り、アンコールワットが建設され、この地域は遺棄された。7段ピラミッド型寺院プラサットトムほか30以上の祠堂や貯水池跡の遺跡が残る。 個人でコーケー遺跡を安く効率よく訪問するにはシェムリアップから日帰りせずに遺跡の南9km にあるスラヤン村に宿泊してそこをツアーの拠点とすること。スラヤン村の宿は1泊5US$~。 |
スラヤン村からコーケー遺跡群はバイクタクシーで片道18分。往復チャーター7US$。宿に頼めば割高になるが車での訪問も可能。コーケー遺跡にはプラサットトム以外にもたくさんの遺跡があるのでシェムリアップからの日帰りでは時間が足りなくすべては見て回れない。スラヤン村宿泊だと18分でプラサットトム入口に行けるので、その他の複数の遺跡群を日没まで飽きるまで回れる。訪問に費用がかからないので、スラヤンに数泊して連日の訪問も可能。またシェムリアップからのツアー観光客は遺跡到着が早朝ということはまずない。なので朝は訪問客がほぼいない。その時間帯に訪問すれば遺跡を独占できる。
シェムリアップからの日帰りツアーだとプラサットトム以外は車から降りることもなく素通りする。そうしないと移動に時間がかかるので帰りが遅くなる。ベンメリアと組み合わせる場合などはプラサットトムに30分も滞在せずに最上階であたりを見回すと大急ぎで追われるように遺跡を後にする。そこには私にとって最も重要な遺跡のお堀の脇でぼーっとする時間はない。時間とガイドに拘束される催行者都合のハッピーなツアー。トゥクトゥクやバイクタクシーだと移動は片道3時間かかるので往復6時間の原付後部座席しがみつき、あるいは虫かご缶詰移動で遺跡滞在1時間。本人がそれで満足しているなら何の問題もないんだけど。
9:43 2015/02/15(日)
今コーケー遺跡南11kmにあるスラヤン村のスローヨンコーケーゲストハウス1泊5US$に宿泊中。ゲストハウスという名前だが宿泊客はカンボジア人だけの完全地元宿。宿のおばちゃんにも英語は全く通じない。
今日は朝からドン曇りで雨季のような空。朝からバイタク雇ってコーケー遺跡に行こうと思っていたがこういう天気なので晴れ待ちすることにする。連日雲一つない快晴が続いているのにわざわざたった1日だけの曇った日に遺跡に行く意味はない。乾季なので待てば必ず雲一つない快晴の日がやってくる。
と書いていたら一面ドン曇りだったのに晴れてきた。朝宿の前に通りかかったバイタクに聞いたが、ここから遺跡往復の言い値は6US$だった。距離は8~9kmらしい。ネットつながっていないのでグーグルマップで計測できない。あとで調べておこう(後日追記:直線距離9km、道のり11km)。9km程度なら歩いても行けるが思いのほか放し飼いのわんこと野良犬がたくさんいてバトル必至なので思いとどまる。晴れてはいるが霞のかかったような青空。コーケー遺跡9㎞なので気が向いた時にいつでも行ける。また往復6US$で行けるなら数日連続して何回でも行ける。
シェムリアップって自称達人多いエリアなのになぜみんな判を押したように仲間集めに必死になって、大金出してシェムリアップから修行ツアーで日帰りするのだろう?遺跡近くの宿とそこへの行き方を知らないだけなんだろうけど。ん?それって本当に達人なのか?
18:39 2015/02/15(日) 現地時間 朝曇っていたので今日は1日ゴロゴロするつもりだったのに10時半を過ぎて急に青空が出てきた。天気がいいとコーケー遺跡8kmの場所にいるのに部屋で寝ているのはもったいない。 部屋を出てバイタクを当たると朝値段を確認したバイタクおじさんが声をかけてきた。天気が良くなったので今から行けるか?即いいよと返事来る。往復5ドルでいいか?と値段確認するとやや抵抗されるも渋々了承。ということで予定変更。急遽コーケー遺跡ツアーに行くことになる。宿を出たのは10時59分。入場ゲートで遺跡入場料聞くと10US$。コーケー遺跡ってそんなに高かったのか?なんでコーケーよりは確実にテンションあるプレアビヒア寺院はいまだにただなんだろう。 |
コーケー遺跡のプラサットトム入口到着は11時17分。宿からの所要は18分だった。思いのほか大規模でそれなりテンションあり。ただ観光客密度は高く日本人団体観光客もぱらぱらといた。アンコール遺跡群ほどではなく、決まった時間にどっと来てあっという間に去っていく感じだった。コーケー遺跡って日本人の間で流行なのか欧州組より多い感じだった。
コーケー遺跡のメインはプラサットトムだが、それ以外にも周辺遺跡がたくさんあり、プラサットトムで12時50分までゆるゆる過ごし、その後その周辺遺跡群を回る。見るだけ疲れる小さなテンション低い遺跡も多く、よさそうなのだけざっと見て画像を撮る感じで徘徊。たくさんあってアンコール遺跡群の大回りコースくらいのメニューだった。プラサットプラムとバンテアイピーチャンがいい感じだった。
最後の遺跡のプラサットプラムで14時ちょうど。宿に帰って14時20分。所要3時間20分の個人ツアー。移動時間が18分と短いのがスラヤン村宿泊のいいところ。支払になってバイタク氏は「プラサットトムまでの往復だと思って5$といったが、他の遺跡もまわったのでやっぱり10$」とか言い始めた。ツアー内容自体はいい感じだったので少しぼられて7$払ってあげた。
コーケー遺跡個人ツアー、入場料10$。バイタクチャーター往復7ドル。宿からの移動所要18分。ツアー総所要3時間20分。とまあまあのテンションにしては合格点か。シェムリアップから50$も払ってトゥクトゥクで片道3時間かけて時間に追われる束縛ツアーでくるよりはまし。修行ツアーは帰りが遅くなるので3時間近く遺跡にはいられない。 帰って地元食堂での遅い昼食がうまかった。今アイスコーヒー飲みながらオフラインで日記書いている。転送途切れてもう4日ほどたつ。「びー旅管理人カンボジアで爆死」の憶測がされる頃。ただ単にネット環境がないだけなんだけど。Wi-Fiないのがスラヤン村の難点。いつでもシェムリアップでもプレアビヒア市にでも戻ってネット環境確保はできるんだけど。 |
日付 38日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
---|---|---|---|
2015年 2月15日(日) 晴時々曇 |
朝バーイサッチュルーク3500 遺跡入場料10US$ バイタク28000 缶コーラ2000 昼地元定食5000 ミニバナナ18本1500 アイスコーヒー1500 | スローヨンコーケーゲストハウス 2万リエル | 61500R+10$ 日本円合計 2973.5円 |
1円 = 34.2442リエル / 1KHR = 0.02920円 / 1USD = 4,059.77 KHR (2015/02/16) 1円 = 0.008435ドル / 1USD = 118.55円 (2015/02/16) |
22:37 2015/02/16
どちらに行ってもよかった。右に行くか、左に行くか。先に来た方に乗ってその方角へ行く。ぼったくり料金提示されたらスルーして次を待つつもりでいた。今日の朝、快晴。右はプレアビヒア市、左はシェムリアップ。
また昨日のコーケー遺跡、出発時は晴れていたのに遺跡到着すると晴れたり曇ったりの今一つの天気。片道18分で行けるので今日もまたコーケー遺跡に行こうかとも迷った。迷っているうちに8時を過ぎローカルミニバンバスが現れる時間帯になる。
宿のおばちゃんに聞くと「宿前で待っていればそのうち来るよ」といわれる。正直再訪するほどのテンションはコーケー遺跡にはない。朝の時間帯逃すと今日のスローヨン村脱出は難しくなる。晴れてはいても霞のかかったようなPM2.5風の白っぽい空。写真右上はコーケー遺跡群のニエンクマウ。
で、荷造りしてチェックアウトして2日分の宿代払い、おばちゃんと世間話しながらミニバンバスを待つ。待つこと15分くらいでシェムリアップ方向へのミニバンバス「トーリー」が現れる。シェムリアップまで1万リエル(2.5US$)。120kmあるのに?プレアビヒア市からここスラヤンまで60km、2万リエルは外国人料金だったことを知る。コーケー(スラヤン)~シェムリアップ2.5US$は鋭い情報だ。
おばちゃんに礼を言って飛び乗る。外国人特典で助手席に乗せてもらう。後部座席は11人乗りに25人乗る曲芸乗り状態。ん?ひょっとして2.5US$も外国人料金?いかんいかん、そこまで疑いだしたらきりがない。ミニバンバスは途中客を拾いながら快走。スラヤン8時22分発シェムリアップ11時12分着。所要2時間50分だった。シェムリアップ側の乗り場も確認。写真右上は6号線合流地点
Domdek。ここでほとんどの客は降りてしまう。途中は「まだのせるのか?無理だろ?」状態だったが、シェムリアップまで乗るのは2人だけ。
プノンペンを出て以来滞っていた当日情報がようやく再開。私が凶弾に倒れたか、地雷を踏んで吹き飛んだか、サソリや毒蜘蛛や毒蛇にかまれて刺されて悶絶して更新が途絶えたのか。びー旅読者の期待に反してゆる旅継続中。毎回思うが転送途絶えるとアクセス数上がるのはなんでだ。
初日に財布なくすとか、転送いいところで途切れさせるとか、なんかシナリオあって盛り上げるためのやらせ演出じゃないかと疑われそうな展開。そういうことは全くなく、あったことをそのまま偏屈目線で公開しているだけ。演出を考える余裕は今の私にはない。ただ予測不能の展開を主役として楽しんではいるけれど。
日付 39日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
---|---|---|---|
2015年 2月16日(月) 晴 |
トーリーシェムリアップ1万 バーイサッチュルーク弁当2000 缶コーラ330ml 2000 パパイヤ1000 短パン7000 菓子パン3000 ローストチキン大8000 ご飯1000 ダイエットコーク缶2500 ダイエットコークペットボトル1.5L2本9800 | ゲストハウス 7US$ | 46300R+7US$ 日本円合計 2176円 |
1円 = 34.2442リエル / 1KHR = 0.02920円 / 1USD = 4,059.77 KHR (2015/02/16) 1円 = 0.008435ドル / 1USD = 118.55円 (2015/02/16) |
19:02 2015/02/17
宿のママさんからいろいろ情報聞く。ストゥントゥレンメコン大橋のスピアンセーサー開通は14年7月。
今は遺跡にレンタルバイクで行けるのか?との問いには、去年から外国人観光客は禁止だったシェムリアップでのレンタルバイク乗車が実質解禁(厳密には再開)になった。レンタルバイクで遺跡にも行けるらしい。ただプノンペンほどではないが交通事情がやや過激なので利用はそれを覚悟の上で。との回答。禁止前1日5$だったレンタル料も15$になった。写真右は6号線コーケー遺跡への分岐点ドンデック
Domdek。
シェムリアップバスターミナルは3年ほど前にボウイセンナン地区に移動。以前のバスターミナルはなくなり、ますます市中心部から遠くなった。代わりに市内に近い場所にキャピトルなどバス会社独自のバスターミナルがいくつかできている。リッツモニ、プノンペン行などは郊外6号線のほぼ路上発着。チケット買えばどこだろうが乗り場まで市内からピックアップしてくれる。
日付 40日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
---|---|---|---|
2015年 2月17日(火) 晴れ時々曇り |
バーイサッチュルーク弁当2000 2000 串4本4000 アイスコーヒー2000 バゲットサンド4000 トウモロコシ2000 | ダラゲストハウス 8US$ |
16000R+8$ 日本円合計 1415円 |
1円 = 34.2442リエル / 1KHR = 0.02920円 / 1USD = 4,059.77 KHR (2015/02/16) 1円 = 0.008435ドル / 1USD = 118.55円 (2015/02/16) |
南国爽風2015トップ
2月7日 サンボープレイクック
2月10日 プリアカン
2月11日 プノンペン物価
2月14日 プレアビヒア市
2月15日 コーケー遺跡
2月18日 ダラゲストハウス
2月20日 バンテアイチュマール
2月21日 バンテアイトープ
2月23日 グリーンゲストハウス
クメール様式の柱
スラヤンのもう一つの宿ポンレウプレアチャンゲストハウス Ponloeu Preahchan Guest House。遺跡チケット売り場の近くにさらにもう一つノムゲストハウス Nom Guest house 1泊11$~がある。
町のはずれに標識。コーケー寺院まで約8km。シェムリアップ120km。
ミニバナナ18本で1500リエル
スラヤン村食べ歩き
プラサットクラチャップ Prasat Kra Chap のレリーフ
祠堂のリンガ
プラサットドムレイ
主参道は崩壊して登れず。裏に観光客用の木製階段ができた。
瓦解した参道
観光客用の木製階段
私が雇ったバイタク。最初5$といったのに7$とられてしまった。まあいいかとぼられてあげる。
スラヤン村の宿でページ制作
スラヤン村近く
コーケー~シェムリアップ片道2.5US$のラーントーリス車内。外国人特権で助手席に1人で座れた。
コーケーからシェムリアップへの道
シェムリアップの屋台で晩飯に買った8000 リエルのでかい焼きたてチキン。でかいのでご飯がいらない。