8:29 2018/02/24
カンボジア時間
今カンボジア鉄道シアヌークビル行列車に乗っている。朝7時発の予定が20分遅れで出発。ママチャリ速度(たぶん時速15kmくらい)でトロトロ走っていたと思ったら4kmほど走って駅でもない場所に無駄に停車中。この調子で本当に7時間でシアヌークビルに着くのか。
この列車、痛いのは窓が開かないこと。冷房車だが室内用エアコンが1車両に5つついているだけ。冷房効率のためか換気が悪く締めきっていて、空気穴のない密室に閉じ込められている感じ。長距離列車仕様の2席2列の向き合う座席でなく山手線のような窓に座席が張り付く短距離列車レイアウト。
日本のテレビかなんかの取材クルーが乗っていて、今目の前でスイス人にインタビューしている。かかわりたくないので日本人じゃないふりをする。
18 US$ + 15500 R
1USD=107円 1R = 0.027円で計算 2344.5 円
シアヌークビルのプサールー近くの1泊10$の20畳ファン部屋にいる。昨日カンボジアロイヤル鉄道南線でプノンペンから7時間かけてシアヌークビルにやってくる。かなり味のある体験だった。280kmも運行するのに途中駅が3つくらいしかない。
10分くらい停車するのでその時間に客はおりて飲み物や食べ物を駅の売店で買う。また車内販売も少ないながらあった。ただ客車の窓が開かず、空気穴のない鉄の密室に50人閉じ込められているよう。二酸化炭素濃度があがって息苦しい感じ。やってる方はエアコンデラックス車のつもりなんだろうけど。きれいでないガラス越しに画像撮る気しないのでほとんど連結部分でドアを開けて風にあたっていた。列車のドアは走行中でも手で開く。そこにいると鉄道警察のおじさんに笑顔で戻るように言われるが、いなくなったらまた戻って風にあたっていた。AKBと乃木坂がカンボジアの車窓にあう。
最初1時間くらいママチャリ速度で運行し気をもんだが、プノンペン市内を出ると時速50~60kmといった普通の列車速度になる。揺れはさほどなく、最近の技術で修復されているので、ワイルドさではミャンマー南部山岳列車の方が上かなと感じた。
列車がシアヌークビル駅(右)に着いたのは午後3時。快晴灼熱。そこからが地獄の修行だった。ビクトリアヒルまで2.8kmと事前にグーグルマップマップでチェックしていたので、駅にあふれるトゥクトゥクやバイタクは相手にせず素通り。メアリーチェンダゲストハウス周辺の安宿目指す。前回、といっても7年前だが、1泊4U$の宿があったので。
駅から出てビクトリアヒルまでの道は港湾の物資輸送の大型トラックが次から次に通り、舗装が完全でないので土ぼこりが強烈。また放し飼いのわんこがたくさんいてわんこバトル3回。炎天下の坂を上ってメアリーチェンダゲストハウスにたどり着く。ここには確か1泊7U$~から宿があるはず。しかしスルーして6年前に4U$の宿のあった坂の下方向へ歩く。しかしそこには目当ての宿はなく、大きなリゾートホテルの建設中だった。近くの宿に1泊いくらか聞いたら1泊45US$といわれた。シアヌークビルぼったくりの町へまっしぐら。ビーチにも沖の島にもたいしたテンションないのに大丈夫なのか?
激走カンボジアロイヤル鉄道
10 US$ + 11500 R
1USD=107円 1R = 0.027円で計算 1380.5 円
現地から当日情報公開中
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プノンペン駅ではこの状態で待機するがこの先頭車両は客車の1両目で先頭けん引車両ではない。出発5分くらい前に先頭けん引車両が現れてこの車両の前に連結する。
カンボジアロイヤル鉄道南線2018年定期運行スケジュール。要約すると土曜往復1便づつ、日曜往復2便づつ。金曜プノンペン発片道1便のみ。月曜シアヌークビル発片道1便のみ。合計片道週4便。
この列車は停止しているわけでなくママチャリ速度で運行中。
プノンペン郊外
出発直前に買ったこの焼肉弁当4000Rにあたる。
カンボジアロイヤル鉄道車窓
車体のロゴ
駅で買ったパイナッポー1000R
激走中にバーイサッチュルーク弁当食べる。列車からは落ちなかったがこの弁当にあたる。
特等席。時速60km運行中のドアを開けて風にあたる。冷房いらんので風が欲しいと思うのは私だけ?
シュールな車窓。この景色を曇りガラス越しにしか見れないのは反則だ。上は列車のドアを開けて撮ったガラス越しでない写真。
味のある車窓。走行中でも出入り口ドアが開くのでこういう画像が撮れる。一応鉄道保安員のような方にゆるく注意されるが、注意されたら座席に戻り、いなくなったらまた再開。いうこと聞かない悪ガキ状態。ガツガツいかんとテンション高い画像は撮れない。
カンボジアロイヤル鉄道列車車内
民家に大接近
プノンペン疾走中
シアヌークビル駅から宿を求めて歩いた実際の距離は7.74kmだった。坂が多く炎天下。わんこバトルもあって10kmは歩いた気分。
現在宿泊中のシアヌークビル1泊10US$の宿
タケオ駅のカンボジアロイヤル鉄道南線車両 列車番号はない
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