ムック島の朝。雲ひとつない快晴。今朝船着場前のツアー会社に行ってクラダン島行のボート(写真右)の手配をする。1日2本8時~8時半、12時~12時半のボートがあるが、このボートはクヮンドンクー桟橋からムック島のリゾートホテルを回ってクラダン島に行く観光客用ボートなので、地元民の使うムック島桟橋から乗船する利用客がいない場合はそこを素通りする。昨日は2便ともホテル直行で桟橋には寄らなかったそうだ。
朝の時点で8時発のクラダン島行ボートは桟橋には来ないようだったので12時半のほうに予約する。予約して前金で払っていればとりあえずボートは桟橋に寄るようだ。ボートの時間まで暇なので庭でパソコンに向かう。日差しが強烈で日陰にいるのにパソコン画面が見辛い。
クラダン島には地元民居住区がなく学校がない。ホテル関係で働く従業員の子供を学校にやるために子供だけをこのムック島で寮生活させている。その寮代わりの宿が私の隣のバンガローなのだ。今も4人の小学生が庭で談笑。今日は土曜なので学校もない。今バイク4人乗りで庭を出て行った。タイでは小学生のバイク4人乗りは普通のこと。
ムック島にも放し飼いの犬や野良犬がいる。平和な犬たちで観光客にほえることはほとんどない。私のバンガローにも一匹の犬がやってきて玄関に居座っている。誰にでも尻尾振って近づいていく。ずいぶん太ったメタボ犬だなと思っていたらおなかが大きいのは妊娠しているせいだった。
タイ南部の都市トランをゲートにするのが一般的。クラビからもハジャイからも行けるが若干効率が悪い。トランには空港がありエアアジアがバンコク、ドンムアン空港から1日2便飛んでいる。またトランへはバンコクからは長距離バスでも鉄道でも行ける。クラダン島へはボートでランタ島やリペ島からも行けるが高めの観光客料金。
トランからは港まで個人で行くよりトラン駅前に複数あるツアー会社でクラダン島行のボートと港送迎が込みになったジョイントチケット(450B)を買うほうが効率はいい。トラン市内から港までは結構遠く車で40分~1時間かかる。クラダン島までの総所要は2時間10分~3時間。港で待たされる場合には時間がかかる。以下私の利用したツアー会社。
Trang Happy Trip & Tour(トラン駅前)
TEL & FAX 075-212165
携帯 081-6072411 (Jip) / 087-4754684 (Sai)
Email : jip_piyanust@hotmail.com
sai-joy111@hotmail.com
クラダン島の船着場に着いたら海を背にして左側へ 200mほど歩けばナショナルパークのキャンプ場(写真左)。テント1泊 300B。バンガロー 600B。そのままビーチ沿いに
500m行けば1泊 700B~のアオニャンビーチリゾート(写真左下)がある。船着場右側には極悪ぼったくり宿しかない。またアオニャンビーチリゾートへは潮が満ちているとビーチ沿いを歩いてたどり着けない。島の中に抜け道あるがわかり辛い。
船着場から島の奥方向へまっすぐ進んで島の反対側へ向かう道(サンセットビーチ方向)に入れば写真左上のクラダンパラダイスロスト 600B~ がある。帰りのボートは島内いたるところでトラン市内やトラン空港へのジョイントチケットを売っている。片道
450B。私はナショナルパークで買った。
ムック島の私の宿の番犬をしている犬は、宿で飼われているようではなく、いつも腹をすかせているようす。さっき港で買ったフライドチキンの骨をあげたら尻尾全開で振りまくってうまそうに食っていた。この犬とは別に生後3ヶ月といった子犬4匹を引き連れたお母さんと子犬ファミリーもいて庭でたまにじゃれている。 母犬とじゃれる4匹の子犬。しかも全員ノーリードで首輪もない野良君たち。こんな光景日本で見ることはまずないな。日本なら間違いなく「保健所行で薬殺」になる状況にいる犬たちだ。どちらがいいのか判断は微妙。ただ夜中に犬同士でけんかしてほえられるのが若干うるさい。玄関においていたサンダルが4匹の子犬の攻撃対象になって歯型だらけになってしまった。 |
今爆竹がなった。こんな島でも春節やるのか。明日が春節で見方によっては中国人や華僑系でクラダン島の宿が埋まる可能性もなくはない。もう混雑しようがお構いなしに移動する。多分混雑するのはプーケットやパタヤのようなガイドブック掲載観光地と予想する。宿が見つからなければビーチで野宿する覚悟。冬の日本ではないので、ビーチで寝ても蚊に食われるくらいで死にはしない。宿代ただになるし。
クラダン島でテント泊。海まで徒歩10秒で今潮騒の音を聞き夕暮れの海を見ながらパソコンを開く。海風が涼しく天然扇風機状態。このテント1泊300B。ムック島より滞在費用がかかっていない。ムック島では1泊400Bで海まで徒歩30分だったので環境激変。
クラダン島は観光の島なので安く滞在できないと聞いていたのに実際と違った。ただ徒歩30秒にあるレストランは缶コーラ30Bと離島料金。
夕日に染まる遠くの島がいい感じ。明日春節。ムック島ではうるさくなっていた爆竹もここでは皆無。これはいいタイミング。クラダン島は中国人団体ツアー客が訪れるにはコア過ぎる島だった。春節過ぎるまでここで過ごそう。この島にもATMなし。手持ちの3000Bがなくなったらトランかカンタンに行こう。
852 THB
(1B = 3円で計算) 2,556 円
クラダン島ナショナルパークのテント泊をしている。1泊300B。爆竹の音皆無の春節はいいものだ。クラダン島宿泊は正解だった。風が強くテント飛ばされるんじゃないかという感じ。
今日朝の散歩でクラダン島発のツアー見つける。クラダン島周辺4島回って750B。クラダン島のぼったくりバンガロー主催でやっているので参加しようとするも、窓口の対応が最悪でやめにする。タイには「欧米人>日本人(タイ人以外のアジア人)」の対応をするタイ人が少なからずいる。その窓口のおっさんがその典型で最初からこちらを馬鹿にした対応を取り続ける。欧州組には卑屈なほどへこへこなのに。
私はとてもあの不愉快な対応を取るおっさんの機嫌取ってまで、高いだけでたいした内容でないツアーに参加する気にはならなかった。その宿の名前は「クラダンビーチリゾート」。船着場着いて右側へ1分ほど歩いた場所にある。偉そうな態度取る割には1泊1200B~とたいしたランクの宿ではなく、宿の前のビーチもあまりきれいではない。 この辺の島の欧州組でにぎわう中途半端に高いリゾート宿はそういう欧州組信奉者のタイ人が目立つ。とはいえそういうタイ人は日本での「欧米人>東南アジア人」の対応する日本人よりはずっと少ないとも思うが。ちなみに今宿泊しているナショナルパークの皆さんはあまり英語は話さないが、気のいい人ばかりで不愉快な思いをすることは一切なくとても居心地はいい。 |
しかしよく考えたら今宿泊しているナショナルパーク周辺はトラン発やムック島発のツアーでよるスポットだ。テンションはここにある写真のとおり。そこにいるのに無駄に金使ってツアー参加する意味がない。
今のテント潮の満ち引きでテントから波打ち際までの距離が変わる。引いているときには15mくらいの距離があるが、満ちてきたときにはテントから波打ち際までは3mくらいになる。昨日夜波が若干荒れていて入口明けて寝ていたら足に波のしぶきが飛んできた。一晩中波の音が聞こえる。春節の爆竹よりずっといい。
午後になるとツアーで来ている観光客がいっせいに帰るので人が激減。人のいないいい感じの夕暮れになる。朝も人が少ない。ここは一般的には宿泊する場所でなくツアーでよる島なのだ。
ナショナルパークの付属のレストランの食事がうまい。肉野菜定食80B、エビチャーハン100B、ミネラルウォーター小20Bと離島料金だがこの風景とテント泊の味が帳消しにさせてくれている。ツアーに参加することなく食事以外に出費がないので1日トータルがリゾート島にいるにしてはかからない。 クラダン島は南北に細長いので島に沿って泳ぐ。ボートが集まっているところがサンゴ礁のポイントなので泳いでそこまでいけばツアーに参加する必要はない。ナショナルパークのマスク、フィンそれぞれ1日レンタル100Bと高いので先日沖縄の阿波連で買った水泳用ゴーグルでシュノーケリング。ただクロールで泳いでいるだけなんだけど。3kmくらいは泳いだか。わきの下がすれて痛くなる。 |
750 THB
(1B = 3円で計算) 2,250 円
クラダン島のテントの中で朝を迎える。夏休みの午前中といった気温。目の前にはサンゴ礁ビーチで波の音しか聞こえない。春節を無事静かに乗り越える。クラダン島の出費が思ったほどかからなくて快適な南の島でのゆるゆる生活になっている。
2日止まっていた水道が今朝ようやく出るようになっていた。朝は目の前のビーチでシャワー代わりに泳いだので真水シャワーなくても全く問題ない。電気は午後18時から22時まで通電。テント内に電気はないが近くの街灯が22時までついているので真っ暗にはならない。テント生活であってもさほどサバイバル感なし。スリンやシミランでは島の周りは360度水平線のみだが、ここでは水平線の向こうにはタイ本土の山並みがかすかに見える。
クラダン島の海はここに掲載している写真のようにそこそこテンションあり。ただ海の透明度はいいポイントで10mくらい。リペ島といい勝負。珊瑚の状態や魚影も上中下と分けるとすれば下ランクではないか。ただシュノーケリングに期待しければ、ここの写真のようにビーチはそれなりにきれいなので十分トロピカルリゾートを満喫できる。水中画像撮ったがとてもこのページに載せられるテンションではない。
今ナショナルパークのレストランでチキンカレー80Bをオーダーしてパソコンに向かう。この時間通電しているので20%台になったバッテリーを充電している。クラダン島はゆるゆるビーチで過ごすには最適。
透明度に難点はあるが潜らなければ十分合格点。ダイビングをするとかサーフィンをするとかでなく、ただきれいな海でゆるゆるという場合には最適。シュノーケルやダイビングが目的ならピピ島やシミランやタオ島のほうが向く。
今日は島の船着場の反対側に行ってみる。徒歩10分くらいで反対側に出ることができる。クラダン島の反対側は岩場が多い。途中にバンガローがあったので値段聞いたら600Bとのことだった。メール予約もできるようだ。クラダン島でもっともきれいなビーチは今宿泊しているナショナルパークの前と知る。昼間は次から次にツアーのボートがやってきては帰っていく。船着場近くのリゾート宿泊の客もわざわざこちらのビーチまでやってくる。ナショナルパークにはバンガローもあって1泊600B。
今日の午後泳ぎながら画像撮っていたらなんとデジカメが浸水で壊れる。水中撮影可能な5m防水オリンパスTG620。必要なロックはすべてしていたのに海水浸入の様子。まだ旅は半分も来ていないのにもう2台中1台目がいかれてしまう。予備デジカメは防水機能ないので今後水中撮影ができなくなってしまった。
今日明日のトラン行のジョイントチケット確保する。450B。明日朝クラダン島を後にする。欠点羅列するわりには撮影ノリノリだし3日も滞在するし。クラダンテント泊3泊4日はそれなりにテンションはあった。滞在費用4日でホテル代移動代食事代すべて込みで約1万円というのもいい感じ。日本が一番寒い2月に炎天下、連日快晴、そして宿泊場所はここの写真のようなビーチ徒歩10秒。きらきらのさんご礁ビーチの沖に見える島はリボン島と名前がかわいいのも味がある。
1,050 THB
(1B = 3円で計算) 3,150 円
私のテントとビーチの距離10m。クラダンナショナルパークテント予約電話は 084-3970528 レンジャーの korb さん。英語通じにくいのでタイ語予約がベスト。駅前のツアー会社のスタッフにチップ20Bほどあげて上の電話にかけてもらうほうがいいかも。よほどの大集団で行かない限り予約なしでいってもほぼ確保できる。
このバンガローは森の中にあって船着場から徒歩5分。1泊600B~
ヤドカリの集団引越し風景 クラダン島の朝のビーチで。
ノボテル スワンナブーム エアポート バンコク空港敷地内ホテル 1室1泊10,533円~ 空港から地下通路で徒歩約5分。バンコク乗継泊に便利。 |
ルメリディアン バンコク 1室1泊料金9,679円 パッポン・タニヤ徒歩圏内。バンコク夜の観光拠点にシーロム格安ホテル。 |
現在宿泊中のテント。海風が涼しく結構快適。
クラダン島のビーチ