インドネシア格安個人旅行情報 エアアジアで羽田から往復25,400円でバリ島へ
バリ島・ジャワ島ボロブドゥール ジャカルタ・スラバヤ・コモド島情報
首都ジャカルタまで日本から南西約5800km。成田から直行便で飛んでも所要7時間45分。赤道をまたぐ1万8,110の島からなる世界最多の群島国家。そのうち人が住んでいるのは約6000。国土面積は1,919,440平方kmで世界15位。日本の国土面積
377,835平方kmの5倍以上。人口は世界第4位 2億4447万人(2012年統計)。
全土に火山があり、スマトラ島クリンチ火山が最高峰で3805m。地震が多く2004年スマトラ島沖地震、2006年ジャワ島中部地震が起こる。
公用語はインドネシア語。インドネシアにはその他583以上の言葉がありインドネシア語は日本語のように国民すべてがしゃべる言語とはなっていない。写真右はジョグジャカルタの自転車タクシーベッツァー。
インドネシア語にはベトナム語やタイ語のような声調がない。さらに文字がアルファベットなのでカンボジア語やアラビア語のように文字をおぼえる面倒もない。また隣国マレーシアのマレー語と80%共通するので片方覚えれば片方何とかなるおいしい関係。数字などはほとんど一緒。加えてフィリピンのタガログ語との共通点も多い。 インドネシアは世界最大のイスラム教徒人口国(2位パキスタン、3位インド)だがイスラム教は国教ではない。バリ島を出てジャワ島に入ると早朝アザーンを聞かない日はない。07年統計ではイスラム教76.5%、キリスト教13.1%、ヒンドゥー教3.4%、伝統信仰2.5%、無宗教1.9%。バリ島ではヒンドゥー教が、スラウェシ島北部ではキリスト教カトリックが、ニューギニア島はキリスト教プロテスタントが多い。 |
面積 | 1,919,440平方km 日本の約5倍 | プランバナン遺跡 |
人口 | 244,470,000人(2012年) 6割が国土面積の7%のジャワ島に集中 |
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時差 | 日本時間 -2~0時間と3分割 UTC +7 ~ +9 サマータイムはない。 | |
首都 | ジャカルタ | |
電源 | 丸ピンCが一般的。電圧220V。 PC電源やデジカメ充電の場合、丸ピン対応電源アダプターは必要だが変圧器は不要。 |
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季節 | 5~10月乾季(タイ方面と乾季が逆) | |
電話 | 国番号 62 日本からは 001 - 010 - 62(国番号) - xx(ゼロを取った市外局番)- 相手番号 |
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ビザ | 2015年6月12日より日本国籍で30日以内の観光目的の入国ではビザ不要になる。 |
インドネシアの観光地はバリ島が有名。しかしバリ島はインドネシアの中では高めの観光客料金が定着した特殊な観光地。観光客の機嫌をとらない素顔のインドネシアを体感するならバリ島を出たほうがいい。インドネシアは現地物価も安く、国内フライトもフェリーもバスや鉄道も激安なのでびー旅型の格安放浪には最適の国だ。 現地物価の参考になる1人当たりのGDPで比較すればインドネシアは世界ランク110位3,508.61US$、タイ91位 5,394.36US$の約65%。ラオスやカンボジアよりはずっと上。ただ国内格差があって地方での物価はかなり安くカンボジア並み。インドネシアは経済成長に伴って中間所得層が激増。パソコンやスマートフォンが増えてツイッターのユーザー数世界一の都市はジャカルタ(2位が東京)になっている。 |
ちなみにインドネシアは人口が多いのでGDPは16位と韓国(15位)に次ぐ。タイ31位の2.45倍とずっと上。以上の数字はいずれも2011年名目。イスラム教徒の多い国なので基本皆さんまじめで治安も悪くない。12年8月現在渡航是非検討勧告エリアは観光客に縁のないパプア州一部のみ。治安・安全状況はどこと比較するかにもよるし、旅行者にもよるので自己責任で判断を。危険かどうかの判断基準は現地語を話すか、食中毒やぼったくりに耐性があるか、笑顔のコミュニケーション力があり健康でガッツがあるかなど。
インドネシア周辺はタイ周辺と違って数ヶ国語勉強する必要なく、インドネシア語を覚えれば、マレーシアを含めかなり広範囲の放浪で言葉に不自由しない。なお英語が通じるのはバリ島の観光客エリアなどごく一部。もちろんジャカルタなど他都市でも場所によっては通じるが「現地語料金<英語料金<日本語料金」の原則はここでも健在。
日本からは直行便と経由便があり直行便が高くなる傾向がある。バリ島にはガルーダインドネシア航空が羽田から週5便、成田から毎日運行している。JALやANAなどの日系にバリ島直行便はなくジャカルタ経由になる。ガルーダバリ島直行便は最安期のFIXでも燃油空港税込みだと往復7~8万円。ベースに平日往復42万円のIATA正規運賃が隠れているので、盆暮れ正月にはさらに強烈な金額に跳ね上がる。ガルーダ直行や日系経由便は良い子の正しい行き方で私には縁がないので独自の詳細情報なくあまり触れられず。
上の表のエイビーロードで表示される最安FIXはチャイナエアラインや中国東方航空の経由便。最安のチャイナエアラインは乗継があまりよくなく、行きも帰りも台北1泊が自腹で必要。ネット表示は1万600円と出ていても燃油税含めた最終支払い総額は約4万9千円。行き先がバリ島だと乗り継ぎによっては宿泊時間含めて所要26時間とかになるので選択はかなり微妙。経由地に見所があれば乗継宿泊もありだが、そうでないところがいっそう痛い。台北は物価も高い。
2010年12月よりエアアジアが羽田に就航したので、クアラルンプールの経由便で行けばインドネシアにはかなり安くいけるようになった。 エアアジアは羽田からバリ島までの通しのチケットを「フライスルー」というサービスで売り出している。1回の予約で往復4フライトを一括予約でき、経由地での預け荷物の受け取りも入国審査も不要。乗継時間は2~5時間で同日乗継できるがそれでも最短乗継2時間の接続で選択しても総所要は12時間ほどかかる。 ただ料金は先日の私の場合で空港税・往復燃油込みで37,700円。ガルーダ直行便最安の半額以下なのでここまで来ると良い子の正しい行き方も揺らぎそう。ただプロモの安い席は混雑時期には確保しにくいのが難。 |
インドネシア国内移動はあらゆる格安オプションが完備されている。最も手ごろなのはLCCフライト。インドネシアにはエアアジアのみならず、ライオンエアやメルパティなどの格安航空会社がしのぎを削っていてプロモ席を確保できれば1,500円で東京大阪間の距離を飛べたりする。かの国ではガルーダは別格でお金持ち専用航空会社。庶民はライオンエアやエアアジアを使う。これらのLCCはネット予約が日本からできるので外国人旅行者にも使い勝手はいい。
またバスやフェリーや鉄道などのさらに安い庶民の足も充実。ジャカルタからはバスでバリ島のデンパサールまで行ける。一瞬「海があるのにどうしてバスで?」と思うが、現地ではバスごとフェリーに乗って各島の間をバスで移動する。タイにあるようなボート代込みのジョイントチケットという類でなく、乗っているバスがそのままフェリーに乗って海を越えて目的地まで行く。ジャカルタからはジャワ島→ロンボク島→スンバワ島と海を越えてフローレス島手前のラブアンサペまでバスで行ける。たまに港で待たされるのが難。この行き方は浮く費用に対してその代償となる労力がわりにあわないので、私のような格安旅行愛好者限定の移動法。
バリ島からもジャワ島やロンボク島へフェリー代込みのバスで行ける。長距離バスには外国人ツーリスト用と地元民用(写真左)があり地元民用がより安い。さらに地元民用にも列車の1等~3等のようなクラス分けがあり、最下位クラスを利用すれば車内トイレなし、ノンエアコン、狭いピッチの棺おけバスでの修行が堪能できる。左のバスは高め料金のバス。
ただデンパサールのウブンからスラバヤまで20時間かけて行く(チケット購入時所要11時間といわれるが港で待たされる時間で所用が大きく変わる)のとエアアジアのプロモで1時間で飛ぶのと、数百円しか違わなかったりするので、バス移動は安くするというより旅の趣味による選択という感じか。
スラバヤ港などからは大型フェリーでカリマンタンやスラウェシその他の島々にも格安で行ける。これらは地元民の出稼ぎ船でもある。インドネシアの格安旅行は奥が深い。格安移動のもうひとつの選択、鉄道に関しては後述。
インドネシア国旗
現在国内が3つの時差時間帯に分かれているインドネシアだが、2012年10月28日に中部時間(バリ島など)に統一予定。日本マイナス1時間に統一される。
1円=119.30000ルピア
1ルピア=0.008383円
2012/08/18 時点
ジョグジャカルタ郊外 プランバナン遺跡正面口徒歩5分の地元系ホテル ファン部屋シングル 1泊9万Rp(約750円)~
バクソという名前の肉団子スープ 麺が入るのでラーメンのように見えなくもない。7000ルピアくらい
イオンカード(WAON一体型)
海外ATM利用にはVISA・Master提携カード必須。年会費無料。電子マネーWAON一体型カード
ジョグジャカルタのトランスジョグジャバス このスタイルのバスはトランスジャカルタ→トランスジョグジャ→サルバギータと拡大してバリ島にもやってきた。