びー旅ドットコム 第29回 アンコールワット格安旅行5
プノンペン 格安ホテル ゲストハウス 安宿
プノンペン生活 バイクタクシーとトゥクトゥク
バンコクやホーチミンからプノンペンに最も安く行く方法はバス。バンコク~プノンペンもホーチミン~プノンペンもどちらもバスで1日で行ける。バンコクからはカオサンとキャピトルを結ぶ国境越えてのツーリストバス18US$~、ホーチミンからはシンカフェ~キャピトルのツーリストバス10US$~がある。所要はバンコクから13時間。ホーチミンから6時間。バスチケットは現地旅行会社で前日手配が一般的。
2018年カンボジア情報プノンペンに日本からの直行便は2014年11月現在まだない。ホーチミンやバンコクを経由するのが一般的。ベトナム航空や中国東方航空が安い。
またKLIA2やドンムアンからエアアジアが格安フライトを飛ばす。ドンムアンからで片道2100THB~。羽田からのフライスルー便もあり片道316US$~。2011年4月以降カンボジア空路出国の際の出国税25US$は航空券に含まれるようになり出国の際に個別に支払う必要はなくなった。2015年にアジアアトランティック航空
Asia Atlantic Airlines が成田からカンボジア直行便を就航させる予定だが格安料金は期待できなそう。写真右は2015年のプノンペン国際空港。
隣国からの陸路の場合、外国人用ツーリストバスでカオサン~キャピトルで18US$~。シンカフェ~キャピトル10US$~。カンボジア国内には他GST
Express、メコンエクスプレス、ソーヤなどのバス会社があり、プノンペン~ホーチミン路線を運行させている。ビエンチャン方向からプノンペンに入る国際バスも運行している。バスチケットは日本から予約せずに現地旅行会社で前日手配が一般的。 他にモーチットバスターミナル発タイトランスポート社の国際バスがあり毎日1便午前7時発、所要11時間、900バーツで現在運航中。2014年末までにナコンチャイエア Nakhonchai Air (エアとついているがバス会社)がモーチットからシェムリアップ、プノンペンへの国際バスを運行予定とのこと。 |
カンボジア国境情報 | |
●カンボジア・タイ国境 1.Poipet - Ban Klong Leuk ポイペト - クロンレウク(アランヤプラテート) 2.Cham Yeam - Hat Lek チャムヤム(ココン) - ハートレック 3.O'smach - Chong Chorm オスマック - チョンチョム 4.Choam - Sangam(Chong Sa Ngam) チョアム(アンロンベン) - サンガム 5.Prom - Ban Pakard プロム(パイリン) - バンパッカード 6.Dong - Ban Lem ドン - バンレム ●カンボジア・ラオス国境 1.Dongkalaw(Dom Kralor) - Voeung Kam ドンカラウ(ドンクラロー) - ブンカム |
●カンボジア・ベトナム国境 1.Bavet - Mok Bai バベット - モクバイ 2.Kaam Samnor - Yin Soeung(Chau Doc) カームサムノア - インセウン(チャウドック) 3.Phnom Den - Tin Bienh プノンデン - ティンビエン 4.Trapaing Phlong - Xamat チャパインプロン - サーマット 5.Trapaing Sre - Bonue チャパインスレ - ボヌエ 6.Oyadav - Lethanh オヤダヴ - レタイン 7.Banteay Chakrei - Dinh Ba バンテアイチャクレイ - ディンバー 8.Preak Chak - Ha Tieng プレアチャック - ハーティエン 9.Samrong - Mi Quy Tei サムロン - ミークイテイ |
シェムリアップからプノンペンまではバスで7$~、7時間。ボート(写真右)で20~22$、4時間。宿泊のホテル、安宿のフロントに言えば手配してくれる。キャピトルバスは7US$だがメコンエクスプレスの外国人料金だと片道で13S$。
プノンペンからシェムリアップへ行く場合、シェムリアップ側バスターミナルは市中心部から6kmとかなり郊外にあり、オールドマーケット付近までバイタクで3000~4000R.。
またシェムリアップ側ボート乗り場もトンレサップ湖畔で11kmとかなり遠い。バイタクで片道1~2$。シェムリアップからプノンペンに行く場合はバス会社(キャピトルなど)によってはターミナルまで行く必要はなく、市内のチケット売り場前から乗ることができる。
プノンペンはシェムリアップより物価は安く宿も個室シングル4$からある。エアコン付の部屋はシングル、ツイン共に10$から。場所も集中しており、キャピトルゲストハウスという名物宿の周辺にその手の安宿が多数あり、今なお増殖中。これらの宿は予約を入れて宿泊するという感じではなく、宿泊するその日に行って、部屋を見せてもらって気に入れば宿泊というスタイル。
キャピトルのホームページでも部屋のネット予約は受け付けていないようだ。キャピトル周辺なら歩いてすぐのところにこれでもかと安宿があるのでどんなピーク時でも当日確保で部屋がないということはまずない。どうしても日本から事前の予約が必要な場合は以下のようなゲストハウスがネット予約ができる。
○ラッキー 1 ゲストハウス Lucky 1 Guesthouse
無料Wi-Fiあり プノンペン中心部、オルセーマーケット500m。2010年オープン。トイレシャワー付。
ダブル (Fan) 1,249円~ / ツイン (Fan) 1,427円~ / ツイン(エアコン) 1,695円~
予約・詳細 アゴダ
○オーケイ ゲストハウス OKAY Guesthouse
無料Wi-Fiあり プノンペン中心部、シルバーパゴダ400m。リバーフロント パーク600m。トイレシャワー付。
ダブル (Fan) 1,366円~ / ツイン (Fan) 1,366円~ / ツイン(エアコン) 1,518円~
予約・詳細 Agoda
ハン ネアック ゲストハウス Hang Neak Guest House 無料Wi-Fiあり 全56室。中心部から空港方向に若干離れた静かなエリア。オリンピック スタジアム2km。 シングル 1,093円~ ツイン 1,262円~ Agodaで予約 |
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スカイ パーク ゲストハウス Sky Park Guesthouse 無料Wi-Fiあり、エアコン、ケーブルテレビ付。トゥルスレーン800m、オルセーマーケット800m。 エアコンスタンダード 1,308円~ エアコンスーペリア 1,483円~ Agodaで予約 |
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アンコール ミトナ ゲストハウス(ドミ) Angkor Mithona Guesthouse 無料Wi-Fiあり プノンペン中心部、2010年オープン ドミ部屋は6名部屋と8名部屋。女性専用ドミあり。 ドミトリーワンベッド 982円~ Agodaで予約 |
キャピトルゲストハウスは予約して宿泊するタイプでなく当日確保が原則。本家のサイトでもツアーの予約は受け付けていても部屋の予約は受け付けていない。キャピトル周辺にはキャピトル3やホンパンゲストハウス、ナイスゲストハウス、ハッピーゲストハウス、ナリンゲストハウスなど複数のゲストハウスがあるので部屋がなくなることはまずない。キャピトルに泊まるようなバックパッカーは予約を入れず現地入りするのが一般的。
またプノンペンではレンタルバイクが格安に借りられる。1日5$~。バイクの運転には表向き国際免許が必要だが、レンタル時に提示求められることはない。宿泊の宿で借りればパスポートをデポジット代わりに取り上げられることもない。運転者にヘルメット着用義務はあるが日本ほど厳格でない。 プノンペンでは免許やノーヘルより左折禁止で罰金とられることが多い。モニボン通りで左側に警官見つけたらそこで左折はしないほうがいい。一方原付バイクの2人乗りはもちろん、3人乗り4人乗り5人乗りOK。加えて反対車線から10台くらいのバイクがクラクション鳴らして突っ込んでくるのを避けながら走行するドキドキ感も味わえる。これだけスパイシーな道路状況なのにプノンペンのレンタルバイクに「保険」という概念はない。 |
これらの安宿のフロントでは周辺ツアーや、シェムリアップ、バンコク、ホーチミン、チャウドックまでのバスやボートチケットを取り扱っている。
有名な「キャピトル本店」は築年数長く若干独房感あり、周辺の騒音がうるさいので、比較的新しい系列の「キャピトル3」か、「ホンパンゲストハウス」がおすすめ。シングル1泊5$から。また歩いて3分以内のところに地元定食屋さんも多数ある。
またフランス大使館方向、ボンコクレイク湖畔に「レイクサイド」を中心とした安宿群もあり、こちらも3$から。欧米人に人気だが湖は汚い。それ以外にも市内各所に20$前後の宿は無数にある。
11月~2月頃の滞在ならエアコン部屋に滞在しなくともさほど暑くはない。1~2月の明け方はTシャツでは寒いくらい。昼間は日本の真夏と変わりないが結構からっとしていて過ごしやすい。一方5月以降の雨季にエアコンなしだと、暑いし蒸すので安宿に慣れていない場合はきついかもしれない。暑いので窓を開けるが、そうすれば蚊の襲撃を受ける。雨季には特に蚊が多いのでその対策は必須。
プノンペンのポーチェントン空港から市内への空港バスはない。キャピトル周辺までは空港タクシー(9$)もあるが、荷物が多くない場合はバイクタクシーの方が効率はいい。
キャピトルまで片道5000Rが地元料金の相場だが、料金は交渉性で上限なし。普段地元民を乗せている真面目なバイタクほど英語は通じない。おそらく2$も出せばニコニコでOKしてくれる。
現地のバイタクドライバーはかなり大きな荷物でも自分の前のスペースに収納して市内まで行ってくれる。現地ではバイクの5人乗りが通常なので過積載状態での曲芸移動には慣れている。
地元料金バイタクは基本空港敷地内に入れないので、出口から300m位の柵の外にたくさんいる。柵の内側に紛れ込んでいるバイタクでも5000Rで行ってくれる場合もある。「キャピトル」は現地でも有名なのでクメール語が苦手でも笑顔で連呼すれば地元系バイタクでも多分問題はない。数字くらいはクメール語で伝えたほうがいいかもしれないが。
地元系食堂ではカンボジア語オンリーなので簡単な会話覚えて行った方が効率はいい。しゃべれなくても指差して「OK?」と言って首を縦に振ってくれれば何とかなる。モニボン通りから182ストリート100mほど入った所(オルセーマーケット前)に夕方になるとバーベキュー屋や屋台群が出没する。ローストチキン1本3500R~(サイズで値段は変わる)。地元屋台の営業場所は朝、昼、夜と変わる。カツカレー3US$だったキャピトル近くのつうちゃん食堂09年5月閉店した。 プノンペンでの食事代は大まかに1食あたり、地元定食1500R~、欧米バックパッカーレストラン9000R~、日本人向けレストラン12000R~といったところ。ここでも「地元料金<英語料金<日本人料金」。100 KHR = 2.6201円 (2014/10/24) |
オルセーマーケット 前の広場に夕方から夜まで屋台がひしめく キャピトルGHから徒歩2分
プノンペン市内の移動にはバイクタクシー(バイタク)かトゥクトゥクを使うのが一般的。値段は交渉性で外国人だと高めの外国人料金が提示される。クメール語で交渉すると安くなるが英語の交渉で安くなることはほとんどない。
キャピトルから王宮やセントラルマーケット程度なら歩ける距離なので歩くというのも手。バイクを借りるという方法もある。
2008年4月ごろからプノンペンにはメータータクシーが出現した。2014年現在グローバルタクシー、チョイスタクシーなど数社ある。台数が少ないので流しはなく必要に応じて電話で呼び出す無線配車スタイル。メーター制なのにポーチェントン空港~市内は9US$と決まっている。
また2014年2月2日からプノンペン市内に市バス(写真右上)が運行を始めている。 2014年10月現在以下の3路線運航中。①モニボン通り往復、②ナイトマーケット~タクマオ
Ta Khmao往復、③ナイトマーケット~チョムチャウ往復。営業時間5:30~8:30で10~15分間隔、運賃1500リエル(45円)。タイの赤バス(約750リエル)より高いがカモフラグのたった旅行者がトゥクトゥクにぼられるよりはまし。今後路線は増える予定。
プノンペンの使い勝手のいい地元系交通機関はバイクタクシーとトゥクトゥク(写真右)。料金は「バイクタクシー<トゥクトゥク」。バイクタクシーはバイタク、モトドップと呼ばれ原付バイクにドライバーと2人乗りで移動する。トゥクトゥクは写真右のようにバイク後部に客席がついたもので客が複数乗れる。プノンペンでは右のサイズのトゥクトゥクに10人曲芸乗りしているような地元の方々も見かける。
このバイタクとトゥクトゥクはさらにそれぞれ地元系と観光客向けのものに分けられる。料金は「地元系<観光客向け」。なので「観光客向けのトゥクトゥク」が最も高くぼられやすい。外国人の宿泊するゲストハウス前で客待ちをするトゥクトゥクはほぼこの「観光客向けのトゥクトゥク」。地元系と観光客向けの判別方法はドライバーが英語を話すかどうか。英語を全く話さない普段地元民しか乗せていない地元系バイタクが最もぼられにくい。しかしこれは逆にいうと、小銭ぼられてもいいなら英語もクメール語も必要なく、誰でも簡単に利用できるということでもある。
これらの地元系乗り物格安利用の注意点は以下の5つ
①トゥクトゥクよりバイタクを利用する
②外国人であふれる有名宿の前で客待ちしているトゥクトゥクはできるだけ利用しない
③英語を陽気にしゃべりまくるドライバーは避け、英語をしゃべらないドライバーにクメール語で交渉する
④事前交渉で料金を明確にしておく
⑤米ドルでなくリエルで釣銭のないよう払えるようにしておく(例:1000R5枚~+500R5枚~)
宿から徒歩で5分離れて通りまで出れば、流しのバイタクもトゥクトゥクもたくさんいるのでそれを拾う方が、英語が通じなくなる半面、ぼったくられる確率は低くなる。ちなみにバイタクは荷物の量にもよるがドライバー以外に客は2人まで(ドライバーと3人乗りということ)乗せられる。日本人には5人乗りはたぶん無理。
地元系バイタク利用で知っておくと便利な言葉 | |||
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ちょっと待って | チャム ボンテッ | 食事 | ムホープ |
ここで止まって | チョプ ティニッ | 水 | タック |
トイレはどこ? | ボンコアン ナウ アエナー | ~に行ってください | ソーム タウ ~ |
ゆっくり | ムオイ ムオイ | 1時間 | ムオイ マオン |
右に曲がって | ボッ スダム | 30分 | サム サップ ナーティー |
左に曲がって | ボッ チュヴェン | 10分 | ドップ ナーティー |
まっすぐ | トロン | こんにちわ | チョムリアプスォー |
いくらですか? | トライ ポンマーン | ありがとう | オークン |
私、あなた | クニョム、ネアック | どういたしまして | オッツ エイ テー |
少しまけてください | ソーム チョッ ボンテッ | はい いいえ |
バーッ(男)チャーッ(女) テー |
カンボジア語の数字 | |||||
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1 | ムオイ | 11 | ドップムオイ | 30 | サムサップ |
2 | ピー | 12 | ドップピー | 40 | サェサップ |
3 | バエイ | 13 | ドップバエイ | 50 | ハーサップ |
4 | ブオン | 14 | ドップブオン | 60 | ホックサップ |
5 | プラム | 15 | ドッププラム | 70 | チェットサップ |
6 | プラムムオイ | 16 | ドッププラムムオイ | 80 | バェッサップ |
7 | プラムピー | 17 | ドッププラムピー | 90 | カウサップ |
8 | プラムバエイ | 18 | ドッププラムバエイ | 100 | ローイ |
9 | プラムブオン | 19 | ドッププラムブオン | 1000 | ポアン |
10 | ドップ | 20 | モペイ | 10000 | ムーン |
バイタクや地元食堂でよく使う数字のパターン | |||
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1000リエル | ムオイポアン リエル | 1$ | ムオイダラー |
1500リエル | ムオイポアンプラムローイ リエル | 2$ | ピーダラー |
2000リエル | ピーポアン リエル | 10$ | ドップダラー |
2500リエル | ピーポアンプラムローイ リエル | 11$ | ドップムオイダラー |
3000リエル | バエイポアン リエル | 20$ | モペイダラー |
3500リエル | バエイポアンプラムローイ リエル | 21$ | モペイムオイダラー |
4000リエル | ブオンポアン リエル | 36$ | サムサッププラムムオイ |
1500リエルは「ローイリエル」を省略して「ムオイポァンプラム」でも通じる。 4000リエルは1$と同じ、1.5$は「ムオイダラーピーポアン」。数字の後に「OK?」とつければ料金交渉可。 |