セレンゲティ セロネラ ンゴロンゴロ
ケニヤ・タンザニア・モーリシャス セレンゲティ日記2
タンザニア,アルーシャ発の現地ロッジサファリツアー
セレンゲティ朝の草原 夜のうちにヌーを食って腹はパンパン
タンザニアに来てサファリに出ていろいろなことがわかる。今セレンゲティにこれだけヌーがうじゃうじゃいるということはケニアのマサイマラにはヌーはほとんどいないということらしい。ヌーは今ちょうどマサイマラ方向への移動の最中とのこと。それを食っているライオンなどの肉食獣も今はこちら側に集中していて、8月のバカンスシーズンをはずしているので一応オフシーズンなのだが、この時期マサイマラにヌーが消える前なので、大量の動物を見るという目的ではどんぴしゃシーズンらしい。
ヌーって英語かと思っていたら英語では「Wild beast」って言うらしい。そんならヌーって何語だ?ガイドの話では地元の言葉でもないらしい。ガイドに「もうすぐワイルドビーストが見える」と言われてどんな迫力のある野獣が出てくるのかと思ったらヌーのことで拍子抜けする。「ワイルド」じゃなく「ウィルド」と読むと言う話も聞いたがガイドは「ワイルド」と発音していた。
昨日起きている間は停電はなく、不便は感じなかったが、結局お湯は出なかった。アフリカの赤道近くにいるのに標高が高いため朝の気温は想像以上に低く、とても水シャワーが浴びれるような気温ではない。今朝起きてさっきようやくチョロチョロとだがお湯が出て何とかシャワーを浴びた。今日もまた朝から雲ひとつない快晴。ただし気温は日本の10月の朝って感じ。手持ちのジャケット類すべて着込んでもまだ寒い。昼間は普通に夏の日差しなんだけど。以前冬の動物園のキリンを見てかわいそうと思ったことがあるが、もともとこんな寒いとこにいるんじゃそうでもなかったんだと認識改める。ケニアの空港に着いて以来、サファリに出る前日までずっと天気は悪かったのにサファリが始まってからは連日快晴。ラッキーだ。日焼けで顔が痛い。6月上旬は天気もいいし、料金も安い。動物もたくさんいる。隠れベストシーズンと言ってもいいかも。
セレンゲティ、ヒポプールで記念写真 水中に漂っているのはすべてカバ
生き物が気持ちが悪いほど大量にいるという経験はあまりしないが、昨日はヌーが異様に広い地平線の彼方まで気持ちが悪いほどたくさんいた。何十万?何百万?10キロくらい先まで黒い点となって、それが重なって黒い面となりびっしりと大地を覆いつくしている。これだけいればそりゃライオンも食っていけるわなと変に納得する。
おとといは異様に人なれしているサイケデリックな鳥に囲まれてのランチボックスの昼食だったが、昨日はヌーが占拠していた草原に1本だけぽつんと生えている巨木の木陰から車でヌーを追い出して陣取り、無数のハエと格闘しながらのランチタイム。持参した虫除けササレンという防虫スプレーが役に立つ。何もしなければアッという間に顔中ハエだらけ。「イライラして死んでしまうよ」状態。岩場のライオンや樹上の豹もいてさすがセレンゲティーだ。結構テンションは高い。車で1時間走っても2時間走っても延々地平線が続き、時々出現する奇妙な形の岩や木が不思議ワールドを展開している。
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