2015年7月15日(水) サムイ島の雨季の間違った認識。「サムイ島の雨季は他のタイの地域とは逆。プーケットが雨季のころサムイ島はベストシーズン」は大ウソ。毎年夏前にこのガセ情報が出回る。「だから夏休みにはサムイ島に行こう」の現地でカモを待つ方々の営業トークなのだろうが実際は全く違う。誰か本当のことを言ったほうがいいとかねてから感じていたが、誰も言わないのでこのサイトで事実を公開。 サムイ島の雨季は基本的にタイのほかの地域と変わらない。差があるとすればサムイ島は年間通して雨が多く、乾季と呼べる期間は下の月別降水量の表の通り、他の地域より短く2月~4月の3か月ほど。 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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130.6 | 56.2 | 65.6 | 75.0 | 143.6 | 108.7 | 123.2 | 121.4 | 117.0 | 303.5 | 490.4 | 210.7 |
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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9.0 | 30.0 | 29.0 | 65.0 | 220.0 | 149.0 | 155.0 | 197.0 | 344.0 | 242.0 | 48.0 | 10.0 |
バンコクやプーケットが乾季を迎える11月~1月にもサムイ島では降水量は多く、南国の青空は望めない。5月~8月は雲は多めでも晴れ間が全くない訳ではない。3日曇って1日かろうじて晴れるような状態が続く。現地の営業トークはこの期間を無理やり乾季とこじつける。しかしビーチに行ってドン曇りなら、それは旅行者側から見ればどんなもっともらしい説明をされても間違いなく雨季だ。少なくとも下のバンブー島(ピピ島脇)のような完全乾季、連日ド快晴の海のキラキラ感は5月~8月のサムイ島にはない。
バンコクの夜の観光なら雨季でも問題はないが、きれいなビーチを求めてやってくる観光客に雨季のガセ情報は痛い。この下の写真通り、天気で海は全く違う表情になる。ここ数年のサムイ島(パンガン島、タオ島も同じ)月別降水量平均値から旅行者目線の正しい雨季情報を公開。
サムイ島とはバンコクから直線距離で南に470km、タイ中部マレー半島の西側タイランド湾側スラタニ北東75km(ドンサク~ナトン35km)にある島。北20kmにパンガン島、50kmにタオ島、西20kmにアントン国立公園の島々がある。 サムイ島にはバンコクエアウェイズの私設空港しかなくバンコクからサムイ島直行の空路が独占され高値固定されている。Web Freedom という通常フライトで往復35,000円程。独占して高値維持という古い時代の航空業界の悪習が健在の痛い路線。エアアジアがサムイ島より遠いバンコク~プーケット片道6,000円で飛ぶのと対照的。 |
バンコクからはカオサン発のジョイントチケット(バスとボートが込みになっているチケット)で行くと安く手間なく行ける。個人で陸路で行く場合の拠点はスラタニ。ただ鉄道駅のあるプンピンやバスターミナルのあるスラタニの町からサムイ島行の港、ドンサク港までは道のりで65kmあり、慣れない旅行者が個人で行くと駅やバスターミナルからのドンサク港へのタクシー代で強烈にぼられたりする。なので現地情報に疎い場合ジョイントチケットで行ったほうがいい。ちなみにスラタニの旅行会社で買うサムイ島行ボートチケットには通常港までの送迎は含まれている。カオサン発のジョイントチケットもドンサク港までの送迎込みで、カオサン発のタオ島(チュンポン経由)やパンガン島行もある。
サムイ島はビーチリゾートとして名が知られているが、サムイ島のビーチにはアンダマン海のピピ島やシミラン諸島、スリン島、ラチャ島、クラダン島などの強烈なテンションはない。海の透明度もタオ島の方がまだまし。プーケットの各ビーチとの比較ならいい勝負だが。
サムイ空港はバンコクエアウェイズ(PG)の私設空港なのでそこを独占して使うのは何の問題もないのだが、独占路線を利用して不自然な高値を設定しているのが日本の沖縄離島路線のようで気分が悪い。 2015年現在独占利用が観光の妨げになっているとの批判から、タイ国際航空、中国南方航空、シルクエアがサムイ空港に乗り入れている。しかしタイ国際航空は仲間内の親会社。南方航空は広州発着でチャーター便、シルクエアは定期便だがシンガポール発着。金はあるけど旅の要領は悪い客層(専門用語でカモという)を呼び込む態勢か。結局縁のない他社にバンコク~サムイ路線は渡さず独占を続けている状態は変わっていない。 |
タイのビーチは雨季と乾季がはっきりしていて雨季のマレー半島上空は雨雲の通り道になってひっきりなしに雨雲が上空を通過する。今はネットで世界の衛星画像が見ることができるので、サムイ島の7月がベストシーズンかどうかはその時期のサムイ島付近の衛星画像をチェックすればわかること。雨雲がずっととどまっていることはないが次から次に雲が通る様子が確認できる。
乾季になるとその流れる雲がほとんどなくなり連日快晴になる。雨季にも晴れ間はあるが、日の出から日の入りまでほぼ雲一つないきらめくような「乾季の快晴」になることはない。雨季の降雨量の少ない時期は、雨は降らなくとも日中ほぼ曇り空。きまぐれに短時間に空の3分の1くらいに青空が現れる感じだ。その限られた時間に、その青空部分を撮影すると「雨季なのに晴れました」画像を撮ることができる。
乾季12月~4月のアンダマン海方面に行けばほぼ連日快晴で雲一つない状態が続く。確かにサムイ島の5月~7月の雨季の始まりには晴れ間はあるが、その晴れもテンション低い微妙な晴れ。南国ビーチに天気は大切だと思う。天気の懸念のない時期に行く方が賢明だ。
1:36 2015/07/03
最近ガパオライスなるものが日本で流行っている。タイ料理のパッガパオのこと。うまいと日本のみなさん言っている。まじか?いやいやパッガパオはまじいだろ。私が現地の屋台で必ず避ける激マズ料理だ。
タイ人仕様の現地屋台の本格パッガパオは辛過ぎて味なんてしないぞ。現地のパッガパオは激辛の生唐辛子まるまる3個くらいみじん切りすりつぶし状態で入っていて食べると口の中がいたくなる。ただ日本のガパオライスなるものは私はまだ食べたことはない。たぶん日本人の口に合うようにアレンジされていると想像する。
私は周りのタイ人がパッガパオ食べる中(確かにタイ人はこやつが大好きだ)、パックパットムーラートカウ(肉野菜炒め定食)をいつも食べる。こちらの方がずっとおいしいのに。両方とも40THBくらい。
149. ドンムアン空港格安食堂
150. カオサンからドンムアン
151. バンテアイチュマール
152. カンボジア5大遺跡
153. サンボープレイクック
154. プレアヴィヒア寺院遺跡
155. コーケー遺跡
156. 大プリアカン
157. ハジャイ空港
158. フライトコモディティ化
159. サムイ島雨季
160. 新宿格安ホテル
161. ジェットスター予約
162. インドネシア新幹線
びー旅ロード2013
びー旅ロード2015
雨季のサムイ島ラマイビーチ Koh Samui Lamai Beach 最初から雨季の味を味わう気がない場合は「大丈夫、夕方スコールがある程度」の営業トークにのせられず、雨季を避けたほうがいいような気はする。
比較のための乾季のクラビ
雨季のサムイ島 ラマイビーチ この時期はタオ島、パンガン島も同じ状態。雨季に盛んに喧伝されるパンガン島フルムーンパーティーは、曇っていても問題ない夜にイベントをすることで客寄せする現地のアイデアとの説もある。どの道パーティーをしないと盛り上がらない海外旅行は寂しい。
サムイ島
晴れているといえば言えなくもない微妙な雨季の晴れ
サムイ島はレンタルバイクが安い
手前の青いのが私が借りた1日100THBのバイク
サムイ島~ドンサク港フェリー
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バスごとフェリーに乗る