JAVA IMPACT 11バリ島からボロブドゥールへ
スラバヤの市バスで自力の市内観光をする実録
スラバヤ港の他島行フェリー情報
21時29分。この時間になってようやくアザーンもやむ。今朝はまだ暗いうちからアザーンで起こされ、続いてコケコッコーの合唱で2度寝もできず。アザーンと鶏の声がおさまってからまた寝たので今日は遅い起床となる。
それでもこの宿の居心地がいいのでスラバヤに2泊している。クタは扇風機かけたままだと早朝寒くて目が覚めるがここはスラバヤでは全開でかけても朝はちょうどいい。スラバヤのほうが1日の平均気温は高い。クタでは水シャワーは若干寒いが、ここは気持ちよく浴びれる。またこの宿1泊440円なのに朝はパンと紅茶が無料サービスで出る。
今日市バスを使ってスラバヤ市内観光をする。部屋にこもってページ制作しようと思うも遅く起きた昼飯の後、ふらっとスラバヤ港に行ってみることになる。上の写真はスラバヤ市内の踏み切り。
かつて日本がここいらで悪さをしていた頃、日本帝国海軍の港がスラバヤにあったそうな。じゃあせっかくなのでどんな港か見に行こうと宿のおじちゃんに港について聞く。ところが私のインドネシア語でうまく情報が聞き出せない。それでも何とかタンジュンペラ(tanjung
perak)というところが港で市バスで5000Rp(44円)でいけるという。この港からはボルネオ島やスラウェシ島、スマトラ島への客船が出ているのだそうだ。
宿はバスターミナル徒歩1分のところにあるので、早速タンジュンペラ連呼で市バスを見つけて乗り込む。完全地元民バス、観光客皆無。バス乗客は港へ行く客ばかりでバスは途中どこにもよらず、客を拾うこともなく高速使って港へ直行する。
そしてそのローカルバスはほぼ満員で快適に飛ばす。しかしなんかちょっと変。港に行ってスラバヤの海を見ようという程度で乗り込んだバス。しかも44円なんだから歩いていけるような距離なんだろうと思っていた。ところがバスは高速道路に入りスラバヤ郊外へ向かう感じだ。「大丈夫かこんなバスに乗って」と不安になる。後で地図で確認したがスラバヤは海から若干離れたところに市街地があるようだ。
高速道路を飛ばし20kmは行っただろうか、歩くなんてとんでもないといった距離を進み、ようやく積荷コンテナが見え始め港の雰囲気になってくるも海は全く見えず。てっきりお台場か横浜港のようなところを想像していたが全く違った。上の写真はスラバヤ市内の風景。
日付 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
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5月27 日(日) 快晴 |
朝おかゆスープ7千 ドーナツ2つとコーヒー1万5千 水3千 港バス5千 3千 車内パフォーマンス500 パパイヤ500 メロン500 晩ナシチャンプル5千 紅茶2杯2千 パパイヤ500 500 | スンバル ダルマワティ 5万Rp |
9万2500Rp 日本円合計 814円 |
両替・ATM利用なし 100Rp=0.88円で計算 |
私は勝手にお台場のような海の見える風景を想像していたのだが船着場のボートチケット売り場から大型客船の上層階と煙突は見えるのだが港も海も全く見えない。あるのはボートチケット売り場と出発待ちをする地元民であふれるボート乗場のエントランスだけ。海を見ようとするもそこからチケットがなければ桟橋にはいけず。
別にコモド島やバリ島で連日飽きるほど海は見ているのでいいんだけど。港の建物とチケット売り場の画像だけとってスラバヤに戻る。
行きは5000Rpだったのに帰りはなぜか3000Rp。ルートもスラバヤ郊外行の高速道路直行でなく、人の多い通りで客を拾いながらトロトロ行く。しかしおかげで市バスでスラバヤ市内観光ができてしまう。市中心部はきれいなビルの立ち並ぶ都会で、日本の気の抜けた地方都市よりずっと都会だ。私の宿泊しているバスターミナルエリアはその中心部からずいぶん離れていることを知る。普通どこでもそういう構図なんだけど。
スラバヤのロスメン 2012年5月現在 | ||
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SUMBER DHARMAWATI スンバル ダルマワティ |
スラバヤバスターミナル徒歩2分。 Sebelah Kanan pintu keluar bus kota terminal Bungurasih PHONE : 031-853-6449 |
ファン部屋シングル トイレ・水浴び付 1泊5万Rp(440円) |
帰って近くのツアー会社でタンジュンペラからのボート情報を仕入れる。マレーシアやシンガポールなどにはボートは出ていないとのこと。インドネシア国内のスラウェシ島やボルネオ島、その他近郊の島へのボートが出てる。市内のツアー会社でチケットは申し込める。船なのでスラウェシ島などへの運行は毎日でなく週に数便という程度。スラウェシ島の場合、エコノミークラス片道260,000Rp。所要12時間とのこと。今回の私のように自分でタンジュンペラまで行って直接買えば多分もっと安い。
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今ジョグジャカルタ行のバスに乗っている。地元民で混雑して現在立っている客もいる。シートピッチはエアアジアなど比較にならないせませま。 スラバヤを出たのは7時10分。ローカルバスやベモは朝頻発する傾向があるので早めの出発がいいと判断。6時間でつくとのことなので夕方までには着くと楽観的判断。宿提供の緑色の晩と紅茶を飲んでチェックアウト。徒歩2分のバスターミナルへ向かう。前もってチェックしていたターミナル内のジョグジャカルタ行きのバス乗場に向かう。客引きがたくさん声をかけてくるのでその付近で「ジョグジャカルタに行きたい」旨告げるとひとつのバスに案内される。値段を聞くと7万Rpという。バスのランクにいろいろあって値段もそれぞれらしい。昨日のチェックでエコノミーだと5万2500Rpだったはず。 |
いったんそのバスを離れてもうひとつの奥の乗場にいってチェックするとそこにおいしげな地元臭のあるバス発見(写真左)。行き先ジョグジャカルタの看板もある。同じジョグジャ行でもこちらはエコノミークラスのバスだという。値段を聞くと3万8千Rp(334円)。で即決。エグゼクティブクラスのバスに7万(616円)で乗るくらいならバスなど使わず最初からエアアジアを使うわい。スラバヤ~ジョグジャカルタ間の距離は約350km。
バスターミナルが始発で乗ったときにはがらがらだったのに途中で地元客を拾い捲るのであっという間に立ち客ででるほどぎゅうぎゅうになる。いつもの調子が出てきたぞ。こんな混雑ボロバスに乗ってパソコン開くアホは私だけ。SSD10秒起動なのでいつでも気が向いたときに日記がかける。10時間バッテリーで残り時間を気にする必要もない。隣のおじさんが珍しそうに画面を覗き込んでいる。350円のエコノミーバスなのにエアコンが効いていて車内はいい感じに涼しい。
さっきバスターミナルで気づく。乗場に複数ある時計がみんな1時間遅れている。ホテルの時計が遅れているので壊れているのか思っていたら、そうだった。インドネシアでは国内に時差があるんだった。バリ島のクタとスラバヤでは時差が1時間あったのだ。お、車内が急に混雑しはじめた。隣のおじさんがぎゅうぎゅう詰めの立っている乗客に押され、その連鎖で私の肩をもぎゅうぎゅう押される。キーボードが打ちにくいのでいったん閉じるぜ。シートピッチ激せまなので常に肩やももはびったりくっつくような状態。写真撮れる状態でないのでその画像はない。下の写真はスラカルタで乗り換えてようやく立ち客消えて落ち着いた状態。
昼12時24分。ジョグジャカルタ行バスは快適にジョグジャカルタに向かっている。エコノミーバスとはいえ窓の開かないエアコンバスで効きもちょうどいい涼しさ。タイのように寒さに震えることもなく、ラオスのように蒸し風呂バスになることもない。
難があるとすればエコノミーにはトイレが車内にない。途中休憩も実質ない。車内ではインドネシア語しか通じない。地元の演奏家が乗り込んできてチューニングのされていないウクレレで音程のずれた地元ポップスを熱唱しチップを求めてくる。間隔をあけて別の演奏家が10回以上は乗り込んできたか。混雑していて立っている客がいても乗り込んできてがなり立てている。私にはうるさくて仕方ないのこの騒音。しかし地元の方々はこれに結構小銭を払っている。
道端で客を拾うので車内は常に満席状態だが乗車率200%になるのは一瞬。立っている客もずっと立っているのではなく、降りる客がいるので長くても立っている時間は1時間くらいでそのうち空いた席に座れる。今日は朝から快晴で強烈な日差しなのでこういう日にエアコンの恩恵にあやかれるのはありがたい。
15時22分。ジョグジャカルタまで直行すると思っていたバスがなぜかスラカルタで別のバスに乗り換えさせられる。今乗り換え後のバスでパソコン開いてこの日記書く。乗り換え時に9500RPの返金があったが、次の乗り換えバスはジョグジャカルタまで1万だった。スラカルタにいた時一瞬豪雨のスコールがあったが今はやんでいる。昼間では雲ひとつない快晴だったのにいまは曇天。スラカルタ~ジョグジャは80kmくらいなので2時間もあれば多分ジョグジャカルタにつく。 この移動の難点はやはりトイレ。トイレ休憩が全くなく、車内にもトイレがないのでしょんべんをする暇がない。結局9時間の間トイレを一回もできず我慢しての移動となる。スラカルタの乗り換えの時にトイレくらい行かせてくれればいいのに、出発直前で客待ちしている状態でそんな時間もなかった。 |
ひとつ乗り過ごして次のに乗ればいいのだが我慢できる程度なので乗り込んでしまった。高いバス(616円の方)には汚くて狭いがトイレがついているのでとりあえず用はたせる。高いバスでもエコノミーでもどの道この手のバス利用で下痢をしていると地獄だ。私はまだ経験ないけど。
午後19時38分。ジョグジャカルタの宿 Wisma Kroto (写真左)で扇風機に当たりながらパソコンに向かう。1泊9万Rp(792円)。この宿には4万Rp(352円)の窓なし独房もあるが、コストパフォーマンスで2階のファン部屋に落ち着く。
今日バスがジョグジャカルタのバスターミナルに着いたのは午後4時20分。スラバヤ~ジョグジャカルタの所要は9時間10分だった。スラカルタで乗り換えさせられるも乗り換え時間は5分ほど。トイレ休憩も食事休憩もなし。ただ途中地元民を拾って降ろしてを繰り返すので時間がかかる。ローカルバスなんだからしょうがない。
どの道平和にジョグジャカルタの安宿にたどり着けたので問題はない。夜風が涼しい。さっき宿の前の地元食堂でインドネシア語で晩飯注文していたら、「あんたは本当に日本人か?」「片親はインドネシア人のハーフか?」とたずねられる。私は彼らの日本人像にどうもあっていないらしい。
いうまでもないが私の父も母も生粋の日本人。しかし今の私は地元のインドネシア人に負けないくらい真っ黒になっている。サーフィンをすると思いのほか焼ける。見かける地元の方もどこかで見かけた日本人に面影が似る。タイに沈没していそうな日本人おじさん風だったり、カウカウのやせてるほうそっくりのお兄さんいたり。
ここではまだ日本人は高級ホテルに泊まり、団体で行動するイメージがあるようで、安宿エリアにたった1人でいるのも不思議のようだ。タイやカンボジアにあふれる日本人バックパッカーもなぜかインドネシアには少ない。何でだろう?びー旅ドットコムでここの宿情報公開すると3年後には日本人宿になるのかな。ここからボロブドゥール遺跡は42km。壁にヤモリが這っている。今日は疲れたのでもう寝る。
日付 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
---|---|---|---|
5月28日(月) 快晴 午後一時スコール |
ジョグジャカルタバス3万8千 弁当4千 水3千 メロン2切れ2千 種フライ千 スラカルタ乗り換え追加500 晩飯ナシチャンプルとレモンネード1万 地元ドーナツ3つ3千 コーヒー3千 水3千 ポテチ小4500 | Wisma Kroto 9万 |
162000Rp 日本円合計 1425.6円 |
両替・ATM利用なし 100Rp=0.88円で計算 |
マレーシアやシンガポールなどへのボートはSurabaya港はもちろん、Jakarta港からも国際定期航路はありません。あるのは、Sumatera地方に15港、Kalimantan地方に2港です。地名を挙げておきます。
●Sumatera地方
Belawan
Tanjung Balai Asahan
Pekanbaru
Dumai
Bengkalis
Selat Panjang
Tanjung Balai Karimun
Nongsa Pura-Batam
Batam Center-Batam
Batu Ampar-Batam
Sekupang-Batam
Water Front-Batam
Lagoi-Bintang
Lobam-Bintang
Tanjung Pinang-Bintang
●Kalimantan地方
Tarakan
Nunukan
いずれも、高速船と呼ばれるタイプの船が就航しています。そのほとんどの航路で、インドネシア人の出稼ぎ船として利用されています。
地元ミュージシャンが混雑したバスの車内で演奏し金を求める。別の輩が次から次に乗り込んでは降りてゆく。子連れのおばちゃんがチューニングの全くされてないウクレレかきならして子供と一緒に叫ぶだけのようなものもある。意外にも地元の方は結構これに小銭あげている。
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バリ島からボロブドゥールへ
ジャワ島放浪記