Komodo Dragonコモド島現地ツアー
恐竜の島コモド島へ個人で行く 現地発ツアー確保の方法
コモド島へのアクセス コモドドラゴンについて
コモドオオトカゲ、現地ではコモドドラゴンと呼ぶ。インドネシアのコモド島周辺(ギリダサミ島、ギリモタン島、コモド島、フローレス島南部、リンチャ島)にいる世界最大のオオトカゲ。大きいものは全長3メートル、体重は100キログラムに達する。写真の通りトカゲという感じでは全然なく、どちらかというと恐竜に近い。ドラゴンの名称は的を得ている。1m超えるオオトカゲやイグアナはタイでも天然ものに遭遇した事があるがそれらに「恐竜」の雰囲気と迫力はなかった。
コモド島周辺は世界遺産に登録されていて、コモドドラゴンはそこに約5,000頭が生息する。
コモド島ツアーに参加すれば100%コモドドラゴンに遭遇できる。コモド島やリンチャ島に行けばほぼ餌付けされた状態の2m長のドラゴンが管理事務所の下に常時複数いるからだ。トレッキングで完全野生状態のドラゴン遭遇率はさほど高くない。早朝や夕方が高く、乾季より雨季のほうが高い。
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私の遭遇した管理事務所の下にたむろしているドラゴン君達は既に満腹状態、「平和なワニ」といった風情でゴロゴロしている。向こうも人間を餌としては見ていないようだった。ただ移動する時には腹ばいでなく四足歩行するのでその姿はまさに恐竜。柵も何もないところでたくさんいて確かに彼らが向かってきたらびびりそう。リンチャ島ドラゴン生息エリアの「Loh
Buaya」の Buaya はインドネシア語でワニ。
私が参加したコモドツアーのトレッキング参加者にはフランス人ファミリーがいて小学校低学年という感じの女の子も2人いた。
現地発コモドツアーの拠点となるのはフローレス島のラブアンバジョ Labuan Bajo。「コモド空港」(写真上)という空港はあるが、それはコモド島にはなくフローレス島のラブアンバジョにある。
バリ島のングラライ空港からはスカイアビエーション sky aviation 、メルパティ Merpati Nusantara Airlines
、ライオンエア Lion Air などの航空会社が飛ぶ。上にあげた3社はそれぞれ毎日1便運行。バリ島からラブアンバジョは東へ約600km、東京~広島間ほどの距離で所要1時間半。プロペラ機が多いが2010年からジェット機もたまに飛んでいる。写真上左はスカイアビエーション、デンパサール~ラブアンバジョ、プロペラ機フライト
SY750 の機内。片道約7500円。ラブアンバジョの港からコモド島は海を越えて約60km。船の定期便はなく観光客は通常ツアー参加で行く。
インドネシアのバリ島の東約600km。フローレス島の西の端にある。日本からの行き方はバリ島経由で行くのが一般的。バリ島からツアーの拠点ラブアンバジョ(Labuan
Bajo 写真左)までは飛行機で1時間半。約半額で陸路(各島間はバスごとフェリーに乗る)でも行けるが30時間以上かかるので飛行機で行くのが一般的。コモド島への行き方は大きく3通り。
1、日本からツアーで行く
2、バリ島からツアーで行く
3、ラブアンバジョからツアーで行く
1はバリ島までの航空券も含むので、参加側は現地ツアーやラブアンバジョまでの航空券などを手配をすることがなく手間はかからない。反面最も費用がかかり自由度がない。
2は1よりは安いがやはり観光客料金。それでもバリ島まで自力で行って現地でコモドツアーを自分で手配する必要がある。ラブアンバジョまでの航空券はツアーに含まれている場合もある。
2と3の値段の違い具体例12年7月現在。バリ島発コモドツアー航空券別ラブアンバジョ発日帰りツアー 697US$(55760円 1US$=80円)。2泊3日ツアー2名参加の場合の1名料金790
US$(63200円)。バリ島発の2泊3日の1泊はラブアンバジョ泊なのでツアー内容はラブアンバジョ発1泊2日とほぼ同じ。ただこれらの高額ツアーで利用するボートは帆船だったり、スピードボードだったりややお金持ち仕様。ツアー中の宿泊も船上泊でなくコモド島の宿泊施設だったりするので一概に比較はできないが。
…と言いつつやっぱり料金のみで比較をすると、自力手配の場合ラブアンバジョ発10人参加で日帰りツアーだと1人256,500Rp(2155円)。1泊2日8人参加だと1人567,500Rp(4767円)。現地ツアーは人数が多いほど安くなる。右の表参照。バリ島発で計算するとプラス一人当たり1万5千円ほどの往復エア代がかかる。
クタ発の日帰りツアーはコモド島に行ってドラゴンを確認して帰ってくるだけの味気ない弾丸ツアー。そういう行き方ならバリ島の動物園で足りるし、飛行機代がもったいないと思う。ラブアンバジョの港からリンチャ島やコモド島は結構遠いのでバリ島からの日帰りだとビーチで泳いだりシューノケリングをしている暇はない。バリ島にはあまりきれいな海はないが、コモド島周辺は下の写真の通りなのでコモド島で1泊はしたほうがよさそう。ただラブアンバジョの港の海はバリ島とあまりかわらない。
すべての荷物をこれだけにまとめられれば到着後預け荷物を待つ必要もない。持込可能な荷物サイズは各航空会社ごと決められている。基準は座席上の荷物棚に収納できる程度かどうか。
3番目は日本からバリ島経由ラブアンバジョまで自力で行ってラブアンバジョで現地発ツアーを手配する。不確定要素が増えるので「バリ島の短期ツアーの最中、ついでにコモド島」という場合はこの方法は向かない。航空券のみでラブアンバジョまで自力で行くことが必須。 バリ島まではエアアジアのクアラルンプール経由便、バリ島からラブアンバジョはライオンエアやメルパティが日本から自力ネット予約できる。 「バリ島ツアーでコモドドラゴンが見たい」場合は高い金払ってわざわざコモド島へ行かなくとも、バリ島に動物園があってそこにコモドドラゴンがいるのでそちらに行くほうが効率がいい。 |
2012年5月バリ島から個人で行った私の場合、3泊4日コモド島滞在にかかった費用はエア代往復燃油込175万2000Rp(14716.8円)。1泊2日ツアー代158万Rp(13272円:100Rp=0.84円で計算)。計27988円だった。参加した時には気づかなかったが、後でチェックした限りでは二人参加で1泊2日ツアー158万Rpは相場をかなり下回っている。値切り過ぎた。ガイドに悪いことしたなと若干反省。ツアー代支払いはツアーの前日全額前金で現金払い。その他ラブアンバジョでの宿代や食事代をいれるとバリ島から3泊4日でおよそ3万円(1人で行った場合)。
私は行くかどうかはっきりしない状態で現地入りしたので、航空券はクタのポッピー通り2周辺に密集するツアー会社複数回って手配。スカイアビエーションが最も安く燃油込み往復175万2000Rp(14716.8円:100Rp=0.84円で計算)。
以下私が手配したツアー会社
(Dwipa Guest House隣 写真右上)
Riasta tourist service
Legian street Gg. Poppies 2 Kuta
Phone (0361) 758 -259 / 752 - 247
エアに関しては現地手配にこだわる必要はなく、ライオンエアは日本からのネット予約ができる。値段もさほど高くない。たとえばライオンエア(ウィングスエア)で2015年6月2日検索で下のような感じ。事前に行くことがはっきりしていればネット予約のほうが面倒はなさそう。ちなみにエアアジアはラブアンバジョには飛んでいない。またスカイアビエーションのサイトには予約機能はないのでクタのツアー会社での店頭予約のみ。メルパティ2014年2月より、全便の運航を停止、2015年現在再建中。
安宿のあるラブアンバジョ Labuan Bajo の町は港の上の丘にあり、空港から2kmほど。宿はトイレ水浴び場 kamar mandi 付シングル1泊10万Rp(840円:写真左のコモドインダーホテル)。空港から安宿エリアまでは約1.5km。道を知っていれば歩ける距離。しかし空港タクシー頼むとそんな近距離に5万Rpとられる。空港から歩いて100mほどの空港前の外の通りに出るとベモが複数客待ちしている。それを使えば独占で使って2万Rp。人数いれば割った料金。運転手に「コモドインダー」といえば左の宿にたどり着く。
安宿は個人でフライトのみで現地入りしないと確保は難しい。ツアーで一緒になったインドネシア人の女性はラブアンバジョでは1泊100US$のホテルに泊まっていると言っていた。私の宿の約10倍。もちろんそういう宿が好みなら宿泊は問題ない。
ザ ジャヤカルタ スイート コモド フローレス The Jayakarta Suite Komodo Flores Jl Pantai Pede KM 5 Labuan Bajo, Labuan Bajo, East Nusa Tenggara, 86554 1泊1室 4,482円~ 予約はこちらへ |
ビンタン フローレス ホテル Bintang Flores Hotel Labuan Bajo Jl. Pantai Pede, Labuan Bajo, East Nusa Tenggara 1泊1室 9,084円~ 予約はこちらへ |
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方法は大まかに2つ
1、空港でよってくるガイドに頼む
2、ツアー会社の窓口で頼む
1は交渉が必要。私は1の空港でよってきた客引き兼ガイドと交渉して1泊2日のツアーに参加した。最初は350US$といっていたが最後には200$以下になる。
ラブアンバジョの町は小さいので港前の通りを歩くとすぐにツアー会社が見つかる。ツアー会社では料金表が既にありツアー代は決まっているが交渉で安くなる。12年6月現在1人参加で1泊2日200万Rpが相場。ラブアンバジョまで行ってツアーを申し込む旅行者が少ないので1人参加の場合本当にボートにツアー客が1人きりの可能性もある。
私はてっきりタイやカンボジアのシュノーケリングツアーと同じように10人くらいの欧米組に混ざってツアー参加になると想像していたら、実際のツアー参加者は2人だけだった。世話焼きクルーが船長含めて3人なのでツアースタッフのほうが多いプライベートツアー状態だった。食事5回、宿泊費込み、ラブアンバジョからリンチャ島約40km、コモド島60km。リンチャ島コモド島間40km。なのでこういう値段は妥当かもしれない。
現地でツアーを探すのが原則だが、どうしても日本から予約したい場合は私が依頼したガイドのメールと電話番号を聞いたのでそこに連絡すればある程度は対応してくれる。下の写真のガイドはお父さんがツアーボートの船長をしている。個人客のみならず旅行会社も受け付ける。以下参考に。
ツアー手配したガイドとツアーで使ったボート |
コモドドラゴンはそのノコギリ状の歯に毒をもつ。ヘモトキシンという血液凝固を阻止する毒。人間がかまれて即死するような毒ではないが、かまれて3日病院に行かねば死ぬとガイドは言っていた。最近までは口の中の細菌由来の毒で敗血症を起こして死ぬと思われていたが、09年メルボルン大学ブライアン・フライ氏の研究報告でコモドドラゴン自身が毒を持つことが確認される。毒は歯の間にある毒管から注入される。コモドドラゴンが人間を襲うことはめったにないが襲われて死亡した事故は近年にも複数回あるようだ。
人数 | 値段 |
---|---|
1-2 | 926,000Rp |
1-3 | 1,065,000Rp |
1-4 | 1,315,000Rp |
1-5 | 1,515,000Rp |
1-6 | 1,768,000Rp |
1-7 | 1,968,000Rp |
1-8 | 2,167,000Rp |
1-9 | 2,366,000Rp |
1-10 | 2,565,000Rp |
ボート1艘あたりの料金なので1人当たりは人数で割った金額になる。1人参加でもほかのグループに合流すれば安くなる。木製ローカルボート(写真上)利用、国立公園入場料、レンジャーガイド料、シュノーケルギア、弁当、水代込み。カメラ持込料1台5万Rpは別料金。2012年6月
人数 | 値段 |
---|---|
1-2 | 2,125,000Rp |
1-3 | 2,455,000Rp |
1-4 | 2,780,000Rp |
1-5 | 3,165,000Rp |
1-6 | 3,550,000Rp |
1-7 | 4,200,000Rp |
1-8 | 4,540,000Rp |
ボート1艘あたりの料金なので1人当たりは人数で割った金額になる。1人参加でもほかのグループに合流すれば安くなる。木製ローカルボート(写真上)利用、国立公園入場料、レンジャーガイド料、シュノーケルギア、食事、水代込み。カメラ持込料1台5万Rpは別料金。ローカルボート1泊2日ツアーの最大人数は8人。2012年6月の料金。
ATMコーナー ラブアンバジョのATMでは1回の引き落とし制限は150万Rp。それ以上必要な場合は2回に分けて下ろす。
宿泊はコモド島の湾の中にあるカロン島の船上泊。お土産屋が手漕ぎボートでたくさんよってくるので近くに地元民の村はあるようだ。天然真珠ネックレス420円。リンチャ島にもコモド島にも旅行客用の宿泊施設はある。
私の参加したツアーボートの寝室。ここでマット引いて雑魚寝の3等船室スタイル。トイレもシャワーもぼろいがついている。船のまわりにはでかい浴槽(海)あるのだけれど。ツアーによっては個室になっている場合もある。
ツアー中の食事はラブアンバジョの安食堂の定食よりうまかった。
ご飯はこんな風にお代わり自由。おかずもバイキング方式で食べ放題。食事は簡単なもの含めて5回ある。
コモド空港の外の通りまでは空港の建物出て徒歩1分。そこにはこんな風にベモが客待ちしている。空港カウンターでタクシー送迎頼むとラブアンバジョの安宿まで5万Rpだが、ここまで行けば独占で使って2万Rp、地元民にまぎれれば5千Rp。
ラブアンバジョの宿 コモドインダーホテル トイレ・水浴び場 kamar mandi 付1泊10万Rp(840円)