14:58 2015/02/28 当初の予定と全く違う旅になってしまった。こんな「遺跡ハンター、遺跡の鬼への道」なんてタイトルの旅になるとは全く思っていなかった。一番の反省点は全くゆる旅になっていないことだ。特に後半のカンボジア入国してから。「鬼への道」と「ゆる旅」は同居できない相反する言葉だ。なんでそうなったのか自分でも不明。帰国してヘロヘロでページを作る元気がない。って作ってんだけど。 2番目に予想以上に旅の出費がかかってしまったこと。イサーンやカンボジア地方都市を放浪しているのに予想以上に金がかかってしまった。今回の47日間で現地での宿泊費、移動費、食事代、観光諸費用合わせた総額は微妙に10万円越える。 |
シェムリアップからコーケー120km、プレアヴィヒア寺院223kmあるので日帰りは修行になる。
旅の内容が変わる分岐点はコーケー遺跡の後の移動の気まぐれ選択だった。私は当初、カンボジアを通過してベトナムへ抜けニャチャンあたりで泳いでからラオス南部通過でタイに再入国。ウボンラチャタニーから3等列車で途中下車しながらゆるゆるバンコクに戻る旅程をなんとなく頭に描いていた。 コーケー遺跡の拠点となるスラヤン村からは格安脱出が難しい。路上で流れてくるバスやラーントーリス(地元ミニバンバス)や乗り合いタクシーをヒッチハイクのように手を振って止めて確保するワイルドな方法で帰路の足を確保する。もともとこのルートに公共交通機関の往来は少なく、下手すると道端で長時間待たされる。 |
特に安い地元公共交通機関は朝の7~9時に1日バス1便、トーリス1便という感じ。午後になるとぼったくり乗り合いタクシーが来るか来ないかわからないという状態。その時間を逃すとスラヤン村にもう一泊という流れになってしまう。バスはすぐわかるが乗り合いタクシーやミニバンは一般個人の車との見分けも付きにくい。みなさん結構なスピードで走っているし。
ただスラヤン村はシェムリアップからプレアヴィヒア市(プレアヴィヒア寺院ではない、旧トベンミアンチェイ村)に向かう64号線沿いにあり、車はシェムリアップ方向とプレアヴィヒア市方向と反対方向の2パターンがやってくる。どちらを捕まえてもスラヤン村からは脱出できる。私はそこで路上で待って最初に来たバスが来た方角へ行くという「神様の言う通り」の方法をとる。
そしてそこで最初にやってきたのシェムリアップ行だったのでスピアンセーサー渡ってのベトナム・ラオスルートはなくなってしまった。そして日記に公開している通りシェムリアップルートで最後に残ったバンテアイチュマール、バンテアイトープを経由してのバンコク入りというルートに「神様の言う通り」で決まってしまった。正直そうなってほっとしたところはあるんだけど。ベトナムルートは残り時間がないのでかなりあわただしい旅になりそうだったので。
念のために付け加えておくがスラヤン村脱出は「最安地元移動」にこだわらなければいつでも簡単にできる。タクシーを宿のおばちゃんに頼めば、いつでも好きな時間にタクシー1人独占チャーターでシェムリアップにもプレアヴィヒア市にも行ける。たぶん25US$払えば現地の方はニコニコで送迎してくれる。ちなみに私はシェムリアップまで距離120kmをラーントーリスで2.5US$で行った。
カンボジアはアンコールワットだけでなく、他にも苦労してでも行く価値のある遺跡が多数ある。それらを効率よく回るには、拠点をその遺跡近くの町においてそこに少なくとも1泊すること。決してシェムリアップ発の高額日帰りツアーに参加しないことだ。 また「アンコールワット初めて」のような場合は遠方遺跡はスルーして、大回り、小回りなどのアンコール遺跡群に集中したほうがいい。クメール遺跡で最もテンションが高いのはアンコールワットとその周辺遺跡。3日入場券を買ったならあまり遠方遺跡の営業トークにのらずにアンコールワットやバイヨンや遺跡群で気に入った場所を違う時間帯に再訪することをお勧めする。 |
日帰りツアーに出るにしてもシェムリアップからストレスなく日帰りでいるのはバンテアスレイやプノンクレン、クバルスピアン、遠くてもベンメリアくらいまで。私はガイドの退屈な説明ききながら団体でどっとやってきて、遺跡を確認したらすぐ引き返すツアーは滑稽に見える。誰からも邪魔されることなく遺跡に飽きるまで長時間じっくり滞在することはシェムリアップ発日帰りツアーではまず不可能。
遠方遺跡の、特にコーケー遺跡群やバンテアイチュマールなどは数日かけて回るような内容の遺跡なので移動に片道3時間もかけて一つの遺跡に30分しか滞在しない日帰りツアーはもったいない。「アンコール遺跡訪問3回目」くらいで目当ての遠方遺跡をメインの目的にしてその周辺村に数泊するつもりで訪問する方がいいような気はする。
日本人ツアーはシェムリップ発で片道3時間かかるような遺跡にむりやり日帰りして個人で行く場合の10~20倍の料金を取る。車に缶詰されて遺跡滞在は一つあたり20~30分、トータル1時間、食事で1時間という効率の悪いがんじがらめの拘束ツアー。ツアー催行者にしてみればアンコール大回りを15ドルで案内するより、100km先の遺跡に350ドルで案内したほうがずっと儲かるので、こちらの都合お構いなしに「達人ならここへ行こう」と熱のこもった営業トークがはじまる。
個人で行った場合との強烈な価格差の理由説明に必ず出てくるのが「地雷、サソリ、毒蜘蛛、毒蛇」「命は何よりも大事だ」等々定番フレーズ。そうでも説明しなければ、個人で行った場合の料金と、強烈なぼったくり…いや日本人料金との20倍もの価格差の説明はしようがないのかもしれない。その営業トークにのった方がいい旅行者がいることも確かなので、私はその営業を否定はしない。ネタにはするけど。
ツアーが催行されているような有名な遺跡周辺の地雷の撤去はもうはるか昔にすんでいる。もし仮に遺跡近くに未撤去地雷がある場所には「地雷危険」と右のような表示がある。同行ガイドだけにしかわからないような意地の悪い表示はせずに、万人にわかるようにはっきりと表示してあるので、たとえガイドがいなくても見過ごすことはない。もとより外国人が訪れるような遺跡周辺に「地雷危険」の看板を私は見たことはないが。写真右は遺跡とは関係ないオスマック郊外。
遠方遺跡の実録公開だけだと若干わかりづらいので、今後このサイトでカンボジアのそれぞれの遺跡の個人での回り方を個別に紹介していく予定。日本に帰国して真夏の後に春が来るのは不思議な気分。
8:51 2015/02/27
放浪から生還して今目黒の自宅。私の帰国後数日は2月下旬にしては暖かい気温らしい。真夏の気温からの帰国なのでそれでも十分寒い。ブレイカー落としていったので2月の電気量0kwh。なのに421円請求。なんでやねん。渡航先で紛失した各種カード復活の手続き面倒。銀行カードの場合、再発行まで手続きから1週間ほどかかる。エコ通帳という仕組みで通帳機能をすべてネットに移しているのでカードを無くすとATMで金がおろせないばかりか口座番号すらわからない。印鑑と免許書提示で窓口で当面必要な日本円降ろす。銀行カード再発行にも1000円ほどの手数料取られるし。
久々につかる湯船が極楽。タイやカンボジアでは毎日シャワーのみで湯船につかることがない。暑いのでそういう気分にもならないし。自作のカレーがうまい。帰ってかつ丼、カツカレー食いまくる。漬物がうまい。お茶がうまい。パンがうまい。日本でメタボになるのは食い物がうまいからだ。
最近エアアジアの料金が天狗設定になっていて安くない。たまにやるプロモも以前ほど強烈なものが減ってきている。安くなくても席が埋まるならプロモーションする必要ないというのはわかるけど。ノックスクートは先にインチョンに飛ぶようで、成田ドンムアン就航は延期されるようだ。
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びー旅ロード2013
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やべえ。今まで「ソーヤ」だと思っていたのにチケットの文字よく見ると「ソリヤ」になっとるやんけ。英語表記「Sorya」とややこしいのでSoryaバスの運転手に読み方確認して「正しいのはソーヤだ」というのでそれを信じていた。カンボジアのバス会社の名前の話。
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