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ネパール格安フライト 日本からネパールに安く行く方法

びー旅ロード125 日本からネパールに安く行く

エアアジア VS 中国東方航空 格安対決

日本からネパールに安く行くnepal flight


前へ   夜明けのタウチェ 標高6367m   次へ

日本からネパールへの航空券事情 2013

ツォーラピーク

2013年10月12日(土)

日本(東京)からネパールは直線距離で5233 km。直行便で飛べば7時間ほど。距離的にはクアラルンプール(5327 km)より近い。しかしこのルートの利用者が少なく現在直行便がない。13年10月13日就航予定だったネパールの航空会社 BB Airways の成田(茨城空港ともいわれる)線は運行延期になった。

BB Airways の登場は07年12月18日ロイヤルネパール航空(現ネパール航空)が関空発上海経由のカトマンズ行を運行休止(その後再開せず実質廃止)してから7年ぶりのカトマンズ線復活かと期待するも就航の先行き不透明。ただ BB Airways の料金が片道12万円前後ということなので使い勝手はいまひとつ。若干小技は必要だが2013年10月現在、経由便で行けば東京(羽田、成田)から所要35時間前後、往復燃油込4万円から行ける。

格安経由便選択のネックは所要時間。BB Air 直行便就航すれば成田~カトマンズ7時間だが、最安経由便は途中宿泊が必要で所要は30時間以上。フライト時間自体は長くないが待ち時間含めると南米フライトより所要はかかる。なのでこの方法は時間があるなしというより、旅の趣味による選択になりそう。旅の経過を楽しめる旅行者向き。写真右上はネパール、エベレスト街道の途中トゥクラ付近で現れるチョラツェ Cholatse、標高 6,440m、ツォーラピークともいう。


エアアジア VS 中国東方航空

多数ある経由便の中で価格に焦点を当てた場合に候補に上がる選択肢筆頭二つが、上海、昆明経由の中国東方航空とクアラルンプール経由のエアアジアだ。料金は羽田・成田発の場合、エアアジアプロモ往復約3万8千円~、中国東方航空往復約4万6千円~。中国東方空港はネット上の見かけ運賃は往復13,100円とでているが燃油税や空港税、その他手数料を含めると最安でも5万円前後になる。

この2つの航空会社の経由便出現のおかげで、もはや5年前のようにバンコク経由でビーマンやドラックエア、GMGエアラインズを利用する必要がなくなった。

そして今回私が選択したのはエアアジア。理由はいくつかあるが、決め手は料金が最安だったから。ネパールへ燃油空港税込み往復、今回私が最終的に支払った金額は50942円。この料金はプロモとしては最安ではなくここで表示されている画像のように最安プロモを捕まえられれば往復3万8000円で行ける。




中国東方航空ルート 往復総額 68420円 中国東方航空 合計距離片道 5492.78 km


エアアジアKL経由羽田カトマンズ往復燃油込総額 50942円。距離片道 8563.57 km
エアアジアのほうが遠回りになるがプロモを確保すれば、料金は東方航空より安い

格安経由便の実質所要

●エアアジアの例
往路 羽田 23:45発 D7523 KL翌 6:10着 KL泊
   翌々日 KL7:45発D7192 カトマンズ 9:55着
   KL1泊し翌日便で行くと所要37時間25分
   KL宿泊せず同日乗継成功すれば13時間25分
復路 カトマンズ 15:15 発 D7193 KL着 22:15
   翌日KL14:45発D7522 羽田着23:00
   KL1泊必須 所要35時間

●中国東方航空の例
往路 成田 10:55発 上海着 13:00
   上海 14:55発 昆明着 19:25
   昆明翌日 14:35 カトマンズ着 15:15
   昆明1泊必須で所要31時間35分
復路 カトマンズ16:10 発 昆明21:25着 昆明1泊 翌7:40昆明発 上海10:40着
   上海17:00発 成田20:55着 所要30時間45分

エアアジアの場合、クアラルンプールでの乗り継ぎ時間が同日でも1時間35分あるので、同日乗り継ぎ全く不可というわけではない。チャレンジするのも自由。フライスルーでないので羽田発便のディレイなどで乗り継ぎ失敗すると後半のカトマンズ行航空券がパアになるので若干デンジャラス。預け荷物がある場合定時でもとろとろやっていると間に合わなくなりそう。しかし乗り継ぎ成功すれば所要13時間25分。帰路便は1泊必須。

中国東方航空の場合、便の選択によって成田16:55~カトマンズ翌15:20着、所要25時間40分という場合もある。ただ昆明での同日乗り継ぎはできないようだ。

また往路便スケジュールにだけ目がいってさらっと流されそうだが、東方航空成田線の帰路旅程はきつそう。昆明宿泊のあとに上海でさらに6時間40分待ちは疲れた状態での帰路便では若干修行。ヘロヘロで成田到着で待ち受けるのは成田の深夜幽閉の危機。定刻なら問題なさそうだが、ディレイ1時間で空港ゲート出る頃には終電も終バスも終わる痛い状況に追い込まれる。



ヌプツェ Nuptse 標高7,861m


アンフェアな中国東方航空の料金表示

一方中国東方航空は上の例でのように出ている。なので2013年10月6日私が実際に電話して10月下旬成田発カトマンズ行フライトのチェックしてみた。しかし結果はその航空券はないと燃油その他込往復総額 68420円と案内された。また7月14日チェックの際には往復総額 83,420円だった(当時ネット表示は往復13,800円)。以下その時の詳細。

 航空運賃       52,600円
 日本空港施設使用料   2,540円
 現地空港税       6,460円
 航空保険料(燃油含) 17,620円
 予約発券手数料     4,200円
 合計(お一人様)   83,420円

最安料金の席数が少なく確保しづらいのはわかるが、いくらなんでも 13,800円と表示しておいて実際の支払い料金が83,420円になるは反則のような気はする。カモに電話させるためのツリ広告の一面はありそう。ただ一方で沖縄発着便中国東方航空便、バンコクイン、カトマンズアウトで往復燃油込総額4万5千円で実際に往復された方の例もあるようだ。


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代理店に電話しての航空券確保のコツ

代理店に電話しての航空券確保で、できるだけ安く確保するには「いつご出発ですか?」の問いに「○月○日」と具体的な日にちを答えないことだ。人気路線にはこちらがピンポイントで指定した日に最安席がある確率はきわめて低い。

この問いの模範解答例は「安い席がある日にこっちがあわせます。11月上旬日本出発で下旬日本着(この日程は自分の都合にあわせる)で一番安いQクラス(マイレージなしの最安席)の航空券の予約はできますか?」と答えること。もちろんこのやり方には予約側にその日程の融通が利く態勢は必要なのだが。もしこの問いに相手が具体的な日にちをあげて「予約できます」という回答なら、続けて最終的に振り込む金額を聞くという手順が好ましい。

「その席はもうない」と燃油その他込みの総額で納得のいかない料金を提示される場合はそれ以上取り合っても時間の無駄なので他の代理店をあたったほうがいい。航空会社から代理店に回される最安Qクラスが少ないのは確か(特に成田発着)だが、最近は提示した値段の席が最初からないのに格安広告をしている悪質な代理店もあるようだ。

また代理店を通さずにスカイスキャナーで自分で最安席を見つけて、エクズペディアや東方航空本家の予約サイトでネット予約する方法もある。投稿情報 ちょろさんの中国東方空港確保実録はこちら


エクスペディア航空券検索はこちら


期間限定で気まぐれに出現するエアアジアの気合の入ったプロモの例


ネパール エベレスト街道始発点 ルクラの飛行場 標高2827m 町の名前はチャウリカルカ

Booking.com



299リンギは約9000円 こういう料金は常に出回っているわけではない


ネパール行 エアアジア選択のわけ

ルクラの飛行場

今回私はかなり早い段階で中国東方航空を断念してエアアジアでのネパール行きを決めた。この選択は旅行者の個々の事情による。私の場合、エアアジア選択の理由は大きく3点。

1.経由地のテンション
2.羽田発と成田発
3.料金

1.経由地滞在のテンション
私は日本からネパールまでの旅路をただの移動とは考えていない。旅の肝となる味わいどころだと思っている。旅とはもともとどこかへ行ってそこで遊ぶことでなく、どこかへ行くその過程を指すものだ。一見効率の悪い遠回りを味のある旅路として楽しむか、安いんだからしかたないと無駄な時間として浪費するのかの差は大きい。

そうなると経由の宿泊地となる都市の選択は重要だ。クアラルンプールは経由観光地としては決してテンションの高い都市ではない。しかし昆明はそれに輪をかけてテンションが激低。滞在は忍耐の罰ゲームモードになりがち。


2.羽田発と成田発
自分の住んでいる場所にもよるが都内東側か神奈川方面なら発着空港が羽田になるメリットは大きい。私の住んでいる場所からは羽田空港は成田よりずっと近く片道500円ほどで行けパスモも使える。

3.料金
最安料金で比較すると往復総額でエアアジアに軍配が上がる。しかしエアアジアのプロモ料金が最安なのは事実だが、このページに表示されているような激安プロモ料金は常に出回っているわけでないのでいつでも誰でも簡単に手にできる航空券とはなっていない。中国東方航空の最安料金も数は限定なので大同小異ではあるのだが。

またエアアジアの場合は羽田~カトマンズを一括予約できないので、羽田~クアラルンプール、クアラルンプール~カトマンズを自力で別々に予約せねばならない面倒はある。1時間35分での同日乗り継ぎチャレンジの判断も自己責任となるのでディレイで乗り継げなくても誰も尻拭いはしてくれない。



クアラルンプール LCCT 2014年にはKLIA2に移動する

関連リンク
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昆明長水国際空港の詳細

昆明は標高約1900mの山間部陸の孤島。そして昆明長水国際空港は濃霧や大雪のために、他の空港よりも遅延、キャンセルになる可能性が高い。山間部の何もない陸の孤島で幽閉されるのか、都市部や南国ビーチ(この辺の実録はこのサイトで近日公開予定)で寄り道を楽しめるかの差は大きい。

雲南省の旅にはテンションはあると私も思うが、それは数日かけて山間部を放浪する場合限定。空港周辺で時間をつぶすだけなら滞在はただの寂れた町での無駄な時間になる。

クアラルンプールのLCCT出口から徒歩10分にエアアジアのチューンホテルがある(市内まではバスで1時間)が、昆明長水国際空港近くにはホテルがない。タクシーかバスを利用して市内へ行かねばならない。空港から市内へはバスで約1時間、タクシーで約30分。市内へのバスは「2B」で深夜でもフライトがあればその最終便にあわせて運行している。市内には100元くらいの地元宿がいくつかある。昆明空港のフードコートは「24小時」とのこと。空港で夜明かししているとホテルの勧誘スタッフがやってくるのでそれを利用すれば市内には無料で行ける。当然だがそのホテルには宿泊せねばならない。



トリブヴァン国際空港 国内線エリア

Booking.com

東方航空へのフォロー

行き先がカトマンズだと効率の悪い中国東方航空だが、行き先がバンコクなど他のアジア諸国の都市だと状況は変わる。

関空発のバンコク行などでは便の選択によって乗り継ぎは上海のみで待ち時間3時間ほどで済む場合もある。エアアジアか東方航空かの格安選択は行き先や条件で変わるし、利用者の趣向によっても変わる。ここでは主に羽田・成田発を前提の格安チケット確保に限定しているが、出発点がその他の地方空港発だと状況も変わる。

たとえば出発点が成田でなく那覇だと、那覇から上海に直行便が出ているので、関空や福岡経由する必要がない。那覇~関空の移動代が不要になるのでエアアジアより中国当東方航空のほうがずっと効率がいいようだ。また那覇~上海は成田からの3分の1の距離、最安のQクラスの席も多い。オープンジョーでタイやミャンマー、インドを含めた複数の都市を回れるメリットもある。


那覇発中国東方航空の詳細はこちらへ


雪が少ないとエベレストも表情が変わる。


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カトマンズ タメル 現地ATMで手数料450Rpとられるようになったって本当か?近日報告。


●びー旅つぶやき

11:56 2013/10/14
いつも情報をいただいているちょろさんから投稿情報をいただく。那覇発タイ・ネパール行中国東方航空利用実録。

出発点が那覇の場合、エアアジアよりは中国東方航空の方が便利。そして代理店に電話依頼するより、スカイスキャナー →エクスペディアで自力ネット予約する方が安く確保しやすい。指摘されて気づいたが那覇~上海の距離は成田~上海の3分の1だった。

またちょろさんによるとタメル発のラサまでのチベットツアーが尖閣問題のために日本人だけ参加できないらしい。時間があったら行こうかと漠然と思っていたのに。チベット側はヒマラヤのテンション低いし、エベレストもネパール側ほどきれいに見えないのでさほどこだわりはないんだけど。

パキスタンからウィグルに抜ける有名なクンジュラブ峠(Khunjerab Pass)では国境越えの日本人だけ別室に呼ばれて「釣魚島是中国」と100回書かされた話があるとか。何もそんなところで嫌がらせしなくても。出国直前に思いもかけず現地の最新情報をもらった。
ちょろさん貴重な情報ありがとうございました。


●びー旅つぶやき

12:40 2013/10/11
以下で紹介の10月13日就航予定だったBB Airways 成田~カトマンズ線は運行延期になっている模様。

2:05 2013/10/10
10月13日から成田~カトマンズにネパールの航空会社 BBエアウェイズ就航。週2便、水曜、土曜発。大阪からロイヤルネパール撤退後8年ぶりのネパール直行便復活。所要7時間。片道12万Rp(12万円)前後。ウェブサイトはまだ工事中でネット予約できず。当初は茨城空港発との発表あったが成田発になったようだ。

今年2013年のダサインは10月5日~20日。ティハールは11月1日~。



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エアアジア航空券料金明細

羽田~KL往復燃油込17,040円


往復720リンギは21,600円


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カトマンズの標高は1,300m


ロブチェから見るタウチェ。今年2013年のダサインは10月5日~20日。ティハールは11月1日~。



ゾンラパス 多分標高4800mくらい



チョララ峠 Tshola La Pass
標高 5,368m



空は宇宙色 顔はヘロヘロ



カトマンズ タメル






山道 標高高いと植物が生えない



ヤクのだんなのお通りだい 他に牛とジョプキョプといてややこしい


モモ(ネパールの餃子)には醤油。インドやネパール訪問の際には必ず写真上のような醤油パック持参する。とある方からモモのカレーソースうまいといわれ「え?」と思う。せっかくの餃子に激まずカレーソースはきついと感じる私は変?カレーソースでもうまいやつもあるのかな?私はまだ出会ったことないぞ。



山は曇るとフライトはキャンセルされる。この状態で飛行機が飛ぶと多分危ない。



桂林 漓江 マルガリータ島のTシャツ味あるやんけ。





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