Preah Khan of Kompong Svay大プリアカン
プリアカンコンポンスヴァイに個人で行く
プノンデックからバイクタクシーチャーター
プリアカン コンポンスヴァイはシェムリアップから東に約120km、コンポントムからでも103kmある。アンコール遺跡群にも同じ名前のプリアカンがあるので混同しないよう「大プリアカン」とも呼ばれる。11世紀~13世紀にスーリャバルマン1世とジャヤバルマン7世に建設されたヒンズー教、仏教の混合寺院。寺院には長さ3kmの貯水池があり、外周壁は正方形で一辺5kmと広大。
個人で訪問する場合の拠点はプノンデック Phnom dek。プノンデックからプリアカンまでは片道49kmありバイクタクシーで1時間20分、遺跡での待ち時間入れて4時間半チャーターで30ドルが相場。またプノンデックにトゥクトゥクはいない。バイクタクシーにもゲストハウスフロントにも英語が通じにくい傾向あり。
10:09 2015/02/09 現地時間 コンポントムから73kmのプノンデック Phunom dek に到着、乗り合いタクシーで1時間半、料金15000リエル(435円)。今トッピゲストハウス TOAPE GUEST HOUSE ファン部屋トイレシャワー付き1泊6ドルにチェックイン。名前はゲストハウスだが完全地元宿。なんとここにも無料Wi-Fiがある。ただ部屋まで電波は届かない。完全ローカル村に突入。この宿でも村でも英語は全く通じない。ここから当日情報公開はらしい展開になってきた。 プノンデックから大プリアカンには直線距離では36kmだが道のりだと49kmある。さらにここから先の62号線沿い、遺跡近くにスワイパーという村があるらしい。知る人ぞ知るかつてのプノンペン郊外の有名な村と同じ名前の村。 |
ホテル前からミニバンバス乗り場が遠くに見える。黄色いミニバンば宿の前の通りを頻繁に行き来している。これから遺跡行のバイクタクシーをチェックしてみる。
日付 32日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
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2015年 2月9日(月) 快晴 |
プノンデック乗り合いタクシー15000 バイタク20US$ コーラ2000 2000 串焼き5本5000 キュウリ1000 トマト1000 アイスコーヒー2000 | トッピ ゲストハウス 6US$ |
28000R+26$ 日本円合計 3906円 |
1 USD = 119.14 JPY (2015/02/07 時点) ★1000THB両替 123,700リエル 119円計算 |
6:29 2015/02/10 現地時間
プノンデック Phunom dek の宿トッピゲストハウス TOAPE GUESTHOUSE(写真右)で朝を迎える。ファン部屋トイレシャワー付き1泊6US$。プノンデックにはもう一軒プノンミアスゲストハウス1泊
5US$ がある。朝は気温20度以下になり寒い。毛布あって若干救い。今断水中。最初はちょろちょろ水が出ていたのでうがいはできた。今日も朝から雲一つない快晴。
昨日はコンポントムのバス乗り場に朝8時半、プノンデックへのバスが来るというので8時5分に宿をチェックアウト。途中コンポントムのの銀行が開いていたので1000タイバーツを123700リエルに両替。乗り場に行くとお約束でぼったくりマンがわんさと寄ってきてはやし立てる。
プノンデックへのバスなんかない。俺たちのタクシーでしか行けない。君には特別友情料金で30ドルだ。…ただこれは外国人に限ったことでなくカンボジア人に対してもやっているので彼らの日常の営業。外国人の方がぼりやすいので金額の提示がカンボジア人より高めになるなど力が入る一面はあるようだけど。カモにならないと判断すると営業はぴたりとやむ。ここで勢いに押されていいようにぼられるので日本人観光客は世界中でなめられる。
7:14 2015/02/10 現地時間
昨日のチェックでプノンデックまで1万5000リエル(435円)と確認していたのでそれ以上の値段は全部断る。プノンデックはプレアヴィヒア市に行く途中にあるので朝の時間帯行く車は多い。1万5000リエルはたぶん外国人料金。私はてっきりバスかミニバンバスで行くのかと思ったらきれいな乗り合いタクシー車が現れる。ぼられるのかと身構えるも値段を確認したら1万5000リエルでいいという。
そういう流れで快適道路を乗り合いタクシーでプノンデックへ。しかし途中まで前座席に運転手入れて4人、後部座席に4人とぎゅうぎゅうづめだったけど。コンポントム8時35分発プノンデック9時51分着。プノンデックはローカル道路の分岐点の小さな村。このプノンデックでプレアビヒア市方向とロビエン地方
Rovieng District 方面に分岐する。そこで降りるのは私だけだったが、その乗り合いタクシーは今の宿の前で降ろしてくれた。
宿に泊まってプリアカンに行くか、そのまま遺跡に直行するか迷ったが、宿をチェックしたらそこそこきれいな宿で1泊6US$、しかもフロントでWi-Fi使えるというのでチェックイン。ただバイタク交渉で手こずったので宿をとったのは正解だったかもしれない。
宿にチェックインしてほっとする間もなくプリアカン遺跡へのバイクタクシーを当たる。宿でバイタク紹介するというので頼んだら遺跡まで往復30ドルという。距離は事前のグーグルマップのチェックで片道36kmと確認していた。往復10ドルくらいかと読んでいたので高すぎる提示。断って自力で地元バイタク探す。ここには観光客がいないので地元バイタクしかいないんだけど。しかしバイクタクシーがいない。ロビエンとの三叉路分岐点にようやく一人見つけて遺跡までの往復チャーター交渉する。やはり最初の言い値は30ドル。かなり時間をかけて交渉するもこちらの言い値10$に応じない。歩み寄っても20ドルまででそれ以上下がらない。 これは昨日実際行ってみて実感したが遺跡まで片道50km位あり道もあまりよくないので片道でも所要1時間20分もかかる。遺跡では1時間半くらい待たせるのでツアーの所要は4時間半。なので20$は仕方ないかなと行った後に思った。 |
いったんホテルに戻ってバイク1日レンタルできないか聞くもレンタルはないという。ミニバンバスでさらに遺跡に近いスワイパーまで行ってそこからバイタク拾うことも考えたがスワイパー行の車はその時間ないという。ただこの両案却下は正解。バイクで自力で行くには標識がでたらめで距離も予想以上に遠いのでたどり着くのはかなり面倒。またスワイパーはバイタクで途中に通ったが、ここよりさらに田舎で宿もなく、バイタクも見つからない。見つかってもここと同じく30ドルといわれる可能性あり。下のようなミニバンバスは途中の村までで遺跡まではいかない。
雲一つない快晴で1日つぶすのはもったいない気がしてきて、渋々20ドルでプリアカン遺跡へ。ただ遺跡に行ったら雲が若干多く晴れたり曇ったりの天気になる。ここもほぼプライベート遺跡状態。広大な遺跡の中でカンボジア人訪問者3人とだけ遭遇した。
プリアカン遺跡は予想よりテンションあって20ドル払って行く価値はあるかなと感じた。入場料は事前情報だと5$だったのに、遺跡の前にいたおじいさんの請求はなぜか1万リエル(2.5US$)だった。カンボジアにはまだこんな遺跡があったんだと若干びっくり。崩壊遺跡で瓦礫とぺんぺん草にまみれた状態が遺跡本来のリアルさを出していた。人がいないので余計に遺跡のムードがいい感じ。写真右はプリアカン寺院途中にあるプリアストゥン。
プリアカン遺跡現地自力ツアーはプノンデック12時5分発、16時28分ホテル帰還で4時間半ツアー。バイクタクシーでの移動は行き1時間20分、帰り1時間5分で若干お尻が痛くなる。ちなみにここにトゥクトゥクはいない。プリアカンに行く途中、「プラサートドムライ(象の寺院)」や「プリアストゥン(四面仏:写真右上)」といった小さい遺跡あるがこちらのテンション今一つ。
7:29 2015/02/10 現地時間 昨日のうちにプリアカンに行けたので、今日はプレアヴィヒア市に行けそう。ここからは40kmほど。ちなみにプレアビヒア遺跡からは80kmも離れている。以前はトベンミアンチェイと呼ばれていたが今はプレアビヒア市に変更された。(後日追記:実際はプレビヒア市には行かずこの後プノンペンへ行く。理由はたまたまちょうど5分後に出発する格安バスがいたので) プリアカン遺跡のバイタク代往復チャーター20ドルは最初はぼられたかなと思ったが、行ってみてあの距離なら仕方ないかなと実感。確かにグーグルマップの直線距離では36kmだが、実際はプノンダエクから62号線をすぐに折れて遺跡に向かうのではなく、その62号線を10kmほどプレアビヒア市方向に進んだスワイパー村から左折する。そこから36kmオフロードが始まるという感じ。 |
ちなみにプノンデックからプリアカンのバイタク往復の相場は30ドル。宿のフロントに頼んだら30$以下にはならなかった。ツアーの総時間も4時間半だし、なにより遺跡にパワーがあった。ぼられるの不愉快なので素通りしようかなとも思ったが行ってよかった。
この遺跡周辺には「まだ未撤去地雷が残る」とのネット情報あるが地元の方の話だと「いつの話だ?観光客が行くような遺跡周辺の地雷撤去はもうとっくにすんでいる」とのこと。なのでこの情報は「だから個人で行かずにガイドをつけて俺たちの高額ツアーに参加しよう」の営業トークの一面ありそう。だいたい国境でもないこの辺に地雷をばらまく意味がない。
ただ高額ツアーに参加するような方々は地雷の話を出しただけでそこへ行かなくなる傾向あるような気はする。営業トークは難しいと他人事ながら思う。
昨日の私にはもちろんガイドはいない。バイクタクシーのドライバーは入り口で待っているだけ。広大な遺跡ひとり独占のプライベート遺跡状態。そこでベストショット位置確保のためにかなり遺跡脇の藪の中を歩き回ったが残念ながら?地雷は踏まなかった。私は営業トークから出てきたガセ情報をさほど信頼していない。しかし現在もカンボジアに多数の未撤去地雷があることは事実なのでよいこは決してマネしないでね。
日付 33日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
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2015年 2月10日(火) 快晴 |
朝カレーソーメン3000 プノンペンバス2万 ふかしいも小7個1000 サービスエリア定食6000 プノンペンバイタク2000 バーイサッチュルーク3000 アイスコーヒー2000 地元惣菜2000 ご飯500 ノムパン1000 かぼちゃプリン1500 スナック菓子2袋2000 水1000 | ラブットゲストハウス 6US$ (プノンペン) |
45000R+6$ 日本円合計 2019円 |
1円 = 34.3363リエル / 1 KHR = 0.02912円(2015/02/10) 1円 = 0.008350ドル / 1 USD = 119.77円 (2015/02/11) |
バイタク後部座席に乗った場合、一瞬だが土煙がものすごいのでフルフェイスのヘルメット、もしくはマスクと水泳用ゴーグルがあった方が、のち咳が出たり目が充血したりせずにすむ。ヘルメットは行く前に要求しないと用意されない。また白いTシャツを着ていくとそのシャツが茶色に染まり何度洗っても色が落ちなくなる。黒めの衣類着用すればそのシャツを捨てずにすむ。髪も遺跡から戻って何度洗ってもすすいだ水がしばらく茶色くなる。
土埃は常時かぶり続けるわけでなく、遺跡近くの土の道でほんの数十秒車とすれ違った時くらい。あとは涼風受けての快適ツーリング。
また遺跡には売店のたぐいはないので水は確保していったほうがいい。遺跡への道中には地元店はある。またトイレもないので草むらでする。
南国爽風2015トップ
1月28日 スリン
1月30日 シーコーラプーム遺跡
1月31日 サンガム国境
2月1日 超天空遺跡プレアヴィヒア
2月4日 シェムリアップ物価
2月6日 コンポントム
2月7日 サンボープレイクック
2月10日 プリアカン
2月11日 プノンペン物価
2月14日 プレアビヒア市
2月15日 コーケー遺跡
2月18日 ダラゲストハウス
2月20日 バンテアイチュマール
私が今日利用したバイタク。プリアカン往復遺跡滞在含めると4時間半チャーター20US$。相場は30$。
プノンデックの宿トッピゲストハウス TOAPE GUESTHOUSE。ファン部屋トイレシャワー付き1泊6US$。
トッピゲストハウス 6ドルの部屋
プノンミアスゲストハウス 1泊5US$ コンポントムから来た場合、プノンデックの三叉路をロビエン方向へ30mほど入った右側にある。
プリアカンコンポンスヴァイ
人のいない遺跡の木洩れ日
プリアカンコンポンスヴァイ 盗掘の後
プノンデックの三叉路。左がスワイパー、プレアビヒア市方向、右がロビエン地方方向。黄色い地元系激安ミニバンバスはラーン トゥーリスとも、ラーン ドップラム カウアイとも呼ばれる。後者は「15席の車」という意味だが実際は25人乗ることもある。利用にはクメール語必須。言葉が通じないと乗車拒否される場合が多い。
大プリアカン遺跡
小学生の夏休み状態。2月10日の日本の最低気温は氷点下。
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プノンデックの地元店のココナッツミルクカレークイッティヤウ「ノム・バンチョフ」3000リエル。異様にうまかった。
プノンダエクはプレアビヒア市とロビエン地方との分岐点。ゲストハウスが2軒ある。さらにプレアビヒア方向10km先の遺跡に近い62号線沿いの村スワイパーに宿はない。