びー旅ドットコム カンボジアブログ2007-2 |
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ストゥントゥレンの地元定食 マーケットにある地元食堂 |
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今日2月2日の軍事演習。ストゥントゥレン郊外で。カンボジア軍ってすげえヘリ持ってんだな。こいつのために4時間も待たされた。 またとんだ災難に見舞われている。今プノンペン行きのバスの中。ラタナキリ方向への分岐点で立ち往生。俺の乗るバスって何でいつもこうなんだ。バスに乗ってさあ今日はプノンペンだと意気揚々と出発して30分でバスが停まる。立ち往生してからもう既に2時間にはなるか。今日中にプノンペンにたどり着けるんだろうな。 警官が道路を封鎖していると思ったら、でっかいヘリコプターが500mくらい先の道の真ん中に停まっている。軍の演習か?警官だけじゃなく軍の車が行きかっている。とりあえずあのでっかいヘリコプターが飛び立たなければ先に進めそうにないのだが、今の感じでは当分飛び立ちそうにない。どうしようもないのでパソコンでもいじることにする。ストゥントゥレンからクラチェ方向へ行く道はこれ1本で、ほかの道はないようだ。最悪ストゥントゥレンに引き返しもあるかも。 加えて今の席、2人席なのに子供連れのお母さんが隣に来て、4人で座る羽目に。一人分料金で乗車のようで子供には席はないらしい。3歳と8ヶ月って感じの2人の子供。これじゃあ9人乗りに24人って言うのと変わんないギュウギュウ詰めじゃん。しかも俺の席だけ。ついてねえ。バスは地元民が9割って感じ。 ストゥントゥレンからプノンペン行きのバス、10$。警官の道路封鎖のために足止め中 今朝はかなりの冷え込み。深夜から明け方まであまりに寒いのでTシャツ1枚では寝れんかった。日本で空港まで用に来ていたウインドブレイカー着込んで寝る。 お、バスのエンジンがかかったぞ。出発のようだ。助かるぜ。3時間立ち往生ってとこか。その程度ならまあ許すぜ。隣の8ヶ月のガキがパソコン珍しそうに覗き込んでる。 足止め中暇なのでこいつらとを観察。鍋ひっくり返して中のおかゆむさぼり食う。いいのか?近くに店の人いるのに我関せずと放置状態。 おとがめないので遠慮なく。 いっぱい食ったのでもう寝る。 PM1:38 今クラチェを出てプノンペンに向かっている。軍事演習通行止めでは4時間足止め食らう。結局軍事ヘリの横を通って行く。そんならもっと早く通せよ。クラチェについたのは午後1時5分、所要6時間。でも足止めの時間を除く実際の移動時間は2時間。やはりすっ飛ばしていけばストゥントゥレンからクラチェまでは2時間で着くんじゃん。道は今のとこすごくいい。来る時はクラチェにつく直前ずいぶん道が悪かったんだが、違う道を行っているのかな。来る時は6時間かかったので、この感じでは午後7時のプノンペン着になりそう。クラチェを過ぎて乗客は若干減った。何よりずっとわき腹のとこに3歳の少年の頭が押し付けられた状況ではなくなったのがありがたい。
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プノンペンから車で1時間も行けばこういう風景になる。 過激な試練が続くぜ。この旅最大の危機じゃ。こんなページ公開してる場合じゃねえだろ。昨日のストゥントゥレン~プノンペン間のバス移動の間に財布をなくしちまったのだ。思いもかけないありえない展開にかなりびびる。財布の中には現金だけじゃなく、クレジットカードや免許証、銀行のカードなどが入っていて発覚当初は真剣にパニック状態。だがしばらくたって、「なくなったものはしょうがない」「無駄にあがいても疲れるだけなので、おいしいネタに遭遇できてある意味ラッキー」と前向きに切り替える。財布をなくすなんて自分の間抜けさの公開なんだが、せっかくの貴重な経験なので詳細実録を書くことにした。
ただリュックに緊急用に別に50$分けて入れていたのでその日の宿代とかは何とかセーフ。パスポートも無事。パソコンやデジカメ類も被害はなし。「財布とパスポートを同時になくすとえらい面倒だ。パスポートが無事なあんたはラッキーだ」とは宿のあんちゃん。財布なくしてるのにラッキーって。でも良く考え直すと財布に入っていた現金は80US$と2000円。大体合計で12,000円。カンボジアでは大金だが、六本木のキャバクラで1回の支払い分にもならない程度。「大金を持ち歩かない」の原則を今回もきっちり実践していた。だがクレジットカードがなくなったのがでかい。小額の現金所持ですむのもいざという時はカードで金下ろせばいいやとの算段があってのこと。いつもの旅では予備のカードをリュックに入れていたのだが運悪いことに今回そいつを家に忘れてきてしまっている。こいつは大きな失敗。最近妙に旅慣れてきてぶったるんでたとこは確かにあるんだよね。 50$で残りの11日を過ごし帰りの便の出るバンコクまで帰る事はちょっと無理。日本大使館に助けをと思うも昨日は金曜の夜。土日は一般的に大使館は休みだ。昨日は11時間の移動のあとでもあったので、あがいても無駄とあきらめ、しっかりネット屋行って3日ほどたまっていたウェブの更新して飯食って寝る。どうにかなるさの心境。 プノンペンの王宮前の公園 大使館の休日である土曜にここまで話が進むとは思わなかった。実際かかってきた大使館員の声は僕にとっては仏の声だった。 「こりゃ思ったよりとんとん拍子に運ぶな。財布の100$がなくなって、200$になって帰ってくるって考えりゃいいや」と前向きな発想。確かに200$あれば残りの日数で十分アンコールワット堪能してバンコクにたどり着ける。
今日昨日の宿代と昨日の夜の財布求めてバイタク疾走でぼったくり料金(10000R:300円)支払ったので手持ちの金は40$。あわてていたのでホテルのまん前でカモを待つボリタクを使ってしまった。財布なくしていることを知っててもぼられる。無用な値切りにも労力を取られ不快にもなる。はじめの請求は16000Rだった。それでもデジカメ、パソコン周りは健在なのでしっかり今日も画像とる。夕方のトンレサップ川にバイタク(こちらは正規料金片道1000R:30円)使ってお散歩。ポップコーンの砂糖シロップがけ500R(15円)うまかった。ここはカンボジアだ。その気になれば40$あれば5日は暮らせる。あれ?でも後11日暮らさなきゃなんないんでしょ?まあ、考えてもしかたない。どうにかなるさ。 |
今日2月4日(日)のオルセーマーケット。日曜なので混んでます。 財布をなくして2日目。危機はまだ脱していない。予備の金を分けてリュックに50$入れておいたのでそれで何とかしのいでいる。今残金は40$ちょっと。今日宿代払って飯食うと30$代になってしまう。そのわりにはのんびり普通のプノンペン生活してるんだけど。今朝も熟睡、快適な朝を迎える。もし予備の金も全くないような緊急の場合は大使館へ行けばとりあえず50$位は貸してくれるらしい。 今朝のプノンペン、快晴。ただTシャツ1枚だと若干寒い。明け方部屋のファンは必要ないくらい。プノンペンからバンコクまでエアエイジア以外を使うと大体片道100$かかる。エアエイジアの1ヶ月前くらいで予約した場合のO(オー)料金だと15$だが、燃油追加税その他諸税含めると倍以上になる。さらにカンボジア出国税が20$だかかかるのでエアエイジアの最安料金で行ったとしても60$くらいはかかったはず。手元に資料ないので大雑把な数字だが。また直前の予約の場合はエアエイジアでも他の航空会社と変わりない値段になってしまう。どの道クレジットカードは財布と一緒に消えちまっているので格安予約は出来ないんだけどね。
鍋のおかゆ食べたからって何もここまでしなくても… トンレサップ川 話しは違うがプノンペン市街の東を流れるトンレサップ川は、季節によって川の流れる方向が違うらしい。乾季の今は北から南(橋から王宮方向)に流れるが、雨季には流れが逆になる。3年前だか聞いた話だが、ウェブに公開ということでガセじゃまずいので昨日宿に確認を取ったらやはり本当のようだ。思いもかけぬとこまで不思議ワールド展開しとる。 今日も大使館からの連絡待ち。アンコールワットよれるのか?というよりちゃんと日本に帰れんのか?先の読めない展開が続く。 |
今日2月5日の夕方宿の裏通りで事故があり野次馬が集まっている。 財布なくして3日目。何とか危機脱出。昨日ホットメールのほうに大使館の方から「今日朝大使館に来てくれ」と連絡があった。キャピトルの地図だと日本大使館は近くに感じたのだが結構遠く1500RでOKしてくれたバイタクに悪いので2000R払ってあげる。実はプノンペンの日本大使館は2年位前にもお世話になっていて今回は2度目。その時はパスポート紛失で、またファンキーなエピソード盛りだくさんで話が長くなるので書くのはまたの機会にする。 結局父は振り込め詐欺と思っているのか、普段連絡もしないでこんなときだけ都合よくと思っているのか、電話口にも出なくなり、これ以上高い国際通話料金払って振込み頼んでも無駄と僕も、おそらく大使館の人も思ってあきらめる。そういうことで振り込みなしで200US$貸してもらうこととなる。大使館の方も前もって準備してくれていたようで、あっさり簡単な借用書みたいなもの書くだけで貸してもらえた。だがカンボジアという土地柄、ニート海外脱出組や、世捨て人中高年等、大使館で金貸しても返ってこない人種が多いのかなというのも背景に感じられた。また父に振り込み詐欺の共犯扱いされた大使館の方にも申し訳ないと謝るも、やはりこういうケースで振り込み詐欺と間違われることは良くあることなのだとも言っていた。とにかく今回の窮地は大使館の方のおかげで脱出することが出来た。まじありがてえ。
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今日2月6日のプノンペンウォーターパーク。できて3年くらいしか経ってないと思うのだがかなり貫禄のある雰囲気。 水着なくても売店で3$(360円)で売ってます。平日はガラガラだが土日は結構混む。 Booking.com
そういやボリビアのサンタクルスでもホテルのTVにNHK海外放送が映って驚いたことがある。なぜか世界最大の日本人街のあるサンパウロでは映らなかった。ホテルのTVボロかっただけかな。 1日3$だったレンタルバイクで市内走り回ってた頃には、ガソリン代もビン売りのガソリン確か2000R前後だったのに今は3200R。つうちゃん食堂のカツカレーも2.5$(10000R)に値上げしとった。そういや今日この旅初めてつうちゃん食堂(日本料理屋)でカツカレー食う。10000Rは地元定食の4倍の値段だが日本円にすれば300円。久々の日本式カレーの味、しみたぜ。つうちゃん食堂の味は作る人の関係か、まずくなったり、うまくなったり繰り返すが、2007年2月現在のカツカレーはうまかった。福神漬けの代わりに腐ったマンゴーの漬物出さなくなっただけ進化している。 明日シェムへ発つ。日本大使館で借りた200$でプノンペン発10日間のアンコールワットの旅。ネタ的には悪くないんじゃない。 |
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