第28回 ネパール情報 2021年版
カトマンズ情報 ネパール現地物価 ネパール国内線 トリブバン国際空港
ネパール情報topics
ヒマラヤトレッキング ネパール拠点
カトマンズのホテル予約
ネパール基本情報 |
|
国名 |
ネパール連邦民主共和国 |
|
国土面積 |
140,800 平方km 日本の約1/3 |
人口 |
30,485,798人(2011年) |
公用語 |
ネパール語 国内に50を越える言語がある |
宗教 |
ヒンドゥー教80.6%, 仏教10.7%, イスラム教4.2%他 |
時差 |
日本マイナス3時間15分(遅れ) |
電源 |
220V 50Hz プラグタイプBまたはC |
季節 |
6~8月が雨季、9~5月が乾季 |
国際電話 |
国番号977 現地で日本の国際携帯が通話可能 |
為替レート 1 NPR = 1.1714 円 / 1 円 = 0.85365 ルピー (2014/11/12)
ネパール2 ネパール3 ネパール4 ネパール5 トレッキングガイド
ネパール地図 クアラルンプール情報
2018年版 アライバルビザ情報news
|
ネパール入国にはビザが必須。しかし日本から空路で入る場合ビザは日本で事前取得の必要はなく、現地の空港で申請書(英語)を書くだけで比較的簡単に取れる。写真が1枚必要。サイズに厳密な規定はない。料金は以下のとおり。
ネパール到着ビザ
15日マルチ 25$
30日マルチ 40$
90日マルチ 100$
アライバルビザの申請は手荷物受け取る前なので空港でビザを取る場合はビザ用の写真を預け手荷物のほうに入れずに手元に準備しておく。写真下はトリブバン空港の入国審査ブース。 |
ビザ申請書には現地滞在先を記入する欄あるので、宿の予約がない場合、事前にネットで適当なホテル名とその住所チェックしておく。記入したからといってそこに泊まる必要はない。
申請書は機内で配られることもあるが、入国審査ブース(写真右)の前に用意してある。ボールペンがないので持参必須。支払いは原則現地通貨。支払額は右上の米ドル額で固定。日によって支払額が変わるのでややこしい。イミグレ審査ブース前に両替所がある。
到着便によっては混雑するので入国に時間がかかる場合はあるが、ビザなしで行って入国できないことはない。日本で代理店通して取ると手数料がかかって15日ビザが3,000円~8,000円。帰路便、国際線出国の際の空港税は2014年現在航空券に含まれているので別途支払いの必要はなくなった。
ネパールビザの延長申請に関してはこちらへ
チトワンサファリ 象に乗ってサイを追う
2013年11月チョラパス雪中行軍 空は宇宙色
チョラパス(ゾンラパス)横断実録はこちらへ
カトマンズのホテル予約 ルクラのホテル予約
ネパール ATMと両替についてnews
|
ネパールでの両替は二通りの方法がある。銀行や両替窓口での現金両替と現地ATM利用。2011年頃から現地ATM手数料400Rpがとられるようになったがこの手数料はカードによっては取られない。
現地のATMはクレジットカードのキャッシング機能を使って日本の自分の口座から現金が現地通貨として引き落とされる。このシステムはPLUSやCirrusというクレジットカード会社系のシステムなので、これを直接使っているクレジットカードのほうが、借りて使っている銀行系キャッシュカードより現地ATM手数料はとられにくい。 |
目安としては間に入ったものの取り分が「金利」か「手数料」かで大まかな判別ができる。「金利」で取られるタイプはクレジットカード。
クレジットカードはそのシステム利用料を加盟店が負担するのが原則で、カード利用客から取ってはいけないというカード会社の利用客転嫁禁止ポリシーがある。そのため現地ATM手数料は請求段階でそのポリシーにはねられて請求されない場合が多い。ただ悪質クレカの場合は金利をとった上、日本側でも現地銀行ATMでも二重に手数料を取られる場合もある。
悪質クレカの例と対策。
「金利」ではなく「手数料」で取られるタイプの銀行系国際キャッシュカードやデビットカードは現地ATM手数料がとられやすい。現地銀行に「お前が他人のシステム利用して金取ってんだから俺にも取らせろ」といわれて拒否できない状態。手数料タイプは為替レート計算にも利用者側が不利になる罠があったりする。写真右はタメルのATM。クレジットカードの場合、VISAかマスターカードのマークがついていて、日本でキャッシング枠を確保していればこれらが使える。
ただ旅行者にとってはこれらややこしい仕組みの説明はどうでもよく、使うかどうかの選択分岐点はただひとつ。「現地ATMを利用して現金両替より得になるかどうか」だ。
しかしこの部分は個別のカードでも使う国でも違ってくる。タイの150B現地ATM手数料のように(2012年10月以降利用客転嫁禁止ポリシーではねられなくなった)国単位の事情でもころころ状況が変わる。なのでなかなか一概にどちらが得か言い切れず。私のクレカがその国で現金両替より得になっても、それがすべての人と国に当てはまらないのだ。
手っ取り早い判別法は一度使ってみて自分でその請求をチェックすること。普段からまともな請求がされる「信頼できるカード」を見つけておくことが多分最善策。私のカード(セディナマスターカードやニコスビザカード)の場合、ネパールではカードキャッシングしたほうが金利分含めても正規窓口での現金両替より得になるという結果だった。しかしこれにもし現地ATM手数料が上乗せされたら逆転する。悪質クレカを使うなら現金両替のほうが得になるのだ。
なおトラベラーズチェックはこのサイトでは取り上げる価値なしと判断したので省略。
ポカラ フェワ湖 Phewa Lake ペワ湖 Pewa Lake とも言われる ポカラの標高833m。カトマンズ1336mより500m以上低い。ゆるめの滞在に最適なので沈没地としても有名
◆機内持ち込み可のキャリーバッグ
19,980円(税込) 14,040円(税込) 9,720円(税込) 10,260円(税込)
機内持込みOKキャリーバッグはこちらへ
すべての荷物をこれだけにまとめられれば到着後預け荷物を待つ必要もない。持込可能な荷物サイズは各航空会社ごと決められている。基準は座席上の荷物棚に収納できる程度かどうか。
ネパール現地物価 2016news
途上国の物価を判断する大まかな目安になるのがIMFの発表する1人当たりのGDP。ネパールの1人当たりのGDPはアジア最下位。2010年統計ではミャンマーが最下位だったが逆転。アジアからアフリカ最貧国の中に1国だけ紛れ込んでいるのがここ数年でミャンマーからネパールに変わった。
◆IMF 2010年1人当り名目GDP (US$)
142位 カンボジア 2,112
151位 バングラデシュ 1,572
157位 ネパール 1,271
159位 ミャンマー 1,250
◆IMF 2012年1人当り名目GDP (US$)
141位 インド 1,500.76
144位 ラオス 1,379.90
157位 カンボジア 925.52
158位 ミャンマー 868.09
160位 バングラデシュ 797.16
164位 ネパール 690.04 |
|
物価が上がっているといってもIMFの数値から見ればネパールは今アジアでもっとも物価が安く格安旅行がしやすいという結果になっている。しかしその国の物価が旅行者にとって安いかどうか、どのくらい物価が上がっているのかの判断は難しい。ネット上の情報だけだと本当に物価が上がっているのか、ただその旅人の要領が悪くてぼったくられているだけなのかという判断はしづらい。写真左はカトマンズのショッピングセンター。
2014年1月現在、カラパタールへ行くには、カトマンズから現地ツアーだと1人約20万円、個人で行けば約5~6万円(日本からの往復航空券代別)。ちなみに日本からのツアー(日本からの往復航空券込み)だと50万円以上。
ビールガンジ・ラクソウル国境 奥がネパール、手前がインド
ただ現地物価が上がっているのは事実で、特に山方面で顕著。エベレスト街道トレッキングの場合、宿代は1泊100Rp(100円)からと10年前と変わりないが、食事やミネラルウォーター、コーラの値段が強烈に上昇した。その結果、03、04年には1日平均総額出費500~600RP、08年は1日1200Rpですんでいたが、13年は1日1,500~3,000Rpかかってしまった。
私の場合びー旅ドットコムの当日情報公開のために、ネット代や充電代1日1,000Rp以上かかる事情が災いしている。加えて前述のようにルクラまでの航空券も高騰した。さらに08年1,000Rpだった国立公園入場料が13年3,000Rpになっていた。
ただ上がっているのは旅行者物価だけ。現地物価は微増という程度。それは前述のIMFのデータからも推測される。2013年でもジリからルクラまでの物価は安く、1日の出費総額600Rpほどで10年前とほぼ変わらない状態だった。
今回私はジリから入る総日程26日間トレッキングで、その上標高5000m以上の高地に10日ほど滞在する変則的な日程だった。なのでカラパタールを2週間で単純往復する実体験の出費の記録はない。仮に今回の物価でカラパタールを単純往復したとすると、ルクラまでの往復航空券320US$、1日の出費20$(2,000Rp)としてカトマンズから12日間のガイドポーターなしのトレッキングしたとすれば
320+20x12=560US$(56,000円程)の費用がかかったことになる。ちなみに08年にはガイドなしで362US$だった。ガイドはルクラ以降で申し込んだ場合2014年現在1日1,200Rp、ポーターは800Rp。ガイド、ポーター両方を10日雇ったとしてプラス2万Rp(2万円)。日本からエアアジアや東方空港で往復燃油込5万円で往復したとすれば総所要14~16日、総額は概算で1人12万6,000円となる。ツアーだと総額50万円以上なので
現地物価がどんなに強烈に上がっても個人で旅をしたほうがずっと費用がかからない状況は変わらない。
ヒマラヤインパクト カラパタール2013 エベレストベースキャンプ ゾンラパス2013
ゴーキョピーク レンジョパス エアアジアでネパール 中国東方航空でネパール
ジリ びー旅トップ ネパールへ安く行く方法 ネパール地図
トリブバン国際空港まで市バスだと25円だが観光客料金タクシーだと500円になる。プラノバスパーク。
ネパール情報news
- 第28回ネパール
- びー旅本編、第16回ネパールを第28回ネパールに更新。
- カトマンズ停電
- カトマンズの夕方の停電は毎日あるわけではなく毎日だったりそうでなかったり。大体夕方2~3時間。まともなクラスのホテルでは自家発電で対応している。
- 空港タクシー
- 空港から市内までタクシー料金は交渉制。一般観光客料金500Rpだが地元料金は空港→市内200Rp、市内→空港350Rp。空港前のリングロードまで出ればローカルバス25Rpが走っている。
- ネパールインターネット
- 2014年タメルのホテルでは1泊500円の安宿でも宿泊者に無料でワイファイを提供している。ただルクラ以降のトレッキングルートではワイファイも充電も有料。もっとも高いゴラクシェプでは充電1時間350Rp、ワイファイ1分15Rp。
ヒマラヤインパクト カラパタール2013 エベレストベースキャンプ ゾンラパス
ゴーキョピーク レンジョパス エアアジアでネパール 中国東方航空でネパール
ジリ びー旅トップ ネパールへ安く行く方法 ネパール地図
ネパール国内線料金
ネパール国内線の価格がここ数年急騰。特にカトマンズ~ルクラ線が強烈。04年に片道85US$だったのが08年105$、13年11月には162US$と04年の約倍になる。
格安チケットがあまり出回っておらず、最安でも159$くらい。14年1月現在タメル手配、カトマンズ~ポカラ51~63$。ポカラ~ジョムスン105$。