デビットカード

VISAデビットとJデビット

クレジットカード審査がおりない場合のVISAカード取得の方法

貸金業法改正の段階的施行で総量規制の導入がこの4月から順次進められている。大まかに言ってクレジットカードやローンカードでのキャッシング（お金を借りること）の上限金額が年収の1/3以内に制限されるというもの。カードの使いすぎや多重債務の問題が背景にあってのこと。 ここ数年で貸金業法や割賦販売法の改正の影響でクレジットカード審査のハードルがあがっている。びー旅.comでも紹介の通り海外放浪の際に持ち歩く現金を少なくする方法に「クレジットカードを持参する」というものをあげているが、事情で持てない場合も今後増えそう。しかし一方で、クレジットカードの利便性そのままで与信審査などの面倒が生じないシステムのカードの利用が広まりつつある。審査をしないで持つことができるVISAカードで「VISAデビットカード」という。 「デビットカード」は「クレジットカードもどき」で基本はクレジットカードと同じお金の代わりにカードで支払うというはたらきをするのだが、大まかに言って

イグアスの滝　ブラジル側

コスタリカ　カウイータ国立公園

ここでOKが出ないとクレジットカードは発行されず、その便利さにあやかれなかった。しかしそんな信用取引部分がなければ審査も必要はない。デビットカードに審査が必要ないのはそういう理由から。 利用方法は基本クレジットカードと同じで支払時にカードを提示、端末に暗証番号を入力する。そうすると利用者の金融機関の決済口座から利用分が引き落とされ、加盟店の口座へ入金される。現在日本では大きく「J-デビット」と「VISAデビット」があり、海外放浪組にありがたいのは「VISAデビット」の方。 スルガ銀行やイーバンクのVISAデビットが知られている。大手都市銀にも日本独自のデビットカード「J-デビット」はあるがVISAと提携していないので、海外のATM利用も、エアアジアや海外ホテルのネットでの自力手配もできない。国内では使えても、「J-デビット」に海外での利便性はない。

ワールド・キャビット

スルガ銀行の新規口座開設誘導の「エサ」の感じはあるが、クレジットカードの審査がおりない事情がある場合は検討の余地はありそう。口座開設して海外ATM使えるようになることと開設の面倒とを天秤にかけて傾いた方での判断でいいのではないか。VISAデビットがあればエアアジア他の海外格安航空会社の日本からの自力手配も、海外ホテルの格安ネット予約も可能になる。 またネット上に09年3月「りそなからVISAと提携のデビットカード発行」の不確定情報出回っているが09年7月2日現在りそなVISAデビットカード発行は決定されていない。電子マネーの普及もからめて熾烈な陣取り合戦が水面下で火花を散らしている様子。 今日スルガ銀行のフリーダイヤルに電話して聞いてみたが、スルガのデビットで海外ATMより現地通貨の引き落とし、エアアジアの予約双方ともできるとのこと。海外ATM利用の場合、金利は取られないが1回あたり手数料210円がかかる。 ペルー～チリ国境越え