天竺へ04  雨季のインドへぼられに行こう2010年   クアラトレンガヌ
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クアラトレンガヌ マレーシア マレー半島東海岸

カギ壊し詐欺遭遇 クアラトレンガヌの極悪宿 ピンアンカレッジ宿泊実録


  クアラトレンガヌ長距離バスステーション 6日は曇、7日は晴
  2010年9月6日(月)午後18時37分  前へ  次へ
クアラトレンガヌと言うマレーシア東海岸の都市によってそこの1泊35MYRの窓なし独房に泊っている。35R(リンギ)はバーツで言うと約350B約950円。窓なし独房でトイレシャワー共同で350Bはかなり極悪コストパフォーマンス。さらに加えて味のある騒動にも遭遇する。そんなに安くない中途半端な宿に多い気分の悪いトラブルだ。今後同様の被害をなくすために詳細公開する。宿の名前はピン‐アンカレッジ(Ping Anchorege写真下)。

タイ国境の町ランタウパンジャンからのバスがクアラトレンガヌに着いたのは午後2時20分。4時間35分かかっての到着。ビーチリゾート期待してきたのに海は全く見えず。黄土色の泥川がバスからわずかに見えただけ。空も雨季のドン曇の空なのでいっそうテンション下がる。こりゃクアラルンプール直行した方が正解だったかなと若干後悔。
クアラトレンガヌのモスク   .

バスは途中トイレ休憩なしでバス自体にもトイレがついてないので、後半トイレ(小)行きたくて参った。バスターミナル近辺にホテルは見当たらず徒歩で町を歩き回る。1泊50Rや40Rのホテルはすぐに見つかるも部屋を見せてもらって唖然。窓の全くないじめついたファン部屋。マレーシアには窓のない息詰まる独房宿に頻繁にお目にかかる。窓のある部屋はあるのだが60Rからとのこと。タイやカンボジアのように安くて快適な宿が少ない。マレーシアの全体的にいえる難点だ。でもそういうほうがびー旅ドットコムの活躍の場はあるんだけど。


    今回トラブルのあった宿。窓なし独房宿。ドミ部屋なし。ツアーも高い。


      自転車タクシー 
そこでたどりついたのがピンアンカレッジと言うツアー会社が自社の上階を宿にしている宿。実はこの宿07~08年版の「地球の歩き方」に紹介がありその情報を頼りに探し出した宿。06年シパダン島訪問の時に買った「歩き方」が本棚にあったので、この東海岸部分だけコピーしてそれを参考に見つけ出した宿だ。06年当事はまだ私もガイドブックを買っていた。最初から今のような旅のスタイルだったわけじゃない。

08年版と古いので仕方ないとは思うが、そこに紹介されている8Rのドミ部屋はなし。シングル最安15Rと書いているが、紹介された最安はファン部屋独房トイレシャワー共同35R。夕方5時を過ぎるとフロントに相当する1階のツアー会社が閉まるのでその後実質フロントがいなくなる。ロックアウト状態(鍵を部屋に忘れて自分の部屋に入れなくなること)などのトラブルがあると翌日9時までほっぽらかしというシステム。

チェックインの時ツアー代聞いてみたがプルプフンティヤン島3泊4日500~600R。レダン島2泊3日400~500Rとかなり高め。ピーク時や週末にはさらに高くなるようだ。ぼったくりツアーに引き込むために併設された宿といえなくもない。レダン島ボートのみ片道100R。多分観光客料金。プーケットからピピ島だと片道30R(300B)、チュンポーンからタオ島で片道23R(230B)が比較の参考になるか。テンション低いとの噂の島にそこまでしていく価値あるかも微妙。コタキナバル沖の激低テンションで割高のマヌカン島思い出す。


              クアラトレンガヌ郊外のビーチ

この宿にチェックイン後、私は共同シャワー利用して自分の部屋に戻ろうとした。共同の場合、当然自室に鍵をかけてシャワーを浴びる。自室の鍵を開けようとすると鍵が開かない。あれ?おかしいな?と少しガチャガチャするとノブについている鍵の受け側の中身がポロッと落ちる。当然中には入れない。部屋は3階、近くにいたスタッフを呼んで何とかしてくれと頼むと「まかしておけ」としばらくガチャガチャした後、こいつはダメだと鍵のついたドアのノブごと壊し始める。

こちらは早く自分の部屋に入れるようになって欲しいのでシャワー浴びた後の海パン姿で15分ほど鍵壊すのを眺めている。壊した後、この部屋の鍵を直すのであんたは部屋を替えたほうがいい。1階のフロントへ行ってくれとの申し出。フロントへ行くと鍵代20Rの請求。これは味のある展開だ。

日本円にすればたいした額ではないが賠償請求へのもっていき方がおかしい。鍵を開けようとして鍵穴が壊れ、スタッフに頼んだら勝手にドアノブごと壊し始めたわけなのだから。こちらに過失はない。すると「3日前に取り替えたばかりの鍵だ。3日前の客はちゃんと弁償した」と予想外の返事。どうやらこのパターンで鍵を弁償させられる客は私だけではなかったようだ。うがった見方をすれば客に弁償させる筋書きが初めからできてるのかと思わせる展開。仮に弁償依頼するにしてもそれなりの提示の仕方があると思うが、1階フロントの1人の若い女性の態度がこちらを小ばかにしているような態度で特に腹立たしかった。

このホテルは1泊50R~だがエアコン付 .

当然そんな態度で金払えといわれても払うつもりにはならないので、しばらくの押し問答の末、向こうがあきらめる。このパターン頻発しているようで、おとなしく払う客だけから徴収ということらしい。

お知らせ
  • 今回のリポートは私個人が遭遇したトラブル。一部の宿のスタッフ(厳密には1人なのだが)の対応等で不快な思いをしたのでその勢いに乗って書いたところがあるのでその分差し引いて参考程度に。
  • 連日味のあるネタが尽きない。公開できないのが痛いところ。今日も町中ネット屋探すもイスラム圏の地方ではネット屋が少ない。多分エロサイトのせい。やっと見つけるがノート接続不可の返事。転送失敗したのはカオサンで1回だけ。後は転送するネット屋がなくて再度転送試みることさえできない。ちなみにネット代は1時間3R。
  • 今日手持ちのリンギが切れたのでキャッシングする。なんとATM画面に手数料許諾の画面が出てくる。タイの150Bだけでなくマレーシアにも意味不明のクレカ手数料加算されるようになったみたい。100Rに1Rの手数料。エアアジアのコンビニエンスフィー同様に。
  • 町で「ホンダ」と言われたのでバイクのことかと思ったら「本田圭介」のことだった。

アコンカグア フフイ 45L 定価15,500円 →8,980円(税込) 詳細はこちらへ


合体ロボット状態




クアラトレンガヌのATM
日本のクレカで現地通
貨がでてくる
   


クアラトレンガヌ 長距離バスターミナル 9月7日はこの旅初めての晴れ




明日インドに向かうというのにインド料理 写真のセットで6R160円
どちらかというと私は人より多くの国を回って安宿も多めに泊っている。この手の安宿の鍵にはあちこちで悩まされたが、ドアノブの中身が壊れたのも、それに弁償請求が来るというのは初めて。唯一の救いは従業員の消える夕方5時以降に鍵が壊れなかったことだ。不愉快な思いと共に一晩中、海パン姿で無一文状態で部屋から閉め出されるところだった。

連日の移動で疲れた状態でこういうのはきつい。カオサンの100B(10R)シングル宿でも深夜のロックアウトには宿の誰かが助けてくれる。この旅でこの町だけピンポイントで歩き方情報参考にしたとたんこのトラブル。金払ってこの情報つかまされるのは痛い。

その後駅周辺を散策したらバスターミナル徒歩1分の所に1泊30Rのおばあさんがフロントに常駐するおいしげな地元宿見つける。歩き方の「8Rドミあり」のガセ情報見てなかったら多分この辺に宿泊していた。読んで損した典型例。びー旅ドットコムはなかなか極悪宿を指名して公開することはしないのだが、ここは数少ないその中のひとつ。後続客が同様の不快な思いをしないための参考程度にはなるかと判断。ビーチリゾート気分全く味わうことなく明日クアラルンプールへ向かう。

日付 旅のお小遣い帳 出費詳細 宿代 合計
5日目
9月6日(月)曇り
朝飯30B 缶コーヒー13B ボールペン2本10B クアラトレンガヌバス17.9MYR 水1MYR バスターミナルトイレ0.2R 昼カレー定食6R 水1R コーラ1.8R ケーキ8R マクドナルドソフトクリーム1R 夜チキン定食6R ピン‐アンカレッジ35MYR 83.2R
ATMキャッシング 500MYR  10B=1Rで計算


◆2010年9月7日(火)朝7時25分   次のページへ

 バスターミナル徒歩1分1泊30R        モスク 早朝アザーン健在
5時前に早朝アザーンに起される。窓がないので外の天気もわからない。廊下側に窓はあるがカーテン開けると動物園状態になるのでカーテンしっぱなし。明日インドへ向かうのに前日の朝をこんな所で迎える。らしい旅といえばらしいんだけど。昨日前回のあまりのマレーシアリンギット(MYR)が切れそうになったので500リンギATMキャッシングする。バーツは前回のあまりが3000B以上あったがリンギは80リンギほどしかなかった。その上やはり物価が高めで思ったより早く手持ちの現金が消えていく。

KLまでのバスは9時半発とのこと。38~40R。バス会社によって値段が違うが、40Rのバスにワイファイ提供している所あり。利用しようか検討中。国境からKLまで44Rなら国境から直行した方がよかったかなとも思う。ビーチリゾートの雰囲気皆無で町を出る。バスターミナル周辺散策の時にネット屋探すもノートPCが使えるネット屋は見つからず。ネット屋自体はあって1時間3Rとのこと。

インド出国前なのにインド料理屋でカレー食べる。6R。バナナの葉っぱの上にご飯をのせるタイプ。マレーシアには思ったよりインド系の方が多い。下に紹介のホテルは地元系でまともなホテル。タイよりは地元宿のフロントで英語は通じる。歩き方紹介の宿以外の安宿選択肢もあっていいと思うので。私の泊ったピンアンカレッジ、歩き方最新版で削除されていたら失礼。


アラマンダホテル 写真の部屋が40B こういうホテルはフロントは24時間体制 クレカ払い可

2010年 クアラトレンガヌ ホテル情報
エバーグルーンホテル
EVER GREEN HOTEL
ファン部屋 30MYR
トイレシャワー共同
長距離バスターミナルから徒歩1分
No.98 Tingkat 1, Jalan Masjid Abidin. 20100 KualaTerengganu
アラマンダ ホテル
ALAMANDA HOTEL
窓なしファン部屋 40MYR
トイレシャワー共同
窓付きの部屋は60MRY~
バスターミナルから徒歩5分。クレジットカード払可
28&28A JALAN TOK LAM KUALA TERENGGANU
TEL:09-6228888 FAX:09-623-8899
その他にも駅から徒歩圏内に地元系ホテルあり




◆2010年9月7日(月)マレーシア時間11時42分
今クアラルンプール行のバスに乗っている。チケットは今日の朝7時頃の散歩のついでに確保する。インドへのフライト明日なんだけど…。今日はこの旅初めての晴れ。雨季の晴れというよりほぼ快晴の乾期の晴れ状態。バンコクは雨季、バリ島は乾期。この辺はその雨季と乾期の境界になるので日によって天気はよくなる。やはり晴れるとテンションあがる。ページの画像も明るくなる。明日がエアアジアのインド行きフライトなので沖の島々めぐりはまたの機会になってしまった。このバスに乗れさえすれば夕方にはクアラルンプール着だ。

クアラトレンガヌのバスステーションには時間になってたくさんのバスがやってきてどれが自分のバスかわかりづらかった。9時35分発とのことだがバスがやってきたのが45分、出発は55分という感じだった。私の乗ったトランスナショナル社のバスは1日に3便クアラルンプール行のバスがあり、9時半、11時、12時。値段は38.5Rだが訳のわからんサーチャージなるものがあって合計42.4Rだった。国境ランタウパンジャンから44Rだったので用がないなら直行した方が効率はいい。2階建てのエアコンバスで2人席を1人で独占できる空き具合。車窓はそれなり楽しめる。今日前回宿泊のトラベラーズムーンロッジへ転がり込めるならそこからウェブのアップができるかも。

現在乗車中の2階建てバス  .


        クアラトレンガヌ発クアラルンプール行バスの2階
15時15分。バスはクァンタン経由でクアラルンプールに向かっている。この時間も雲ひとつない快晴。山の間を縫うような高速道路は日本のものと変わらない快適さ。ヨルダンの快適高速道路思い出す。

昼休憩は2時頃。寄ったサービスエリアのようなところではレストランのようなものがなくポテチが売っているような売店だけだったのでトイレだけ済ます。このバスにはトイレもついてはいるがバスのトイレは狭いし汚い。今日は昼飯抜きになってしまった。あんな何もないとことこじゃ30分も停車する必要ないじゃん。カオサンバスのボリレストランもないと寂しいことに気づく。クアラルンプールまでの所要時間は8時間くらいとのことなので午後6時頃の到着か。

やはりカレーシアはタイと違って言葉が思うように通じないのでいろいろな場面で不自由する。物価も高めなので特に格安旅行には現地語が重要。

とはいえ1日2日で今のタイ語やカンボジア語のレベルにまでマレー語習得は不可能。前々回一夜漬けで覚えたインドネシア語が役に立っている。まあユルユル覚えるさ。マレー語の数字を覚えながら小学生気分じゃ。明日以降必要なのはヒンディー語なんだけど。

日付 旅のお小遣い帳 出費詳細 宿代 合計
6日目
9月7日(火)快晴
クアラルンプールバス42.4R 朝コンビニパン2個と缶コーヒー5.7R 水1.4R LRT高架鉄道 1.2R、1R チェックアウト超過料金10R 缶コーラ1.5R 水1.3R 晩飯酢豚の鳥版定食5.5R マンゴ1R パパイヤ1R 甘栗250g5R コンビニポテチ牛乳チョコ 5.6R マクドナルドソフトクリーム1R トラベラーズムーンロッジ 30MYR 113.8R


途中で寄った売店しかないサービスエリア       クァンタンからクアラルンプールへ向かう高速道路



クアラルンプール郊外の高速道路                マレーシアの料金所

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