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ビールガンジ‐ラクソウル国境
ローカル鉄道3等。130kmを4時間20Rp(38円)。ムジャパプール情報
ネパール側ビールガンジ。ここからから国境まではサイクルリクシャで15分
2010年9月28日(月)インド時間午前9時8分 前へ 次へ |
ムジャパルプール(MUZAFFARPUR、ムザファルプール)の1泊250Rp、トイレシャワー付のダブル部屋でパソコンに向かう。ルームサービス?で朝のチャイを持ってきてくれた。宿のおじさんが日本人が珍しいらしく異様に親切にしてくれている。外の看板にヒンディー語表示しかない完全な地元宿。ドミもあり利用客は100%インド人。
連日いろいろあって日記が追いつかない。チトワン情報もまだ完成していない状態でビールガンジ国境。しかも続いて距離130kmを4時間20分20Rpの3等列車乗車実録と続く。省略しながらかけるだけ書こう。この情報が当日公開できないのがおしい。
昨日レインボーリゾートのバスで宿を出たのはネパール時間9時10分。ネパールにもこんなバスがあったんだというデラックスバス。ただそれはカトマンズ行なのでビールガンジ行は途中の道端(ナラヤンガートのメイン通り)で乗換させられる。
インドネパール国境で外国人旅行者に一般的なのはスノウリ国境で、そこへはツーリストバスも出ている。 |
カトマンズ行外国人用ツーリストバス .
ナラヤンガートからビールガンジへのバス |
チトワンから国境といえばスノウリをさす。ビールガンジはもっとローカル色の強い国境でツーリストバスも出ていない。道端で乗り換えさせられたのは地元民で込み合う私にとっては馴染みのオンボロローカルバス(写真上)だった。
ラクソウル駅は国境から徒歩20~30分。ここからムジャパルプールへ約4時間
スノウリ国境はスノウリという町がインドとネパールに分断されてある感じだが、ビールガンジはネパール側にビールガンジという町があり、そこから3kmほど離れたラクソウルに国境がある。ネパール側ラクソウルは国境イミグレくらいしかないが、インド側ラクソウルは結構大きな町で国境から徒歩30分ほどの所に鉄道駅(写真上)がありコルカタのハウラー駅直行便も出ている。
バスの天上乗車はここでも健在。 |
昨日朝9時45分にナラヤンガートのローカルバス乗場まで送ってもらってそこで私一人だけカトマンズ行の豪華バスを降りてボロバスに乗り換える。そこでほっぽり出されて自分でバス代払うのかと思うも、国境までの送迎がツアー代に含まれているようで、追加料金不要だった。途中で乗り換えあったが乗換先でも別料金はとられることはなかった。ビールガンジ到着昼13時半。
ローカルバス到着の場所から国境までは結構遠く自転車リクシャで100Rpとぼられる。遠いので馬車(写真右)で行くのが主流の様子。ネパール側のイミグレ済ませ、インド側に入るもインド側のイミグレがわかりにくく通り過ぎてしまう。追っかけてきたイミグレの職員の案内でインド側で入国手続き。
懸念のリエントリービザでの入国は問題なくできたが、手続きの時担当官が「スノウリで1回、ネパールで2回、ここで3回目だからこれが最後の3回目のエントリーだ」と訳のわからん理屈。 |
「今回でエントリー1回でしょ?あと2回エントリーできるんでしょ?」と確認するも。「いいやできないこれが最後だ」の答。確かにスタンプはスノウリ出国、スノウリ入国、そして今日のラクソウル入国と3つ押されてはいる。でもこれでこれでエントリー3回と言い張るのは無理あるんじゃないのか?結局「これを丸く収めるには500Rp必要だ」の前フリじゃないのか?深く突っ込むととばっちり食いそうなのでそれ以上取り合わず。ただ今後これをエサに不当な金銭要求は十分ありうるので、2回3回と短期リエントリーする場合ある程度覚悟はしたほうがいいかもしれない。
また国境で写真撮っていたら「撮影禁止だカメラをよこせ」といきなりカメラを取り上げられた。国境画像はうるさい所はうるさいのだがパキスタン国境ならいざ知らず、ネパール国境で?スノウリでは誰も文句言わなかったぞ。用はカメラ没収して小銭稼ぎたいだけなんだろ。あわてて取り返す。そやつが本当の係官かも不明。その後イミグレの係官は写真はいいとイミグレの建物の写真は撮らせてくれた。インド側イミグレはいろんな意味で味がある。
ムジャパルプール(Muzaffarpur)駅 コルカタまでジェネラル119Rp
インド時間昼12時31分。急展開。国境でのその他いろいろについて書く暇もなく次の旅程が決まる。1時間ほど前散歩がてらに駅方向へ徒歩で行って明日かあさってのチケットでも確保できればしようかなと思っていた。相変わらずの長蛇の列。当日券らしき窓口混んでいたので予約窓口らしい所の列に並ぶ。並んでいるのは私以外すべて地元の方々。そこまではこれまでと変わりないのだが、このムジャパルプールには外国人の姿を全く見かけない。列に並んで15分くらいで私の番に。
「セカンドクラス、スリーパー、コルカタ」のオーダーに「ジェネラル オンリー」の返答。コルカタまで確保できればいいとの判断でよくわからないまま「OK コルカタ プリーズ」と応える。
その後わかったが「ジェネラル」というのが私が昨日まで勝手に命名していた「3等地元自由席」のことだった。 |
現在宿泊中の地元宿 35Rpドミあり |
そういう展開で急遽今日の午後2時発で3等自由席(ジェネラル)でのコルカタ行きとなる。あと20分で駅に行かねばならない。チケットには距離が書いてあり563kmとのこと。昨日のラクソウル~ムジャパルプールが130kmなので今回はかなり気合の入った移動になりそう。旅の展開が速すぎて時系列に沿った報告している余裕がない。お、もう時間がない。荷造りして駅に行く。
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蛇足情報 |
- 今まで「3等自由席」と私が勝手にいっていた鉄道チケットの地元名称が「ジェネラル」と呼ばれていることが判明。当日発券、全席自由、車両指定もなし。近距離、各駅停車のものはジェネラルしかない列車もある。乗っているインドの方も2等スリーパー客と若干雰囲気が違う。
- 今回の旅程をまとめると、ソウラハ(チトワン)→ナラヤンガート→ビールガンジ→ラクソウル(国境)→ムジャパルプール→ハウラー(コルカタ)
- 雨季はどこへ?連日快晴のインド北部。雨雲がないと暑さ強烈。土ぼこりで喉がやられ体調をくずさせる。
- ムジャパルプール(Muzaffarpur)はインド北中央部の重要な鉄道拠点の町。観光客に縁のないエリアなので日本ではあまり知られていない。英語表記の正式発音はムザファルプールなのだが現地の人の発音はどう聞いてもムジャパルプールなのでここではそう呼ぶ。
- インドの方の「イエス」の時、首をかしげるようなフリがつくのだが、日本で言う「いいえ」の横に首を振るのに似ていなくもない。
- 安宿の早朝おなじみの現地インドのおっさんの洗面所での「ゲロッ、カーッ、ペッ」が今もどこからか聞こえてくる。土煙を連日吸い込むので確かに痰は出るのだが、同じく吸い込んでいるはずの女の方のは聞いた事がない。ただ日本のヤンキーの「気に入らない時の意思表示」の意味はない。そういう場合もなくもないが極めてまれ。
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ビールガンジ国境行馬車
海外ゲストハウス利用
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国境の川。この画像を撮って
いたらカメラを取り上げられた
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