20時43分。今コモド島の湾の中の船の上で海風に吹かれながらパソコンに向かう。コモド島ツアー思っていた以上にテンションがある。周りの海はこの時間既に真っ暗だが船には発電機で電気がついていて明るい。コンセントもありデジカメの充電もできるが、私のデジカメはパソコンから充電できるので利用はしていない。パソコンはバッテリーが10時間以上持つので充電の必要性は感じない。
このツアーの参加者は私とインドネシア人の若い女性の2人きり。ツアーのスタッフは船長とアシスタント2人の3人。乗船人員計5人で世話役クルーのほうが多い。ほとんどプライベートツアー状態だ。てっきりタイやカンボジアのツアーのように10人くらいの欧州組に混ざってツアー参加するのかと思ったら、本当にコモド島ツアーは参加する絶対数が少ないようだ。周りの島はほとんどが無人島でタイやベトナムの島でみかける民家がない。海から見る短い草の島に道がない。未開の地で確かに恐竜がいそう。ジュラシックパークのテーマソングが頭の中でなる。
ツアーは午前8時ちょうどに宿に迎えが来てラブアンバジョの港へバイタクで送迎。港でもう一人が来るのを待って出港は9時頃だった。最初身向かうのがリンチャ島というコモドドラゴンのいる島。行くのに2時間半ほどかかる。ボートは地元船を観光客用に改造した味のある構造。高いツアーは個室のあるボートの場合もあるようだ。
最初にリンチャ島というコモドドラゴンのいる島に向かいそこで2時間ほどのトレッキング。その後にコモド島へ向かうがコモド島でのトレッキングは翌日。ツアー1日目はコモド島のピンクビーチというビーチでシュノーケリング。
透明度は結構あるが潮の流れが速い。赤い珊瑚のかけらが真っ白な珊瑚と混ざってピンクに見える。ただ沖から見るとただの砂浜。上陸してビーチから見ると「ああそういうことか」と納得する。
リンチャ島のコモドドラゴンとの遭遇は確かにインパクトはあった。あまり活発に動かないので最初は遠目だとセメントかなんかで作った模型か?とも思った。しかし近くによって見ていると立って歩くし、あくびはするし、舌はべろべろ出すし、腹ばいになっているとワニみたいだが、歩く姿はまさに恐竜だ。 コモドドラゴンは泳げるそうだが海は泳いでわたれないとのこと。じゃあどうやって来たんだ。陸続きだった頃のわたってた来た?現在ドラゴンのいる島はギリダサミ島、ギリモタン島、コモド島、フローレス島南部、リンチャ島。ドラゴンは卵生で巣で卵を生む。子供の頃樹上で生活し、カメレオンのように体の色を変化させる。 |
トレッキング中に体長40cm生後1ヶ月という子供が木に登っていた。ドラゴンは大きいものだと3m30cmになる。卵はワニと同じくらいのサイズで生後間もないコモドドラゴンの大きさは38cm~40cm。生後1~2年を樹上で生活するそうだ。肉食で島にいる猿や鹿やイノシシなどを食べている。成体は爬虫類らしく1ヶ月に1度35kgの食事をすればその後食事しなくても生きていけるそうだ。幼少時はトカゲや虫を食べる。
朝6時11分。ツアーでガイドから聞いたコモドドラゴン情報概略。コモドドラゴンの成体の口には毒があるが、人がかまれても即死するような毒ではない。ただ3日病院にいかねば死ぬとガイドは行っていた。毒の本体は口の中のバクテリア製。なのでかまれるとばい菌に感染して敗血症で死ぬと見れないこともない。(後日追記:コモドオオトカゲはヘモトキシンという毒をもち、獲物の血液の凝固を妨げ、失血によるショック状態を引き起こすとの研究報告あり。詳細はこちら)
ドラゴンには5m以上近づいてはならないとの規則だが、実際は2mくらい接近しても文句は言われなかった。ドラゴンの寿命は平均で約50年。長いものだと75年も生きるそうで人間とあまり変わりないとのこと。
ドラゴンは乾季の晴れた日中にはほとんどトレッキングルートで遭遇することはなく、雨季のほうが遭遇率は高いらしい。ここにある写真は島の管理事務所近辺でほぼ餌付けされたドラゴンのようで、攻撃性皆無。日曜のお父さん状態でごろごろしているだけだった。それでも移動する時には迫力はある。柵がないので向かってきたら確かにびびる。ただドラゴンのほうも人間を餌としては見ていないようだった。個人的にはこれだけ画像取れたので大満足。
リンチャ島は約1300頭、コモド島には1200頭のドラゴンがいる。リンチャ島にはこのローブアヤ(Loh buaya)エリアに50%のドラゴンが集中しているとのこと。
リンチャ島のトレッキングは短いほうのルート選んだのにトロトロ歩いて2時間15分ほど。入場料2万Rp。カメラの持込料1台5万Rp。ガイド代ガイド1人につき5万Rp。私は同行のインドネシアのお姉さんとフランス人家族と6人でガイドを頼んだので一人1万Rpで済んだ。入場時合計支払い8万Rp(700円)。そういやフランス人家族の子供は5歳と7歳という感じだったぞ。子供はトレッキングできないとかネット上にガセ情報流したやつは誰だ。
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ツアー手配したガイドとツアーで使ったボート |
日付 | 出費詳細 | 宿代 | 合計 |
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5月20日(日) 快晴 |
国立公園入場料2万 カメラ持込料5万 リンチャ島ガイド1万 | ツアーボート泊 0Rp |
8万Rp 日本円合計 704円 |
両替・ATM利用なし 100Rp=0.88円で計算 |
これが私の参加したツアーボートの寝室。ここでマット引いて雑魚寝の3等船室スタイル。トイレもシャワーもぼろいがついている。船のまわりにはでかい浴槽あるんだけど。
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