2018年1月3日現在、タイ側国境駅のノンカイからはラオス側イミグレ、タナレン Thanaleng までの国境橋渡っての国際列車が運行している。1日2往復で列車の運行にあわせてノンカイ駅に出国イミグレ受付ができる。片道20~30B。列車の連結の数(客の数)で運賃が変動する。写真右が時刻表と実際に運行している列車。
バンコクからビエンチャンへの国際列車のプロトタイプといえなくもない。
ラオス国内にはラオス在住権を持つ中国人が全くの現地人として土地を所有し、ホテル経営などのビジネスを展開している。
私のバンビエンで滞在した宿はラオス語もタイ語も全く通じない普通話のみを話す中国人オーナー夫妻経営だった。いうまでもなくラオスは中国と国境を共有する国で中国と同じ共産主義国家なのだ。宿の客も関係者も中国語を話し、従業員にラオス語、タイ語、英語を話すお姉さんが数人いた。宿探しでバンビエンの宿を回っていた時にも英語とタイ語は通じないが、中国語のみが通じるオーナーのおじさんがいた。中国人の現地経済への関与の仕方は奥が深い。
チェンマイ新幹線、シンガポール新幹線と敗北を喫した中国は今後の高速鉄道輸出になんとしても巻き返しを図りたいところ。
このラオス方向の高速鉄道に全く日本が関与しておらず、中国の独占でひそかに進んでいる所に中国の新興国高速鉄道建設に対する怨念のようなものを感じる。
現行のバンコクからノンカイまでの特急や急行は夜行で外は真っ暗。寝台車になっていたりするのでそれを利用する限り上のような光景を目にすることはない。また外国人旅行者はネット予約のできる値段の高い夜行をほぼ利用する。
工事風景は関係なく、イーサン鉄道の車窓田園風景は独特で見ていて飽きない。車窓からビュンビュン風を受けられる列車は日本にまだあるのだろうか。貴重な体験だ。といえど、正月のこの時期窓開けられたとしても寒くて開けられないか。ここを10倍払ってスペシャルエクスプレスなる寝台車で暗闇を行くのはもったいないとなんとなく思う。
1万kip+ 363 THB
1LAK = 0.0136円で計算 1407 円
18:21 2018/01/02
タイ時間
今418番普通列車(右)に乗ってパソコン開く。外は真っ暗。あと1時間ほどでナコンラチャシーマーに着く。往路は夜行で気づかなかったがコーンケンからここまで高速鉄道工事着々と進んでいる。かなり大掛かりな高架なのでたぶん中国資本の高速鉄道だ。この勢いだとチェンマイ新幹線より先にラオス高速鉄道の方が完成するのではないか。
ラオス縦断して中国まではずっと先になるとしても、ビエンチャンまでの高速鉄道で他の新興国に与えるインパクトは十分ある。タイもかなり本腰でこのイーサンラオス高速鉄道にとり組んでいる感じだ。正月にタイの鉄道で生暖かい車窓の風にあたるのはなんとなく贅沢だ。乗ってるのは3等なのに。イヤホンのAKBが気分を盛り上げてくれる。タイの地方宿でしばらくゆるゆる予定。
夕暮れの駅
21:00 2018/01/02 タイ時間
今日ラオス出国、タイ再入国。そのまま3等でナコーンラチャシーマーまで南下。370kmの距離なのに64B。疲れた。150Bの地元宿快適。今日はもう寝る。転送できなかった分ようやく転送。
271 THB
1THB = 3.5円で計算 949 円
現地から当日情報公開中
ノマド トラジェクトリ
12/21 パヤトンズ国境
12/23 泰緬鉄道乗車実録
12/24 バンコクでクリスマス
12/25 バンコク屋台消滅日
12/26 コーンケン
12/27 ノンカイ
12/28 ビエンチャン
12/30 バンビエン
1/1 ラオスでお正月
1/3 ラオス高速鉄道
1/5 コラート格安生活
1/6 ターミナル21コラート
1/8 タイで散髪175円
1/10 チェンマイ新幹線
1/12 プラチュアプキリーカン
1/14 クラ地峡 チュンポーン
ラオス側イミグレ
ラオス側イミグレ
久々カウカームー40B激うま
418番 1255ノンカイ発 1900ナコンラチャシーマー着。ナコンラチャシーマーまで370kmを64THB (224円)で行く。370km はほぼ東京大阪間。遅延は出発15分、到着60分だった。所要6時間50分。単線部分多いので普通列車は対向列車通過待ち時間が長い。
ラオス側国境駅はタナレン
418番3等車内
ビエンチャンのバゲットサンド5000kip。バンビエンの外国人エリアだと1万kip~。
前頁ラオスでお正月 渡り鳥日記トップ 次頁コラート格安生活
このページは025.ラオス高速鉄道