バンコクから格安に地方都市、周辺国へ行く4つの方法
①タイ国鉄 ホアランポーン駅発長距離列車
②ローカル長距離バス モーチットマイ、エカマイ、サーイタイマイ発
③カオサンバス ジョイントチケット
④LCCフライト エアアジア、ノックエア、タイライオンエア等
バンコクから地方都市へ格安に移動する方法は大まかに4つ。鉄道、長距離バス、カオサンバス、LCC格安フライト。 この4つの中で一番安い移動方法は行き先や確保の方法によって変わる。たとえばパタヤ(39THB)やアユタヤ(15THB)、アランヤプラテート(59THB)など比較的近距離には鉄道3等が最も安い。一方、サムイ島やピピ島、シェムリアップ(200THB~)などにはカオサンバスのジョイントチケットが最安。それらへ鉄道やバスを乗り継いで個人でいくと逆に高くなる。しかしカオサンバスは1日1本と運行本数が少ない難点あり。 |
またカオサンバスは外国人の定番観光地や定番国境にしか出ていないので、観光客に縁のないメーソットやラノーンなどにはローカル長距離バスを使うのが一般的。
またフライトが高いイメージあるが実際はそうでもなく、エアアジアのプロモフライトだとドンムアン~ヤンゴン2US$なんていうフライトがあったりする。またBIG(エアアジアのマイレージサービス)でバンコク~クアラルンプールを無料で利用できたりする。なのでそういうのを要領よく確保できれば鉄道やバスで行くよりフライトの方が安くなったりする。一般的にバンコク~ハジャイなどの鉄道1等寝台料金よりはLCC通常フライトの方が安い。鉄道で安く行けるのは近距離(80km~)の3等列車(運行本数は少ない)。この辺の選択は安さというより旅の趣味による選択か。
タイ国鉄はSRTともいう。State Railways of Thailand の略。バンコクのターミナル駅、ホアランポーン駅を拠点にしてタイ各方面への長距離列車が出ている。北線(チェンマイ)、東北線(イサーン)、東線(カンボジア国境)、南線(マレーシア国境)の主要幹線4系統と、独立線区メークローン線と、空港連絡鉄道のエアポートリンクの6つに分類される。南線はマレー鉄道に接続している。
エアポートリンクを除いて非電化のディーゼル車。写真右は月に1度の頻度で外国人観光客用に運行されるオリエンタルエクスプレスをけん引するタイ国鉄車両。
ホアランポーン駅は現地ではクルンテープ駅と呼ばれる。チェンマイ新幹線ができるころにはバンコクの拠点駅はバンスー駅に移動する予定。またメークロン線は軌道の改修工事のため、2015年5月13日から11月8日までの180日間休業中。メークロン線東側区間(マハーチャイ線)始発駅はホアランポーン駅ではなくウォンウェンヤイ駅(BTSシーロム線のチャオプラヤ川向うの駅)。
タイ国鉄3等で行くとアユタヤやパタヤ、アランヤプラテートに最も安く行ける。最安ではないがチェンマイ、ハジャイなどには日本ではもう経験できなくなった夜行列車での味のある旅になる。
タイ国鉄に時刻表はあるにはあるが、南線寝台車などは2~4時間遅延は常態化しているのでそういうつもりで利用したほうがいい。折り返し運転しているので下りよりも上りに、地方ローカル列車よりもバンコク発長距離列車の方に遅れが生じる傾向あり。車内販売も売り子が頻繁にやってくる。弁当20THB(70円)~。日本の駅弁からはほど遠いが私はいつもおいしくいただいている。 チケットは日本からの予約はできず、ホアランポーン駅のチケット窓口で前日、もしくは当日の自力手配が一般的。写真下のように英語の通じる外国人用窓口があり、時刻表(A4ぺら紙だが)を無料でもらえる。 |
バンコク発の長距離バスは2種類。「ローカル仕様の長距離バス」と「外国人ツーリスト仕様のカオサンバス」。料金はカオサンバスのジョイントチケットの方が安い傾向があるが、定番観光地にしか発着していない。 ローカル仕様の地元民向けの長距離バスはバンコク郊外の各バスターミナル発着。大まかに北、東北方面がモーチット(北バスターミナル)、東方面がエカマイ(東バスターミナル)、西、南方面がサーイタイマイ(南バスターミナル)。区分けは厳密でなく、例えばパタヤ行はエカマイが最も頻発しているが、モーチットにもサーイタイマイにも発着している。 |
またモーチット発着の南方面プーケット行バスなどもある。各ターミナル発のローカル長距離バスは地元民仕様なのでチケット売り場の表示がすべてタイ語だったり、チケット窓口で英語が通じなかったりする。反面カオサンバスは英語が通じるので旅行者には利用しやすい。ローカルバスは1年通じて料金は同じだが、カオサンバスはハイシーズンに高くなる傾向あり料金は常に変動している。
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エカマイやモーチットはBTSやMRTが通じているので市内のホテルから行きやすいが、サーイタイマイはBTSやMRT駅がまだなく、市バスやタクシーでしか行けない。カオサンからはラチャダムヌンクラン通りの西行511番オレンジバスでピンクラオ橋を越えて行く。ほかに30番、171番、183番でも可。 カオサン通り周辺発着のツーリスト用のカオサンバスにはジョイントチケットという長距離バスとリゾート島へのボートを合わせて一括手配できるチケットの仕組みがある。このジョイントチケットは個人でバスや鉄道やボートを乗り継いで自力手配するよりは確実に安くサムイ島やピピ島に行ける。チケットはカオサンの代理店ならどこでも扱っている。 |
南部リゾート島行のバス(写真右)は夕方発、出発地点はカオサン周辺の路上。チケットを買ったツアー会社の前に指定の時間に集合して案内人について行けばお目当てのバスに乗れる。
夜行バスになるが食事休憩はサービスエリアで1回ある。40分くらい。食事代はぶっかけ飯2品で60B~。
南部行のバスにバス内にはトイレはあるが狭く汚い。食事休憩以外に3~5時間に1度サービスエリア休憩あるのでそこのトイレ利用したほうがいい。車内の冷房はきつく上衣は必須。毛布渡されることもあるが薄くそれだけでは寒い。
20:54 2015/09/12
いつも情報いただいている山田さんからのマレー鉄道情報。→マレーシア鉄道のクアラルンプール~パタン ブサール間の電化 線路の高規格工事が完了して、特急列車が運行されました。KLーパタンブサール間を5時間で走ります。バタワースは3時間。従来のKLーハジャイ、バンコクーバタワース間の列車も運行していますが、将来、バンコクーバタワース間の列車はパタンブサールで打ち切りの可能性があります。というのはタイ
マレーシア両国にとってあまりメリットのない列車だからです。そして、マレーシア国鉄は貨物列車を大増発するので、いつも遅れてくる列車のダイヤ調整も難しくなるからです。
この特急列車は走行試験では時速176キロを出しています。1000ミリ幅で176キロはたいしたものです。ちなみに車両は中国製です。
…とのこと。今まで10時間かかっていた(時刻表では7時間くらいだが)パダンブサールに5時間とは…。マレー鉄道高速化が加速している。
ホアランポーン駅のチケット窓口で列車番号201を指定するとバンコクから15THB(約50円)、所要2時間でアユタヤに行ける。201は3等しかない。列車番号指定しないと外国人の場合、直近に普通列車あっても高めの特急2等席を買わされる傾向あり。
リアルな寝台車スンガイコロク行
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2等座席
売り子から買った20バーツ(70円)の駅弁と10バーツ(35円)のフランクフルトと車窓。この駅弁食べると手がべとべとになるのでティッシュ持参必須。
2015年9月現在、タイ国鉄でバンコクからナコンラチャシーマーまで280kmを3等だと50THB、約160円。東京~愛知県豊橋駅まで293kmと同じような距離を山手線初乗り料金(140円)と20円しか変わらない料金で行く。
またバンコク~スリンなら 412kmを同じく3等で73THB(260円)。南部の完全ローカルのパッタルン~スンガイコロクなら420kmを56THB(196円)。ちなみに東京~京都450kmでのぞみ普通指定席乗車券13,910円。バンコク~スリン3等所要は8時間20分、のぞみ東京~京都2時間20分なのだけれど。
ネット上にこういう現地のパンチの効いた料金が露出しないのはたぶん「外国人で金持ってんだから金使えこの野郎」という態勢だから。なので外国人の場合、現地の駅窓口で列車番号指定しないと自動的に割高急行・特急列車をあてがわれる。それでも十分安いんだけど。タイ国鉄は現在毎年巨額の赤字を出し続けている。
パッタルン~スンガイコロク420kmを56THB(196円)の例。列車番号451 Rural Commuter(ローカル通勤列車) Nakhon Si Thammarat 06.00 発 Sungai Kolok 行き
D&D イン 1泊1室 2,794円~
カオサン通りの老舗ホテル。屋上にプールがある。
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サワディー スマイル イン
1泊 1509円~
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サワディーウェルカムイン
1泊 1220円~
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サワディー カオサン イン
1泊 2013円~
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東線2等座席 みなさん就寝中
タイ国鉄南線の深南部鉄道セキュリティは爆破テロ対策仕様。こういうのはハジャイより南東部のヤラー、パッタニー方向のみ。南西部国境のパダンブサール方向路線にはいない。
ホアランポーン駅のケンタッキー
タイ国鉄2等座席
2等車両のポットン式トイレ
チャオプラヤ川沿いのシリラート病院。脇からトンブリ駅行のソンテウがカーンファーク到着に合わせて出ている。
イオンカード(WAON一体型)
1枚でクレジットカードと電子マネー「WAON」が使える。年会費無料。
2015年版タイ・マレーシア国際列車時刻表。バンコク発は1日1便。左が往路、右が復路。タイとマレーシアには時差1時間あるので注意。*がないのはマレーシア時間。時刻表ではバンコク~バターワース片道所要23時間15分だが定刻に着くことはほぼない。
シェラトングランデスクンビット
BTS高架鉄道アソーク駅前。
1泊1室 21,000円~
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ロイヤルオーキッドシェラトン
1泊1室 11,500円~
チャオプラヤ川沿い
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