シェムリアップ市内からアンコールワットへの距離は片道7~8km。アンコールトムの遺跡群(バイヨン、バプーオン、像のテラスなど)を回って片道14~15km。なので徒歩で回れない距離ではない。2016年3月シェムリアップからアンコールワットとアンコールトム周辺遺跡(象のテラスまで)を3日間徒歩で回った実録。ちなみに徒歩で往復するのは初めてではなく12年ほど前に一度実行している。
往復徒歩移動距離は1日目20km、2日目31km、3日目16km。シェムリアップからアンコールワットは単純往復でも14kmあり、とても疲れるので決して人には勧めない。バスツアー参加、トゥクトゥクチャーター、レンタルバイクにレンタル自転車などを使ったほうがずっと効率はいい。ただ徒歩訪問は究極のアンコールワットエコツアーだ。昔、バイクや車のなかったアンコール王朝時代の人々は皆歩いてアンコールワットを訪問した。徒歩で回るメリット、デメリットも公開。
8:17 2016/02/29
カンボジア時間
シェムリアップのオーラルダンコールゲストハウス(1泊8ドル)で目覚める。今日も朝から天気がいい。朝のバゲットサンドがうまかった。冷たいアイスコーヒーとの最強タッグだ。この宿は後払いなのだが今日でもう6泊目であまり長い間支払いしないと悪いので今日の朝6泊分48ドル支払う。
天気がいいので散歩がてらアンコールワットにでも行こうかと思っている。トゥクトゥク?自転車?いやいや天気がいいので歩く。宿の前からだと8kmはあるので先日のバンルンからヤクロム湖よりずっと遠い。アンコールワットは入場料が高い。昨日のプノンクーレン20ドルに引き続き痛い出費じゃ。
21:17 2016/02/29 現地時間 夜パイナップルがうまい。疲れた体には果実の甘みと酸っぱさがしみる。今日アンコールワットに行く。歩いて往復…といいたいのだが行きにバイタクが「アンコールワットまで7kmを1US$で行く」というので利用してしまった。往復歩きたかったのに邪魔しやがって。でもシェムリアップからアンコールワットまで1ドルで行けるって知ってた? 帰りはバイタクの誘い無視してシェムリアップまでちゃんと歩く。プノンバケンやバイヨンまで回ったので今日の遺跡巡りは片道13.5km。往復27km。 |
そのうち往路に7kmバイタク使ったので今日の徒歩移動は往復20km。向こうではお堀でゴロゴロしたり、遺跡内でぼーっとしたりしていたので朝9時半出発17時帰還の8時間かけてのトレッキング。アンコールワットの改修工事はいまだ進行中で写真撮ろうにも醜い足場がバリバリ見える痛い状態。まだ続いてんのかとあきれる。疲れた。ページを作る元気マジでない。
アンコールワット入場券1日券20US$にするつもりが、なぜか3日券買ってしまう。40US$と高い。3日連続でなく1週間のうち任意の3日入場できる。3日連続だと疲労が取れず修行になりそう。サーバートラブルでびー旅いまだ表示されていない。今日は疲れたのでもう寝る。
5537 49US$+25500 リエル
1 KHR = 0.028円、1US$=113円で計算 6251 円
6:44 2016/03/01 現地時間 歩いていかねば価値がない。自転車じゃダメなのだ。安くするために歩くのじゃない。だって3日券40ドルも払っているのに自転車レンタル1日2$節約する意味がない。こちらの好みで歩くのだ。との勝手な思い込みで昨日アンコールワットに歩いていく。 なのに途中の激安バイタクの誘いに往復27km中、行きの7kmだけバイタク使ってしまった。失敗した。「アンコールワットに歩いていく」というタイトルにできないやんけ。1$バイタクが私の計画ぶち壊しやがった。アンコールワットに1$で行くというのもネタにはなるけど。 |
今日は朝から快晴。連日訪問はきついかなと思ったら朝起きてみたら元気回復。「今日こそバイタクの誘い拒否して必ず歩いて往復するぞ。おーっ!」っていう感じ。
アンコールワットのお堀の外で2000Rのバーイサッチュルーク弁当食べて、帰りにファイブスターででかいフライドチキン3500Rで買えるのがおいしい。暑いので売店の冷たい水がありがたい。小さいペットボトルの値段は場所によって値段が違い1000~2000R。今回は飽きるほど回っている大回り小回りの遺跡群はどうでもいい感じ。
ここでの最大のハイテンション遺跡はアンコールワットでしょ。毎日そこへ歩いていける。こんなハッピーな状況ないやんけ。バリバリ快晴。部屋でパソコンいじるにはもったいない天気なので今日もこれからアンコールワットに歩いていってくる。
21:22 2016/03/01 現地時間 やったぜ。今日は完璧。歩いてアンコールワットを往復した。途中何度もトゥクトゥクやバイタクの勧誘跳ねのけ、ノーリードわんことのバトルしながら徒歩往復。しかも5km先のバイヨン、バプーオン、像のテラスまで回るフルコースメニュー。総距離は31.0 km。 強烈に疲れた。食欲なくなるほど。さっきフライドチキン食べたけど。朝8時に行って夕方17時半に帰ってくる1日ツアー。ふくらはぎが痛くて階段おりにくい。人生で30km歩くことなんてそうはない。疲れたけどそれ以上に楽しかった。今回は大回り小回りの遺跡群は全く眼中にない。 |
遠方のしょぼい遺跡見て回った後だけにアンコールワットの強烈インパクトが余計にしみる。ほかの遺跡行く必要ない。アンコールワット見ながら遺跡の石の上でゴロゴロ。2日続けて歩いて疲れた。昨日と違って今日はバリバリ快晴。3日券買って正解。びー旅いまだ表示されず。サーバー復活は3月7日。
さっきエアアジアのウェブチェックインすます。プノンペン→クアラルンプールと、クアラルンプール→羽田。そうなのだ。帰国カウントダウン状態。3か月にわたる炎天放浪最終章。公開されてないんだけど。もう寝る。
8US$+23500リエル
1 KHR = 0.028円、1US$=113円で計算 1562 円
6:29 2016/03/02
カンボジア時間
10時に寝て5時に起きる健康生活。今早朝の髪染中。昨日アンコールワットとアンコールトムを徒歩で往復する。
1日間おいてページ制作に充てようかと持っていたら、朝から雲一つない快晴。おとといは晴れていたが雲が多めで今一つ納得のいく画像が撮れていなかった。前日の疲れも取れていたのでアンコールワット徒歩往復実行する。朝飯食って宿を出たのは8時半。帰ってきたのは18時、9時間半の1日トレッキングツアー。
徒歩移動距離は往復と遺跡内移動含めて31.0km。9時間ずっと歩いていたわけでなく、お堀の外で2時間ほど日焼けしていたり、アンコールワット境内では遺跡の岩に寝転がって1時間ほどアンコールワット鑑賞していた。
朝8時半宿発でアンコールこども病院前でバーイサッチュルーク弁当2000Rを今日のお弁当に買う。片手に半分入った1.5Lペットボトルとデジカメ。アンコールワット前のお堀到着は9時33分。今の宿からは8kmあるのに1時間3分で到着。途中ノーリードわんことのバトル2回。民家の放し飼いの飼い犬が結構からんでくる。帰りには同じ道通ったがバトルはなかった。チケットは前日に3日券を買っているのでチェックポイントで見せるだけでスルー。
アンコールワットのお堀の前の混雑エリアを避けて1時間ほど日焼けする(写真右)。アンコールワットはお寺なので境内は肌の露出は禁止だがお堀の外なので問題ない。連日ビンタンタンクトップで歩き回ってタンクトップ後が日焼けで目立つので焼き直し。雲一つない快晴で気分良かった。8km歩いて疲れたので休憩の意味もあり。
午前中アンコールワットは参拝方向からは逆光になるので入場せずに素通りしてアンコールトムに向かう。アンコールワットからは約4km。ただこの道は下草のない巨木ルートで独特の森林雰囲気があり、屋根付きバスで数分で通り過ぎるにはもったいない味のあるジャングル並木道。野生の猿がたくさんいるが友好的で近くを通っても威嚇してこない。アンコールワットお堀以降のわんこバトルも皆無だった。
この巨木並木道には雨季にはカニが出る。写真上のように象の行進にも遭遇する。トゥクトゥクで遺跡直行ではまず遭遇できない出会い。途中脇道にプノンバケン、南門ほか通常観光では素通りする小さい遺跡が点在して飽きさせない。
ただアンコールトム到着までシェムリアップから12km歩いているので若干疲労は出てくる。ド快晴のバイヨン(写真右)に登る。メインの巨大人面岩の上階には昨日登ったので、今日は脇にある遺跡に上って30分ほどバイヨンをAKB聞きながら眺める。トゥクトゥクを待たせているわけではないので気にせず好きなだけぼーっとできる。
バスツアーで団体でどっと来て遺跡確認して写真とっらた追われるように去ってゆく訪問スタイルは私にはありえない。私にとってぼーっと眺める時間が至福の時間だ。
バイヨンからバプーオン回って象のテラスの観光客用トゥクトゥク待ち合わせ売店エリアへ。結構遠く1kmくらい。炎天下13km歩いるでのどが渇く。持ってきた水はアンコールワットのお堀でなくなり、さらに途中プノンバケン入り口で買った水もなくなり渇水状態。売店で冷たい水を買う。ここでだけ500mlペットボトル2000Rだった。あとは1000R。死にそうなほどの渇水状態なので遺跡料金も気にならず。ちょうど12時でついでにそこで持ってきたバーイサッチュルーク弁当(0.5$)食べる。売店で食事すると今は4~5$。
元気が出たのでライ王のテラスや象のテラス、王宮ピミアナカスと通常の逆ルートたどってバプーオン(写真左)へ。バプーオンは疲労で登るのためらったがせっかくなので最上階まで上がる。
裏を回って再度バイヨンへ。13時10分。帰路のバイヨンからアンコールワットまで1時間くらい。14時15分アンコールワットお堀に到着。遺跡周遊散策も入れるとすでに15km以上歩いているので若干ペース落ちる。快晴で雲一つなく昨日の雲の多めのアンコールワットとは全く違うテンションの画像が撮れた。ツアー参加で予約して訪問日を固定すると乾季に来ても昨日のような霞晴れ日に訪問して翌日キラキラド快晴の中そのまま空港へという痛い状況になってしまう。
画像撮りながらアンコールワット境内で脇にある人のいない遺跡(前庭北経蔵)の一角を陣取って寝転がって1時間ほどアンコールワットを眺める。疲れていたせいもあるが、寝転がってみるアンコールワットもいいもんだ。トゥクトゥク待たせてはこういう時間は持てない。
15時半ころ若干元気出たのでアンコールワットの上階に上る。なぜか昨日のその時間第3回廊は閉鎖されていた。そのまま参道へ出て帰路につく。帰りはわんこにからまれることもなく道端で売っているゆでトウモロコシ500Rやパパイヤ1000R、サトウキビジュース1000R買って飲み食いにながらゆるゆる帰ってくる。途中のファイブスター(写真右)でフライドチキン3500Rも買ってその日の晩餐とする。どうやらこのファイブスターは本家タイのカンボジア進出のようだ。
帰ってぐったり。一休みしてふくらはぎが痛くて階段おりにくかった。アンコール徒歩往復は今までにない強烈なインパクトあり楽しかったけど決して人には勧めない。アンコールワット単純往復なら16kmですむのに、ライ王のテラスの先のレストラン群まで行ってさらに周辺めぐると小回り(32km)回るのと差のない距離になってしまうことに後になって気がついた。私は12年前に一度アンコールワット徒歩往復しているが、その時はアンコールワット単純往復だったので今日ほどヘロヘロにはならなかった。
8US$+19000リエル
1 KHR = 0.028円、1US$=113円で計算 1436 円
アンコールワットで日焼け中。お堀の外の遺跡の岩の上で。お寺なので境内中では服は脱げない。トゥクトゥクを待たせているわけではないので好きなだけ気まぐれにゴロゴロできる。
朝のバゲットサンドとアイスコーヒー
2日目象のテラス前で食べたバーイサッチュルーク弁当2000R。
プノンバケン
アンコールワット3日入場券
巨木森林トレッキング。ここをトゥクトゥクで大急ぎで走りすぎるのはもったいないと思うのだが。
帰り道のタックオンプー
アンコールワットチケット売り場
朝のノムパンサンド
初日昼はお堀でバーイサッチュルーク弁当2000R。
狙われているノムパン。ハムちょっとあげた。
晩飯はファイブスターのフライドチキン。安くてでかくてうまい。上の写真のチキンが3500R。ご飯は地元屋台で買うと500R。
アンコールワット第2回廊から見る第3回廊。
前庭北経蔵で寝転がってアンコールワットを1時間眺める。徒歩なのであくせくテンション低い遺跡めぐる気がしない。
帰り道、夕日を浴びながら食べるゆでトウモロコシ。道端屋台で500R。観光客料金1000R~。その分岐点はクメール語。
アンコールワットお堀の猿
プノンバケンの牛君
アンコールワットの正面の醜悪な緑(のち灰色)のシートはなくなったが今度はこういうものが出現中。2016年3月現在。
パイナップル1個2500R