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バンコク・ヤンゴンを陸路で行く メーソット・ミャワディ国境

びー旅ロード131メーソット・ミャワディ国境

2014バンコク・ヤンゴン陸路 ミャワディ国境

バンコクからヤンゴンへ陸路で行く方法Mae Sot Myawady boader


前へ      ミャワディの国境ゲート 奥がミャンマー方向     次へ


メーソット・ミャワディ国境 ミャンマーカレン州 Kayin state

2014年3月27日(木)

以前外国人がバンコクからヤンゴンに両国国境を越えて最短陸路ルートで行くことはできなかった。しかしミャンマー民主化のおかげで2013年8月28日より外国人が陸路でバンコクからヤンゴンへ行けるようになる。その最短陸路ルートのひとつがミャワディ・メーソット国境(Myawady - Mae Sot)だ。

写真右は2014年2月私が実際に利用したミャワディ Myawaddy からコーカレイ Kawkareik へ向かう途中のローカルバス「ハイラッ」。ミャワディ~モーラミャイン maulamyain まで所要7~8時間、4000チャット(400円)。

2013年8月28日以前にもミャワディ・メーソット国境は外国人観光客にも越えられたが、ビザでなくパーミッションによる国境から数キロ圏内の日帰り限定だった。これはおそらく過去60年間続いたミャンマー国軍とカレン民族同盟との戦闘がまだ収束していなかった影響もある(2012年1月表面的には停戦合意)。また2013年8月28日以降もうひとつのティーキー・プーナムロン国境 (Htee Khee- Phu Nam Ron)も同様に外国人に解放された。今までのタチレク・メーサイ国境(Tarchileik - Mae Sai)、コートーン・ラノーン国境(Kawthaung - Ranong)とあわせて4つの陸路国境が外国人に越境可能になった。

2016年10月25日追記:ミャンマー・タイ国境にはこれ以外にパヤトンズ Payathonzu 国境(カンチャナブリ北西230km、サンクラブリ Sangkhla Buri 北西20km)、マーダウン国境 mawdaung boader(プラチュアップキーリーカン西20km)などがあるが、2016年現在タイ人、ミャンマー人以外の外国人越境不可。パヤトンズ国境、マーダウン国境にはパーミッション入国の仕組みはない。



ミャワディの国境友情橋。奥がターク県メーソットで国境の川はムーイ川 Moei River


コートーンからヤンゴンまで2014    ヤンゴンバンコク2US$フライト実録

プーナムロン国境2016


陸路でヤンゴンに行く前に

メーソット・ミャワディ国境通過してヤンゴンまで行くにはミャンマービザ必須。2014年3月現在ミャワディのイミグレでアライバルビザは取れないので事前取得必須。バンコクではスラサックにあるミャンマー大使館ビザセクションで午前中に申請すれば申請当日の午後に受け取れる。28日観光ビザ代は当日1,260B、翌営業日1,035B、翌々営業日810B。土日祝日は営業日としてカウントされない。バンコクでミャンマービザを取る詳細はこちらへ。

南部のラノーン・コートーン国境でも2014年現在イミグレでヤンゴンまで行けるアライバル観光ビザは取れないので事前取得必須。ビザは日本でも取れるがバンコクで取るほうが手間が少ない。


より大きな地図で ミャンマー を表示


バンコクからヤンゴンへのミャワディルート950km 数年前までのカレン州の戦場を越えて行く

関連リンク
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バンコク北バスターミナル モーチットマイ カオサンからはプラアティット通りの3番赤バス使う
BTSモーチット駅(MRTチャトチャック公園駅)からは徒歩20分ほどで道はややわかりにくい


モーチット発メーソット行バス所要8時間428バーツ メーソットからタイ側国境までのソンテウ50B

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バンコクからヤンゴン陸路 行き方概略

①最短ルート
バンコク→メーソット→ミャワディ→コーカレイ→パアン→タトン→パゴー→ヤンゴン。
②モーラミャインルート
バンコク→メーソット→ミャワディ→コーカレイ→モーラミャイン→タトン→パゴー→ヤンゴン

所要は途中宿泊せずにパアン経由で乗り継いだとしても20時間以上にはなる。私の場合バンコク→メーソット8時間428B、ミャワディ→モーラミャイン8時間7,000ks、モーラミャイン→ヤンゴン7時間5,500ksだった。ピックアップトラックを使わずに長距離バスやミニバンバスを使えば若干早くなる。エアアジアを使えば総所要は50分。

バンコク北バスターミナルのモーチットマイからはメーソット行きの直行バスが出ている。本数は少ない。所要8時間、428バーツ(2014年2月)。私の場合、20時20分モーチット発。車中泊でメーソットまで休憩時間入れて所要8時間。到着は朝の4時半くらいだった。国境イミグレが開くのは朝6時半からなのでまだ暗い国境ゲート前で1時間ほど開門を待たされた。


ミャワディ・メーソット国境(Myawady-Mae Sot)ミャンマー側ミャワディ国境



ミャワディの町並み

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メーソット・ミャワディ国境の越え方

メーソット・ミャワディ国境の国境開通時間は朝6時半から夕方18時半まで。24時間開通国境ではない。

タイ側ターク県メーソットの長距離バスターミナルからタイ側国境は3kmほど。深夜でも早朝でもだいたいバスの到着にあわせてソンテウが待機していてミャンマー人が大量に乗り込むのでその流れにのってそのソンテウに乗り込む。国境まで50B。タイ側出国イミグレでは出稼ぎミャンマー人が列を作っているが外国人は別窓口なのでその列に並ぶ必要はない。イミグレでの不当な賄賂請求は皆無の健全な国境。

タイ側イミグレで出国スタンプをもらい歩いて国境の橋を渡る。徒歩3分ほどでミャンマー側イミグレ(写真右上)につくのでそこで入国スタンプをもらう。


ミャンマー側イミグレを出るとその出口がヤンゴン行きバス乗場。早朝国境到着で席が空いていればその日のうちにヤンゴン行きに乗り継げる。パアン7500チャット(750円)、ヤンゴン12,000チャット(1,200円)。バス以外にミニバンバス(ロットゥー)がありバスよりも早い。ヤンゴンまで25,000ksで所要8時間とのこと。

それ以外にピックアップトラック(現地名ハイラッ)がありさらに安い。しかしヤンゴンまで直通はない。パアンかモーラミャインで自力乗り換えが必要。ミャワディ→モーラミャイン4,000ks、所要7~8時間。また実質荷台で荷物にまぎれての移動になるのでそういうことに耐性のある旅人限定の移動。

ミャワディの町は徒歩で回れるほど小さい。ほぼ3km四方に町は集約されている。国境出口から安宿までも歩いて10~20分ほど。自転車タクシーもいてバーツ支払いができる。またミャワディーには日本のクレジットカードが利用できるカンボーザ銀行ATMがある。出てくる通貨は現地通貨のチャット札。

ミャワディの宿は1泊7,000チャット(700円)から。1万以下はトイレシャワー共同のファン部屋。また外国人用ホテルライセンスのない地元宿は表向き外国人を泊められないことになっている。コーカレイには5,000チャットの宿があるというが多分ライセンスなしの地元宿。交渉次第でもぐりこめる場合もなくはない。交渉は当然ミャンマー語。英語は全く通じない。



数年前までここは戦場だった。1995年1月にミャンマー軍の攻撃を受けてマナプロウ manerplaw(ここから250km北)は陥落。その後散発的に戦闘は続くも2012年1月にミャンマー国軍とカレン民族同盟(KNU:Karen National Union)との戦闘が終結し停戦合意。表向き戦闘は沈静化している。


カレン州ミャワディからモン州モーラミャインへ

もっとも手間のないミャワディからヤンゴンへの行き方は毎朝国境のイミグレ前から数社のバスが出る州都パアン経由ヤンゴン行き直行バス(所要10時間)に乗ること。ミニバンバス(所要8時間)ならさらに効率はいい。

私は行き当たりばったりでなぜかバスでなくハイラック(写真右)利用、やや遠回りのモーラミャイン maulamyain 経由で途中宿泊しながらのヤンゴン入りとなったのでその方法での効率の悪い行き方解説。

メーソット・ミャワディ国境は平地にあるが車で30分ヤンゴン方向に走れば結構な標高の山道ルートになる。ここは2012年1月にミャンマー国軍とカレン民族同盟との戦闘が終結し停戦合意にいたるまで戦場でもあった。途中軍の検問所でのパスポートチェックが2回あった。山岳地帯はほとんどここの写真のように舗装されている。未舗装道路はコーカレイからモーラミャインまでの道に1時間ほどある。パアン方向への道は舗装されているらしい。



私が利用したミャワディからモーラミャインまでの4,000ks(400円)の「ハイラック」
トヨタの「ハイラックス」がそのままミャンマー語での乗り合い自動車名になっている

モーラミャインからヤンゴン

モーラミャインからヤンゴンはモーラミャイン郊外のバスターミナル(写真右)からヤンゴンまで5,500ks~。バスの料金は会社やクラスによって変わる。バス会社との間に入った手配師の中間マージンが上乗せされている場合もある。ハイラッは4,500ksだがこのルートは地元の方でもバスに乗るのが一般的。

モーラミャインは旅行者に知られた観光地のようでダウンタウンには外国人向けの安宿がたくさんある。ヤンゴンまでの道は快適な舗装道路で所要7時間。

ヤンゴンの到着ターミナルはバス会社によって違う。私の乗ったバスはアウミングラバスターミナルでなく、やや市内よりのバス停でスーレーパゴダまでは市バスで20分だった。



モーラミャインダウンタウンから見るモッタマへの橋、タンルイン橋 Than Lwin Brigde

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ヤンゴン スーレーパゴダ

●びー旅つぶやき

12:08 2014/03/23
全日本空輸(ANA)の持ち株会社ANAホールディングスの13年4~12月期の純利益が前年同期比36%減の333億円に。14年3月期通期の純利益も65%減の150億円の見通し。

表向き燃油価格上昇のせいにしているがJALよりANAのほうが強烈に落ち込んでいるのはなぜだ。去年のエアアジア追い出しの一件でなくした利用者の信頼は大きかったのではないのか。

全日空国内線14年3月から羽田~大阪間片道24,600円が26,800円に、羽田~沖縄間42,900円から46,800円にと9%の値上げ。失った損失も信頼も値上げで解決というのも味があっていい。

もともと接点のない航空会社で「UA利用する時に共同運航便で不愉快な対応をするおばちゃん地上職員のいる航空会社」程度にしか思っていなかったが去年のエアアジアジャパン追い出しの件で私はANAのイメージががらりと変わった。

某TV番組で羽田~ニューヨーク往復200万円のファーストクラス自慢していたが私には上等な棺おけにしか見えない。あれで200万円出してあの棺おけを利用したいと思う利用者は金持ちというよりただ単にカモにされているだけのように思うのは気のせいか?


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ミャワディ発モーラミャイン行


ミャワディからのバス料金


ミャワディヤンゴンルートは
カレン州モン州を経由する



私が利用したミャワディのATM


モーラミャイン~ヤンゴンバス
5,500チャット、所要7時間。


ヤンゴンバスの車内


私の乗ったハイラッはここまで混んではいなかった。



ハイラッの中でいろいろ情報教えてくれたお兄さん。



隣の尼さんが連れていた小さなお坊さん。私のミャンマー語は幼児レベルなので話が合う。



地元の方の持つスマホ。ハイラッの中でも場所によっては電波が届いているようだった。




ミャンマーの食事


スーレーパゴダまでのバス20円




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