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クレジットカード海外キャッシング事情
海外で現地通貨をATMよりおろす方法
タイ・カンボジアキャッシング ビザPLUSとマスターCirrus
ハワイやオーストラリアでは当たり前だったクレジットカードでの海外キャッシングが、最近カンボジアなど、回線事情に問題のあった国々でも利用可能になってきている。ビザやマスターと提携している日本のクレジットカードが1枚あれば、海外渡航の際に高額な現金やトラベラーズチェックを持ち歩く必要がない。
先日、私のカンボジア訪問の時にも2年前には見かけなかったATMがあちこちにできていて、米ドルを簡単に引き落とせた。クレジットカードでのキャッシング(お金を借りる)機能での引き落とし。しかしキャッシングというより日本で銀行カード使って自分の口座からお金をおろす感覚だった。意外だったのがカード会社からの最終的な請求金額。カード会社の金利分含めても、日本円を現地で現地通貨に替えるのとほとんど変わりない金額だった。私のカードはニコスの一般(シルバー)カードでビザと提携している。 |

タイ ピピ島のATM |
かなり前に作って今のところ支払い延滞皆無なので、知らないうちに限度額が100万円以上になる。なので金利はゴールドカードと同じ年15%。さらに日割りの利息がつかないように締め日に出来るだけ近い日にキャッシングをした。
そのカードでの実例で言えばプノンペンで09年2月22日に100US$引き出した分が利息なしで9417円、カード会社の利息127円で最終的な請求は9544円だった。カード会社の金利分含めても1$=95円44銭のレート。
また09年2月10日にタイで現金1万円替えて3,785Bだったが、2月16日のキャッシングでは最終的なクレジットカード会社からの請求をもとに計算すると、1万円換算で3765.84Bだった。これには現地銀行の手数料20Bとカード会社の金利も含まれている。カード会社の金利分含めても現金両替とほとんど変わりない。これは電子決済なので両替に手数料がかからないため。またレートも現金よりいい。裏を返せば現地の両替屋がそれだけ両替で儲けているということにもなるのだが。
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カンボジア プノンペンのATM でてくるのは現地通貨リエルではなく米ドル 利用実録はこちらへ
余談だがタイでATMでカードキャッシングする場合は銀行によって手数料が必要になったりならなかったりする。ビザの場合、サイアムコマーシャルバンクだと2000Bに20Bの手数料がいるが、クルンタイバンクでは手数料0B。(後日追記:09年4月よりタイ国外発行のクレジットカードキャッシングの場合、原則すべてのATMで150B、約430円の手数料が必要となる)
びー旅ドットコムで紹介している国々で、使い勝手のいいカードはやはりビザかマスターと提携しているカード。「ビザ、マスター、アメックス、ダイナース、JCB」が世界5大ブランドといわれていても、ビザとマスター以外のカードは実質的には先進諸国限定カード。カンボジアのATMもビザとマスターにしか対応はしていなかった。
インドやバングラデッシュではビザでなくマスター(シーラス)が幅を利かせているようなので、海外キャッシングが目的でカードを作る場合それらの事前確認は必要。私は旅の間はビザ提携カードとマスター提携カードとを1枚づつ常に持参している。
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はみ出し情報 |
●06年6月追記:4月頃からタイのATMではビザ・マスターのキャッシングで1回の引き落としにつき150Bの手数料が必要になった。それでも5,000B位なら銀行カードの極悪レート引き落としよりはまだましらしい。しかし1回ごとに手数料取られるので、利用するならある程度まとまった金額のキャッシングの方がよさそう。
●大雑把に言って「プラス:PLUS」はビザカードの海外オンラインキャッシング部門、「シーラス:Cirrus」はマスターカードのキャッシング部門。JCBとダイナースは「Cirrus」グループに入る。
●今回のタイ・カンボジア放浪の旅も旅日記当日公開の間にはそのページへの訪問者が押し寄せた。でも終わったとたん激減。寂しいのでびー旅ロード書く。
●09年3月シンガポールケロシンついに50$割り込む。 |

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