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このページは びー旅ロード215. イーサーン高速鉄道
2018年8月25日(土)
インドネシア高速鉄道、タイ北部高速鉄道(チェンマイ新幹線)、マレーシア高速鉄道(シンガポール新幹線)。昨今日本と中国がしのぎを削る高速鉄道計画。その中でこのタイ東北部高速鉄道はあまり日本では話題に上がってこない。しかし実際はこのページの写真の通りコーンケン郊外ですでに大掛かりな工事が進行中。この工事は完全中国資本で走る車両も中国製。
日本製で工事が進むといわれているチェンマイ新幹線(当面ピッサヌローク新幹線)に相対するように。鉄道インフラは一度その国に発注してそのシステムで運行始めると、延伸計画はそのシステムに沿って開発が進む。なので経済力があり新興国筆頭のタイでの高速鉄道開発受注に中国も必死なのだ。
コーンケン郊外 重機は中国製 ここでイタリアンタイのロゴは見ない
イーサーン高速鉄道延伸計画
イーサーン高速鉄道は当面コーンケン~ビエンチャンの運行を目指すが、当然延伸を念頭に開発は進む。ラオス縦断して中国南部につながればまさに中国の望む一帯一路の具現化高速鉄道になる。当然コーンケンからバンコク方向にも延伸はするので中国南部からバンコクへ接続する高速鉄道にもなりうる。
そこまで幻想を広げなくともバンコクからビエンチャンの高速鉄道という段階でも新興国の首都をつなぐ高速鉄道インフラはこの地域の経済に大きな意味を持つ。そしてもし仮にラオス側での延伸が実現すればイーサーン高速鉄道はラオス高速鉄道に変貌する。
ちなみにタイ側ノンカイ駅から国境越えてラオス側タナレン駅までは左上のようにすでに普通列車が1日2往復運行している。ノンカイ駅には列車運行にあわせてイミグレ窓口が出現する。
関連リンク
2017年12月26日 コーンケン ラオス新幹線胎動
2018年1月3日 ラオス高速鉄道 バンコク・ビエンチャン国際列車
ビエンチャンでは中国資本で開発が進む。ビエンチャンセンター。
イーサーン高速鉄道はラオス高速鉄道になりうるのか
しかし一方でイーサーン高速鉄道の延伸計画はかなり多くの難問が待つ。現実を知れば上のような構想がいかに夢物語でしかないことかを思い知る。コーンケン~ビエンチャン間は平原が続くまさに高速鉄道のためにあるような大地なのだが、ラオス側に入ってバンビエン郊外に入ると途端に山岳鉄道の様相に環境が激変する。トンネルでも高架でも予算がいくらあっても足りない金食い工事になること必至。さほど需要のない閑散路線にそこまで金をかけて作る意味は大きな疑問。またコーンケンからバンコクまでのルートにも結構険しい山脈が走っているので厳しい環境はラオス山岳部と大同小異。コーンケン~ビエンチャンで工事が始まった背景にはそういう地形的な事情もあるのだ。
高速鉄道の運行にはいかに直線ルートを確保するかで劇的に運行速度が変わる。そのために山岳部での直線ルート確保にはトンネルや高架が必須だが、その工事費用を運行後の運賃で賄える可能性は低い。
イーサーン~バンコク間にはサラブリーあたりに山脈が走るのでその部分にくねくねルートが多い。こういう曲線ルートは高速鉄道ではありえない。
チェンマイ新幹線とイーサーン高速鉄道
日本が受注するといわれているチェンマイ新幹線も同様の問題を抱えている。タイ北部高速鉄道が当面ピッサヌローク新幹線で先行運営せざるを得ない事情がシラアット以降の山岳鉄道ルートにあるのだ。
ピッサヌローク~チェンマイ山岳ルートには現在もタイ国鉄の単線鉄道が運行している。それに昼間乗車して車窓を見れば一目瞭然。強烈なくねくねルートの連続。
そこをすべてトンネル工事するには膨大な費用がかかる。日本の新幹線のような東京~大阪片道500km、往復に約28000円というLCCより高い運賃はタイやラオスではあり得ない。台湾新幹線の赤字転落の示す通り。そうなるとそこまで金かけて高速運行は必要か?という懸念は巻き起こって当然だ。
タイ国鉄北線シラアット以降の山岳単線部分
Booking.com
アジア新興国の高速鉄道展望
難題は山済みなのだが、高速鉄道計画はこのページの写真の通りすでに猛烈な勢いで進行中。タイもミャンマーもマレーシアも日本の鉄道技術を切望している。特にミャンマーで鉄道に対する開発意欲は強い。時速300kmにこだわるあまり、ここを中国に持っていかれるのは痛い。
一方で東南アジア諸国に中古車両を輸出し、ODAで無償開発する段階はとうの昔に終わっているとも私は思う。先方が欲しているのはやる方の自己満足の施しではなく、援助の継続がなくとも自国で維持できるコスパの優れた技術なのだ。
ミャンマー国鉄北線支線 シュエニャウン駅のタージー行山岳列車
びー旅つぶやき
炎天下の東京
16:44 2018/08/17
今日用事があって三軒茶屋に行く。自宅(学芸大学駅)からは電車で行くより歩いた方が最短距離で行ける。片道2.5km30分。最近運動不足気味なので往復歩く。気温29℃快晴。日本なのに炎天トレッキング。用事すんで帰り茶沢通りの八百屋で大根2本98円、トウモロコシ3本100円買う。さらに下馬4丁目交番近くの広瀬屋豆腐店でおから500g50円も買う。激安。世田谷なのに。最近おからの惣菜売ってねえよな。豆腐屋のおからは惣菜おからでないので自分で調理せねばならん。
炎天でばてるかと思ったら乾燥してて強風でさほど汗もかかず。ちなみに学芸大学駅から三軒茶屋駅までは電車で行けば渋谷経由で片道200円、17分。下馬5丁目から三軒茶屋まではバスもある。片道220円、15分。でもこれらを使うとおからは買えない。このルート歩くの10年ぶり?世田谷観音の横の日大農(獣医)学部が生物資源科学部になったとおもったらスポーツ何とか学部になってぴっかぴかの建物になっておった。帰りの大根2本重かった。
ヤンゴン駅 廃車置き場ではない
びー旅つぶやき
12:32 2018/08/11
最近知って驚いたこと。犬ってチョコレート食べると死ぬらしい。小型犬なら板チョコ半分でも死ぬ場合もあり。玉ねぎも犬には毒。知らんかった。個体差あるようだけど。私はこの情報をネットからでなく、去年12月タイのサンクラブリ―でサンパスップという湖(右)で泳いでいた時に知り合ったオージーのおじさんから聞いた。
おじさんは知らずに自分の愛犬にチョコをあげて死なせた経験があると言っていた。最近思い出しネットで調べて本当だったんだと知る。去年2017年12月米国バージニア州で、22歳女性が犬の散歩中に森の中で自分の飼う2匹のピットブルに食い殺された事件も衝撃。飼い犬に手をかまれるくらいならわかるけど、飼い犬に食い殺されるって強烈だ。この情報もおじさんから聞く。その時にはタイの田舎町で連日ノーリードわんこにからまれる話題で盛り上がっていた。
9月の自民総裁選。結果わかっていてやる意味あるのかな。根回しや派閥票で決まっている時点で選挙じゃない。世間一般ではそれを出来レースという。このまま安倍3選なら結局あれだけ騒がれていた森友・加計とそれを取り巻く問題が「なあなあ」ですまされてしまう。それらがいつまでも終息しないのは裏にある「特殊な既得権益者だけの楽園」に多くの庶民が疑問を持っていることなのだ。アベノミクスで大量に刷った札束はみなその楽園へ流れて行って終わり。森友・加計が氷山の一角なのは誰も気づている。庶民に金が回らない状態で来年の10%増税ひかえ、庶民生活は虐げられるばかり。三選して酒盛りしても庶民の疑問は消えるわけではない。安倍三選でデフレも少子化も国民幸福度の低下もさらに進むと考えるのは私だけか。
20:26 2018/08/04
ブロモ山情報を現地から送っていただいたyarizohさんとのやり取りで鋭い最新情報ゲット。なんとバリ島の長距離バスターミナルのウブンが2017年10月23日廃止。以降はジャワ島や他島行バスはすべてメングイバスステーション(Mengwi
Bus Station ウブンの北西11km)発着になった。日々激変の現地情報。日が暮れていたのでメングイからウブドまではオジェックで10万Rp(780円)だったとのこと。
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