2015年6月、日本からバンコクには成田他から直行便がタイエアアジアX、日本航空、全日空、デルタ航空、タイ国際航空が運行。経由便がチャイナエアライン、中国国際航空 、中国東方航空、中国南方航空、ベトナム航空他が運行中。
2015年6月11日(木) 東南アジアで日本人の現地在住の数が多い都市1位はバンコク。なので日本~バンコク路線は大量の日本人が移動する。 タイで暮らす日本人は、日本で暮らすタイ人より多い。タイの在留邦人数55,634人(2012年10月)、在日タイ人外国人登録者40,146人(2012年末統計)。この統計には旅行者や沈没組は含まれないので実際現地滞在の日本人はかなりの数に上る。バンコクは現地物価が安く治安もいい(人によるが)ので現地での生活はしやすい。距離も近く、観光客ばかりでなくビジネスでのフライト利用も多い。 |
また、エアアジア日本就航に合わせてか、2013年7月1日よりタイ人、マレーシア人の日本への観光ビザが不要になり、タイからの日本への観光旅行客も急増している。2013年旅行会社の調査でタイ人に最も人気があった海外旅行先は日本なのだそうだ。それだけ両国間のフライト需要は高く、価格やサービスを巡っての競争も激化している。
2014年9月1日タイエアアジアXが成田と関空からバンコクドンムアン空港に直行便を就航したことで日本~バンコク路線は激変した。それまでエアアジアではクアラルンプール経由で12時間以上時間をかけて行かねばならなかったバンコクへ直行便で6時間半で行けるようになった。しかもすでにこのサイトで実録として公開しているように往復燃油空港税込2万1,190円という激安フライトで。
2015年6月現在、日本~バンコク線では直行便エアアジアXとフルサービスキャリア各社が競合している。バンコク線は米国や欧州線と違って価格優先の利用者が多い路線でもある。そこで価格の面ではエアアジアがやはり頭一つ抜け出ている。
2015年6月9日昼12時半、エイビーロードのネット表示往復で1.37万円と出ている成田発バンコク往復航空券が最終的にいくら払うか実際に販売会社に電話してチェックしてみた。航空会社未定の経由便、往路7/7成田発~復路7/14バンコク発翌日成田着。発券手数料プラス7000円。燃油、空港税他プラス21,850円で最終的な支払金額は42,550円とネット表示価格の3倍以上だった。
同じ日13時にエアアジアのドンムアン行運賃をチェックしたが、直行便往路7/7成田発~復路7/14バンコク発で預け荷物、機内食(写真右)、座席指定、保険すべて拒否して往復燃油込支払総額31,690円、預け荷物、機内食、座席指定を往復とも追加すると42,980円という結果だった。
通常のLCCプロモで預け荷物、機内食ありで、座席指定をする人道的なフライト選択をすれば大手の経由便FIXとさほど値段は変わりないという結果だった。ただ両者の決定的な違いはフライト時間。直行便のエアアジア6時間半、大手経由便12時間以上。他社大手に直行便はあるがこういう運賃では飛んでいない。
たとえば7月1日タイ国際航空公式サイト検索の、私が見つけられた最安で、成田発スワンナプーム空港行き直行便 EARLY ESCAPE SAVER
TGセーバープラス & TGセーバー運賃 V / W クラスで往復燃油込総額54,300円。関空発で55,730円という感じ。
なのでバンコク燃油、空港税込往復45,000円は十分安いと私は思う。少なくとも大手のIATA運賃エコノミー東京~バンコク往復燃油別で往復約20万円という殿様商売料金とは無縁の料金設定だ。
以下このページではタイエアアジアXバンコク線格安プロモを大きく2つのスタイル「マニア編」と「一般編」にわけて解説する。マニア編は燃油・空港税込往復2万円~と強烈に安いが確保や実行にはかなりマニアックな手法が入り混じる。一般編は上の例のような往復燃油・空港税込3~4万円からとそこそこ安くてそこそこ快適。一般旅行者向けの確保しやすいプロモ。
LCC格安利用に必要なことLCCを安く利用するために必要なことは、一言で簡潔にいえば「LCC側の都合に合わせること」だ。自分の都合ではなく相手(LCC)の提示する激安条件をクリアしてたどり着けるのがマニアックな激安プロモ航空券なのだ。具体的には定期的に気まぐれにやる激安プロモーションを逃さない。その短い時期(3~7日ほど)に出現する画像上のバンコク片道9,990円のようなフライトを逃さずすくい取る。上画像の例でわかるように最安席は毎日あるわけではないので、こちらの行きたい時ではなく9,990円の席がある日にちにこちらが都合を合わせる。 |
さらに荷物を少なく(7kg以下)して機内持ち込み荷物だけにする。7時間程度のフライトで何も食べなくても餓死はしないので機内食をオーダーしない。座席指定しない。デフォルトで加入されている旅行保険を拒否するなど。私がこれまで実録で現地から実況してきた数々の激安エアアジアフライトはすべてこれらの条件をクリアして手に入れてきた激安プロモチケットなのだ。私には「追加料金を払ったら負けだ」という勝手な思い込みがあるのでこの辺の攻防はほぼゲーム感覚。
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とはいうものの、一般の会社勤めで子供の学校の休みの都合があったり、お土産を大量に買いたかったりすれば、これら条件をすべてクリアできる前提で話を進めるには無理がある。子供連れで機内食なしというのも非人道的だ。
なのでもっと一般的な確保しやすいプロモでの実用的LCCフライト利用について追記しておく。先にあげた例の、用意されている座席数の少ないマニア向け激安プロモでなく、預け荷物があり、機内食をオーダーしても、エアアジアは他社直行便に比べれば十分に安い。そういう一般的なLCCフライト利用方法解説。
まず必要なことはやはり盆暮れ正月を外した閑散期を狙って1~2か月くらい前に予約をする。予約の段階で「この日に行ってこの日に帰る」という日にちをぴっちり決めてしまわないで、幅を持たせた大まかな日程でフライトを当たる。エアアジアの料金は日々変動しているので予約する日も固定しないで、安い席がない場合は、その日は予約見送ってスルーするというような柔軟性もあったほうがいい。
そして安いフライトを見つけたら、こちらがそのフライトの日程に合わせて確保する。順番としては有給をとってからフライトを当たるのでなく、フライトを確保してからそれに合わせて有給を取る。夏休みや正月でもドピークを数日ずらすだけで値段はかなり変わる。逆にいうとドピークにしか休みが取れない場合はLCCに限らず格安フライトにはありつくことは難しい。下の画像は激安マニアックプロモ時期でないゆるめの通常プロモ。2015年6月9日検索のほぼ1か月後のフライト。機内食など追加オーダー一切なしで往復燃油込31,690円、保険以外のオプションつけて往復燃油込42,980円。
エアアジア以外で価格が安いのはベトナム航空の早割り航空券や、中国国際航空、中国東方航空のPEX航空券。ただしいずれも経由便で時間がかかる。乗り継ぎよくても12時間と所要は約2倍。燃油サーチャージが2015年4月1日より値下げしてLCCとの価格差は狭まった。 ただ経由便なので燃油代が直行便より2倍ほど高い。たとえば東京~バンコク、日系、デルタ直行便往復9,000円、中国国際空港20,000円、東方航空18,800円(2015年6月現在)。しかしこれらの航空会社はLCCと違って預け荷物も無料、機内食も無料で提供される。 |
LCCの格安フライトも大手のFIXも往復購入の場合、帰路便は変更不可。遅刻でフライトを逃した場合や、客都合キャンセルの払い戻しもない。なのでエアアジアのプロモで現地入りした場合、必ず自分で決めた帰国便に間に合うように空港まで行かねばならない。
「この便で行ってこの便で帰ってくる」ということを約束することで安くなっているので、もし帰路便に間に合わなければ日本には帰れなくなり、帰国するには新たに正規料金航空券を買いなおしということになってしまう。しかし「自分で最初に決めた時間に空港に行く」というあたりまえのことを守ればLCCプロモも格安航空券も格安海外旅行の強力な味方になってくれる。
デルタ777の場合、エコノミでも1席に一つのモニターが付き最新の米国映画が無料で見られる。機内食も預け荷物も無料。ただそんなのいいから安くしてくれという利用者が多いのがバンコク線。
スワンナプーム空港イミグレ
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エアアジアバンコク線機内食。ネット予約しておいた方が若干安いし水も無料でついてくる。氷も無料で頼める。フライト前に機内食メニュー選べるのは新鮮かも。当日注文の支払は日本円でできるがおつりはバーツになる。当日だとクレカ払いはできない。希望メニューが売切れのこともある。
東京からの距離 単位km | |
---|---|
KL | 5320.54 |
BKK | 4584.14 |
ハワイ | 6296.30 |
グアム | 2561.14 |
マニラ | 3030.90 |
ハノイ | 3680.14 |
サイゴン | 4348.37 |
KL-NDL | 3842.91 |
Google Map距離計測による |
シェラトングランデスクンビット
BTS高架鉄道アソーク駅前。
1泊1室 21,000円~
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ロイヤルオーキッドシェラトン
1泊1室 11,500円~
チャオプラヤ川沿い
Agodaで予約
エアアジア利用の場合、成田空港のセキュリティゲートはカラのペットボトルは抜けられるので、持ち込んでここで給水すれば機内で無駄に40THB(140円)の割高ミネラルウォーターを買う必要がない。エアアジア機内に食べ物は持ち込めないが水はさすがに許されている。
腹が減ったら60THB(210円)のカップ麺もある。
1泊300THBくらいの現地宿は洋式だが紙は流せない。上にちょっと見えるのが手動ウォシュレット激流ホース
タイ式トイレは大の時、和式と逆で向こう側(壁)に背中を向ける。拭いた紙はつまるので便器に流してはいけない。備え付けのゴミ箱に捨てる。タイ人は紙を使わず据え置きの小さな洗面器のようなものでお尻の上(背中方向)から水を流し左手で汚れた部分を洗い流す。
ズボンをはいたままこれができるようになればかなりの上級者。周辺諸国、アラブ圏のトイレ制覇したといっていい。しかし失敗するとズボンごと汚水にまみれる地獄が待つ。最近は手動ウォシュレット式の激流ホースで洗い流すものもありこちらの方が簡単。日本から予約できるようなホテル(1泊3000円以上)はこういうものはなく、すべて洋式で紙も流せる。