楽天カード請求明細。上表の赤丸の9390円はATMから現金が出てきていないのに、帰国後私の口座から引き落とされ、後日の異議申し立ても却下される。最終的には不当引き落とし状態で決着。
2014年7月23日(水) 2014年2月27日楽天ビザカードを使って海外ATM(クアラルンプールのHSBC香港銀行)を利用しての非常に不愉快なトラブルがあった。ATMから通信エラーで現金が出てきていないのに入力した金額分が後日自分の口座から引き落とされる。 冗談じゃないということで楽天カードに抗議の電話を入れる。その電話では「異議申請をすればいったん引き落とされてもエラーが確認されればその後払い戻される」というので、いわれるままに書面で異議申請する。しかし先日申し立て不成立で、エラーはなかったという書面が自宅に届く。 |
楽天カード会社と香港銀行に300リンギ分、金利と手数料含めた9595円をだまし取られた形で決着。引き落としてもいない現金を事実上詐取しておきながら楽天カードもHSBC香港銀行も「エラーはなかった」と知らん振り。しかも元金に金利や手数料まで上乗せされている。
これはスリや引ったくりに等しい犯罪行為だ。そしてそれを堂々とやっているのがカード会社と銀行だというところが実にスパイシー。数ヶ月時間をかければあきらめるとでも思っているのか。LCCTはすでに廃墟なので逃げ得と読んだのか。このやり取りのおかげで私は4ヶ月の間ずっと不愉快な思いをさせられ続け、そのあげくとられた現金は戻って来ず。
私は渡航中の現金調達はほとんどクレジットカード利用して現地のATMを使う。この方法で海外ATM利用して久しいが、ATMで出てこなかった現金分を引き落とされそのまま決着という経験は今回が初めて。今まではアフリカでもインドでも問題なく現地通貨を手にできていた。ただその時には楽天カード以外のカードを利用していた。今回初めて楽天カードを海外ATMで使ってみて1回目でこのトラブル。審査の甘いすぐ作れるカードは怖いと実感する。 海外旅行での現地ATM利用で現金が出てこない場合、その分が請求されることはまずない。極めてまれなケースではあるが今回は内容が悪質なのでここにありのままを公開。 |
PINと金額打ち込んでから拒否され1ヵ月後にしれっと打ち込んだ金額分引き落とされるのでチェックしていないと見過ごす。ちなみに2011年ニコスビザカード利用でラオスのATMで現金が出てこずに引き落とされたことがあったが、その時には異議申し立てで不当に引き落とされた分は後日ちゃんと戻ってきた。2011年ラオスATM不当請求顛末はこちら。
楽天カード利用は怖いので今回のパプアの旅では予備カードとしてすら持参しなかった。たいした金額でないのに煩雑な手続きさせられた上、また数ヶ月不愉快な思いさせられたくない。
2014年2月27日現地時間午前11時頃マレーシア、クアラルンプールのLCCT(写真右の空港)での出来事。ちなみにLCC空港は2014年5月9日よりKLIA2に移転しているのでLCCTは現在廃墟となっている。
私は空港出口のATMを使って現地通貨を引き落とそうとした。しかしエラー画面が出て現金が出てこなかった。現金がないと困るので何回か引き出そうと引き出し操作を繰り返した。しかしそれでも出てこなかった。この時繰り返して打ち込んだ2回分を帰国後請求されたのだ。
現金が出てこないので私は手持ちのわずかな現地通貨で市内へバスで行った。市内のコンビニでセディナカードを使ったら今度はちゃんと現金が出てきた。その日引き落とした現金は300リンギ。楽天カードでなくセディナカードで引き落としている。その後ATMはいっさい利用することなくクアラルンプールからシンガポール往復。現地で数日過ごして3月3日にLCCTから日本に帰国した。そして帰国後楽天カードから400リンギ+300リンギ合計700リンギの請求、セディナカードから300リンギの請求があった。
LCCT出口のATMでエラー画面が出て現金が出てこなかった時。私の手元には現地通貨30リンギほどしかなくその日の宿の確保もできない状態。それだと困るので若干あせって何回か引き出そうと引き出し操作を繰り返した。その楽天カードで繰り返して打ち込んだ金額分が請求され引き落とされたのだ。 まず楽天カードを使ってマレーシアの銀行のATMで400リンギを引き出そうとしてエラーになり現金が出てこなかった。ATM機械固有の不具合の可能性もあるのでHSBC香港銀行のATMでもやってみる。今度は300リンギを打ち込む。こちらもエラー画面が出て現金は出てこない。そしてこの出てこなかった400+300=700リンギ分帰国後私の口座から引き落とされた。 |
ここでややこしいのは詐取されたのは出てこなかった全額700リンギではないということ。最初の400リンギと手数料分は苦情の電話入れてから数日後、クレカ経由で返金されている。戻ってこなかったのはHSBC香港銀行ATMの300リンギ分だけ。400リンギ返金のタイミングが書面での異議申請をする前だったので、おそらく銀行側から自主的にエラー認めて返金してきたと思われる。つまりこの時LCCTで大規模なATM通信障害があったことは間違いがないのだ。
HSBC香港銀行のATMの300リンギ分だけが戻ってこないので異議申請を楽天カードを通して申請した。その分が申請1ヵ月後拒否され不当引き落としのまま知らんぷりとなった。エラーはないといわれても現金が出てこなかったのは紛れもない事実で、その分が不当に引き落とされていることも事実だ。今回の引き落とし事件で間に入った複数の会社が責任の擦り付け合いをした結果報告などこちらはどうでもいい。
さらに味があるのは、私はLCCT出口で現金が出てこずあせっていた時に別のカードを使って引き落とそうともしていた。セディナマスターカードでだった。
そのカードでLCCTに並ぶいくつかのATM(香港銀行含む)で何回かPINと金額を打ち込んでエラー画面になりやはり現金は出てこなかった。しかしそのLCCTのATMでのエラー分はなぜか帰国後セディナカードから請求されることはなかった。
不当請求発覚後、楽天カードに今回のトラブル対応してもらおうと電話する。電話はフリーコールでなく有料。また直接オペレーターと話せる状態になるまでとても手間がかかりわかり辛い。苦情電話を意図的に避けている構造。ようやくたどり着いたオペレーターの対応も「ショッピングでなくキャッシング分は保険対象外です」と的外れな対応。こちらがその対応ではないことを解説せねばならない。
上の表の引き落とし日付は2月28日となっているが、私が金額を打ち込んだのは2月27日11時頃。香港銀行の処理がなぜか翌日28日になっている。私は28日には早朝からジョホールバル行きのバスの中で、ATMを利用していないしLCCTにもいなかった。上の表の上半分のマレーシアの銀行ATM利用分の12544円(400リンギ)は異議申請前にエラーを現地銀行のほうから認めてきてカード会社経由で返金されている。
また今回問題となったクレカは無事手元にあって盗難被害でないのに手持ちのカードを無効とされ、カードの再発行を強制される。再発行されるともとのカードのネット上請求履歴はすべて削除され不当請求の画面(画像上)はすぐ表示されなくなる。私はネット請求に限定しているので書面での請求書もない。
なのでこちらが意図してキャプチャとってなければそういうことがあったことは完全に消去される。証拠隠しのように見えなくもない。
楽天カードの海外ATM利用の支払いはリボ設定のみ、金利のほかに日本側での手数料ありと、今回の事件がなかったとしても良心的な海外ATM環境とはとてもいえない。ちなみに私はオリコのリボ設定で一度不愉快な思いをしているので、今回の楽天カード作って早々リボ初期設定一月5,000円から30万円に変更している。なので1ヶ月の利用が30万円超えなければリボ払いにはならず、実質1回払いと同じ支払いになるようにしている。しかしそこまで予防線を張ってもなおこの不愉快なトラブル。年会費無料、誰でも簡単に作れるクレジットカードの裏はそんなものなのだと割り切るしかないのか。
ひと月前のATMの通信異常の履歴など調べればすぐにわかることで、まともな銀行のATMなら現金が出てきたかどうかの履歴が残っていないはずがない。今回のようなケースで顧客の不利益なる問題を正当な形で解決できないのは、楽天カードに問題があることはもちろんだが、それよりさらに楽天カードの使っている現地銀行を含めたATMネットワークのシステムに脆弱性があるといっていいのかもしれない。
12:30 2014/07/23
関東地方梅雨明け猛暑。って暑いか?個人的には今年2月からずっと気温30度以上だったので実感なし。エアコン不要。扇風機で快適なエコ生活。というよりエアコンつけるとカゼひくし。日本より暑いタイやインドネシアで熱中症って聞かないのはなんでだ?
外国人旅行者のワイファイ環境やATM事情など耳を疑う日本の遅れぶり。日本の銀行ATMはビザマスターのキャッシング対応していないらしい。ゆうちょ銀やセブン銀など一部の銀行のATMは海外発行クレジットカードに対応しているが、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行のメガバンク3行は未対応。まじか?アフリカやインドやパプアで使えるのに日本で使えないのか?ある意味すげえな。
アジアで唯一外国人がATM使えなかったミャンマーも経済制裁解除で去年からビザ・マスター対応ATMは雨後のたけのこ状態なのに。残るは日本だけ?利用者そっちのけで何が何でも目先の権益死守は日本の特徴か。現状の高額海外送金手数料で稼げなくなる仕組みを導入する意味がないということなのだろう。LCCめぐる悶着の背景が重なる。これでは東京五輪で笑いものになるのではないか。写真右上はミャンマーのミャワディのカンボーザ銀行ATM。2014年2月18日撮影。日本で発行されたビザ・マスター提携クレジットカードで現地通貨が引き出せる。
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