ベンメリア遺跡個人ツアー

ベンメリア遺跡 現地個人ツアー

びー旅ロード170ベンメリア遺跡 現地個人ツアー

ベンメリア遺跡に地元バスで280円で行く

ベンメリア遺跡 現地発格安個人ツアー2016


ベンメリアに片道280円で行く方法。ベンメリア遺跡はシェムリアップから片道約63.70km。シェムリアップから現地ツアーを利用するのが一般的。しかしそれで終わるとこのサイトの存在価値はない。地元交通機関ラーンタクシー(写真上)を使って1万リエル(280円)でベンメリアまで行く方法の解説。


169. 炎天放浪エピローグ  びー旅.com  ロード2016  171. プノンペン市バス

遺跡の鬼への道  炎天放浪2016  ベンメリア2016  ベンメリア2012
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ベンメリア遺跡に行く3つの方法2016

2016年3月23日(水)
シェムリアップ現地手配でベンメリア遺跡に行く方法は大きく3つある。

①現地発ツアーに参加する
②トゥクトゥクをチャーターする
③地元ミニバンバスを利用する

①②が一般的で面倒の少ない方法。③が快適に最安で行ける方法だが、実行にはそれなりの要領がいる。「英語もカンボジア語もしゃべれません。海外旅行初めてです」という場合には③はむかないので、ここでの情報は「珍しい生き物の生態ドキュメンタリー」として読み流すほうがいいかもしれない。

③が実行可能かどうかの目安は、海外旅行で携行荷物が小さいか、宿や現地ツアーの予約なしで現地入りできるかどうか、で判断できる。荷物が大きい、予約がないと旅ができない、というタイプは③ではなく、①②を選択したほうがいい。安くなるといっても小銭なのでそれぞれの選択は「節約」というより「旅の趣向」によるところが大きい。ただカンボジアのような個人での自由旅行で味の出てくる旅行先では、無駄金払って旅をつまらなくしている旅行者も多いような気はなんとなくしている。



ベンメリア南門前の駐車場 今は一般観光客向けのツアーバスがたくさんある

プノンペン公共バス2018    カンボジア鉄道2018    イオンモールプノンペン


①現地発ツアーに参加する

シェムリアップからベンメリアには現地発のツアーがたくさんあって現地のツアー会社で手配ができる。ベンメリアはひとり28US$~、入場料5$別。3人以上が催行の条件だが、乾季なら連日大勢の欧州組観光客が参加している。1人参加でも彼らに混ざることになるのでほぼその料金で行ける。

シェムリアップのシバタ通りとその周辺に複数ある現地ツアー会社に前日予約して翌日ツアーに行くのが一般的。写真右上、左下は現地ツアー会社のポスター。2016年3月の料金。宿泊のホテルフロントで予約できる場合もある。現地発28$ツアーは日本からの予約はできない。日本から予約できるツアーは割高の日本人料金が適用される。ツアーは大型バス(写真上)かミニバンバス利用。ツアー申込にカンボジア語は必要ないが英語が話せたほうが望ましい。ツアー当日は宿泊のホテル前ピックアップ。ツアー代金は申し込むツアー会社によって若干上下する。おおまかにベンメリア28US$~、ベンメリアとコーケーと組み合わせたツアーは50US$~、プレアヴィヒア寺院50US$~。ちなみに日本の「HIS」コーケー遺跡群とベンメリア1日観光は 170US$ らしい。



ベンメリア遺跡 入場料5US$ 地元交通機関を使って片道280円で行ける。

びー旅ロード関連リンク
バンテアイチュマール  サンボープレイクック  プレアヴィヒア寺院  プーンコムヌー
カンボジア5大遺跡  コーケー遺跡7ドルツアー  大プリアカン  プノンクーレン



シェムリアップのトゥクトゥク                バイクタクシー、バイタクともいう

 


トゥクトゥク、バイクタクシー、普通乗用車チャーター 

②トゥクトゥク等をチャーターする
宿泊のホテルやゲストハウスにはお抱えのトゥクトゥクがいるのでフロントに頼めば手配できる。こちらも前日手配翌日催行が一般的。ベンメリア往復20~30US$。1台料金なので複数名で利用すれば1人あたりは割った金額になる。遺跡を回っている間ドライバーは駐車場で待っていてくれる。

トゥクトゥクのほかにバイクタクシー(15US$~)や普通乗用車(50US$~)もチャーターできる。料金は交渉制。トゥクトゥクに定員はないので15$に値切って5人で行けば1人3$で行ける。地元の方の10人曲芸乗りは珍しくはない。片道2時間、往復4時間曲芸乗りに耐えねばならないのが難。

…と、ここまでが詳細解説必要のない一般的なベンメリア個人ツアーの方法。③は地元の方が利用するミニバンバスを利用してベンメリアに行く。片道1万リエル(280円)所要1時間20分と快適に安く行けるが、最もワイルドな方法。若干要領いるので刺激を求める旅人向け。ミニバンバスに英語は通じないので簡単なカンボジア語会話が必要。ただこのページの情報があれば最悪行先連呼でたぶん何とかなる。「カンボジア語しゃべれないけどびー旅情報で大プリアカン行けました」との報告受けているので。



シェムリアップ6号線シバタ通り交差点からからベンメリアは直線距離では41.90kmだが、ダムデック経由だと片道63.70kmになる。大型バスはダムデックルートでないとベンメリアに行けない。トゥクトゥクやバイタクも最短ルートは道が悪くスピードが出せないのでかえって時間がかかる。
シェムリアップグーグルマップはこちら



やや大回りになるドムデック経由64号線利用せずに最短ルートで行くとこういう感じの道になる。



ベンメリア寺院はアンコールワットができる前、11世紀末から12世紀はじめかけて建造されたヒンズー教寺院。環濠幅約27m、環濠周囲3.69 km。

シェムリアップからベンメリア遺跡に280円で行く

カンボジアの長距離バスには2通りのタイプがある。30~50人乗りの大型バスと15人乗りのミニバンバスだ。シェムリアップ~プノンペンのようなメジャールートには大型バスが走っているがプレアヴィヒア市などの往来の少ないルートにはミニバンバスが主流。

シェムリアップからベンメリアに向かう64号線ルートもこのミニバンバスが複数走っている。現地名は「ラーンタクシー」。タクシーと名がつくが日本のタクシーの意味はなく、タイでいうロットゥーで乗り合いバスに近い。「ラーントーリス」ともいう。

この地元ミニバンバスを使うとシェムリアップからベンメリアに片道1万リエル(280円)で行ける。トゥクトゥクやバイタクはエンジンのパワーもなく、最初に値段が決められるのでドライバーはガソリン節約走行する。なので平均時速は40kmくらい。しかしミニバンバスは目的地が200~400km先の町なので時速90kmで爆走するため、トゥクトゥクでは2時間かかるベンメリアに1時間20分で行ける。数年前より台数が増えたので15人乗りに25人乗るぎゅうぎゅう詰め状態になることもなくなった。

ベンメリアに行くにはプレアヴィヒア市行、ストゥントゥレン行、バンルン(ラタナキリ)行のいずれかに乗って途中下車をする。ベンメリアまで片道1万リエル(280円)。料金交渉や行先確認等はドライバーとする。英語不可。遺跡の前までは行ってくれず64号線路上下車。チケット売り場(遺跡から結構離れている)でチケット買ってから遺跡まで1kmほど歩かねばならない。ちなみにコーケー(スラヤン)まで乗っても同じく1万リエル。コーケー遺跡は64号線から12kmも離れているので、ラーンタクシーで行く場合、スラヤンに宿泊してバイタク確保して翌朝遺跡群に行くのが一般的。コーケー遺跡行き方はこちら。



ベンメリア遺跡南門のナーガ

ベンメリアはシェムリアップから1時間20分で行けるのでこのミニバンバスで日帰りができる。ベンメリア遺跡は2時間あれば一通り見て回れる。私の実録のようにプーンコムヌーを回ったり、帰りにロリュオス遺跡群に寄ったりもできる。プーンコムヌーには入場料ないが、ロリュオス遺跡群にはアンコールワット入場券(1日37$~)必要。またコーケー遺跡まで足を伸ばす場合は帰りの足確保を考えると日帰りは避けたほうがいいかも。スラヤンに最低1泊はしたほうが帰りのミニバンバスが確保しやすい。


シェムリアップのベンメリア行ミニバンバス乗り場


シェムリアップ側のベンメリア、コーケー方向行ミニバンバス乗り場は上の赤丸で囲った部分。他にストゥントゥレン行乗り場からも行ける。シェムリアップグーグルマップはこちら

利用するプレアヴィヒア市行のミニバンバスのシェムリアップでの乗り場はプサールー向こうの6号線路上。シバタ通り周辺のホテルエリアから徒歩30分。バイタク3000リエル。2015年2月まであったプサーサマキ前の乗り場は2016年現在なくなっている。

ベンメリアに行く場合のミニバンバスの行先は「プレアヴィヒア市行」だが、「プレアヴィヒア寺院」ではないので注意。プレアヴィヒア市とプレアヴィヒア寺院は80kmも離れていて全く別の目的地。地元ミニバンバスに「プレアヴィヒアに行く」といえば「プレアヴィヒア市」に連れていかれる。プレアヴィヒア寺院に行くには「プレアヴィヒア市行」でなく「スラエム行」とややこしい。

 プレアヴィヒア寺院行き方解説はこちら 

この「スラエム行」はほぼアンロンベン経由なのでベンメリア、コーケーは経由しない。ただ乗客のニーズでルートは変わるので、日によってベンメリア経由するクレンルートにならないこともない。スラエム行を利用する場合には乗車前に確認が必要。また「ストゥントゥレン行」や「ラタナキリ行」でもベンメリア、コーケーを経由する。最近は一部写真下のようにリアウィンドウにカンボジア語で行先表示してある場合もあるが、ほとんど行先表示はないのでドライバーに直接行先確認する。向こうも客を探しているので行先さえ一致すればさほど複雑なクメール語会話は必要ない。

ベンメリアチケット売り場で降ろしてもらうと遺跡入り口までは1.2kmほど歩く。客待ちバイタクはスヴァイルーにはいるがベンメリア周辺にはいない。南門にいるトゥクトゥクはすべてシェムリアップからの往復チャーター利用中で、アンコールワット西門前にいるようなフリーの客待ちトゥクトゥクは皆無。またベンメリア遺跡周辺には食堂も売店も複数あるので食事や飲み物に不自由することはない。


シェムリアップ川沿いストゥントゥレン行朝8時30分発。ベンメリア、コーケー経由。ベンメリアまで片道1万リエル(2.5US$:280円)、ベンメリアもコーケーも同料金。場所詳細は上の地図参考に。

Booking.com


ベンメリア遺跡のお堀の1辺は長辺約1km。お堀の1周は3.69 km。チケット売り場から南門1.28km。

帰りのミニバンバス確保について

ベンメリアからの帰りの足はプレアヴィヒア市方向から流れてくるミニバンバスを64号線路上(写真右)で手を振って確保する。

決まった乗り場はなく右のような何もない道路脇で30分待つ態勢が必要。上の赤丸で囲ったエリアは右写真の左側部分にあたる。64号線が90度折れ曲がるカーブ直前なのでミニバンもスピードを落とし捕まえやすい。赤丸エリアには飲み物などを売っている地元売店が複数ある。この64号線にはプレアヴィヒア市発ばかりでなく、朝ラタナキリやストゥントゥレンを出発したラーンタクシーが12時~15時ころに複数台やってくる。

「乗りますアピール」が薄いと停まってくれないのでこれでもかというほど過激に乗りますアピールをする。通過されるとさらに30分待ちになるのでそのつもりで。カムリなどのシェムリアップ行乗り合いタクシーも通過するが何の看板もなく一般車と区別しにくいのが難点。ドライバーには英語は全く通じない。簡単なカンボジア語を覚えて行くことを推奨するが、びー旅スタイルを抵抗なく受け入れられる旅人なら「シェムリアップ、ムオイムーン(1万リエル)、OK?」連呼で多分なんとかなる。

シェムリアップ行ミニバンバスは昼間ならほぼ30分おきにやってくるが夕方以降はぴたりと来なくなるので朝行って12時~14時ころまでに帰りのバス確保するのがベスト。6号線まで出ればバイタクもトゥクトゥクもすぐ捕まるので、帰りにロリュオス遺跡群によってそこで遅くなるのは問題ない。



木漏れ日のベンメリア遺跡

ベンメリア遺跡周辺宿 スヴァイルー Svay Leu

ベンメリアの北9kmのスヴァイルーには村の南のはずれに1泊5$の地元宿ミアンリアプゲストハウス(写真右)がある。地元宿なので英語不可。クメール語が得意でない場合の宿泊予約や空きの確認電話はシェムリアップでホテルフロントに頼むなどカンボジア人にしてもらうと効率はいい。

Mean Leap Guesthouse. Svay Leu
1泊1室 5US$
Tel: 097 787 1514 / 015 414 944 / 092 674 808 (英語不可)

シェムリアップからベンメリアには日帰りできるが、スヴァイルーで味のあるカンボジアローカル体験したい場合はここに宿泊も悪くない。シェムリアップではできない体験ができる。宿の周りには何もないが500mほど北に歩けばスヴァイルー村に地元食堂や売店がある。またこの宿からプーンコムヌーまでは片道8km。スヴァイルーにいるバイタクで往復5US$で行ける。

この先の64号線プレアヴィヒア市手前のスラヤン(コーケー)にもクレンにも地元宿がある。もちろんプレアヴィヒア市にも複数の地元宿がある。1泊6$前後。64号線を北上、宿泊しながらプレアヴィヒア寺院までの超大回りコースをゆるゆる巡るのもいいかもしれない。

スヴァイルーからプーンコムヌー    プレアヴィヒア市ホテル宿泊


ベンメリア遺跡

●びー旅つぶやき


15:47 2016/03/21
びー旅の最近のアクセス傾向が変わった。以前アクセスランク上位はエアアジア関連のページ一辺倒だったのに今のアクセストップはアンコールワット情報。2位がエアアジア解説ページだがアンコール解説はそれをダントツ引き離しての1位。エアアジアとわずかな差で競り合っているのがESTA解説。

これはちょっと意外。確かに米国本家サイトは日本語になっていてもわかりにくく、最近リニューアルした最新システムを利用者目線で具体的に解説しているページは少ないのかもしれない。

続けてハワイ格安ホテル、ボロブドゥール、リペ島、タイビザなし入国解説、コモド島、スワンナプーム空港と続く。グーグル検索で上位表示されるというのも影響している気はする。



ベンメリア遺跡 普段地元の方を乗せている地元バイタクチャーターだと往復18ドルで行ける。



ベンメリア遺跡にはこういう巡回ルートの橋がある。


ベンメリア遺跡


ヒマラヤインパクト
パプアインパクト






シェムリアップ現地発ベンメリアツアー28US$(2016年3月時点) 前日予約翌日催行が一般的。ホテル前ピックアップ。3人以上料金だが乾季なら連日たくさんの欧州組が参加しているのでそれにまぎれこむ感じ。現地格安ツアー参加の条件は日本から予約しようとしないこと。


びー旅ロード目次

163. ESTA個人取得方法
164. ハワイ個人旅行
165. ジェットスター搭乗記
166. 西成1泊500円激安宿
167. エアアジア無料航空券
168. ハワイアンインパクト
169. 炎天放浪エピローグ
170. ベンメリア個人ツアー
171. プノンペン市バス
172 海外ATM利用法 2016
173.アンコールワット雨季
174. 海外旅行ダイエット
175. エアアジア ハワイ線
176. 日本人と英語

びー旅ロード2013
びー旅ロード2015
びー旅ロード2017



シェムリアップ発プレアヴィヒア市行ラーンタクシー車内。ベンメリアにもコーケーにも280円で行く。トゥクトゥク平均時速40km、ラーンタクシー90kmなので所要も短い。



こちらは反対側プレアヴィヒア市発シェムリアップ行ラーンタクシー



このスタイルのピックアップトラックを現地ではニッサンと呼ぶ



6号線で客待ち待機中のプレアヴィヒア市行地元ミニバンバス



64号線時速90kmで激走中プレアヴィヒア市行ラーンタクシー。バンルン発シェムリアップ行はストゥントゥレン郊外で時速120kmで爆走していた。


シェムリアップホテルネット予約

パークハイアットシェムリアップ
1泊1室33000円~ 予約はこちら



ベンメリア


チケット売り場 64号線沿いベンメリア遺跡南門手前1.28 kmにある。入場料1人5US$。最近入り口でのチケットチェックがない場合もあるのでチケットなしスルーもできなくもないのだが… こういうことをネットで書くと途端にチェックが厳しくなるので何とも言えず。


過積載 時速60kmで快走中


ベンメリア



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ベンメリア遺跡



トゥクトゥク



過積載 トラックはこの状態であまりスピードは出さない。おそらく危険だからだ。




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ベンメリア遺跡へ参道 南門

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