今ハジャイ駅。パッタルンからの3等のみの列車(写真右)でスンガイコロクに向かっている。今日は朝から日は差しているものの雲が多め。たまに通り雨のある天気。機銃持ったセキュリティはしっかりハジャイ駅にいる。散発する爆破テロはまだ収束してはいないようだ。パッタルンからハジャイまでは所要1時間40分。10時5分到着。パッタルン8時22分発の列車だが遅延は15分ほどだった。多分バンコク発でないのでそんなに遅延がない。今なぜかハジャイで止まって動かない。車内は空き席がちらほらある感じのゆるゆるローカル列車。暇なのでパソコン開いてこの日記書く。
今日朝パッタルンのホテルで目覚めて今日どうするかまだ決めかねていた。とりあえず15日の滞在期限は迫っているので散歩ついでに滞在ホテルから徒歩3分の駅に列車の確認に行く。
事前にもらった英語併記の列車の時刻表によるとパッタルン発10時34分スンガイコロク行があるのでそれが確保できるかチケット売り場で聞く。できるだけ安いチケットがいいと希望すると、8時22分発のローカル列車があるという。もらった時刻表に表示されていないローカル列車があるようだ。3等のみパッタルン~スンガイコロク56B。所要は6時間ちょっと。スンガイコロク到着予定時刻は14時50分となっている。特に問題なさそうなのでその列車のチケット確保する。 ビザランの国境を、パダンブサールとスンガイコロクのどちらにしようか迷ったが、やはり1日列車が2本しかないパダンブサールだと何もない駅で待たされる懸念あるのでスンガイコロクへ行くことにする。 |
ハジャイ(写真右)に停車してもう40分もたつ。こんなに待たされるならハジャイ到着早々駅のトイレ行けばよかった。3等車両のみなので車内にトイレはない。我慢できないほどではないのだけれど。(追記:後で確認したら3等車両のみの地元列車でも3両に1箇所トイレはあるようだった)
3等車両のみのこの列車の車内には地元の方のみ。ヒジャーブのお母さんも目に付く。この車両にさっきまで一人乗っていた欧米旅行者もハジャイで降りていった。エアコンなしで窓全開。たまに吹く風が心地よい。チケットに表示されている到着予定時刻だと今日中にビザランしてスンガイコロク出ることもできるようだが、せっかくなので1泊しようと漠然と思う。
今スンガイコロク行列車の中、Pa Phai という駅を出たところ。混雑車内がすいて、ようやく座れパソコン開く。
期待通り予想外の展開が続く。この列車、ハジャイで1時間5分も待たされた上、ヤラーのひとつ先のラマン(RAMAN)駅で乗ってきた列車を下ろされ、降りた駅でなぜかまた1時間半ほど待たされる。私だけでなく乗っている数百人の乗客すべて降ろされる。それまで乗っていた列車は空になった後、反対方向にディーゼル車が連結されハジャイ方向へ牽引されていった。
駅に大量の乗客だけが残され、一瞬コロクで爆破テロでも起こったのかと思うも、なんのことはない、乗車率の少ない列車の乗客を後続便にまとめて輸送という類のものだったようだ。そして約1時間後にやってきた後続便には既にほぼ満員の乗客。そこに乗り込むので最初1時間は座れんかった。1時間たたされた後今ようやく座れてパソコン打てる環境になる。列車は揺れが激しいので紙にペンだと多分日記は書けない。隣のお兄さんによるとスンガイコロクまではまだ1時間はかかるらしい。ラマンでは駅を出て駅前の市場を徘徊。今日は予期しない途中下車のおかげで1日深南部ツアーになってしまった。
しかし定刻到着だとスンガイコロク14時50分着なのに今既に17時12分。予想された展開ではあるのだけれども。この遅延がもしパダンブサール方向でだと駅で10時間待の浮浪者体験させられる。スンガイコロクにして正解だったかも。ラマンでは駅前市場で牛のミンチ串焼き15Bを買って食べる。イスラムエリアの牛や羊の肉は味付けが独特で久々に食うとうまい。
タイは空路入港すればビザなしで30日間滞在できるが、陸路入国の場合は15日しか滞在できない。 この制限を超過すれば1日あたり500Bの罰金を取られる。なので滞在を延長するために15日(空路入国の場合は30日)以内にいったんタイから隣国ラオスやカンボジア、マレーシア、ミャンマーに陸路出国。その日のうちに再入国し滞在期間を再度15日分確保する。 この滞在期間延長のための陸路出入国をビザランと呼ぶ。ビザなしでタイに長期滞在する沈没組がこの方法を使う。現地には彼らのための滞在期間を延長するビザランツアーなるものまである。 |
私の場合、今回の入国でマレーシアにそのままいれば90日間ビザ無しで現地に滞在できるのにたった半日で出国し、陸路でタイに入国したので滞在期間は15日となる。またもし陸路入国せずに空路入国すれば滞在期限は15日ではなく30日になる。
タイ南部のマレーシア側の陸路国境は鉄道駅のパダンブサールとスンガイコロクのほかに、サダオ国境やべトン国境がある。べトン国境は Rita Riyanto
さんから今回の出国直前にいただいた情報。国境の両側の街はマレーシア = Pengkalan Hulu 別名 Keroh、タイ = Betong
。国境の名称、マレーシア = Bukit Berapit、タイ = Betong Border。マレーシア方向からPengkalan Huluへの行き方、K.L.から直行バスあり。https://www.transnasional.com.my/
。BetongからYalaに抜けられるとのこと。タイ側からはハジャイからべトンに直通ロットゥーア230Bもある。
なおタイ深南部の町にはホテルのない町が多い。なので放浪する場合は明るいうちに宿のある町まで移動しておくほうがいい。スンガイコロクのほかヤラーやパッタニーには地元ホテルはある。写真左上はラマンの駅前市場。ラマンにはホテルはないので隣町のヤラーまで行く必要がある。
541 THB
(1B = 3円で計算) 1,623 円
スンガイコロクのアジアホテルで快適な朝を迎える。朝から雲は多めだが晴れ。真夏の気温で風が強い。昨日のパッタルンからの移動は当初6時間半程度の予定がお約束のわけのわからん遅延の繰り返しで結局9時間5分もかかる。パッタルン発車時間は15分程度の遅れで朝8時35分。コロク到着時間は17時40分。予定では14時50分着。2時間50分の遅れ。予想通りなので特に問題はないのだけれど。
アジアホテルは前回泊まった宿だが220Bから300Bに値上げしていた。宿にワイファイなくネットにはつながっていない。駅近くに大きな市場のようなものが新築されていた。ただ小銃持った兵隊さんはハジャイとは逆で以前より増えている感じ。スンガイコロクのみならず途中の駅でもそんなに必要か?と思うほどあちこちにみかけた。
私の滞在期限は明日2月6日なので今日これからマレーシア国境に歩いて往復する。この宿から国境までは徒歩20分といったところ。
タイ時間 10:19 2013/2/5今朝、朝の散歩といった感じでビザランを済ませてくる。実は私はこのビザランなるものの体験は今回が初めて。私にとって通常タイはインドやアフリカへ向かう途中のゲートなのでたいてい滞在1日2日でそちらへ行ってしまう。なのでこれまではタイに15日以上滞在することなどめったになかった。今回は最初からビザラン体制。ゆるゆる目的なので。 宿から徒歩で国境まで行ってマレーシア側のバスターミナルまで歩く。そしてクアラルンプールまでのバス料金を確認して再度タイに入国。滞在期間を15日延長する。 |
せっかくもらったマレーシアビザ無し90日滞在リミットを30分で消滅させる。そして意味なく残り少ないパスポートの余白を減らす。マレーシア国境の利点はポイペトのようにカンボジアビザ代が必要だったり、メーサイタチレクのように1日パーミッション代が必要だったりなどの余計な出費がかからないことか。
イミグレ手続き含めてホテル前から徒歩で往復1時間半。マレーシア側に入ってバスターミナルまで行かずてきぱきやれば1時間で済みそう。タイマレーシアとも出入国イミグレに列はなく通過は私一人。マレーシア側で食堂あったのでタイバーツで払えるか聞いたらだめといわれた。逆にタイ側に戻ってバイタクの支払い金額の請求はリンギ。国境からバイタクでスンガイコロク駅まで4リンギ、立ち去ろうとしたら3リンギになった。歩けば10~15分。
帰りにスンガイコロクの駅によってハジャイまでのチケット確保する。帰りはなぜかハジャイまで146B。往路はハジャイより100km遠いパッタルンから56Bできているのに。一番安い3等にしてくれといっても満席だと取り合わない。3等は全席自由で席がなければ立って乗る。満席などになるわけがない。要は「外国人に安いチケット売りません」ということなのだ。この対応はその時の窓口の係員次第のようだ。売ってくれないのにごねても無駄なので仕方なく146Bぼられてあげる。
ちなみにスンガイコロク駅前にはハジャイ行ロットゥーアもあって人数そろい次第出発スタイルで200B。ロットゥーアは途中停車することがなく、時速100km以上でとばすので鉄道よりは早い。ヤラー行やパッタルン行もある。
またマレーシア側バスターミナルでは、ランタウパンジャンからクアラルンプールまでは44リンギ、コタバルまで5リンギとのこと。ハジャイからクアラルンプールまでロットゥーア400バーツ(サダオ国境経由西海岸ルート)なので苦労してスンガイコロクに来る必要はなさそう。
アジアホテルの前のLGの看板のビルが焼け焦げている。どうやら噂の聖戦戦士の被害にあったようだ。いつも警察が検問やっている目と鼻の先のビル。収束どころかさらに過熱しているんじゃないのか?だから今回兵隊さんの数も多いのか。
今ハジャイ行の列車に乗ってパソコン開く。乗車率5%でガラガラ。満席で席がないといわれた3等車両もしっかり大量に連結されていて乗車率30%。バンコク行きのこの列車が混むのはハジャイからでそこまでは満席はありえない。3等席に乗れば40~50Bくらいでハジャイに行ける。駅の窓口はひとつしかなく、そこでぼったくり料金提示されて「3等は満席だ」といわれれば抗いようがない。このタイ国鉄の正規窓口でのぼったくり営業はたちが悪い。差額は300円なんだけど。右の写真はハジャイ駅を出る列車の車窓から。
今日私の乗る列車、11時半発でスンガイコロクは始発駅なので遅延はないだろうと思っていたら、バンコク方面からの列車を折り返して運行するので、往路が遅れれば始発駅でも遅れる。で、結局出発したのは始発駅なのに1時間遅れの12時30分。いずれにせよハジャイに戻れる。なんかちょっとほっとする。この席2等なのにエアコンなしで窓全開で激走中。私はそのほうが好み。席は指定されているがガラガラなので空いている席を2席独占して寝転がる。気温は30度超。車窓がファンキーだ。
757 THB
(1B = 3円で計算) 2,271 円
タイ時間 7:32 2013/2/6
トランのコーテンホテルで朝を迎える。昨日はスンガイコロクからの列車到着後、そのまま駅前のソンテウに乗ってハジャイバスターミナル(写真右)まで行きそこで午後6時発のトラン行ロットゥーアでハジャイ素通りでトランまで来てしまう。
ハジャイからトラン移動は思ったより遠く1時間55分もかかる。山を避けて高速を使っていくのでほとんどパッタルン手前まで行ってそこからかなり遠回りしてトランに向かう感じ。ハジャイ6時00分発でトラン到着は午後7時55分。その時間は真っ暗でバスターミナルからのソンテウ運行も終わっている。郊外のバスターミナルで降ろされたらつらかったが、なんとそのままトラン駅前まで行ってくれた。
トラン駅到着後、宿確保前に駅前のツアー会社でワイファイ接続。たまっていた分のびー旅.com当日情報の転送をする。といっても滞ったのは1日だけなんだけど。転送後スカイプ使って日本の友人とも会話する。携帯電話の代わりにノートパソコンで電話をする感じ。2月5日発売号の週間アスキーにびー旅.comの紹介記事が出るというので、悪口かかれてないかチェックするためにその友人に雑誌を買っておいてもらう。昨日アスキー発売日のグーグルアナリティクスのアクセス数見たらそんなに変わってないので多分隅っこの小さい記事。掲載許可依頼のメール自体がいたずらだったかもしれないし。トランのコンビニで週間アスキー買えないので確認しようがない。
びー旅ファイル転送もスカイプもワイファイ自体がただなので全く料金がかからない。私には高い海外定額1日1980円(通話代別)も払ってスマホを海外で持つ旅行者がいまだにいることが不思議でしょうがない。日本人観光客が世界中でおいしい「カモ」としてなめられるわけだ。私には関係ない世界なのでどうでもいいが。それにしても海外通話がただで話し放題というのは実にありがたい。
その後5日前に泊まっていたコーテンホテルに行くも200Bの部屋は満室で確保できず。260Bでかび臭い部屋に泊まっている。朝から天気がいいのでこれから島方向へ行こうと思う。タイランドアイランドようやく再開。11時発のムック島行ジョイント250B。トランは思ったより内陸にあり結構海から遠い。
帰りのスンガイコロクからハジャイへの列車で
ラマン駅で。ハジャイからスンガイコロクは列車で5時間半。1~2時間の遅延は日常。3等のみのローカル線でハジャイより手前(バンコク方向)で乗って時間がかかるのはハジャイで1時間以上停車するため。ハジャイからロットゥーアなら4時間半。
スンガイコロクのアジアホテル300 THBに値上げしていた。トイレシャワー付ファン部屋。