徒歩で行くアンコールワット3日目。アンコールワットにしか行かない1日。お堀で日焼け、第3回廊でお昼寝、東門まで往復。アンコールワット8時間ツアー極楽時間実録2016。あくせく飛び回るツアーと正反対の旅。アンコールワットに旅行に来てアンコールワットにたった1時間滞在って変じゃない?
22:57 2016/03/03 現地時間
シェムリアップ最後の夜。明日朝プノンペンに発つ。さっきダラ前のツアー会社でリッツモニバス手配した。6US$。ダラには冷蔵庫があるので冷たいスイカを食べた。小さいの1個1000R(28円)だったが甘くてうまかった。スイカはやっぱ冷えてるとうまい。
今日またアンコールワットに徒歩で往復する。今回は単純往復なので16kmくらい。それでも十分疲れた。ただ長距離歩くのに体が慣れたので最初のころほどきつくなくなった。アンコールワットだけに滞在する8時間ツアー。極楽だった。本当に徒歩移動がきつかったら3日続けて実行したりしない。写真右上は東門側にある荒削りストゥーパ。アンコールワット境内にこんなものがあるとは今まで知らなかった。
朝宿を出たのは8時5分。シバタ通り直進して、裏通りのコンタボパ児童病院前の通りからアンコールワットに向かう。途中地元屋台でアンコールワットで食べるようにノムパンサンド4000Rとバーイサッチュルーク弁当3000Rと1.5Lペットボトル水を買って遠足気分。アンコールワットは遺跡内は飲食禁止だが、お堀の外や食堂エリアでは可。3日目はノーリードわんこバトルはなかった。
お堀に着いたのは9時25分。弁当買ったりしながらで所要1時間20分だった。お堀の周りの食堂でアイスコーヒー頼もうとしたら4000Rといわれて断念。お堀で持ち込んだノムパンサンドで朝食。雲一つない快晴で風が涼しく遠くにアンコールワット西門見ながらの食事はいい感じ。強烈な日差しの中しばしTシャツ脱いで日焼けで寝転ぶ。 2時間ほど日焼けしてアンコールワット境内に向かおうとしたら、昼飯用に買ったバーイサッチュルーク(焼肉ご飯)弁当に大量のアリがたかっているではないか。 |
こいつはしまった。地べたに無造作に置いていたので2時間の間にきゃつらに昼飯を取られてしまった。さすがにアリまみれの弁当食う気にならず。もったいないけどごみ箱直行。
今日が3日目で3日券最後のアンコールワット。ほかの遺跡にはいかず今日1日アンコールワットで過ごす態勢で来た。快晴だけど西門から入ると午前中は逆光になるので昼間でお堀で日焼けしていた。12時回っていい感じにアンコールワットの画像撮る。大量の観光客が入る空港側の西門とは反対側の裏門になる東門まで歩く。そうなのだ。東門からなら逆光にはならない。一般ツアーの定番ルートから外れているので人も少ない。 何度も訪れているアンコールワットだが裏門の東門まで行くのは今回初めてだった。今まで知らなかった遺跡建造物にも遭遇した。東門いったん出てまた引き返す。 |
おとといなぜか閉鎖され登れなかった第3回廊に向かう。今日は開いていた。しかも行列なし。第3回廊は100人までしか上ることができず。それ以上になると階段入り口前に長蛇の列ができる。30分待ちになったりする場合もあるようだ。
私が訪れたのは12時半でガラガラ。首から下げる入場券もらって階段を上がる。だいぶ修復が済んできれいになった第3回廊。人も少ないので寝転がってお昼寝。第3回廊には寝転がってうとうとしながら1時間半ほどいた。長蛇の列ができている時にはできない体験だった。
その後境内の池前まで行って午後で順光になった逆さアンコールワットの画像撮る。池の前や前庭南経蔵で寝転がってアンコールワット眺めながらぼーっとする。トゥクトゥクを待たせているわけではないので好きなだけゆるゆるできる。「たくさん待ったのでもう2ドル」のような頭の痛い追加交渉も不要。気が付くと15時になっていた。写真右は1時間半寝転んで見上げていたアンコールワットのアングルそのまま。
おとといの訪問2日目の徒歩移動31kmのような距離でなく単純往復16kmだったので今日は死にそうにヘロヘロになることはなかった。アンコールワットではお堀や、第3回廊や、池の前で寝転んでいたので元気も回復した。帰路に就いたのは15時20分。 帰り道のどカラカラで飲んだサトウキビジュースが強烈にうまかった。 昼飯アリさんに奪われて食えなかったので帰り道ファイブスターフライドチキン屋ででかいフライドチキン2つ買って1個を地元の方が休憩するエリアでむさぼる。冷たいコーラがドンピシャの組み合わせ。もう1個は晩飯用。 |
ダラゲストハウスに到着したのは4時10分。8時間5分のアンコールワット自力徒歩ツアーだった。
8:55 2016/03/04
カンボジア時間
アンコールワットをシェムリアップから徒歩で訪問する最大のデメリットは、単純往復で16km あり強烈に疲れること。味のある森林トレッキングルートもあるが土埃の舞う車の行きかう路側帯を長時間歩くことにもなる。放し飼いのノーリードわんことのバトルもたまにある。また多くの遺跡を回れない難点もある。言うまでもなく徒歩で16kmを歩くことはとても効率の悪い訪問方法だ。
メリットはカンボジアの生の空気に接することができる。定番のツアーでは決して味わえないコアな体験ができること。また時間に追われないこと。好きな場所に好きなだけ気兼ねなく長時間とどまれる。トゥクトゥクを駐車場に待たせたまま5時間遺跡で過ごすことは不可能ではないが多分しにくい。「5時に迎えに来て」と帰すこともできるが、途中ドン曇りになって1時で帰りたくなった場合に自由に帰ることができない。長時間のっぱらに放置した自転車の盗難を気にする必要もない。
アンコールワットへの道。こちらはコンタボパ児童病院ルートの裏通り。
予想外の味のある経験が多数できることもおいしい。第3回廊で寝転がるなんて一般ツアーでは絶対にできない。ツアーは混雑時間帯に団体で回るので速足で通り過ぎるだけ。
大回りも小回りも複数回周遊すると一番テンションのある遺跡はアンコールワットだということに気が付く。なのに一般ツアーではアンコールワット訪問30分、第3回廊滞在5分で、追われるようにテンション低い遠方遺跡にあくせく向かう。その徘徊の仕方にに疑問がわくのはカンボジア訪問5回目くらいから。
3日券買って3日間とも徒歩でアンコールワットを訪問したのにはそれだけの理由がある。もし本当に疲れていやだったら1日でやめている。やはり楽しかったからだ。ただ決して人には勧めない。普通にトゥクトゥクチャーターするか、シェムリアップ発のツアーに参加したほうがいい。せいぜい人に勧められるのは自転車訪問くらい。1日レンタル2$だし。
14US$+リエル
1 KHR = 0.028円、1US$=113円で計算 円
第3回廊でお昼寝中
徒歩で行くアンコールワット3日目もド快晴。
31km歩いてくびれができた。それまでのハードな放浪も効いた。
池の前で寝転がってアンコールワットを眺める。
第3回廊はバカンBakanという。ミャンマーのバガンに似て紛らわしい。でもそう呼んでいるネット情報見たことないぞ。
アンコールワットのお堀で朝食。上の写真のバゲットサンドが2個で4000R(112円)。これを食って日焼けしている間に焼肉弁当のほうはアリまみれに。
第3回廊への階段
帰りに買った冷たいサトウキビジュースが渇いたのどにしみた。
アンコールワット内には無料トイレがある。