ベンメリアに片道280円で行く方法。ベンメリア遺跡はシェムリアップから片道約63.70km。シェムリアップから現地ツアーを利用するのが一般的。しかしそれで終わるとこのサイトの存在価値はない。地元交通機関ラーンタクシー(写真上)を使って1万リエル(280円)でベンメリアまで行く方法の解説。
2016年3月23日(水) シェムリアップ現地手配でベンメリア遺跡に行く方法は大きく3つある。 ①現地発ツアーに参加する ②トゥクトゥクをチャーターする ③地元ミニバンバスを利用する ①②が一般的で面倒の少ない方法。③が快適に最安で行ける方法だが、実行にはそれなりの要領がいる。「英語もカンボジア語もしゃべれません。海外旅行初めてです」という場合には③はむかないので、ここでの情報は「珍しい生き物の生態ドキュメンタリー」として読み流すほうがいいかもしれない。 |
③が実行可能かどうかの目安は、海外旅行で携行荷物が小さいか、宿や現地ツアーの予約なしで現地入りできるかどうか、で判断できる。荷物が大きい、予約がないと旅ができない、というタイプは③ではなく、①②を選択したほうがいい。安くなるといっても小銭なのでそれぞれの選択は「節約」というより「旅の趣向」によるところが大きい。ただカンボジアのような個人での自由旅行で味の出てくる旅行先では、無駄金払って旅をつまらなくしている旅行者も多いような気はなんとなくしている。
①現地発ツアーに参加する
シェムリアップからベンメリアには現地発のツアーがたくさんあって現地のツアー会社で手配ができる。ベンメリアはひとり28US$~、入場料5$別。3人以上が催行の条件だが、乾季なら連日大勢の欧州組観光客が参加している。1人参加でも彼らに混ざることになるのでほぼその料金で行ける。
シェムリアップのシバタ通りとその周辺に複数ある現地ツアー会社に前日予約して翌日ツアーに行くのが一般的。写真右上、左下は現地ツアー会社のポスター。2016年3月の料金。宿泊のホテルフロントで予約できる場合もある。現地発28$ツアーは日本からの予約はできない。日本から予約できるツアーは割高の日本人料金が適用される。ツアーは大型バス(写真上)かミニバンバス利用。ツアー申込にカンボジア語は必要ないが英語が話せたほうが望ましい。ツアー当日は宿泊のホテル前ピックアップ。ツアー代金は申し込むツアー会社によって若干上下する。おおまかにベンメリア28US$~、ベンメリアとコーケーと組み合わせたツアーは50US$~、プレアヴィヒア寺院50US$~。ちなみに日本の「HIS」コーケー遺跡群とベンメリア1日観光は
170US$ らしい。
②トゥクトゥク等をチャーターする 宿泊のホテルやゲストハウスにはお抱えのトゥクトゥクがいるのでフロントに頼めば手配できる。こちらも前日手配翌日催行が一般的。ベンメリア往復20~30US$。1台料金なので複数名で利用すれば1人あたりは割った金額になる。遺跡を回っている間ドライバーは駐車場で待っていてくれる。 トゥクトゥクのほかにバイクタクシー(15US$~)や普通乗用車(50US$~)もチャーターできる。料金は交渉制。トゥクトゥクに定員はないので15$に値切って5人で行けば1人3$で行ける。地元の方の10人曲芸乗りは珍しくはない。片道2時間、往復4時間曲芸乗りに耐えねばならないのが難。 |
…と、ここまでが詳細解説必要のない一般的なベンメリア個人ツアーの方法。③は地元の方が利用するミニバンバスを利用してベンメリアに行く。片道1万リエル(280円)所要1時間20分と快適に安く行けるが、最もワイルドな方法。若干要領いるので刺激を求める旅人向け。ミニバンバスに英語は通じないので簡単なカンボジア語会話が必要。ただこのページの情報があれば最悪行先連呼でたぶん何とかなる。「カンボジア語しゃべれないけどびー旅情報で大プリアカン行けました」との報告受けているので。
利用するプレアヴィヒア市行のミニバンバスのシェムリアップでの乗り場はプサールー向こうの6号線路上。シバタ通り周辺のホテルエリアから徒歩30分。バイタク3000リエル。2015年2月まであったプサーサマキ前の乗り場は2016年現在なくなっている。 ベンメリアに行く場合のミニバンバスの行先は「プレアヴィヒア市行」だが、「プレアヴィヒア寺院」ではないので注意。プレアヴィヒア市とプレアヴィヒア寺院は80kmも離れていて全く別の目的地。地元ミニバンバスに「プレアヴィヒアに行く」といえば「プレアヴィヒア市」に連れていかれる。プレアヴィヒア寺院に行くには「プレアヴィヒア市行」でなく「スラエム行」とややこしい。 |
ベンメリアからの帰りの足はプレアヴィヒア市方向から流れてくるミニバンバスを64号線路上(写真右)で手を振って確保する。
決まった乗り場はなく右のような何もない道路脇で30分待つ態勢が必要。上の赤丸で囲ったエリアは右写真の左側部分にあたる。64号線が90度折れ曲がるカーブ直前なのでミニバンもスピードを落とし捕まえやすい。赤丸エリアには飲み物などを売っている地元売店が複数ある。この64号線にはプレアヴィヒア市発ばかりでなく、朝ラタナキリやストゥントゥレンを出発したラーンタクシーが12時~15時ころに複数台やってくる。
「乗りますアピール」が薄いと停まってくれないのでこれでもかというほど過激に乗りますアピールをする。通過されるとさらに30分待ちになるのでそのつもりで。カムリなどのシェムリアップ行乗り合いタクシーも通過するが何の看板もなく一般車と区別しにくいのが難点。ドライバーには英語は全く通じない。簡単なカンボジア語を覚えて行くことを推奨するが、びー旅スタイルを抵抗なく受け入れられる旅人なら「シェムリアップ、ムオイムーン(1万リエル)、OK?」連呼で多分なんとかなる。
シェムリアップ行ミニバンバスは昼間ならほぼ30分おきにやってくるが夕方以降はぴたりと来なくなるので朝行って12時~14時ころまでに帰りのバス確保するのがベスト。6号線まで出ればバイタクもトゥクトゥクもすぐ捕まるので、帰りにロリュオス遺跡群によってそこで遅くなるのは問題ない。
ベンメリアの北9kmのスヴァイルーには村の南のはずれに1泊5$の地元宿ミアンリアプゲストハウス(写真右)がある。地元宿なので英語不可。クメール語が得意でない場合の宿泊予約や空きの確認電話はシェムリアップでホテルフロントに頼むなどカンボジア人にしてもらうと効率はいい。
Mean Leap Guesthouse. Svay Leu
1泊1室 5US$
Tel: 097 787 1514 / 015 414 944 / 092 674 808 (英語不可)
シェムリアップからベンメリアには日帰りできるが、スヴァイルーで味のあるカンボジアローカル体験したい場合はここに宿泊も悪くない。シェムリアップではできない体験ができる。宿の周りには何もないが500mほど北に歩けばスヴァイルー村に地元食堂や売店がある。またこの宿からプーンコムヌーまでは片道8km。スヴァイルーにいるバイタクで往復5US$で行ける。
この先の64号線プレアヴィヒア市手前のスラヤン(コーケー)にもクレンにも地元宿がある。もちろんプレアヴィヒア市にも複数の地元宿がある。1泊6$前後。64号線を北上、宿泊しながらプレアヴィヒア寺院までの超大回りコースをゆるゆる巡るのもいいかもしれない。
シェムリアップ現地発ベンメリアツアー28US$(2016年3月時点) 前日予約翌日催行が一般的。ホテル前ピックアップ。3人以上料金だが乾季なら連日たくさんの欧州組が参加しているのでそれにまぎれこむ感じ。現地格安ツアー参加の条件は日本から予約しようとしないこと。
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シェムリアップ発プレアヴィヒア市行ラーンタクシー車内。ベンメリアにもコーケーにも280円で行く。トゥクトゥク平均時速40km、ラーンタクシー90kmなので所要も短い。
こちらは反対側プレアヴィヒア市発シェムリアップ行ラーンタクシー
このスタイルのピックアップトラックを現地ではニッサンと呼ぶ
6号線で客待ち待機中のプレアヴィヒア市行地元ミニバンバス
64号線時速90kmで激走中プレアヴィヒア市行ラーンタクシー。バンルン発シェムリアップ行はストゥントゥレン郊外で時速120kmで爆走していた。
パークハイアットシェムリアップ
1泊1室33000円~ 予約はこちら
ベンメリア
チケット売り場 64号線沿いベンメリア遺跡南門手前1.28 kmにある。入場料1人5US$。最近入り口でのチケットチェックがない場合もあるのでチケットなしスルーもできなくもないのだが… こういうことをネットで書くと途端にチェックが厳しくなるので何とも言えず。
過積載 時速60kmで快走中
ベンメリア
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ベンメリア遺跡
トゥクトゥク
過積載 トラックはこの状態であまりスピードは出さない。おそらく危険だからだ。