2014年8月22日(金)
サイパン島はアメリカ合衆国自治領である北マリアナ諸島自治連邦区 Commonwealth of the Northern Mariana Islands
の島のひとつ。小笠原諸島南硫黄島の南南東1115kmで、成田から2360km、フライト所要3時間30分。
グアム島、サイパン島を含む太平洋上のマリアナ諸島は南北800kmにわたる15の島から構成される。そしてその南端のグアム島を除くサイパン・テニアン・ロタなど14の島々を通称で北マリアナ諸島という。全域がアメリカ合衆国領で、グアムは準州、北マリアナ諸島は米国自治連邦区になっている。写真右はサイパン、マニャガハ島
Managaha Island。
グアム(米国領)とサイパン(米国自治領)はハワイや米国本土と違ってESTAなしで45日間滞在できる。ESTAを持っていればVISAなしで90日間の滞在可能。ビザ免除入国で日本国籍の旅行者の場合。
ESTA(エスタ)とはアメリカ合衆国へ旅行する際、米国政府が「その旅行者が危ないやつかどうか」を事前に判断するネット上の仕組み。ビザ免除入国の可否の判断をする第一段階。テロリストや麻薬関係の危ない方々を米国に入国させないための現地空港入国審査前の予備審査と思っていい。大量の米国への入国者の処理をネット上で確実に効率よく済ませるためのシステムだ。ESTA詳細はこちら。
サイパン島は成田から飛行時間が3時間半。ESTAが不要。リゾートエリアではかなり日本語が通じ、国内感覚で格安海外旅行ができる。ツアーは2泊3日からが一般的。大勢の日本人観光客が訪れるので価格競争も激しく、時期によっては東京から北海道や沖縄に行くより安く海外旅行ができるという国内旅行と海外旅行の価格の逆転があったりする。ちなみにハワイはフライト所要7時間でツアーの所要は3泊5日から。ESTAが必須。 仕事の都合で3日しか休みが取れないとか、子供の学校があるのでツアーの安い閑散期になんてとても海外になんて行けないという事情の旅行者にもやり方しだいで格安に行ける身近な海外リゾートだ。 |
またサイパンはビーチ沿いのホテルでもさほど高くない。一人部屋追加料金も安い。リーフ内は波がなくマイクロビーチはサーフィンができるようなビーチではない。真夏の海をゆっくりと堪能するに最適なビーチ。さらに加えてサイパンは島全体が関税や消費税などの間接税のない自由貿易港。島中どこでもで免税で買い物ができる。ただ旅行者物価は空港方面よりガラパン周辺のほうが安い傾向あり。
マニャガハ島とはサイパン島の東側のラグーンにあるマイクロビーチの沖2.5km、周囲1.5kmのサンゴ礁の無人島。海の透明度がサイパン本島ビーチとは比較にならないほど高い。条件がいいときには透明度は60mにもなるという。ガラバン港から大型船で所要15分、スピードボート5分。全域国定海中公園になっている。「マニャガハ」はカロリン語で「一時休憩」の意味。 宿泊のホテルから往復送迎のみで25ドルくらいから。日本人用オプショナルツアーで45ドル~。入島税5ドルだがツアーによっては入島税が含まれている場合もある。マニャガハ島にはレストラン、売店、脱衣所、コインロッカー、シャワーあるが、環境保全のため入島できる時間は午前9時から午後5時まで。島での宿泊は禁止。 |
またジェットスキーやフィッシングも禁止になっている。一方魚のえさやりは自由でハナウマベイのような罰金はない。マニャガハ島付近の海中には第2次世界大戦で沈んだゼロ戦や戦時中の輸送艇が今もそのまま海中に眠っている。グアム島にも同じようなココス島という小さなサンゴ礁の付属島があるがココス島にはマニャガハ島ほどのテンションと透明度はない。びー旅でグアムより先にサイパンを取り上げたのはマニャガハ島があるから。
グアムとハワイ。両方に行ったことのない旅行者が行く順番はグアム→ハワイのほうがいい。その順番だとグアムで感激できてさらにハワイで感激できるから。しかしその逆だと多分グアムではさほど感激できない。江ノ島と伊豆白浜の関係に似る。 しかしこの構造はサイパンとハワイだと若干異なる。ハワイのあとにサイパンに行っても多分マニャガハ島に行けば、それなりに感激できると思う。透明度だけでいえばワイキキよりもラハイナよりもマニャガハ島のほうがずっといい。ただサイパンは寂れた田舎町なのでワイキキのようなテンションときらびやかさはない。ショッピング目当てならサイパンよりグアムの方がいいともいわれる。 |
グアムはホノルルほどの都会ではないがサイパンよりはにぎやかで観光地化されている。実際訪れる日本人観光客数はサイパンはグアムの 1/3~1/5 だそうだ。限られた日にちでグアムに行くかサイパンに行くか、選択はおのおのの趣味による。もし長期滞在可能ならテニアン・ロタも含めた周遊も味がありそう。グアム~サイパン間の距離は225km、毎日数便のUAのフライトがあり所要50分。時刻表はこちら。ちなみにグアムでは一般市民が米国本土と同じように拳銃所持ができるが。サイパンでは禁止。
サイパンは熱帯性気候で年間平均気温は27℃。年間通して気温や湿度の変化がほとんどなく一年中海に入れる。また日本の真夏の40度近くなる猛暑時期はサイパンのほうが気温は低く過ごしやすい。
サイパンの雨季は6月~10月、乾季は11月~5月。太平洋上にある孤島なので雨季でも延々雨が降り続くことはあまりなく、夕方スコールある程度。連日曇ることもなくはないがまれ。このサイトでよく取り上げるプーケットやシェムリアップの雨季のように延々雲って雨が降り続くことはほぼない。
またサイパンはフィリピンから沖縄を北上する台風の定番ルート上にないので台風の影響も少ない。なので夏~秋の沖縄旅行のようにロシアンルーレット的なハラハラどきどき要素は皆無。
時差は1時間。サイパンの方が日本より1時間進んでいる。
公用語は英語、現地語はチャモロ語、カロリン語。観光客エリアでは日本語が通じることも多い。
サイパンツアーは1年中同じ値段ではない。ハイシーズンに高くなりスローシーズンに安くなる。安く行くにはスローシーズンを狙う必要がある。具体的には盆、暮れ、正月、GWをはずすということ。
グアム、サイパンなど近場の格安ツアーエリアでも混雑期に「なんとかお願いします」モードでツアーをあたるとツアー会社の思う壺で「取れるだけでもありがたく思え」と近場なのになぜか高額ツアーという流れになってしまう。家族で行く場合は人数がいるのでツアー総額は結構なびっくり料金になる。
ツアー料金を安くするには、できるだけ夏休み(特にお盆時期)や正月休み、ゴールデンウィークのドピークをはずすということは誰もが知る常識。しかしそれができないので高いツアーを利用するしか他に方法がないという方がほとんど。そういう場合の格安ツアーの探し方。
グアム、サイパンツアーの安くなる時期は1月下旬~2月、4月~GW前、GW以降~6月、9月~12月上旬。こういった閑散期格安ツアーに参加する場合、有給をとってからツアーを探すのではなく、安いツアーの日にちにあわせて有給をとる。みんなが休みの日には足元を見てツアー代金は高く設定されるのが常。たとえば年末や年明け1月の1週目以降などドピークでもそれをはずして2~3日ずらしただけで大幅に安くなる場合が多い。
最近は閑散期の格安ハワイ家族旅行のために子供の学校を休ませる方もいると聞くが、行き先がグアムやサイパンならそこまでしなくとも解決策はある。祝祭日連休に有給をあわせる方法などはもちろんだが、そのほかにも、たとえば開校記念日や区民の日、市民の日など子供の学校が休みになるローカルな休日に焦点をあて土日と組み合わせる。全国規模の休日でないのでツアーの価格設定はさほど高くない。
マニャガハ島には1日4往復のフェリーが出ていて日本からの予約もできる。JTBの手配で往復42US$で宿泊のホテルからの送迎込み。ほか昼食付やパラセイリングなどとセットになった現地の複数のツアー会社のツアー多数。JTBマニャガハ現地ツアーはこちら
それ以外にマイクロビーチで客引きをしている小型のスピードボート(写真右)などがある。当日確保で往復20US$~。
マニャガハ島についてからは帰りのボートの時間を聞いて後は完全フリー。入島料5US$は当日現地で払うがツアー代に含まれている場合もある。
15:27 2014/08/22
エアバス契約破棄でスカイマークの経営危機がささやかれている。LCC勢力を一気につぶしたい方々の描いたシナリオは「エアアジアのスカイマーク救済」。そうなって欲しくてたまらないという裏がみえみえなのが滑稽。
スカイマークへの7月末エアバスから突きつけられた「A380」6機の契約解除とそれに伴う700億円もの違約金。LCC勢力をつぶしたい方々はスカイマークの羽田の36発着枠の餌程度でエアアジアがこのばかげた罠にはまるとでも思っているのだろうか。エアアジアCEOのトニー・フェルナンデス氏はツイッターで「スカイマークに興味はない」とコメント。そんなこと確認するまでもない。当たり前のことだ。
「救済」はそうなって欲しい第三者が妄想したガセ情報だと私は勝手に思っている。彼らはバニラやピーチにボロが出はじめた今、低価格フライト勢力をここでひとまとめにして一気につぶしたいのだと想像する。この「救済」という妄想は「日本の空にLCCは似合わない」と言っている連中が切に望んでいる展開。しかし残念ながら多分そうはならない。LCCとそれをつぶそうとする反対勢力。今後追い込まれていくのはどちらになるのだろう。
15:23 2014/08/15
クアラルンプール、ダウンタウンのチューンホテル Tune Hotel - Downtown Kuala Lumpur が1泊37.07リンギ(約1,200円)というので予約しようかと迷う。チューンホテルとはエアアジア系列の格安ホテルチェーン。チューンホテルのサイトで予約を進めると税込みだと最終的な支払い金額は43リンギ。オプションすべてなしにするとワイファイもエアコンも使えない。それらを使おうとすると結局高くなる。フライト出発時間が翌日16時なのにチェックアウト時間が11時と早すぎるのも若干微妙。14時までいると15リンギ追加料金必要。
パサールスニのレッドドラゴンの独房が35リンギ。ここもファン部屋でエアコンはないがワイファイは24時間無料。チェックアウトタイムは12時だが事前に「13時に出る」といっておけばその時間に追加料金なしでチェックアウトできる。
KL滞在は翌日フライト待ちの滞在なので泊まれればいい程度。パサールスニは周辺の物価も安いし、スターシャトルでKLIA2直行もできる。チューンホテルはパサールスニの北2kmほどのメダントゥアンク駅近くにある。ネタにはなるので宿泊検討中。関係ないが8月12日にチューンホテル那覇がとまりん徒歩圏内に新規オープンした。1泊1室7,000円~。エアアジアジャパン国内線復帰する気は満々。
マニャガハ島
びー旅ロード2013トップ
124. 海外旅行とATM
125. ネパールに安く行く方法
126. エアアジア追加申請
127. LCCの間違った乗り方
128. エベレスト街道2014
129. プードゥーセントラル
130. カオサン10Bラーメン
131. メーソットミャワディ国境
132. カレン族
133. シンガポールへ安く行く
134. アンコール小回りツアー
135. アンコール大回りツアー
136. バニラエア減便
137. パプアエピローグ
138. 楽天カード海外ATM被害
139. ペルニ
140. ラジャアンパット
141. ラジャアンパットホテル
142. サイパン
143. タイ入国2015年版
144. タイ観光ビザ
145. パックツアーと個人旅行
146. 東京シャトルネット予約
マニャガハ島 サイパン
マニャガハ島 サイパン
マニャガハ島 サイパン
マニャガハ島 サイパン
マニャガハ島
バリ島サーフィン合宿
ラジャアンパット
モーリシャス タマリン
エジプト 紅海 ハルガダ沖の島
ウユニ塩湖 イスラデペスカ
ケアンズ グリーン島 グレートバリアリーフ
モルディブ トラギリ
セラム島サワイ インドネシア
カウィータ国立公園 コスタリカ
カンクン イスラムへーレス
ボルネオ シパダン島