2013年8月12日(月) 私がバンコクに行って必ず食べる激うま地元定食がある。それが豚足定食だ。現地名「カーギー」。豚足料理は日本にもたぶんあるのだろうが私の知る限りあのバンコクチャイナタウンの行きつけの豚足定食屋さんの豚足定食そっくりそのままは日本でお目にかかったことがない。 那覇の食堂のてびち定食が近いが、私がいつも食べるバンコクチャイナタウンの豚足定食には及ばない。一番おいしいチョキの部分がてびち定食にはないし。 |
甘辛い現地版しょうゆで数日かけて煮込んであり、皮と肉は柔らかくコラーゲンたっぷりでとろとろ。チョキの部分の複雑な骨をほじくりチューチューして豚足の塊と格闘しながら食らう。
この豚足定食は大まかに2種類あって、食べやすいように足の肉をほぐしてご飯の上に乗せた「カウカームー」と、チョキの姿煮をフォークとスプーンでほじくって食べる「カーギー」というものがある。カウカームーはバンコクのみならずタイの地方都市いたるところでお目にかかれるタイの定番屋台料理だが、カーギーを食べさせる店は数が少なくなかなかお目にかかれない。
私の行き着けは下の地図にあるバンコクのチャイナタウンの豚足定食屋さん。屋台ではなくちゃんとした店を構えている。矢印の下の青い丸点クリックで場所が確認できる。チャレンクルン通り沿いで斜め前に反時計回り53番バスのバス停がある。
カオサンから行くにはチャオプラヤ川沿いの通りのプラアティット通りで王宮方向行反時計回りの赤バス53番に乗って所要20分。チャイナタウンに入ってチャレンクルン通りの進行方向左側。台北ホテル前の通り(ミットファン通り)へ左折する直前のバス停で降りてそこから20mほどのところにある。チャレンクルン通りは一方通行なので1番や25番などでスクンビットやシーロム方向から来るとそのバスはヤワラー通りを通るので豚足定食屋まん前のバス停には止まらない。
この豚足定食屋さんはなんと24時間営業している。2013年8月現在ご飯とスープ、氷お茶付で67B、約200円。写真のように豚さんの足原型そのままの姿煮で、若干地元屋台のワイルドさはあるがそれを差し引いても余りある激うま定食だ。
最初に食べたのは2004年頃。その頃はご飯付で42Bだったが店も汚く若干ダークな地元オーラがあった。フォークも使い込んでぐにゃぐにゃだったし。その時にはさそりやクモのフライと同じ感覚で珍しさから食べてみたのだが、あまりのうまさにその後ファンになってしまう。そしてバンコクに行くと必ず食べる私の定番バンコクソウルフードになってしまった。ここ数年値上げしているがそれでもご飯つきの定食で約200円。 私は一部の方々にうまいといわれるエアアジアの機内食のナシレマはかなりまずいと感じるが、この豚足定食は絶品だと思う。 |
人気が出て儲かっているのかここ数年こぎれいになって値段も上がった。スープなんぞもつくし、フォークもぐにゃぐにゃのものではなくなった。
豚足単体では辛さはなく、運ばれてきた豚足にお好みで唐辛子を振り掛ける。赤唐辛子のたれとぶつ切りの生のにんにくをかけて、さらに目の前にあるまるまる1本の生の青唐辛子を片手に持ってかじりながら食す。特に辛いものが好きというわけでもない私が生の唐辛子をまるがじりするのはここでだけだ。強烈に辛いが甘く煮込んだ豚足にとてもあう。
またこの豚足を食べて下痢をしたことはまだない。調子にのって唐辛子食べ過ぎて翌日おしりがヒリヒリすることはあるけど。
スクンビット地区やその他外国人観光客エリアには日本と変わりない清潔なレストランが多数ある。そしてそういう場所ではまともな定番タイ料理が日本よりずっと安く食べられる。「屋台はおなかを壊すので利用は避けよう」というガイドブックの指南を私も否定はしない。
しかしバンコクに行って屋台の激うま現地料理食べずにどうするというのも一方ではあるが。
また現地の屋台の中にはこれが食い物か?とびっくり仰天する激まず料理があることも確か。納豆や梅干が日本に訪れる外国人に衝撃を与えるのと同じように。
現地の屋台では朝作った惣菜が夕方売れ残り、腐った状態で売っていることも事実。これらの対抗策は最初の頃は火の十分通った目の前で調理してもらうタイプの屋台から始めること。豚足は目の前で煮込んでいる熱々のものを食べるので食中毒の可能性は多分低い。作りおきの惣菜を食べる時には食べる前ににおいを嗅ぐ。腐っていると味が変なのでそう感じたら迷わずペッとする。
豚足、豚の足。イスラム教徒なら卒倒しそうな食材。しかも足の形がはっきりとわかるエキセントリックな料理ではあるとは私もなんとなく思うけど。 豚足には骨も多いが肉も結構多い。皮もあるが煮込んであるのでやわらかくゼリー状のコラーゲンの塊のようになっている。骨はさいころ状で飴のように口のなかでころころ転がして肉をそぎ落として食べる。骨と骨の間に軟骨のコラーゲンがあってそれがおいしい。口の中で肉やコラーゲンを分離させた骨は最後にペッとする。なので最後の皿の上にはさいころ大の骨の山ができる。 |
店内には観光客はほとんどいない。注文は下の鍋の前に行って指差しオーダーで可だが基本英語は通じない。笑顔で「カーギー」連呼して食べるジェスチャーをすれば多分何とかなる。以下注文の時知っておくと便利なタイ語。「ここで食べます」はターンティニー。「ライスください」はアウ・カーウスァイ。「冷たいお茶」はナムチャー・イェン。「お勘定してください」はチェックビン。以上4つは声調に配慮せずともゆっくりはっきりカタカナそのまま読めばかろうじて通じる。タイ語に詳しくない日本人が「クラップ」や「ドゥアイ」をつけると通じなくなるのであえて省略。
2013年8月現在67Bに値上げはしたが鍋もきれいになって店舗も現地版フードコートのようになった。
猛暑続く。昨日は日本国内で40度超える地点が4箇所もあったらしい。赤道直下のスラウェシ島にいたときのほうがまだましじゃないかったかと思う暑さ。昨日TVつけてたまたま甲子園やっていたので見る。仙台育英と浦和学院、決勝戦かと思ったら1回戦だった。
蒲蒲線(かまかません)というものが計画されているらしい。東急蒲田駅と京急蒲田駅を接続して渋谷から東急線で羽田空港へ行ける相互乗り入れ計画。東急蒲田駅と京急蒲田駅の距離は700mくらい。ここがつながっていないせいで目黒方向から羽田空港へは、品川経由か横浜経由で大回りせねばならない。時間もかかるし電車賃もかかる。現在私は東急(JR)蒲田駅から京急蒲田駅まで歩くか、東急(JR)蒲田駅前から空港までの京急バス、蒲31、蒲30、蒲41、蒲40の一般路線バス、270円を使っている。
蒲蒲線計画はだいぶ前からあったが先日3月16日に東急東横線と地下鉄副都心線がつながって思いもかけず経済効果があったようでこちらも現実味が増してきた。つながれば副都心線利用で埼玉方面から羽田へのアクセスもよくなる。矢口渡駅から大鳥居駅までは地下になるらしい。両線のレールの間隔が違うので直接乗り入れはしないとのことだが、軌間可変方式にして直通運転を行う可能性もあるそうだ。
写真右上はインドネシアスラウェシ島パルからマナドへの赤道縦断バス。
この青唐辛子を片手に持って丸かじりしながら豚足を食べる。私が唐辛子を丸かじりするのはここでだけ。調子のいいときにはこのサイズを4本ほどかじる。強烈に辛いけどなぜか豚足にあう。
チョキ部分に抵抗あるならそうでない部分もある。オーダー時に選択できる。指差しでいいが基本英語は通じない。
沖縄那覇てびち定食650円 おいしいけどチョキの部分ないしバンコクの豚足には味でも値段でも負ける。
ミャンマーヤンゴンの豚足
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ミャンマーヤンゴンで仏塔見上げながら屋台で豚足を食べる。
豚足定食
店頭に煮込まれた状態で並ぶ豚足
バンコクはソフトクリームが安い。25円くらいから。日本が高過ぎるのかも。成田空港で320円。
バンコクでは日本食ブーム
バンコクのフルーツ屋台。スイカもパイナップルも日本より甘い。切って袋に入れてもらって30~60円。