バンテアイトープに効率よく行く方法はバンテアイチュマール村に宿泊してそこから往復すること。手配は宿泊のホームステイでできる。距離はバンテアイチュマール南村から片道12km。バイクタクシー(モトドップ)往復5$。10人乗りトラクター(耕耘機
Kuyon)往復10$。バンテアイチュマール村ではレンタル自転車1日1US$なのでサイクリングもできるが途中の道がまだ若干悪い。
バンテアイトープはシソポンからは北55km、バンテアイチュマールからは南12km。またシェムリアップからは片道160kmあるのでそこからの日帰りツアーは向かない。バンテアイトープとは「軍の要塞(Fortress
of the Army)」の意味。バンテアイチュマールと同じ時代(12世紀終わりから13世紀初めころ)にクメール軍がチャム軍 Cham army
を破りこの地をクメール軍のものとした戦勝記念塔としてジャヤバルマン7世 Jayavarman VII によって建てられた。水牛の群れる大きな湖の脇の田園地帯にある。
12:51 2015/02/21 今日1日遺跡巡り。午前中はバイタクでバンテアイトープへ往復。帰ってバンテアイチュマールへ。昼めし食って午後から再度バンテアイチュマールへ。宿から歩いて行け、入場料も1回払ったら何度でも訪問できるので丸1日気ままに遺跡を徘徊できる。 今ものすごい豪雨。この旅初めての雨。午前中は雲一つない快晴だったのに。ここ数日乾季らしくない天気が続く。さっきまで晴れていたのでページの画像は快晴画像なんだけど。あり?10分ほどで止む。土ぼこりが減ってちょうどいい。気温も下がる。 バンテアイトープがそこそこいい感じでテンションあった。今は豪雨でも今日の午前中はこういう天気だった。 |
遺跡はこのページの写真の通り独特の雰囲気を持つ高層遺跡で他の遺跡にない魅力がある。バンテアイチュマールから往復5US$で行く価値は十分あると感じた。シェムリアップから120$で片道3時間かけて来る価値は微妙だけど。
タイ国境のこんなところに結構な規模の遺跡が複数あるとは意外。バンテアイチュマールは遺跡のテンションも高いが、加えて15年前のシェムリアップみたいでいい感じのカンボジアローカルのゆるゆるホームステイができる。
帰国日が近く早くバンコクに帰らないといけない。前回クアラルンプールで冷汗かいたので今回は余裕もってバンコク入りしようと思っていたのに気が付いたらまた帰国直前までこんなところにいる。明日はタイ入国。途上国ローカル耐乏生活から解放される。
タイ入国1泊2日で出国。せっかくビザ無し滞在30日スタンプもらっているのに2日で帰国。沈没組にはあり得ない日程。雨が上がった。37度あった室内気温が一気に25度になる。夕方で蚊の来襲の時間になる。
日付 44日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
---|---|---|---|
2015年 2月21日(土) 晴れのち豪雨 |
バーイサッチュルーク4000 バンテアイトープバイタク5US$ 水500 500 昼飯6000 アイスミルクコーヒー2000 ビッグコーラ2000 焼き鳥2000 串焼き豚2本2000 バゲット1000 タックオンプー500 | コクーンスレイママホームステイ 7US$ バンテアイチュマール |
R+$ 日本円合計 円 |
6:38 2015/02/22 現地時間 バンテアイチュマール村に3泊して4日目の朝。最初は1泊位ですぐにタイに入る予定だったのが思いのほか長居してしまった。帰国日がもう明日に迫ってきている。また先日のKLIA2クライシスの二の舞になりかねない旅程になってきた。 今日も朝から快晴。早朝から近隣民家のクメールポップスがうるさい。昨夜は日が落ちてからものすごい豪雨。雨音が強烈で天井が破れそうな石でも落ちてるんじゃないかという雨音だった。断続的に2~3時間は降っていた。 今日はこれから7時半頃宿ピックアップでシソポンへ脱出する。宿で安い値段の乗り合いタクシーが頼めるのは助かる。初めの2泊3日はこの宿には私一人だったが、昨日から欧州組2人が泊まっている。 |
彼らはシェムリアップから1泊2日のタクシーチャーター160US$も払ってここにきているようだ。彼らはシェムリアップから片道10$で来れることを知らない。知っていてもできないなら知らないほうがいいのかもしれない。
今日の夕方にはバンコクの予定。うまい飯が食える。やっとネット環境確保できて滞っていた転送が再開できる。ここにネット環境はないが携帯回線を使ってスマホでネットを見ることはできる。速度遅く大量のファイル転送には向かない。
10:30 2015/02/22 現地時間
今シソポン発のバンコク行きのキャピトルバスに乗っている。ポイペトまで行こうとしたら満席という。バンコクまで通しで行けるバスがあるというのでバンコクまでと言ったら確保できた。ポイペトはバンコク行と同じバスでの途中下車になるのでただ単に安い区間はのせねえぞという嫌がらせ。
私の出国は明日なのでもたもたしていられない。多少割高になっても帰国便を逃す危機を免れるなら許容範囲。またキャピトルバスでバンコクへ行けばバンコクではカオサンに到着するのでバンコクでの移動代がかからない。モーチットからカオサンはボリタクで行けば150THB取られる。
シソポン発バンコク行ジョイントバスの値段はシェムリアップ~バンコクと同じ10US$。手持ちのドルがなくなって10$にわずか足りない。タイバーツで払いたいと言ったら400バーツという。400バーツは約13ドル。3ドル余分に俺にチップよこせという対応。手持ちに400バーツなく1000バーツ札しかない。しかしそれで払えばこれから必要なタイバーツがなくなり、不要なリエルのおつりが大量にくる。踏んだり蹴ったり。
まだ若干時間あったのでチケット窓口離れタイバーツをドルに両替に近くを徘徊。徒歩3分のマーケット前に両替屋発見。1000バーツを30ドルと2000リエルに両替する。チケット売り場に戻りバンコクまでのバスチケット10$で買って待つこと15分でポイペト行のバス到着。今こうして無事国境に向かっている。車内は確かに混んでいるが空席はありポイペト行が満員というのはただ単に短距離で乗せたくないということだったようだ。 これに乗れば今日の夕方にはバンコクに着く。明日夜の帰国便逃すことはなさそうだ。 バンテアイチュマールの宿を乗り合いタクシーが出たのは朝8時10分。往路と違って車内はドライバー入れて余裕の6人。私はまた助手席に1人で座れた。後部座席も4人乗りで良識的。若干混雑車内を期待していたのに。1時間半でシソポン到着。 |
シソポンのプサートメイ前でなく国境行バスターミナル近くのキャピトルバスの乗り場前まで行ってくれた。10時前後のポイペト行を逃すとあとはぼったくりタクシーとのバトル必須なのでバス捕まえられてほっとしている。
14:56 2015/02/22
国境を越えタイ側をカオサンに向かってロットゥー快走。タイの国境を越えたのは12時10分だったが、越境メンバーにイミグレでもめた方がいたようで国境で1時間ほど待たされ13時20分に国境のロンクルア市場を出発。カオサンまでは4時間とのこと。
氷点下にもなる日本へ帰りたくない気分もあるが、やはり地雷を踏まず毒サソリに刺されずに生還できるのはほっとする。うまい日本食も食えるし。極寒日本へ明日帰国。エアアジアのチェックインはシェムリアップのダラゲストハウスからすでにした。プリントできないのでキャプチャだけ取ってあるがいつも不要でコンビニレシート搭乗券をもらっている。
長い旅だった気がする。遺跡巡りをする気など全くなくイサーンをゆるゆる放浪してカンボジアの最新情報仕入れられればいいかな程度で始めた旅だったが、いざ始まってみるとクメール遺跡を隈なく巡る「遺跡の鬼への道」のようなたびになってしまった。ただテンションは高かったのでいいか。
日付 45日目 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
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2015年 2月22日(日) 快晴 |
シソポンタクシー5US$ バンコクバス10US$ バーイサッチュルーク4000 国境ビッグコーラ10B サービスエリア水10 缶コーヒー15 カウカームー40 豚串焼き2本20 カーウニャウ5 水7 蚊取り線香18 |
タイグリーンゲストハウス180THB バンコク |
R 日本円合計 円 |
1000THB両替30.5US$ 米ドル両替25US$+4THBで800THB 1円 = 0.27326バーツ / 1 THB = 3.6595円 (2015/02/23) |
南国爽風2015トップ
2月11日 プノンペン物価
2月14日 プレアビヒア市
2月15日 コーケー遺跡
2月18日 ダラゲストハウス
2月20日 バンテアイチュマール
2月21日 バンテアイトープ
2月23日 グリーンゲストハウス
2014年12月マレー半島ひこうき雲
バンテアイトープ
宿で手配してもらった高校生といった感じのバイタク往復5US$。
バンテアイトープからバンテアイチュマールへの帰り道
連日の徒歩移動でついにバンテアイチュマール遺跡内でサンダルが崩壊。片足裸足で遺跡を回る。あれ?この辺サソリや毒蛇やタランチュラいるんじゃなかったっけ?やぶを一通り裸足で歩き回った後、仕方ないのでバンテアイチュマール村の地元店で1万リエル(290円)でサンダル買う。
バンテアイトープ遺跡
バンテアイトープ遺跡はバンテアイチュマール村から約12km。バイクタクシー(モトドップ)遺跡での待ち時間含めて往復5US$。
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