セレンゲティ旅日記1 ナマンガからアルーシャへ |
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写真撮影のアルバイトをしていたので利用してあげた。マサイ語は出来ないのでスワヒリ語で交渉。1US$。 |
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ナイロビまでの飛行機代がどこまで絞れるか、バーツレートがどのくらいになるかで今後の出費が決まる。昨日空港での両替が1万円=3407Bであせる。2ヶ月前までは3500B代だったのに。いつアフリカへ発つのか、アフリカのどこへ行くのか、何もわからないファンキーな旅。腹減った。飯に行くぜ。 AM7:34 豚足定食屋が朝っぱらからやっていた。ライスとセットで32B。かなりうまい。今日は1日ぐでっとしててもいいか。雨季なのに朝っぱらから晴れまくり。蒸し暑さも倍増。何でもいいが腹出すぎ。もっと運動せい。 |
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カオサンロード 旅行会社が集中している通り。 |
最終的に決めたのはNSツアーズ(写真右下)というところ。日本円で8万円近くの支払いで大金持ち歩く危険はやや減る。昨日エアインディアのリコンファーム済ます。今回は電話代1Bですむ。 |
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とりあえずそのおんぼろ空港タクシーでマタツの発着所に向かう。車がダウンタウンに入るなり、それまでかかってなかったドアロックをそのお姉さんがあわててかける様子がファンキー。そんなに危険なのか?ナイロビのダウンタウンは日曜の渋谷のようなものすごい人なのだがそれがすべて100%アフリカン。見事なほどに外国人が1人もいない。他の観光地では必ず見かける欧米人観光客のみならず、韓国人や中国人も全く見当たらない。アラブ系の人すら1人としていないのだ。そこに金髪のおかしな格好の日本人が1人で紛れ込むのもかなりデンジャラス。覚えたてのスワヒリ語でマタツドライバーと交渉し、300ksh(545円)でまとまる。ナイロビは外国人の泊まるホテルやゲストハウスでは英語が通じるが、マタツのドライバーにはなかなか通じない。(この辺一帯には50を越える現地の言葉があってスワヒリ語が共通語になっている。ナイロビを離れて地方へ行けば行くほどその傾向は強くなり、その後のタンザニアでの地元生活ではほとんどスワヒリ語オンリーだった) さっきのお姉さんガイドの「昼過ぎまで出ない」の予言は見事にはずれて、ちょうど朝の客がたまったところだったので、待ち時間3分で出発。AM7:00頃だった。天気は曇り、気温も半袖では寒いくらい。件のガイド氏によればここ1週間ずっとこんな天気だったそうだ。ナマンガまでのマタツは1000kshだとか言っていたが大うそじゃん。 で、2時間のドライブ後ナマンガ到着。宿も複数ありすぐに見つかる。ガイドブックにあった「ナマンガゲストハウス」の二つ隣、先にも書いた「キリマンジャロGH」シングル1泊300ksh。コンセントはあるのだが電気がくるのは夜の3時間ほどだけ。後は停電状態。昨日夕方6時半ごろ部屋の電気のスイッチを入れても電機がつかず、「うわ、またこのパターンかよ」と覚悟決めるも、その後飾りだと思っていた蛍光灯がついて感激。しかし、通電していた時間帯はほとんど寝ていて今もこうして懐中電灯で日記書いているし、実質電気のない山小屋生活と変わんないんだけどね。 |
国境の両替は20US$=20,000Tsh(タンザニアシリング)。ガイドブック情報よりかなりいい。0.016Tshが0.012Tsh位になっている。やっぱケニアよりタンザニアを拠点に放浪した方が安上がりになりそう。宿のレストランで生まれて初めてヤギの肉を食う。170Kshで3人分はあるかというとてつもない量。おかげで昨日は早朝?AM2時頃食った機内食とそのヤギ肉定食だけですんだ。チャパティー10Kshだったが、ミネラルウォーター100Ksh、コーヒー50Kshとぼられ気味。結局地元定食屋なのに合計で350Ksh(635円)も払う。まあ態度はよかったし気分よく飯が食えたので小銭をめぐってのバトルはやめておいた。
外気温20℃前後、ちょっとききすぎたクーラーがかかっている感じ。長袖でちょうどいい。部屋にファンがなくてもぐっすり気持ちよく眠れる。ナイロビの標高1700mってツェルマットやシャモニーより高いんじゃないの? |
タンザニアビザはナマンガで写真もフォームも必要なく、20US$であっさり簡単に取る。その後ナマンガから3,000Tsh(360円)のプジョーでアルーシャへ。普通の乗用車に11人乗り。昨日は天気も晴れたり曇ったり、窓側の席で風を受けながらそこそこルンルン気分で移動。微妙にぐにゃぐにゃと曲線を描く地平線が作り出す不思議風景はかなりぐっと来た。ここが標高1,000m以上だとは信じられない地形。 アルーシャに着くと胡散臭いツアーへの勧誘が怒涛のごとく押し寄せる。ナマンガからの車から降りたとたん「どこへ行くんだ」「俺たちがあんたの行きたいゲストハウスに送ってやろう」と営業トーク全開モード。車を降りた所から行こうとしていたゲストハウスまで結構歩きそうだったので、その無料送迎を利用してみる。どの道どこかのサファリツアーに申し込まねばならないのだから、怪しいツアーも含めていろいろ検討しようとは考えていたし。車の中でも「俺たちのツアーはガバメント系だ」「見ろ。こんなに多くの人が喜んでメッセージを残している」「どうして今決めない?チャンスを逃すな」と絵に描いたような悪徳ツアーのにおいプンプンのセリフのオンパレード。とりあえず今泊まっているゲストハウスまで連れて行ったもらい、そのままじゃ悪いので奴らのツアー事務所に話を聞きに言ってみる。だがその後も同じパターンで話しを聞けば聞くほど行く気がなくなる展開。「ここにしばらく滞在するので考えさせてくれ」とそこを後にする。
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ナイロビまでの航空券をカオサンで買ったときもそうだったのだが、結構な大金を前払いで全額支払う時は思い切りが必要。どちらにせよ誰かを信じて踏み込まなければ何も始まらない。今のとこ特に問題はなく、手持ちの現金を有効に半額に減らす。昨日午後2時頃ウガリとニャマチョマ
Nyama Choma にチャレンジ。500gのサイコロステーキの巨大盛と同量のマッシュポテトの巨大な塊。大食い選手権参加する気は別にないんだけど。とても完食は無理で3分の1は残す。おかげで昨日は晩飯は食わずにすんだ。値段は2,000Tsh、コーラが250Tsh。来たばかりで適正価格もわからないのでぼられているかどうかも不明。 PM5:00 高度のせいかよく寝る。夕べ雨土砂降りで、今日も朝からドン曇。まだアフリカに来て3日目だが、天気には恵まれていない。夕方になってようやく晴れ、今まで雲の中に隠れていた4000m以上というメルー山を初めて見る。高度で言えばマッターホルン並じゃん。雪はなくはげ山。あんなもんが今まで雲に隠れていたとは意外だった。さっきマーケットを地元少年3名ほど引き連れて徘徊。スワヒリ~英語の会話集買う。3人の少年と別れ際にガイドしたからチップをくれと思ってた通りの展開。さほど不快な思いしなかったので1人500Tsh(60円)づつあげる。今回僕と同行する他の4人のサファリツアー客は今日からアルーシャナショナルパークに行っている。僕は彼らのツアーの2日目から参加という感じになっているのだ。でもキリマンジャロが見えるっていうのがウリのナショナルパークにこんなドン曇の天気で行っても無駄な気はするが。そういいつつも人事ではない。明日はわが身になることもあるわけで… 今の感じだと明日ははれそうな感じではあるが今日の午前中のような天気だと辛い。 部屋は同じゲストハウスの2階に移る。窓からメルー山が見える。ここもアウトサイドバストイレで4000Tsh。「同じ値段でこんな部屋あるならあんな独房宿に泊まらせないで最初からここに泊まらせろよ」と内心ぼやく。 |
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マニヤラ湖畔、地平線にピンクの線が1本視界の端から端まであってそれがすべてフラミンゴというありえない数。湖には淡水湖部分と塩水湖部分があってカバやペリカンは淡水湖に、フラミンゴは塩水湖部分にいる。とにかく鳥の量が想像以上でギョッとする。象やバッファローもアジアンサイズより1.5倍くらいでかく、ディクディクやインパラは近くで見ると明らかに鹿とは違うオーラを発している。バオバブやアカシアの森林も気分を盛り上げてくれた。 レイクマニヤラナショナルパークはジャングルと塩水湖周辺のサバンナ部分に分かれていて、アフリカはサバンナだけじゃなくジャングルもしっかりあるのだなと納得。天気も丸一日快晴。今日1日でかなり土方焼けしてしまった。ここのホテル正規に宿泊すると1泊132US$するらしい。微妙に年季入っていてクヒオ通りの60$ホテルって感じ。昨日までの1泊4$の宿よりはましだが「ここで132$は高すぎだろ」というのが率直な感想。サファリ関係は国をあげてのぼったくり体勢が完備されていて、そこから逃れられないようになっている。それでも今日1日後半ののどの渇きを除けば1日90$の価値はかろうじてあるか。 |
今も外でわけのわからん鳥がギャーギャーうるさい。昨日カチンと来ていたガイドの態度も今日はややましになった。今思うにこんなランクのロッジサファリで4泊5日450US$はかなりラッキーだったのかも。天気にも恵まれ土方やけでヒリヒリ。シマウマやヌーが走りまくる姿を見てるとなんとなく元気になる。 それにしても今日は疲れた。食欲もなくなるほど疲れる。あまり予備知識なくサファリに参加しているがセレンゲティってナショナルパーク自体がスイスと同じ面積があるんだそうだ。日本で言えば東京、神奈川、埼玉、千葉、1都3県あわせた広さだ。そのど真ん中に1件ぽつんとあるホテルなので夜中は電気は止まり真っ暗、お湯も時間制限で夜中は出ない。正規料金1泊152$のホテルなのに。 |
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