びー旅ドットコム 第29回 アンコールワット格安旅行3
シェムリアップ ゲストハウス 安宿
シェムリアップ快適格安生活と現地物価2018
アンコールワット個人旅行で利用する宿はゲストハウスか、ホテルかに分けられる。シェムリアップのゲストハウスは個室で1泊5US$から。1泊8$だせばかなりまともな部屋に泊まれる。また2016年5月現在、1泊1,000円以下のゲストハウスでも予約サイトから日本語ネット予約ができるようになっている。ホテルは1泊3000円くらいから。日本なら1泊数万円するようなプール付きの豪華ホテルが物価の安いカンボジアなら数千円で泊まれる。
アンコールトップ アンコール2 アンコール3 アンコール4 プノンペン ストゥントゥレン◆ ダーラーゲストハウス
Dara Guest House
ファン部屋 1泊 8US$~
エアコン部屋 1泊 15US$~
#010 Sivatha street
- Siem Reap Provincial Town
E-mail : moeun_charya@hotmail.com
Tel : (855) 1263 04 48
(855) 9960 93 73
宿に直接メールか電話で予約する。英語可。日本語不可。すべての部屋がツイン・ダブル仕様なので2人で泊れば一人当たりは半額になる。全室トイレシャワー付。2014年隣にケアマートというおしゃれなコンビニができて宿の規模は以前より縮小された。
シバタ通りの一等地にある現地の方経営の優良宿。宿に専属トゥクトゥクが複数いるのでアンコールワットツアーをフロントで頼める。また長距離バスチケット売り場がこの宿の入口にある。宿泊客は無料でワイファイが使える。宿代はチェックアウトの時まとめての支払いでかまわない。メール、電話予約の際の予約金不要。
まず空港でトゥクトゥクをひろったら「シバタストリートのラッキーモール」を目指す。クメール語で「ナウ チッ ラッキーモール」。これをトゥクトゥクに連呼する。
ダラゲストハウスはそのラッキーモールから300mほど先(南)のシバタ通り沿いにある。「ケアマート CARE MART 」というピンク色のコンビニ(写真上)の隣。
空港方向からならトゥクトゥクでラッキーモールを過ぎてそのまま10秒ほど行けば右側に ピンクの「CARE MART」が見えてくる。その隣がダラゲストハウス。入口を大きなマンゴの木が遮っている。クメール語で「もうちょっと先に行ってくれ」は「タウ ボンテッ」。
位置的にはシバタ通り沿いのラッキーモールとパークハイアットという1泊3万円のホテルの中間。パークハイアットの30mほど手前。シバタ通りの右側にピンクのケアマート
CARE MART を目印に探せば見つかる。見方を変えればダラは1泊3万円のホテルと同じロケーションで1泊8$の穴場宿ということもできる。
パーム ガーデン ロッジ Palm Garden Lodge 無料Wi-Fi、無料朝食、無料空港送迎あり。シバタ通りからソクサン通りを1kmほど入ったところ。2010年オープン。トイレシャワー付。 ツインファン1泊 757円~ / ツインエアコン1泊 1,262円~ アゴダで予約はこちら |
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トロピカル ブリーズ ゲストハウス Tropical Breeze Guesthouse 無料Wi-Fi、無料空港送迎あり。オールドマーケットから橋を渡った川向うの宿。2008年オープン。トイレシャワー付。 ツインファン1泊 1,043円~ / ツインエアコン1,565円~ アゴダで予約はこちら |
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グリーン パーク ヴィレッジ ゲストハウス Green Park Village Guesthouse 無料Wi-Fi、無料空港送迎あり。 国道6号をバスターミナル方向へ2kmほど進んだ新興ホテルエリアにある。2007年オープン。トイレシャワー付。 ツインファン1泊 1,017円~ / ツインエアコン1,270円~ bookig.comで予約 |
上のような現地の宿に宿泊した場合、宿のフロントにアンコールワットのツアーを依頼できる。宿専属のトゥクトゥクドライバーが現地料金で行う。事前予約の必要なく、前日に頼めば翌朝から遺跡巡りができる。アンコールワットサンライズを見るには早朝まだ暗いうちからシェムリアップをでないとならないのでそういう場合は事前打ち合わせ必要。 トゥクトゥクの相場は2014年10月現在小回り1日10US$~、大回り1日15US$~。基本交渉制で値段は若干上下する。宿のフロントではバンテアスレイやベンメリア、トンレサップ湖などのツアーにも応じてくれる。また宿はバンコクやプノンペンへのバスの手配にも対応してくれる場合が多い。 |
シェムリアップに限れば英語もクメール語もしゃべれなくとも個人旅行はできる。しかし言葉が通じないとぼったくられる可能性が高くなる。現地物価は「クメール語料金<英語料金<日本語料金」なので。英語しか話さない旅行者には強気に出る現地のぼったくりマンも、クメール語で対応するととたんに元気がなくなる。現地地元民料金で旅ができるかどうかの境界線は相手に「こいつなら地元民料金でも仕方ねえな」と思わせるかどうか。またぼられたとしても日本人からみれば小銭で、よほどのことがない限りぼられる金額は百円単位。
シェムリアップ周辺には供給過剰状態のゲストハウス多数。日本人経営の完全日本語体制のゲストハウスもあるがその手の日本人宿は私の得意分野でないので省略。わざわざ海外にまで行って日本人と触れ合おうとする旅行者の気持ちは私には理解しづらい。 予約なしで当日確保で現地入りした場合、安宿の支払いは大抵1日ごとにその日の朝にその日の分を払う。まとめて前払いすると予定が変わって宿を出るときに払いすぎた分を取り戻すのが面倒なことが多い。電話予約の場合も前日に1日ごとでいい。 トゥクトゥクへの支払いは通常ツアー終了後に払う。チップは必要ないが問題なくツアー終了したなら気持ちあげるととても喜ぶ。 |
海外個人旅行で途上国訪問の場合、現地物価の恩恵を十分に受けられる利点がある。日本では予算オーバーするようなランクのホテルにカンボジアなら日本では考えられないような安い値段で宿泊できる。なので「1泊数百円のゲストハウスでなければ絶対やだ」というような激安にこだわりがないなら、気軽に贅沢のできるホテル滞在も悪くない。
日本が真冬で雪が降っている頃にカンボジアは乾季で連日快晴。最高気温は30度越える。そんな中遺跡観光の合間に真夏の日差しを浴びて豪華ホテルの屋外プールに入れるのは日本人の我々にはとてもありがたい。
カンボジアの物価は日本の5分の1ほど。日本人の感覚では格安料金でも現地物価を考えれば十分高級ホテル。またこのランクのホテルは無料空港送迎がある。低価格に優雅で豪華な休日を自力手配できるのもカンボジア個人旅行のメリット。日本からのツアー参加だと現地物価の恩恵は受けられにくい。以下、日本からネット予約できる豪華ホテル。表示の料金は1泊1室料金なので2人で泊まれば一人あたりは半額になる。
プリンスダンコールホテル & スパ
Prince D'Angkor Hotel & Spa
1泊1室 6,774 円~
オールドマーケット徒歩12分、シバタ通りのラッキーモール向かい。豪華ホテルなのにカンボジアなので料金は格安。無料Wi-Fi、フィットネスセンター、バー、ラウンジ、屋外プールあり。フロント日本語可。
キャンセル料なし
アゴダで予約
アンコールセンチュリーリゾート
Angkor Century Resort
1泊1室 7,707 円~
国道6号線沿いの豪華ホテル。豪華ホテルなのにカンボジアなので料金は格安。
キャンセル料なし
無料Wi-Fi、フィットネスセンター、バー、屋外プールあり。朝食ビュッフェ無料
アゴダで予約
ロイヤル アンコール リゾート
Royal Angkor Resort
1泊1室 9,458 円~
国道6号線沿いの豪華ホテル。豪華ホテルなのにカンボジアなので料金は格安。
キャンセル料なし
1泊以上なら宿泊料65% OFF
空港送迎無料 無料Wi-Fiあり
朝食ビュッフェ無料 屋外プールあり
アゴダで予約
booking.comで予約
アンコールホテル
Angkor Hotel
1泊1室 4,294 円~
国道6号線沿いの豪華ホテル。豪華ホテルなのにカンボジアなので料金は格安。
無料Wi-Fi、フィットネスセンター、バー、ラウンジ、屋外プールあり。無料朝食ビュッフェつき。キャンセル料なし
アゴダで予約
ロイヤルクラウンホテル
Royal Crown Hotel & Spa
1泊1室 7,933 円~
オールドマーケット近く、川向うの豪華ホテル。豪華ホテルなのにカンボジアなので料金は格安。無料Wi-Fi、フィットネスセンター、バー、ラウンジ、屋外プールあり。無料朝食ビュッフェつき。
キャンセル料なし
アゴダで予約
booking.comで予約
バンコクからフライトでシェムリアップ空港に入る場合、入国必要書類は機内で水平飛行に入ったらすぐに配られる。渡される書類は3枚で①入国カード②ビザ申請用紙③税関申告書。バンコク~シェムリアップは50分ほどの短時間フライトでこの3枚を書き終わったら下降はじめるような感じ。 シェムリアップ空港のアライバルビザのカウンター前は長い列ができているが、手際いいのでさほど時間はかからず通常30分くらいで観光ビザ取得できる。空港でとる場合はポイペトのように割高になることはない。 シェムリアップ空港からシェムリアップ中心部のホテルエリアまでは約8km。2014年10月現在市バスも空港バスもなく、空港から市内ホテルまでタクシー7US$、トゥクトゥク5US$が相場(1台あたり)。 |
上にあげた予約サイトを通して予約ができるホテルやゲストハウスなら空港送迎が無料でついている場合がほとんど。宿を予約せずに現地に入る場合にはシェムリアップ空港から市内まで自力で行かねばならない。空港出口にはフリーで到着した外国人観光客を待つトゥクトゥクドライバーの客引きがたくさんいる。深夜着のフライトでも客引きは大量にいて客の争奪をしているので心配はいらない。トゥクトゥクは一応交渉制だが5ドル提示すればたいていにこにこで市内まで行ってくれる。空港で客引きをしているドライバーには英語が通じる。
カンボジアの物価は日本の5分の1以下。タイやマレーシアよりずっと安い。ただシェムリアップはカンボジアの中で最も物価の高いエリアで、物価の上昇も激しい。上昇してもまだ十分安いのだけれども。また現地物価は安くとも外国人観光客はなかなかその恩恵にあずかれなかったりもする。
観光客エリアの外国人用のレストランでは日本と変わりない値段(ピザ8US$など)であることもなくはない。また缶コーヒーやコーラ、ビールなどはタイから輸入しているのでタイのコンビニよりは高い。それでもツアーで行くより個人で行った方が現地物価にはずっと近づきやすい。また遺跡内にも売店、食堂がたくさんあるが市内よりずっと料金設定が高め。高いといってもチャーハン300~400円くらい(市内なら半額)なんだけど。
物価の高いシェムリアップでも地元の方の利用する屋台やお弁当屋はある。2014年2月時点で2,000リエル(60円)の焼き肉弁当が健在だった。写真下左の現地版でかいローストチキン6000リエル(大きさで値段が違う)、ご飯1000リエル、ソムタムのもやし版1000リエル。下右のスライとは冷やしたココナッツミルクゼリー。