市バス53番赤バスで23円でバンコク市内観光をする方法
バンコクのバスには大きく分けて3種類のバスがある。①市バス、②長距離バス、③カオサンバス。以下その解説。 ①市バス バンコク市内を走るローカル仕様の近距離バス。多くの種類があり主にノンエアコン赤バス、エアコンオレンジ、エアコンイエロー、白青エアコンなど。15年8月現在ノンエアコン赤バスが一律6.5THB(23円)と最も安い。赤バスには無料バスも混じる。 ②長距離バス バンコクから地方都市を結ぶ長距離バス。北、東北方向のモーチットマイ、東方向のエカマイ、南方向のサーイタイマイの各郊外バスターミナルから出発する。 |
③カオサンバス カオサン発のツーリスト用長距離バス。カオサン~シェムリアップ片道200THBなど、地元仕様の長距離バスを乗り継ぐよりも安かったりする。ジョイントチケットにしてサムイ島、ピピ島などへボート込の一括手配ができる。またクアラルンプールやシンガポールなど国境を越えてのジョイント手配も可能。パタヤやアユタヤなどの近場は地元交通機関の方が安い傾向あり。
バンコク個人旅行といえば、地下鉄や高架鉄道から紹介するのが一般的なのだが、びー旅ドットコムなので市バスから紹介。バスなのでルートによって夕方ラッシュに巻き込まれると時間がかかるのが難点。
昼間のすいている時間を利用しての市内観光はお決まりの定番観光と違ってかなり味がある。写真右はモーチット駅前の停車中のドンムアン方面行29番。「人民税無料バス」(ロットメーフリー チャーパーシー プラッチャーチュン)の青地のサインボードあるのでこのバスは無料。人民税払ってない外国人が乗っても無料。ルートにもよるが大まかに5台に1台の割合で出現する。
15年8月赤バスの運賃は6.5B。深夜割増プラス1.5B。時刻表はない。昼間ならバス停で10分も待てばお目当てのバスはたぶんやってくる。エアコンなしで窓全開で走るので排ガスたっぷりのナマのバンコクの風を感じることができる。加えて日本ではありえない運転でワイルドにとばすのでスリルも楽しめる。大きな荷物は持ち込めないので空港やバスターミナル行で利用する場合注意。荷物が大きいかどうかはその時の車掌が決める。私の場合55Lバックパック持参で今のところ乗車拒否されたことはない。当然だが車内ではタイ語オンリー。覚えるのも気合で乗り切るのも自由。
実際にバンコクの市バスに乗るためにまず第一に必要なことは無用な情報を捨てること。ネットでも書籍でも「バンコクの市バス」で調べるとバスの種類、番号やそのルートなど膨大な情報が上がってくる。しかしバスに乗ることに必要な情報は自分の目的地のバスの番号とその乗り場くらい。その時の自分に本当に必要な情報だけを拾って、どうでもいい膨大な量のバス情報を切り捨てること。 なのでバンコクの市バスに乗るのにカオサンで40Bで売っているバスマップは不要。バンコクのバスには時刻表もない。ルートも複雑で渋滞やバス会社の勝手な都合で変わったりする。 |
バス番号 | 行き先 コメント |
---|---|
2、511 | 伊勢丹、エカマイ バスターミナル 渋滞時エカマイまで1時間以上かかる |
15、47 | 国立競技場 シーロム通り 高架鉄道のBTS接続に便利 |
157 | モーチット プラアティット通りの3番バスもモーチット行 |
59 | モーチット ドンムアン空港 ランシット |
バンコクの53番赤バスは料金6.5THB。運行は大まかに6時~23時でほぼ10分~20分間隔で運行。カオサンとチャイナタウンをつなぐ。そのルートにはホアランポーン駅、王宮、ワットポーなど観光客に縁の深い場所があり、そこを周遊するおいしい市バスだ。山手線のように同じ場所をを周回しているので、ずっと乗っていればまた同じ場所に戻ってくる。なのでとんでもない遠方に連れて行かれる心配もない。時計回りと反時計回りがある。 またそのルートの4分の1がチャオプラヤ川と並走しており、N6 Saphan Phut(Memorial Bridge)~N15 Thewet 区間の各チャオプラヤエクスプレス桟橋にも接続できる。 |
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時計回り方向で①のホアランポーン駅経由するが反時計回りではホアランポーンは経由せずに②→⑧と進む。台北旅社の前のバス停に来るのはこの反時計回り53番。このバスがチャイナタウンからカオサンに最も効率よくいける。
反時計回りでカオサン方向からホアランポーンへ行く時には台北旅社前で降りて駅まで歩く。10分くらい。時計回りは駅前(出口左)に停車する。乗車すると車掌が寄ってくるので、しょぼいペラペラのキップと引き換えに6.5B払う。降りる場所が決まっている時には場所をタイ語で連呼する。車掌は一見無愛想だが親切な人が多い。もちろん車内はタイ語オンリー。ホアランポーン、カオサンはそのまま、チャイナタウンはヤワラー、王宮広場はサナームルアンといわねば通じない。車掌に行き先を告げておくと着いた時に教えてくれる。結構ローカルな風情を車窓から楽しめるので暇なら飽きるまでぐるぐる回っているのもいいかもしれない。
途中⑦がこのエンドレスルートの運転手の休憩所(テーウェート)になっていて53番バスが3~4台列を作っている。バスはその列の最後尾に止まるのでそこでバスをいったん降りて最前列の同じ53番バスに乗り換える。乗り換えた先でキップのチェックがあるので⑦を通過する場合は支払いの時にもらった切符を捨てずに持っておく。渋滞なければ①ホアランポーン駅から⑥プラアティット通り(カオサン通り500m)まで30分くらい。もともとそんなに渋滞するルートではない。
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黄色エアコン29番、ホアランポーン駅~ランシット(ドンムアン空港)行き。黄色いボードは高速道路経由。
チャイナタウン、チャレンクルン通りスクンビット方面行25番。Pak Nam - Tha Chang 。2015年8月現在53番反時計回りヤワラー手前チャレンクルン通りでホアランポーンからワットポー方向への地下鉄延伸工事の影響で渋滞が普段より若干多い。
緑ミニバスは2009年廃止。オレンジミニバスに置き換わる
D&D イン 1泊1室 2,794円~
カオサン通りの老舗ホテル。屋上にプールがある。
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スウェンセンズのパフェ値上げして300円くらいになる。
オレンジミニバスコクピット
08年7月より始まった赤バスの無料施策。当初半年の予定だったが、2015年8月現在も継続中。
ソンテウ
サワディー スマイル イン
1泊 1509円~
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サワディーウェルカムイン
1泊 1220円~
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サワディー カオサン イン
1泊 2013円~
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エカマイ発ラヨーン行中距離バス
オーキッドプレース
1泊1室 2,477円~
全19室エアコン冷蔵庫付。無料Wi-Fiあり。ナナプラザ250m。
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マイアミ ホテル
No. 2 Sukhumvit 13 Road
1965年オープンの老舗ホテル。4階建全66室、Wi-Fi有料。ナナ駅300m。ナナプラザもソイカウボーイも徒歩圏内。屋外プール有。1泊1室 3,385円~
予約・詳細はこちらへ
黄色エアコンスワンナプーム空港~ドンムアン空港行市バス。24時間運行だが深夜は1時間に1本Suvarnabhumi Airport - Rangsit 両空港間には無料シャトルあるが無料で乗るには行き先空港発の航空券呈示が必要。
ロットゥー
ソンテウ
サムロー バンコクでは見かけなくなった。スリンで。
シェラトングランデスクンビット
BTS高架鉄道アソーク駅前。
1泊1室 21,000円~
予約・詳細はこちら
23:16 2015/07/03
山田さんより情報。タイ国鉄は今月1日から東北、北線のみダイヤ改正。バンスーから先の北線、東北線の線路高規格工事がほぼ終了したことで高速運行が実現したため。山田さんとの南線の線路高規格化のメールのやり取りでふと考えた私の妄想。
バンコクから南部にも高速鉄道が走ることはないのだろうか。ハジャイまでならただのローカル線だが、クアラルンプールやシンガポールにまでつながれば地元ローカル客だけでなく、ビジネス客や観光客も呼び込める。バンコク~クアラルンプールはエアアジアだけで1日片道10便、往復20便も飛んでいる。需要はあるのだ。チェンマイ新幹線ならぬ、シンガポール新幹線…。総距離1830km。夢の夢と笑われそうだが夢は持った方がいい。高速鉄道とは本来こういう距離を移動するのに最も適した鉄道のはずだ。今のタイの経済成長に加えてマレーシアとシンガポールを巻き込めばそんな途方もない夢でもないような気もする。