ラオリアン島ってどこ?ラオリアン島はタイ南部アンダマン海トラン沖30km に浮かぶ絶壁の双子島。似たような絶壁島がその隙間800mほどで離れて並んでいる。それぞれラオリアンノース島、ラオリアンサウス島という。しかしリボン島方向から見ると重なって島影はひとつにしか見えない。 ラオリアン島に行くにはリボン島から以外にもスコーン島からも行ける。スコーン島からのほうが観光客向けツアーは頻発している。訪問客が少なくピピ島のような定期的なツアーが催行されていないので個人で行く方が一般的。なので金さえ際限なく払えば誰でも簡単に行ける島なのだが、必要以上にぼったくられる可能性の高い島で「安くいく」のが難しい。 |
またクラダン島発やムック島発でも行けなくはないが同じく個人チャーターになる。こちらは距離が遠いのでスピードボートになる上、観光客料金が定着しているので格安手配が難しく団体で申し込んでも1人6,000B以上になる。 2014年1月私はツアー前日にリボン島のビーチやローカルエリアを一通り回ってチェック。最安提示してきたラオリアン島とさらに外洋にあるタキアン島の2島周遊で1,800B(5,400円)の船をチャーターしてのプライベートツアーだった。ツアー参加人数は1人。10人乗り位のロングテールに船頭さんと助手の少年2人態勢。 |
所要は朝8時から昼12時までの4時間。昼飯の弁当と水中眼鏡とフィン込みの値段。支払いはツアー終了後下船時。内容的に値切り過ぎたかなの反省から船頭さんに100B、少年に20Bチップをあげた。
ランカオビーチでの予約交渉はタイ語だったが翌日ツアーにやってきた船頭さんには英語が通じた。3人いれば1人600Bという料金は多分さほどぼられていないと思う。なおタキアン島に行かないラオリアン島単純往復の最安提示は1,500Bだった。タキアン島周辺は波が高いことが多いので船酔いがちの方の訪問は避けたほうがいいかもしれない。またラオリアン北島のビーチに上陸するには入場料がいる。船頭さんが言うには200Bくらいとのこと。北島ビーチのテントはクラダン島のように国ではなく、トランのホテル会社が管理している。ラオリアン南島は保護区域のためロングテールがいかりを下ろしての停泊はできない。
2014年1月30日(木)タイ16:56
今日午前中にラオリアン島ツアー(写真右)に行ってくる。
ここ数日ネット環境なく転送が滞っていたがようやくリボン島の小学校の職員室のような所から転送。今校庭で子供たちが遊んでいる。リボン島のナバン地区には宿にもレストランにもワイファイがない。宿のおじさんに聞くとネット環境が近くの小学校にあり、行けば使わせてくれるよとのことでやってくる。小学校の先生には英語が通じ私を笑顔で迎えてくれた。
日本なら金髪の怪しい奴が校内侵入と通報されそう。ネット代は要らないといわれた。リボン島でもランカオビーチの外国人料金のリゾートバンガローにはワイファイ(有料)はあるようだ。ケーブル引いているようには見えないので多分ピピ島と同じ衛星回線。
ラオリアン島思いもかけずにテンションあり。タキアン島の珊瑚の状態もよく、タイなのに透明度がそこそこあっていい感じだった。今宿泊しているリボン島の宿もいい感じの水上コテージで居心地がいい。春節爆竹はないが早朝アザーンが強烈だけど。宿の200mくらい脇にモスクがある。リボン島にATMはないそうだ。明日から春節。全くの人事。欧州組観光客さえ見かけない。ここはイスラム教徒のローカル島。
2,316THB
(1B=3円で計算) 6,948円
2014年1月31日(金)タイ 10:52
昨日書けなかったラオリアン島ツアーの詳細。最安料金を提示したのがナバン地区でなくランカオビーチに面した一般民家で、おとといに翌朝8時にそこに行く約束をしていた。
ナバン船着場ピックアップでも良かったが見つけられなかったりするとややこしいので、私がランカオビーチまで行くほうが確実と判断。ナバンからランカオビーチは4kmほど。その予約したビーチ沿い民家まではプラス1kmほど。元気があったので朝7時に宿を出てランカオビーチまで5kmを歩く。
バイタクだと30~40Bだそうだがメタボ解消のために朝のお散歩を選択。所要40分ほど。ここを歩く地元の方は皆無で、小学校2年生運転のノーヘル2人乗りの通学バイクが複数私とすれ違っていく。また通学用のソンテウともすれ違ったが、反対方向だし、多分外国人観光客は乗せてくれない。
ボートチャーターを依頼した民家はリボンサンセットリゾートという外国人向けバンガロー(ファン1泊600B~、エアコン2,000B~)の隣。ビーチについてからまだ10分ほど歩く。7時55分頃昨日予約した民家に到着。ロングテールボートは接岸せずに沖で待っていたようで私の到着と同時にビーチに接岸。頼んだ民家のおばちゃんからお弁当受け取ってボートに乗り込む。 写真左上は昨日私が個人チャーターしたロングテールボート。6人乗りと言う感じだが、詰め込めば10人は乗れそう。また船頭1人だけだろうと思っていたが少年の助手が同行。 |
さらに昨日値段交渉したおばちゃんには英語不可だったが、ツアー当日に現れた若めの船頭さんには英語可だった。ボートには複数の救命胴衣とかダイビングのボンベとかあったので地元の漁船ではなく、本格的なツアーの船のようだった。去年のインドネシア、セラム島サワイでの小船ワイルドツアーのようになるのかと思っていたらかなりまともなツアーで拍子抜け。大きめの船が来たのは外洋の波が高いので小さい船だと転覆の危険があるせいかも。
最初に向かったのはやや外洋に面したタキアン島(写真上)。このツアー部分的に波があり船はかなり揺れる。アンダマン海の外洋のしゃれにならない荒波は何度も経験しているので波のない午前中に行ったのだがそれでもピピ島ツアーではありえない揺れ。船酔いする方にはタキアン島は向かないかも。ラオリアン島周辺、特に内湾方向は写真右のように波はない。
当然だが波の具合は日による。私が行った日には、タキアン島に向かう時や帰る時、タキアン島沖に錨を下ろしての停泊時に船はかなり揺れていた。乾季の午前中でこれだけゆれるのだから、風の強い日の午後や雨季などはかなり強烈にゆれそう。
ただ海底のテンションはタキアン島沖がもっとも鋭かった。珊瑚の状態もサイズも海の透明度もトラン沖では一番まともではないか。ハイ(ンガイ)島沖マー島海中の吹雪状態マリンスノーの極悪透明度とは大違い。今回はダイビング用のカメラ持参していないので海中画像は撮れなかった。また海中に潜っていると波の影響は皆無なので1時間ほどシュノーケリング。船に上がって初めて船の異様な揺れに気づく。ここで1時間も待たせたことを少し申し訳なく感じた。
そしてボートはタキアン島を後にし、沖からラオリアン島のある内湾方向へ向かう。
私は子供の頃には遠足の短時間バス乗車でもすぐに酔っていたタイプだったのに、今は気持ち悪くなるどころか移動中の大揺れの船で立ったまま持ち込んだチャーハン弁当を食べられるほどの乗り物酔い耐性がついた。
立ったままとはお行儀が悪いが、揺れがひどいので座ると弁当はとても食べられない状況だった。ツアー参加人数1人なので昼食のタイミングは自由。朝食わずに来たので潜って腹が減っていた。しかしラオリアン島付近まで来ると波はほとんどなくなった。しまった。飯を食うタイミングを間違った。
ラオリアン島は絶壁の迫力はあるものの海底のテンションは微妙。珊瑚の状態もいまひとつ。ただ下ろされたポイント付近に海底洞窟のようなところがあって味はあった。またラオリアンノック島にはビーチがあって上陸できる。またそのビーチにはクラダン島やスリン島の国立公園のようにテント宿泊できる施設があって欧州組が宿泊していた(写真上)。ラオリアン島に宿泊できるとは知らなかった。
ラオリアン島の海底はいまいちなのでシュノーケルは早めに切り上げて、ボートでラオリアン北島とラオリアン南島の2島をゆるゆる周回してもらう。そして帰りはリボン島のランカオからナバンまでまた50分も歩くの面倒なのでナバンの桟橋に戻ってもらう。ナバン沖航行中船の下を巨大な黒い影が横切る。ジュゴンだ。かなりのスピードであの外観のゆるいイメージと全く違う勢いだった。
2014年1月31日(金)タイ5:48
リボン島のマンディーバンガローで3日目の朝。この宿の正式名称は「リボンモルディブバンガロー」というらしいが地元の人に「どこに宿泊している?」と聞かれて「モルディブバンガロー」と答えても誰もわからず。「マンディーバンガロー」と言うと「ああ、あそこね」となる。
朝強烈に寒い。多分15度くらい。昼間は30度以上の真夏の気温なので寒暖差が激しい。日本から持ち込んだ上着を着て寝ないと朝寒くて起こされる。そうでなくても朝5時半には大音量のアザーンで起こされる。アザーンのおかげで自然に早寝早起きになり、夜早く寝るので今日はアザーン前に快適起床。
昨日はツアーから帰って文章なし画像のみのページを作って小学校に転送に行ってもうそれ以上何かをする元気がなかったのでそのままゴロゴロして過ごして晩飯食って寝た。タイピングだけですむフェイスブックやツイッターならともかく、ツアー当日に文章書いて画像取り込んでレイアウトしてページ制作完全にしてアップなんて無理でしょ。できなくはないけどゆるたびなのに「そこがんばってどーする?」というのもあるし。このページ重要な項目から並べたので日記が時間通りになっていない。
484THB
(1THB=3円で計算) 1,452円
ラオリアン北島 Laolieng North Island
タキアン島 Koh Takiang
リボン島ランカオビーチ
私一人の完全プライベートツアー。ラオリアン島に行こうとする人が2014年1月現在少ない。この状態で1800Bはなんか悪い気もするのでチップをあげた。
水中眼鏡と足ひれは無料でついていた。
ラオリアン絶壁 ツアー客は私一人なのに船頭さんとこの少年の2人が付き添い。
リボンサンセットバンガロー
ランカオビーチには他2件のリゾートバンガローがある。ファン600B~、エアコン2,000B~。レストランにワイファイ有。
ラオリアン島
桟橋の穴ぼこ。多分重量オーバーで陥没。
タイのかっぱえびせんは30円。
せっかくヒマラヤでやせたのに、たった1ヶ月半の日本滞在でまた腹が出てくる。
ラオリアン島へ
沖に停泊の地元漁船
タキアン島からラオリアン島へ
ロングテールボートがおもちゃのように見える。
ムック島のサバイビーチ
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地元食堂の肉野菜炒め大盛り飯35バーツ