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スラウェシ探検隊エピローグ

びー旅ロード113 スラウェシ探検隊反省会

バリ島とスラウェシ探検隊

スラウェシ探検隊反省会とエピローグtanatoraja


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バリ島とスラウェシ探検隊とスパイスアイランズログ

13:36 2013/07/12
帰国してようやく落ち着く。今回のスラウェシ探検隊の反省点はスラウェシ島の大きさを、さらにインドネシアの国土の広さを甘く見ていたこと。スラウェシ島は縦900kmの島でそこを放浪するのは本州の縦断に等しく、2000m級の険しい山があり陸路移動が大変であるということは十分事前に承知していた。しかしながら、実際の所要時間は予想をはるかに上回る。グーグルマップのルート所要でマカッサル~マナド間は27時間とでるが、実際は52時間かかるとは事前に把握できなかった。グーグルマップの所要はすべての行程が米国のハイウェー状態だった場合なのだろう。

途中宿泊なしでバスで行けば52時間だが私はトラジャやパルでゆるゆる宿泊しながら北上したのでマカッサル~マナドは9日間かかった。おかげでマナド滞在の余裕がなくなりマナド周辺の島巡りができずに弾丸通過が精一杯状態だった。それなりのおもしろいネタはいっぱい拾ったけど。


また、旅の中盤でスパイスアイランズログとしてはじめたマルク諸島放浪はスラウェシ探検隊のおまけでできるような内容ではなかったと反省。今回はスラウェシ島、マルク諸島に加えてバリ島のサーフィン合宿やアタバッグ買出しも含めているので38日間の日程はいっぱいいっぱい。渡航前は38日もあると思っていたのに渡航後は38日しかなかったと見方が変わる。

カリマンタン島、スラウェシ島、マルク諸島からパプア州含めたバンダ海航海はそれだけで2ヶ月くらいの旅の所要が必要になりそう。インドネシアのコアなローカルフライトは高いうえに頻発していない。海路で行くにしても一月に数回しかやってこない国営のペルニフェリーを捕まえるには最初からそのスケジュールをあわせて望まねばえらい無駄ができることも痛感。

でも国営のペルニフェリーのみでなく、民間の非定期便が思ったよりたくさんあり、それらの日本の中古漁船や貨物船便乗であのへんの島をめぐる方法も味があるといえばあるのだが。

目指せ200カ国を目標にしている達人にはインドネシアはもっとも効率の悪い国。2ヶ月放浪しても1カ国滞在にしかならない。「深さ」より「訪問国」を稼ぎたいなら欧州にいくべき。1ヶ月乗り物の思い出しか残らない弾丸ツアーすれば誰でも簡単に50カ国訪問の達人になれる。



アンボン島 アンボンダウンタウンからアンコット(ベモ)で30分のサンタイビーチ

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バリ島 クタビーチ


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深夜羽田空港到着から自宅まで

私の今回の帰国便6月26日、D7 522の羽田到着は予定より20分ほど早く22時40分到着。

今回はエアアジアに壊れ物指定してアタバッグ7個預けるが、破壊されることなく無事戻る。バリ島からフライスルー便での預け荷物だったが、クアラルンプールでは全くタッチすることなくそのまま羽田で受け取るだけだった。

壊れ物申請して預けたせいかターンテーブル(写真下)になかなか出てこない。30分くらいは待たされたか。終電時間迫っているので若干気をもむも何とか終電前の電車に滑り込めた。京急も東急も最終までは余裕で、私の乗った電車の後にまだ2便以上あったようだ。よほどのフライトディレイがない限り終電には間に合うなと感じた。学芸大学到着は翌27日0時半ころだった。駅前通りのかしわやの大盛りカツカレー610円(写真左)うまかった。普通盛りは450円。冷たい水も飲み放題だし、エアアジア機内で高くてしょぼい機内食と水食我慢してよかったとしみじみ感じる。



ちくしょう おいらの荷物なかなか出てこんやないけ 終電終わっちまうのに

●羽田空港目黒方面 京急~東急乗り継ぎ最終間際電車

羽田空港国際線ターミナル0時台時刻表 京急空港線 平日土日同じ

0時11分発 特急神奈川新町行
京急蒲田 0:22着
0時20分発 蒲田行
京急蒲田 00:31着

東急多摩川線 多摩川方面平日
蒲田発00:02 00:10 00:23 00:41
多摩川00:12 00:20 00:34 00:52
東急多摩川線 多摩川方面土日
蒲田発00:09 00:23 00:41
多摩川00:19 00:34 00:52

多摩川駅発渋谷行 東急東横線
平日 24時 渋08 自14 渋22 渋34 渋46
土日 24時 池02 渋12 渋23 渋34     2013年07月12日現在


深夜0時までに京急羽田空港国際線ターミナル駅に行ければ、0時11分の神奈川新町行きがつかまるので、乗り継いで渋谷方面まで楽に電車のみで行ける。その後の0時31分最終だと平日でも乗り継ぎ時間10分で京急蒲田~東急蒲田間は深夜のランニングになりそう。

ちなみに私のこの行き方(羽田空港→京急蒲田→東急蒲田→多摩川→学芸大学)は京急蒲田~東急蒲田間10分ほど歩くので大きな荷物がある場合は実行不可。6月26日の私の帰国の際には右上の23時42分の品川行きで蒲田まで行ったので余裕の学芸大学到着だった。

料金京急290円、東急190円で計480円。パスモが使えて便利。羽田空港から私の自宅まで深夜タクシーだと約6,000円。蒲田駅からは空港行バスも出ていて210円と京急より安い。



セーラム島 サワイ ボートチャーター1時間500円のプライベートシュノーケリングツアー


スパイスアイランズログ

スパイスアイランズとは香辛料諸島のことでバンダ海の人々が古くから香辛料貿易をしていたことにちなむ。

英語でモルッカ諸島というが現地ではマルク諸島(Kepulauan Maluku)と呼ばれる。写真右はアンボン島のサンタイビーチ。アンボンダウンタウンからアンコットで30分で行ける。流れは速いが透明度はかなりある。

今回ここへスラウェシ島放浪の余った時間で気まぐれにいってみたのだが思いのほか味があっておいしい獲物を見つけてしまった感じ。このあたりは今後徘徊しそうな予感。バリ島周辺回るよりずっとテンションはある。

当初は有名なバンダ諸島を目指したのだが、期待していたフライトにも船にも恵まれず断念。代わりにさらにコアなセーラム島への放浪をする。セーラム島の名前自体アンボンに到着して現地で聞いて初めて知った。いつもどおりの行き当たりばったりの計画性のない旅。

この周辺は観光地化されておらず、観光客がいない。欧州組バックパッカーすらもほとんどいない。個人で放浪する場合インドネシア語がしゃべれないと何もできない状態に陥る難点はあるが、その分スラウェシ島に負けない味がある。



タナトラジャ トンコナン家屋 スラウェシ島


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アンボン島とセーラム島

セーラム島のサワイ村はアンボンからアンコットと高速艇と乗り合いタクシーで丸1日(所要8~10時間)かけていく陸の孤島。サワイの響きが日本語っぽい。海もここの写真のとおりかなりテンションあり。サワイ村は観光地というより完全なイスラム教徒地元民の村。宿が水上コテージしかなく2500円と高いのが難。

ただ村の人に交渉すれば一般民家に1,000円ほどで泊まれるらしい。当然だが交渉はインドネシア語。英語で話しかけた時点で地元の方には逃げられる。私は民家にとめてもらえることをサワイからアンボンに帰ってきてから知ったので民家ウルルン滞在はできなかった。


サワイの海はシュノーケリングのポイントとしては申し分ないのだが、タイのような至れり尽くせりの観光客用のツアーがない。地元民のボートを1時間500円でチャーターして「ここで止まって30分待っていてくれ」と自分で適用なポイントを指定してそこで潜る。完全ローカルボートなので依頼交渉もポイント停泊の指示もインドネシア語で。

写真右上のように自分以外観光客どころか地元の方すらいない完全プライベートビーチ。サンゴの状態もバリバリ。サワイ周辺の海は2~3mの水深のところにサンゴがたくさんあるのでシュノーケリングにむく。

ただチャーターした地元ボートにはマスクも足ひれもないので私は自前の水泳用ゴーグルで潜る。つまりシュノーケリングというよりただ泳いでいるだけ。潜るのやめて船に上がる時に写真左のような状態のボートではしごがないので水面からボートに這い上がるのにコツもいる。



マナドの渡し舟 スラウェシ島北部 マナドはマカッサルよりミンダナオのダバオのほうが近い。


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スラウェシ島 アンボン島 治安・安全情報

スラウェシ島やアンボン島に行く場合に事前に知っておいたほうがいい深刻な過去の宗教対立の歴史がある。現在も完全に収まっているわけではない。

●スラウェシ島治安・安全情報
スラウェシ島中部ポソ宗教戦争
1998年末から2001年末におこったイスラム教徒とキリスト教徒との宗教戦争。2005年10月30日には15才の少女2人と17才の少女が首を切断される事件が発生。またポソ宗教戦争の凄惨な様子を撮影したインターネット上の動画で有名。最近は2012年10月ポソ県でイスラム過激派グループが警察官2名殺害、その後も同年12月まで断続的に警察官への襲撃、殺害事件が発生している。

●アンボン治安・安全情報
マルク諸島アンボン宗教戦争
1999年1月19日、イスラム教徒のブギス人とキリスト教徒のアンボン人の間で宗教紛争が起こる。この対立はその後すぐにカイ諸島、サパルア島、ハルク島、セラム島に広がる。最終的に死者5千人以上、国内難民70万人が出たといわれる。その後も2002年、2011年9月11日にも暴動がおこる。2013年6月現在紛争は収束しているが、私の滞在時もアンボンダウンタウンで小規模ながらデモが行われていた。写真右上はアンボンダウンタウンのキリスト教教会。左がモスク。



スラウェシ島のローカル長距離バス トラジャからパロポ palopo までの山道 2013年6月


トラジャからパルへのバス実録はこちらへ


●びー旅つぶやき 23:27 2013/07/09


帰国して気がつけば梅雨明けで猛暑。せっかく赤道直下の炎天下から脱出してきたのに。今年は2月頃からずっと真夏の猛暑の環境が続く。

インドネシアで利用したATMの請求がカード会社から来る。今回はデフォルトリボの罠のないカードを使う。またタイの150Bに相当する現地の銀行の取り分はインドネシアにはなく、カード会社の金利のみ。その金利分含めた最終的な支払いで比較すると、同じ時期の現金両替と比較して、ングラライ空港日本円現金両替レート1円=92Rpよりは金利込みカードキャッシング94Rpのほうがよく、クタの両替屋レート96Rpではカードキャッシングのほうが少し悪いという結果に。

海外でのクレジットカードキャッシングは、「国、利用するカードの種類、現地銀行ATM」の3つの条件で実際のレートが激変するのでひとからげに比較できないのがややこしい。為替レート自体も旅の始めは92Rpだったが、帰国時には100Rp前後になっていた。今回の私の場合の現金両替との比較は近々詳細公開予定。現在のレートは1円 = 98.6468 IDR (2013/07/09) 。




バリ島 クタ ポッピー2のサーフショップ

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バリ島 クタのサーフショップで



アンボン島 サンタイビーチ


山道の多いスラウェシ島をローカルバス、陸路で北上


大盛りカツカレーこぼれとるがな


セーラム島サワイの水上コテージ


セーラム島サワイ


セーラム島サワイの海。水深の浅いところにサンゴがたくさん。タイやケアンズのようにボートやダイビング機材で傷つけられた様子皆無。


セーラム島サワイ村で


サワイ村の民家


スラウェシ島パレパレ港はカリマンタン(ボルネオ)島バリクパパン行のフェリーが寄港する。



エアアジア機内誌2013年7月号


シュノーケリングツアーでチャーターした1時間500円の地元船。ここから水深3mの海に入って海面から船に上がるのにはコツがいる。下手にばたつくと転覆するし。メタボが進むと多分這い上がれない。



アンボンのモスク


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マナド カリマス港 奥はブナケン島行ローカルボート