2013年8月19日(月) バンコク中心部からアユタヤまでは道のり83.3km。直線距離70km。グーグルマップの所要で58分と出るがそれは乗用車で高速を飛ばして行った場合。ロットゥーやバスで行く実際の所要は1時間半。 一般観光客がバンコクからアユタヤに行くには鉄道、バス、ロットゥー(ミニバンバス)を使うのが一般的。最安はホアランポーン駅発の鉄道で行く方法。3等自由席で行けば片道15B(45円)で行ける。タイ国鉄のアユタヤを通過する北線、東北線は本数も多く1日4時20分~22時25分の間に35本(13年8月)もある。 |
なので昼間なら30分も待てばアユタヤ行列車がすぐ捕まるし味のある地元ローカル線の風も感じることができる。バンコク発日本人専用ツアーやタクシーで行く方法もあるがそれらの行き方に解説の必要はないので省略。日本人料金が適用されるので旅行の費用はそれなりかかってしまうのが難。そういう行き方するくらいならバンコク発でなく日本発アユタヤツアーに参加するべき。わざわざ個人でバンコクまで行って日本人専用ツアーやタクシーでアユタヤに行くと時間的にも金銭的にもとても効率が悪い。
アユタヤにある寺院はバンコクの寺院とはおもむきが違うのでそれなりのテンションがある。またバンコクから近いので、パック旅行に物足りなさを感じはじめた旅行者が個人で自力で行くには手ごろな観光スポットだ。
アユタヤは1350年から417年間に渡りタイ王国の首都だった。アユタヤ時代にはウートーン王家、スパンプーム王家、スコータイ王家、プラサートトーン王家、バーンプルールアン王家と5つの王家が33代続いた。
その後1767年ビルマ軍との戦いで破れ、多くの建造物がビルマ軍に破壊される。アユタヤの遺跡はその破壊の痕跡も残している。また14世紀中ごろから18世紀頃まで山田長政の活躍した日本人町もあったことでも知られる。
2011年10月洪水被害で日本現地企業の工場水没でも有名になったが現在は完全に回復。2013年8月時点ではその後の洪水も起こっていない。
アユタヤは3つの川、チャオプラヤー川、パーサック川、ロッブリー川に囲まれ川中島になっている。アユタヤの川中島部分は南北3km、東西5km程度なのでバイクや自転車でめぐるのにちょうどいい距離。現地のレンタルバイクは1日200~300B。自転車は1日50Bほど。しかし3~5月は暑さが強烈なので自転車利用はその覚悟は必要か。実際に個人で回る場合はトゥクトゥクかバイクタクシーチャーターするのが一般的。
バンコクからアユタヤは日帰り観光ができる。鉄道で行ってもバスで行っても所要時間は片道1時間半。遺跡群も特にこだわりがあってじっくり見たいというのでなければ3時間もあれば主要な遺跡を一通り回れる。朝11時頃までにバンコクを出発すれば、食事の時間を入れても夕方までにはバンコクに帰ってくることができる。じっくり回りたい場合は朝早めにバンコク出発すると現地滞在時間が長くなる。 最安15Bでバンコクからアユタヤに行く方法は鉄道利用。鉄道利用でアユタヤまで行く唯一の必須条件は「鉄道チケットを事前予約しようとしないこと」。 |
3等自由席の鉄道チケットを日本から予約をしようとする時点でその方にはここで紹介している方法はむいていない。無理に実行しようとするとかえって高くつく可能性高いので、びー旅に書いてある内容は決して自分の旅に取り入れないほうがいい。
バンコクからアユタヤに鉄道で行く場合、夏休みだろうがGWだろうがどんな混雑時期でも、日本からの予約は全く必要ない。現地で当日乗車前に駅の窓口で確保する。
駅の一般窓口では基本英語は通じないが、行き先の名前に英語もタイ語も日本語も関係ないし、数字くらいはかろうじて英語で通じる。当然だが日本語は論外。「アユタヤ」連呼で20B札差し出せば多分何とかなる。上の時刻表のとおりOrdinary(鈍行3等15B)列車の時間があく場合もあるがそれでも40分も待てばRapid(急行3等20B)かOrdinaryは必ずつかまる。
まれに外国人ということで3等を売ろうとせず無意味にSuper Express(特急)の2等を押しつけようとする場合もあるが、「違う、これじゃない。3等にしてくれ」と日本語で抗議すれば多分大まかにはこちらの意図は伝わる。タイ語だったらもっと正確に伝わると思うけど。15Bや20Bの席は自由席なので満席で売り切れになることはない。
どうしても確保できない場合は駅正面入ってチケット売り場手前の右側に英語の通じる外国人ツーリスト用インフォメーション(写真左)があるのでそこに泣きつけば多分何とかしてくれる。しかしここも残念ながら日本語対応はしていない。
バンコクからアユタヤまでの所要は約1時間半。バンコクが始発なので遅延はほとんどない。逆に反対方向のバンコクに向かう列車が2時間の遅延は日常なので時刻表はあってないようなもの。
車内には売り子が頻繁にやってくるのでつめたい飲み物がいつでも飲める。値段は14Bのカンコーラが20Bになる程度。
ホアランポーンへの行き方は地下鉄ホアランポーン駅があるので最寄に高架鉄道のBTSか地下鉄駅があればそれを使って行ける。カオサンからはプラアティット通りにバス停のある時計回り(王宮反対方向)53番赤バスが駅の入口まで行く。反時計回りは駅のまん前には来ないので注意。タクシーやトゥクトゥクという手もあるがびー旅でそんな野暮な解説はしない。
アユタヤ駅に行いてからアユタヤ遺跡群まではバイクタクシーかトゥクトゥクをチャーターして遺跡を回ってもらう。 バイクタクシーもトゥクトゥクも駅前で複数客待ちをしている。バイクタクシー(以下バイタク)のほうがトゥクトゥクよりは安い。トゥクトゥクは外国人観光客用の色合いが濃いので提示料金は高め。英語ぺらぺらのドライバーが笑顔で近づいてきたら現地語料金利用はまず無理だ。とはいえタイ語が全くしゃべれない場合はある程度の出費を覚悟することも必要か。 |
普段観光客を相手にしているドライバーには相応の相場があるので、そういうドライバーに対してあまり安い金額を提示すると多分交渉が成立しない。遺跡群は歩いて回れる距離ではないので、アユタヤ駅まで自力で行っても遺跡観光できない状態になってしまう。外国人観光客用トゥクトゥク1日チャーターの相場は1000Bらしい。
タイ語が話せる場合は、いつもは観光客に縁のない地元民専用のバイタクを見つけてタイ語で交渉すると安くなる傾向あり。当然そういう地元民専用ドライバーには英語が通じない。私の場合は1時間チャーター100Bで2時間お任せで回ってもらって合計200Bだった。このページに掲載の画像はすべてその200Bツアーで撮影したもの。トゥクトゥクは1時間200Bくらいからが相場らしい。2人で利用すれば割った料金になる。2013年8月現在の料金。地元民専用バイタクだったとしても当然交渉次第で料金は変わる。現地語料金<英語料金<日本語料金はここでも健在。
ステーションホテル個室シングル1泊250B~ バンコクホアランポーン駅前
10:38 2013/08/19
誰も必要としていないシリア情報なんか掲載せずに、もう少し役に立つ情報を書こう、と配慮して、今回アユタヤ情報にしてみる。でも読み直してみると結局あまり役に立つ情報になっていない?
まあいつものことか。
0:04
2013/08/20
機内食総選挙に客室乗務員の社員化。イベントをショーにして何かに追い立てられるように必死なイメージ戦略展開する全日空。しかしエアアジア提携解消の裏を知ると何をしようとどれも偽善に見えてしまう。なぜ今イメージアップ戦略?それは12月の新LCC就航に備えて、今現在裏でイメージを損なうようなことをしているしているからなのではないのか。
エアアジア日本国内線撤退を取り上げ、「ああいうスタイルのLCCは日本の空になじまない。日本の航空業界も航空行政もそういうものだから仕方ない」で終わらせるからいつまでたっても大手の殿様商売が続くのだ。不要な自己満足サービスとクルーの安全要員としての一面をすりかえるレトリックも胡散臭さ漂う。よくLCCの安全面に問題があるような何の根拠もない言い回しがされるが、実際にはここ半年で安全面で話題になっているのはLCCでなく、運行中に火を噴く大手の787バッテリー問題だ。
一度倒産しているJALのほうが過去に背に腹は代えられないコスト削減を経験しているのでまだまとも。TVにせよネットにせよ大手メディアのニュースでやるLCC関連情報は底が浅過ぎ。
バンコクからアユタヤまで15Bのローカル鉄道車内の様子。ホアランポーンは始発なのでたいてい座れる。
びー旅ロード2013トップ
110. 海外旅行と予約
111. リペ島 アクセス
112. ANAとエアアジア
113. スラウェシ探検隊反省会
114. バリ島ATM
115. エアアジア無料航空券
116. シリア個人旅行
117. エアアジア日本撤退
118. 豚足定食 バンコク
119. アユタヤ格安現地ツアー
120. アンボン個人旅行
121. マカッサル空港
122. マナド空港
123. バニラエア
124. 海外旅行と海外ATM
125. ネパールに安く行く方法
126. エアアジア追加申請
127. LCCの間違った乗り方
128. エベレスト街道2014
129. プードゥーセントラル
130. カオサン10Bラーメン
131. メーソット・ミャワディ国境
132. カレン族
133. シンガポールに安く行く
134. アンコール小回りツアー
135. アンコール大回りツアー
136. バニラエア減便
137. パプアエピローグ
車でバンコクからアユタヤに行くルート。距離83.3km。所要1時間半。
ワットパナチューンの脇を流れる川に大量にいるなまず。ここは養殖池でなく普通の天然の川。
ホアランポーン駅のチケット売り場窓口。タイ語と英語交互にモニター表示される。
アユタヤ行の15Bチケット
ホアランポーン駅でここでだけ唯一英語が通じる。
ホアランポーン駅のチケット売り場窓口。行き先と出発時間のモニターは英語表示もされる。最近は英語が通じやすくなった。
ホアランポーン駅のホーム
アユタヤの仏塔
ワットパナンチューンのメタボ仏像
バイクタクシーチャーター1時間100B(300円)。駅前でつかまえ、お任せで回って2時間利用、200B(600円)払ってあげたらこんな風にご機嫌だった。このゼッケンをつけた地元民相手のバイタクにタイ語で交渉すると安くなる。私が利用したのは2010年4月13日だが現在も料金はさほど変わっていない。
ワットパナンチューンの高さ19m黄金大仏ルアンポートー。正式名称プラプットタイラタナーヨック。華僑の方々は「三宝公:サムポーコン」と呼ぶ。三宝公とは三保太監の別称、15世紀前半の明の将軍、鄭和(ていわ)のこと。華僑の方々は彼を自らの祖先としている。