2015年9月26日(土) 日本側が現地の需要を的確にとらえられなかったのが敗因だ。2009年から根回しを続けてきた日本製インドネシア新幹線計画白紙撤回のニュースを見て思う。 9月3日に日本製になることで話が進んでいたインドネシアのジャカルタ~バンドン間144kmの高速鉄道計画が白紙撤回された。この高速鉄道は最高時速300kmで走行し、これまで3時間かかっていた同区間を37分にする予定だったという。この計画には中国も名乗りを上げており、日本版新幹線の白紙撤回の背景には中国高速鉄道の売り込み攻勢が見え隠れする。 |
インドネシア高速鉄道計画はジャカルタ~バンドン間のみで終わらずその後延伸し、ジャワ島北海岸線側をジャカルタ、バンドン、チルボン、スマラン、スラバヤ間730kmを走る予定だった。高速鉄道の安全運行上高速走行を前提にしていないインドネシアの曲がりくねった狭軌の在来線を使うわけにもいかず、全く新しい新線をゼロから作り上げるというバンドンまででも総事業費64兆ルピア(5346億円)の巨額のインフラ事業だ。当然最初のジャカルタ~バンドン間が日本か中国のいずれかの国に決まれば、その後の残りの延伸区間もその国の受注となるのは自然な流れ。出だしの敗北は完全敗北を意味する。
2015/09/29 追記
インドネシアは2015年9月29日、高速鉄道計画中国案採用決定を日本に通達。中国案採用理由はインドネシア政府の財政負担や債務保証を伴わずに事業を実施できるとの新たな提案があったためとのこと。まきかえすことなく完全敗北で決着したようだ。
総工費自体は中国の方が74兆ルピア(約6182億円)と割高なのだが、金利2%で全額を中国側が負担する(日本は25%インドネシア負担)というインドネシア側に負担のかからないオファー。加えてダルミン・ナスティオン経済担当調整相は、速度は時速200~250kmで十分で、その分安いコストで建設したいという見解を示した。おそらくここが白紙撤回の最も大きな要因か。 作る側の自己満足押し売り的な最先端はいらない。現地の一般利用者が本当に望むスタイルの高速鉄道を日本側が描ききれていないのだ。日本側は世界に誇れる最高の技術と自負する最先端のものを海外へ展開したいという作る側上層部の思い込みがある。 |
しかし現地利用者の要望は最速、最先端でなくていい、所要時間短縮は半分でいいから今までとあまり変わらない運賃で利用したいという至極当たり前の気持ちでいるのだと思う。現地の庶民は700kmの在来線を300円前後で利用している。これはインドネシアに限らず他の途上国でもいえることだ。最先端でなければならないという勝手な日本側の思い込みがインドネシア側に拒否されたといえる。
等級 | 名称 | エアコン | 座席指定 | 料金 |
---|---|---|---|---|
1等 | Eksekutif | あり | あり | 240,000~320,000Rp |
2等 | Bisnis | なし | あり | 115,000~175,000Rp |
3等 | Ekonomi | なし | あり | 33,500~ 35,000Rp |
建設工事やその後の管理に巨額の金が必要な金持ち専用の高速鉄道より、優先させなければならない港湾や道路などのインフラ事業はインドネシアにはたくさんあるのは少し考えればわかることだ。
特に完成後の運営のことを考えると日本の新幹線のような高額運賃の見込めない路線で、多くの地元民に支持され収益が出せる状態になるかという点にも懸念が残る。高速鉄道も使われなければ意味がない。
インドネシア国鉄3等の料金と新幹線のぞみ指定席の料金。同じ距離で50倍の差。たとえば日本で山手線初乗り140円が50倍の7000円になるとしたら、どんなに快適で早くてもそんな鉄道にいったい誰が乗るのだろう。痛い先例のある台湾新幹線のような破たんが目に見えている。一人あたりGDP116位のインドネシア庶民は35位(2014年IMF統計)の台湾庶民よりきっと価格には厳しい。そういう背景を知ると「工事の金は貸してやるから開通後の運営で稼いで返しな」というのにも無理があるような気はする。今日本に求められてるのは最先端の技術ではなく、最先端のコストパフォーマンスなのだ。
庶民派大統領ジョコウィ氏は、エリート層や軍出身者が多かったインドネシアのこれまでの政治指導者と違い、貧困家庭出身なので今回の選択はもっともな対応なのかもしれない。地方インフラ整備を優先させるのはインドネシア庶民の本当の気持ちをくんでのことと思う。
インドネシア新幹線は白紙撤回されたが、2015年になってタイのチェンマイ新幹線、バンコク郊外高速鉄道パープルラインなど日本が受注した海外鉄道インフラ事業はドイツや中国などのライバル国にぼろ負けしていた数年前よりは若干ましになった。 しかしその一方、マレーシアでは中国勢の中車株機に席巻されている。同社はマレーシアの鉄道車両の80%を超えるシェア。そして2015年9月8日からクアラルンプール~パダンブサール511kmの高速鉄道旅客輸送を開始した。この鉄道は高速鉄道とはいえ軌間1000mm の高規格化で、試験走行での最高時速176km、運賃はクアラルンプール~パダンブサール81リンギ(2260円)というもの。以前の運賃からの値上げは33リンギ。 |
13:58 2015/09/12
エアアジアのヤンゴン~バンコク航空券確保する。片道確保で30US$、クレカ手数料6US$で支払総額36US$。あれ?前回ヤンゴン~バンコク2$航空券の時は空港税25$クレカ手数料6$で33$払ったと記録がある。2$航空券と支払いは3$しか変わらんやんけ。タイはビザ無し30日リミットあるので来年の正月はミャンマーになりそう。
23:26 2015/09/10
エアアジア成田~クアラルンプール便2015年8月20日より運行休止。予約してある私の11月の成田発クアラルンプール行燃油込往復総額19,730円のフライトは羽田発着便に強制変更。成田発ドンムアン行にも無料変更できるようだがタイ南部のビーチ素通りもったいないし。ハジャイフライトも確保しているし。エアアジアXクアラルンプール行はもともと羽田便あるのになんで成田発着便を運航させるのか謎だった。私の予約は強制変更されるも羽田よりずっと遠い成田に行かなくて済むので若干ありがたい。
次のクアラルンプール発ハジャイ行フライトまでの乗り継ぎ時間20時間あったのに6時間になる。おかげでクアラルンプールの蒸し暑い窓なし独房宿に宿泊する必要もなくなった。帰路便も羽田着になるが夜22時30分着。ディレイで終電なくなり深夜空港足止めの可能性ある香ばしいフライト。
今11月の出国までに短期でハワイに行けるか模索中。別にジェットスター大阪行きもあるし。ようやくびー旅が盛り上がり始める。日本の私は引きこもりなのでいい加減ネタも尽きてくる。
10:12 2015/09/04
先日8月22日ジェットスターで東京大阪片道1990円(実際は2800円)のセール航空券確保したばかりだが、そのジェットスターがまた9月4日10:00~9月7日18:00
に、国内線1990円セールをやっている。前回のセールの反響がよほどよかったのか。
ジェットスターのこれらのセールにつられてピーチやバニラも同様のセールスプロモーションをやっている。やはり現状はジェットスターが利用者サイドに立った価格競争のけん引役か。JAL系だが唯一日本国内線主要路線を飛ぶ「独立した経営権を持つLCC」だ。ジェットスター国内線、成田第3ターミナル、関空、南海電鉄、釜ヶ崎安宿の実録近日公開。
ジョグジャカルタ駅 トゥーグ TUGU からの距離
車内販売の現地の駅弁ナシブンクス5000Rp(40円)。包んでいるのはバナナの葉っぱ。おいしいと私は思う。翌日下痢せず。これとは別に1万5000Rpの皿に盛り付けた車内販売の食事もある。
155. コーケー遺跡
156. 大プリアカン
157. ハジャイ空港
158. フライトコモディティ
159. サムイ島雨季
160. 新宿格安ホテル
161. ジェットスター予約
162. インドネシア新幹線
163. ESTA個人取得方法
164. 格安ハワイ個人旅行
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166. 大阪1泊500円激安宿
167. エアアジア無料航空券
びー旅ロード2013
びー旅ロード2015
べッチャー
ジョグジャ駅レストランメニュー 大まかにゼロを二つ取れば日本円。
1 IDR = 0.008117 JPY
1 JPY = 122.37 IDR
2015/09/25 9:30
若干段差あり ノンステップバスの対極
鶏肉弁当40円
スマホ充電用コンセント付
インドネシア鉄道食堂車
イオンカード(WAON一体型)
海外ATM利用にはVISA・Master提携カード必須。年会費無料。電子マネーWAON一体型カード
ホテル日航関西空港
スーペリアツイン1泊1室 18,055円~ 早割プラン1泊1室 14,953円~
空港から歩いてチェックインできる関西空港内唯一の空港ホテル。空港&駅直結、大阪市内最短35分。1室料金なので二人で泊まれば1人あたりは半額。
スターゲイトホテル関西エアポート
1泊1室 12,962円~
りんくうタウン駅直結。関空まで5分。関西空港~ホテル無料シャトルバスあり。大阪湾一望の高層ホテル。1室料金なので二人で泊まれば1人あたり半額。