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びー旅ロード009 「雨季について」

◆009 雨季について 海外旅行と雨季  2008年6月18日(水)


ビーチのイメージは天気でかなり変わる
先日、知人のタヒチ新婚旅行の話を聞いた。二人で総額100万円以上かかったそうだ。ただタヒチは今現在そんなに高級リゾート限定という訳でもなく、成田発の場合かなり安めのツアーがでており、航空券、ホテル込みで9万円台からある。行ける最低ラインはモルディブの方が高い。とはいえびっくり料金ホテルや水上コテージ選択すれば値段は天井知らずで上がってはいく。

この話で「きっついな」と思ったのはツアーの時期(2月)はタヒチの雨季にあたり、むこうではずっと雨だったということ。値段から察するに雨季割引のようなものは適用されてはいない様子。よく言われる旅先の天気に関する根拠のない迷信?に「雨が降るのは普段の行いが悪いから」というものがあるが、少なくともこれは海外旅行では当てはまらない。すべての地域という訳ではないが、行き先が海外の場合、雨が降るのはもっと単純な理由…「雨期に行くから」だ。

海外の渡航先の場合、雨季と乾季がはっきり分かれている地域が思っている以上に多い。そういう場所を選択した場合、乾季に行けばたとえ普段の行いがとんでもなく悪い人が行こうが、天気は連日ほぼ快晴になる。その逆も然り。先のタヒチのツアーの場合も、知人は旅先から帰って来て雨季だったと知ったそうだ。ご本人の事前リサーチ不足といえばそれまでなのだが、誰か行く前に「雨季だよ」とひとこと言う人はいなかったのかな…と人事ながら思う。タヒチが雨季の時期に乾季のビーチは他にいくらでもある。ツアーを扱っている代理店の人間はそれを重々承知の上で、タヒチの乾季の快晴ビーチのパンフレット見せて紹介したんだろうなと勝手に想像。雨季のビーチに大金はたいて行っていただける貴重なお客様な訳だから、その気持ちわからなくもない。

雨季といっても渡航先によっていろいろあり、連日鉛色の空で、青空が全く見えない状況が延々続く雨季もあれば、晴れと雨が短期間に入れ替わるタイプもあるし、夕方のスコールのみという場合もある。天気のことなので不確定要素は多分にある。ワイキキのようにもともとは夕方スコール雨季タイプの地域でも極まれに数日間延々ドン曇という事もあるし、タイ南部のように延々ドン曇雨季タイプの場所でも晴れ間は全くないわけではない。

ただそれを逆手にとってカンボジアのような延々ドン曇が続く可能性が高い地域に「雨季でも夕方スコール程度」の言い回しで客引きするツアー会社もあってつられる旅行者も多い。しかしそんなふうにつって、滞在中ずっと雨やドン曇だった場合はどうするつもりなのだろう。「天気のことは誰にもわからない」と開き直るのか、あるいは「普段の行いが悪いから」と暗黙の了解を求めてくるのだろうか。

たとえ「雨は一滴も降らない」状況でもずっとドン曇なら、手配で食ってる側はホクホクだが、ビーチや遺跡目当てできている旅行者側はかなり痛々しい思いをする。私がもしそういう状況になったら、そんな会社を次回以降利用することは多分ない。

 

雨季ビーチ 昼間なのに真っ暗

彼らは決まって雨季の晴れ間を強調するが、どの時間に土砂降りになるかは予測不可。帰国日空港に向かうバスの中で晴れて、アンコールワット境内にいるときに土砂降りという状況を避ける手段はない。そしてもしそうなった場合、それは「普段の行い」のせいではなく、「雨季に来ている」せいなのだ。逆に言えば乾季に行けばそういうことに気を使う必要は全くないということでもある。

とはいえ、私自身もそうだがやはり「行きたい時がベストシーズン」ということは確かにある。雨季と知った上でその独特の味を楽しむつもりが最初からあれば問題はない。だが実際はインターネット上の海外旅行体験談も「雨季なのに晴れました」報告はあっても「ずっと雨だった報告」は自慢にならないので少ない。渡航先のマイナスイメージを一切排除したいいことづくめの営業トークを否定はしないが、旅行者の立場に立って本当のことを言うサイトがもっとあってもいいような気はする。

補足:タヒチの雨季は12月から3月くらいまで。12~1月は特に降水量が多い。今現在タヒチは乾季真っ只中。2月頃はびー旅ドットコムでも紹介のピピ島、プーケットなどタイをはじめとするアジアのビーチが乾季で連日快晴。ピピ島詳細はこちらへ 雨季その2はこちらへ

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乾季のピピ島 写真は2006年3月7日撮影 ピピ島の乾季は11月~4月。


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