びー旅ドットコム カンボジアブログ2007-3
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2007年カンボジア・アンコールワット情報
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財布をなくし、プノンペンの日本大使館で借りた200$でアンコールワットへ
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2007年2月8日撮影。乾季で連日雲ひとつない天気が続く。

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雨季のアンコールワット 2005年6月頃撮影 これだけ違うのでやはり乾季に行ったほうがいい。

2015年カンボジア情報
遺跡の鬼への道  プレアヴィヒア寺院行き方  サンボープレイクック行き方  バンテアイチュマール
シェムリアップ物価2015  プノンペン物価2015  カンボジア5大遺跡  バンコクカンボジア大使館

2月7日(水)AM10:31

2007年2月7日プノンペン~シェムリアップ間の車窓から

キャピトル前発8時半発のシェムリアップ行きのバスの中。今回のカンボジアの旅で一番デラックスなバスではないか。窓も泥ひとつついていない。窓の開かないエアコンバスっての自体が初めてだ。今日も雲ひとつないど快晴。バスは8時40分頃キャピトル前を出るも、地元バス停によるために市内をぐるぐる回ったりしていたので実質プノンペンを出たのは9時だった。道はかなりいい。時速100キロくらいは出ているのではないか。車窓がファンキーなので写真取りたいのだがバスの速度が速すぎて撮りにくい。もともとこんな地平線が延々続くような土地柄なんだからぶっ飛ばしていける道路を作ることは難しいことではないはずなんだよね。

今ポケットに財布はない。紙幣が7$くらい?残金はリュックの中だが所持金総額自体が200$なのでなくすものは何もないと言う感じだ。借りたのは200$だが、3日間のアンコールワット拝観料40$入れたとしても今の僕の読みでは100$ちょっとで行けると踏んでいる。バイタク1日チャーターの相場が今どうなっているかにもよるが、そんな遠方のマニアックな遺跡を回るつもりもないので残りほぼ1週間、かなりリッチに過ごせる予定でいる。宿泊先はダラかポピュラーあたりを漠然と予定している。最近の宿代が不明なので行ってみて決める。確か前回の訪問の時でもダラゲストハウスは昔あった3$部屋がなく、みんな8$クラスの豪華な部屋になってちょっと泊まりづらい感じはあるか。ただちゅうた半端な30~60$クラスの中級宿に泊まるくらいならダラの8$部屋は断然いいので一般旅行者にも紹介できるコストパフォーマンスは十分にある。
プノンペン~シェムリアップ間のキャピトルバス4$。約5時間半。


2007年2月7日今日のシェムリアップ オールドマーケット付近
PM9:20
シェムリアップの宿、ポピュラーゲストハウス。トイレシャワー共同1泊3$。以前と全く違ったたたずまいになっていて一瞬宿泊躊躇するも、しっかり3$部屋あるのでチェックイン。プノンペンに比べてシェムは暑い。完全な真夏の日差しだ。こっちのほうが北で内陸にあるのに。


プノンペンからのバスは思ったより早くシェムリアップに着く。6時間と言っていたが、意味ない休憩2回を1回にして、市内でもたつかなければ5時間かからないのではないか。実質9時発2時15分到着といった感じだった。到着のバスターミナルが市街地からめちゃめちゃ遠く、歩けば1時間はかかるのではないかというほど遠い。以前はキャピトルバスはポピュラーG.H.の前に到着していたのでそのつもりでいたのに。そのターミナルからホテルエリアへバイタクがみんな1000Rで行きたがらない理由を実際乗ってみて理解する。1500RでOKしてくれたバイタクに悪いので2100Rチップ込みで払ってやる。特に川からロリュオス方向の変わり方が激しくまるで違う町になっていた。

午後オールドマーケット付近を徘徊する。日本人ツアーの団体がいてアンコールワットなんだなとも実感する。先日知り合いがタイ経由でアンコールワットにツアーで行って総額30万円以上使った話を聞いて耳を疑った。もうちょっと情報仕入れてから行こうよ。彼女は現地通貨がリエルであることも知らず、支払いはすべてドル払いだったという。そりゃ現地で日本人はなめられるよ。びー旅スタイルなら30万あればアンコールワットには4回来れる。事実今の私の所持金は200$だ。偉そうに言える展開ではないんだけどさ。

マーケット周辺で英語しゃべれそうにない地元系のバイタクめっけて、明日のアンコール遺跡放浪のチャーター打診する。1日チャーターで5$。あれ?7年前と同じ?「じゃあ明日6時宿の前に来い」とあっさり決着。ちなみに最近カンボジアで増殖中のトゥクトゥクもどきは1日10$と言っておった。

今は禁止になった外国人の遺跡内のバイク乗り入れ。以前夕方、人のいなくなった大回りコースを1日4$のレンタルバイクでノーヘル暴走したのが懐かしい。型は原付なのだが排気量が100ccなので結構スピードが出る。ちなみにカンボジアでノーヘルは違法ではない。遺跡内は徒歩でも自転車でもバイクでも回っている。ただし徒歩はアンコールワット単純往復のみ。これで6回目か7回目の訪問。バンテアスレイはレンタルバイクで行くと途中の風景がしみる。ツーリングコースとしては最高だった。バイク暴走できなくなったのは本当に残念。でも京都のお寺の中をバイクで走り回るようなものなので許されていたこと自体カンボジアスタイルだったんだけど。



途上国の子供の笑顔






このパンが結構うまい。
小200R、大500R


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2007年2月8日(木)PM5:02

2007年2月8日のアンコールワット

アンコールワット遺跡内を久々に訪問。昨日頼んでおいた1日チャーター5$のバイタクを朝の5時45分頃から待つも6時になっても現れず。仕方ないのでまだ薄暗い中、マーケット方向へ地元バイタク探しに行く。歩いて1分ほどのところにあるバスターミナル前でまだ暗いうちからしっかり地元系バイタク諸君は勤務中だった。早速1日5$でアンコールワットツアー頼むとその中の1台があっさりOKしてくれた。多少は英語話せるようだ。

そのままそのバイタクでアンコールワットへ。市内から7キロほど離れていて結構遠い。途中3日入場料40$で買う。何とか朝日のアンコールワットの画像とることが出来た。しかし人の量は以前と比べもんになんないほど多く、特に3年ほど前までそんなにいなかった韓国人、中国人の団体客が猛烈に増殖している。一瞬九寨溝かここは?と錯覚するほどの中国人の列。遺跡にあまり人が多いとやっぱ気分的に盛り上がらないってのはあるよね。いつになっても完成しないなと思っていたアンコールワット内の参道脇の遺跡も完成していた。

ただやはりアンコール遺跡群はそれでもそれなりのテンションを保っているのがすごい。今日は小回りコース1週し、いったん昼飯食いにシェムに戻り、午後2時から逆光ではないアンコールワットにもう一度行って画像を撮りギブアップ。とにかくアンコール遺跡群を回るのは体力がいる。



今日も朝から雲ひとつない快晴で、日差しがかなり強烈。朝飯は遺跡の中で食うも肉野菜炒めが10,000R。地元定食の4倍。3年前は4000Rだったぞ。ばからしいので昼はいったんシェムに戻って食う。デジカメの電池なくなったってのもあんだけどね。個人チャーターの場合はこんな風に気まぐれに予定変更できるのでいい。チップの要求もなく2往復してくれたので明日も今日のバイタクに頼む。

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2007年2月8日のバヨーン

2007年2月9日(金)PM6:32

2007年2月9日早朝のアンコールワット
昨日からポピュラーゲストハウスの5$のトイレシャワー付部屋に代える。3$の共同トイレシャワーでも良かったんだが部屋にコンセントが1つしかなく、その1つが使えない。パソコンもデジカメの電池の充電も出来ないことになりそれもあって5$のこの部屋にする。コンセント2つあって充電等に不具合はなくなった。

今日アンコール遺跡めぐり2日目。昨日と同じバイタク雇って今日は朝の5時半からアンコール遺跡に向かう。日の出は6時半過ぎなんだが、日の出前の赤い空をバックにシルエットで浮かぶアンコールワットを見るにはシェムを5時半くらいに出ないと間に合わない。まだ外は真っ暗な中宿を出る。昨日のバイタクはそんな時間でもしっかり約束どおり待機してくれていた。地元バイタクにとって1日5$は上客のようだ。ただバイタクの縄張りがあるようで宿の前までは行きたがらない。

観光客を相手にするバイタクと地元民を相手にするバイタクがなんとなくではあるが分かれていて、地元民相手のバイタクが何で観光客乗せてんだよって空気のようだ。確かにトゥクトゥクスタイルでの遺跡めぐりがほとんどで、3年前と同じようにバイタクに2人乗りで遺跡を回っている観光客は少ない。特にこの宿のお抱えのバイタクやトゥクトゥク使わないと言うことで宿も若干不満のようだ。カイロのダハブホテルほどあからさまでないのでとりあえず宿泊しているが。ちなみに宿のバイタクは英語はぺらぺらだが1日7~8$。おそらくそれ以外なんのかんの理由つけて追加料金が必要になる。


この広場周辺は朝の人が少ない時間に散策するにはいい。裏にある遺跡の工事はいつ終わるんだろう。

2007年2月9日のアンコール遺跡群

今日は大回りコース。プレアカンやネアックポアンを回る。夜明け前の朝焼けアンコールワットしっかり画像に収める。朝飯は途中で地元定食屋でバーイチュルーク弁当2000R作ってもらい持参し、朝のアンコールワットのお堀の外で食べる。また10,000R払うの馬鹿らしいからね。

プレアカンの奥の左側にある神殿もどきがいい。朝でまだ人もいなくて唯一以前の遺跡の雰囲気だった。ネアックポアンにいる頃はツアーの中国人だらけでちょっとひく。大回り一通り回ってちょうど昼12時30分頃となるのでまたシェムに帰って昼休み。2時まで宿に戻ってシャワー浴びてお昼寝する。朝早いせいもあるのか、強烈な日差しのせいもあるのか、遺跡めぐりはとにかく疲れる。1時間くらいは寝たと思うが起きると既に2時10分前。お昼寝したおかげで飯食えんかった。とはいえ1日チャーターの個人ツアーなので時間配分は自由。腹減ってたので起きてバイタクのとこへ行き、贅沢にもタケオゲストハウスで日本の定食食うことにする。

シェムで初めて日本人エリアに入る。この宿からは結構遠く歩くと30分くらいかかるか。バイタクなので3分だったけど。カツカレーはなく、仕方なく鳥のから揚げ2$食う。まあまあの味。いるのはほとんど日本人。会話が「あいのり」の車内?みたいでしぶかった。ドミがあり2$。個室は5$からだそうだ。カンボジアでドミなんてさすが日本人パッカーのハートつかんどるなと感心する。そんなことよりカツカレーがほしかったな。


ネアックポアンの水が干からびていた。ほこらの中に以前なかった安っぽいダミーが制作されていた。             バンテアイクデイ

遺跡内は飲食禁止(池の脇の売店では可)なのでこのお堀の外で遺跡を眺めながら弁当食った。

タケオで飯を食い再び遺跡内へ。3日間有効のチケットは1日何回入場してもかまわない。今日はバヨーンで午後のひと時を過ごすことにする。ツアーだと1回だけ30分くらいで通り過ぎる場所だが、2度目で2時間近く遺跡内でまったりしていた。アンコールワット遺跡群の中は非常に居心地が良く、何時間でも時間がつぶせる。以前は午後とかは結構がらがらだったりしていたのに午後3時、4時になってもひっきりなしに観光客がやってくる。やっぱ韓国、中国人の団体さんが多い。帰りプノンバケンで夕日って手もあったんだがくたくたで行く気なし。何回も行ったが蚊に食われた記憶しかなくテンションいまいちの印象あったせいもある。

2日で主なとこ一通り回り終える。明日3日目はお気に入りの場所ピックアップしてそこでぼけっと1日過ごそうかなと考えていた。バンテアスレイもバイタクに18$も払っていく気はしないし。ところがバイタクが値段をどんどん下げてくる。10$まで下がったが、確か前々回は7~8$で行ったはず。前回は前述のようにレンタルバイクで自分で行った。なので「8$なら明日行ってもいい」と言うとあっさりOK。しかも1日チャーターなので午前バンテアスレイ、午後プレアカンとバヨーンとお好みツアーで自由にあちこち行ける。個人で手配した場合のおいしいとこだ。

ツアーに行ってヘロヘロなのに、日記書いて画像加工してウェブアップしての工程がめんどいぞ。腹が減った。飯食いてえのに。これから画像の取り込みだぃ。今日も300枚以上はとったんじゃないか。でも半分は200メガにおとして撮影。あれ?おれ財布なくしたんだったよね?なぜか旅の行程に影響まるでなし。なくしたことさえ忘れていた。日本大使館の貸してくれた200$のおかげじゃ。


     人に優しくない造りの急な階段。                バヨーンの最上階に上がるとこういうのがいっぱいある。

こういう森の中に遺跡は点在している。昔の人はみんな歩いていった。



年代的には意外に浅く900年以降のものが多い。建物に関する記録が残っておらず詳細は不明だそうだ。


2月10日(土)PM6:24
 
2月10日のバンテアィスレイ シェムから32km。地元系バイタクを使えば往復8$ 1日チャーターなので午後は別の遺跡に行ける。

他の遺跡群にはない独特の雰囲気がある。彫刻の保存状態も良い。


遺跡めぐり3日目。午前中バンテアィスレイ行く。今日は早朝日の出アンコールワット行く元気なく、朝の8時スタート。ものすごい人。バンテアィスレイってこんなに人気ある場所だったの?なんかツアーの定番の場所みたいになっていて以前からは考えられない人の量。確かに精度の高い彫刻の保存状態がとても良く、アンコールワットほどのパワーはないが、独自のワールドを展開している。

いったん昼飯食いにシェムに戻り、2時頃から今回4度目のアンコールワットへ行く。1日目2日目は池のところまでしか行かなかったが、今日は最後なのでしっかり本殿部分の最上階にまで上がってくる。ここでもすごい人の量。以前の3倍?いや5倍はいるか。部分的に満員電車状態。カンボジアが安全で問題なく旅が出来るようになったことが世界中に広まった結果なんだろう。もともとアンコールワット自体行った人の気持ちを揺さぶる強烈なテンションがある場所なので、人気に火がつけば当然のことなんだろうけどね。特にカンボジアは人がいい。一部例外はあるが一般的にタイやベトナムのようなアクの強さがなく、内向的でまじめな人間が多い。

人であふれる遺跡に個人的には少々残念な気持ちあるが、カンボジアにとってはとてもいいことなんだろうね。韓国人や中国人のツアーの人達はおそらく僕の落とす金の3倍、4倍の金を地元に落として行ってくれているだろうし。シリアのパルミラに同じように人があふれる日は近いのかな。

午後のアンコールワットには2時間半くらいはいたか。午前中バンテアィスレイに行ったせいか改めてスケールの大きさを再認識させられる。人ごみを避けながら十分ボーっと見とれることが出来た。


結局今日はバイタクの運ちゃんにはバンテアィスレイ往復とアンコールワット往復込みで1日チャーターとして8$支払った。1日2日目はそれぞれ5$。この金額は3年前と同じ。


ミニゲストハウス

No.011,St.Sivutha
シングル1泊5$~(写真左)
Tel: 012 995 163/016 995 163/012 576 702
Email:zhi995163@yahoo.com
    zhi_miniguesthouse@hotmail.com

オールドマーケット方向、川の近く、1Fはレストランになっている
ポピュラーの5$よりコストパフォーマンスがいい。
ただし広い窓があるのは一番奥の角部屋だけ。
自転車レンタル1日1.5$


2月11日(日)AM7:32

今日2007年2月11日のシェムリアップ

昨日2007年2月10日のアンコールワット


アンコールワットの最上階に上がる階段。とても急。登るより降りるほうが怖い。

ちょっとした大人向けジャングルジムです。
遺跡ツアーに出ていると毎日とても忙しい。1泊5$の宿に泊まる人間にとって3日で40$は高額だ。何とか元を取ろうと3日間動き回るので結構ヘロヘロになる。昨日はウェブのアップもでけんかった。今ようやく一息ついている。

さっき旅の収支を計算すると大使館から200$借りてからの6日間で使った旅費は総額125.6$。やはり遺跡ツアーに出ると思ってたより金かかるな。タイの新空港まで深夜にタクシーで行って、成田からスカイライナーで無事家までたどり着くには30$は残しておきたい。遺跡ツアーに出なければカンボジアにいる限り1日10$以下に抑えられるのが、それでもギリギリじゃん。曲芸スケジュールに曲芸収支はいつものことだが、今回はクレジットカードという黄門様の印籠がないのでドキドキ間はいつも以上だ。でもそのわりには旅の後半少しまた腹が出てきたぞ。遺跡自転車で回るべきだったかな?

バンコクまでは国境越えパックツアーで10$~12$。カンボジアのツアーバスは国境越えられないので歩いて越境し、タイ側で別のバスに乗り換える。今のところタケオ手配の10$が最安。今の状況で2$はでかい。日本に帰ればコンビニの弁当も買えない値段なんだけど。こう考えるとカオサンのシェムまでのバスパック料金200B(約5$)はかなりお得料金。ビザ抱き合わせだったとしてもかなり良心的。その後のツアー等でぼられなければこの行き方が一番よさそうだ。この辺の順序だてた行き方情報は「びー旅ドットコム第9回アンコールワット」で公開する予定。

PM4:11
午前中に宿を変える。ポピュラーは以前のような居心地いい宿ではなくなってしまっていた。欧米系のパッカーに人気でどんどん客が入るので殿様商売的になっていて、一貫して「何でうちのバイタクつかわねえんだ」って態度がカチンときた。部屋の掃除も4日間1度もなし。ツアーで忙しくて宿代える余裕なかったが、終わったので早速近くのチェックしておいた宿に移動。別にタケオやチェンラ行ってもよかったんだが誰でも知ってる宿なのでネタ的においしくない。

気分よく泊まれる良心的な宿はやっぱ実際に泊まってみなければわからない。ポピュラーみたいに以前よくても今不快な宿になっている例もあるしね。この宿は今のとこ合格点。1階がレストランになっていて2階部分が宿だ。窓がある部屋が一番奥の部屋だけでそこに宿泊。5$なのにTVがありNHKが見れる。

疲れていたので部屋を変えると早速お昼寝。乾燥した今の暑さがいい感じで睡眠誘ってくれる。その後午前中にウェブのアップをいったん済ませ、シェムの町を徒歩で散策。その変わりように改めて驚く。ダラゲストハウスの前にあった小学校なくなってるじゃねえか。なんか爽やかな商店街とセレブ系ホテルが建っちゃって。小学校つぶしてホテル建てんなよ。教育より金儲けが先か?まあサンボドロモのSETOR2もかつては小学校だったんだけどさ。

カンボジアらしからぬ雰囲気の免税店もどきが出来ていて面白いので入ってみる。アンコールせんべい、アンコールクッキーなるものがあってなんとひとつ10$。ハワイのマカデミアチョコ(ロイヤルホストの一番安いやつね)でも1箱2$なのに。日本語で宣伝文句書いてあったので明らかに日本人狙った商売。箱根の温泉饅頭は確かに1000円するんだけどさ。このお土産買う日本人はおそらく日本にいる感覚で金使ってるだろうから、旅の出費は今の僕の10倍以上かと推測される。そりゃぴっかぴっかな免税店もどきやセレブホテルが次から次に建つわな。

遺跡の修復もあんまり進んでしまうと崩れかけていくせつなさみたいなものがなくなってちょっと寂しい。頼むからアンコールワットのライトアップだけはやめてくれ。そういうの見たけりゃディズニーランド行けばいいじゃん。

マンゴーシェイク2000R(60円)がめちゃうまい。最近お気に入りのマンゴスチン1kg5000R(150円)買う。今日の出費は宿代5$入れても総額で10$いかない。タイに入ると金かかるのでぎりぎりまでカンボジアにいる方がいいかも。

絵葉書売りの少女。1組1$。


2月12日(月)AM8:08
宿の机で朝日を浴びながらパソコンいじる。明日バンコクへの発つ。ようやく今回の旅も無事?終えることとなる。旅のはじめにピピ島にいたことが遠い昔に感じられる。当初はこんな生放送を旅先からする予定はなく、パソコン持参したのも、エジプトページを旅先で暇なときにでも更新しようかな程度だった。思いつきで始めたら思いのほか大変でいつも夕方から夜はパソコンに向かう毎日が続いた。そういやエジプト情報全然進んでないぞ。でもブログはもともとナマが当たり前なんだけどね。

カンボジアでの生活の収支10$以下ですむと言われても具体的にピンとこないかもしれないので昨日の収支報告記しておく。遺跡観光に行かない場合、物価の高いシェムリアップでの実際の生活にかかる金額。


2月11日にかかった旅の出費:シェムリアップ
朝飯食わず。昼地元定食1500R、パパイヤ500R、ネット15分1000R、マンゴシェイク2000R
マンゴスチン1kg5000R、晩地元惣菜2種類2000R、ご飯500R、カキ氷ぜんざい500R
コーラ330ml缶入り2000R、ミネラルウォーター500R
現地通貨小計 15,500R(3.875$)
宿代 ミニゲストハウス 5$ US$小計 5$
合計 8.875$
日本円合計 約1065円
4000R=1US$=120円で計算

5$の宿と言うのは最安ではないので出費はもっと抑えることも可能。遺跡観光に出る場合はチケット代除いても遺跡内の飲み物や食いもんが高いのでバイタク代とあわせてプラス10$はかかってしまう。


シェムリアップの街中にもこういう地元定食屋さんがある。地元定食1500R。2007年2月12日撮影

今日のシェムは雲は若干あるものの晴れ。昨日夜停電が2回ほどあり扇風機止まって蒸し暑くて寝れんかった。朝はその扇風機の風が寒くて目が覚めた。今の気温は夏休みの午前中といった感じ。今年の春節は17日からだそうだ。すれすれ脱出。リオのカーニバルも17日から?今度の土日がサンボドロモ決戦。今年も逃してしまった。残念だ。

 
フードコートと思いのほかうまかったココナッツミルクアイス3000R(90円)今日の昼飯代の2倍。


タックオンプー(サトウキビジュース)500R
PM4:13
ダラゲストハウスに移る。ツインの部屋を一人で使って6$。TVとなんと冷蔵庫がある。この旅初めての冷蔵庫じゃ。初日からダラにしてもよかったんだけどね。宿の前にあった小学校は3年前に移転して、代わりに高校が出来ていた。ダラのある通りからはその高校が見えなかったのでショッピングセンターになったのかと誤解した。まだ微妙に工事中で確かにそれっぽくなりそうな部分もあるんだけど。

明日のバンコクチケットをタケオで予約する。10$でいろいろ当たったがここが一番安かった。今日も一日シェムの町をぶらつく。遺跡以外にこれと言って何もないのでツアー日以外には2日もあれば十分か。トンレサップ湖以前は3000Rで行ってたのに往復で8$とか笑わせる金額言ってくるので行くのやめる。何度も行ってるし自転車で行って結構へろった記憶もあるので今日はおとなしく市内散歩にとどめる。ちなみにトンレサップ湖のボートツアーは一人で行った場合10$だそうだ。1艘あたりの値段なので、おそらく何人かで行けば安くなると思う。クロコダイルファームもしっかり健在で相変わらずガラガラ。2$もするので門のとこまで行ってタックオンプー飲んで帰る。

市内にはショッピングモールみたいのがたくさんあちこちに出来ていてフードコードもどきがパンチ効いてた。そこで食ったココナッツアイス3000R(90円)が思いの他うまかった。

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  ダラゲストハウス
#010 Sivatha Street - Siem Reap

シングル6$~
ツイン8$~
トイレシャワー付一番安いファン部屋にもTV冷蔵庫が付いている。シングル使用はツインの部屋を一人で使う。エアコン部屋もある。1泊に6$以上払う余裕があるなら個人的には最もお勧めの宿。日本語不可。英語可。


E-mail:charya@camintel.com
Tel:(855)12 63 04 48
         63 05 80
         73 60 95
Fax:(855)63 96 5015

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2月13日(火)AM11:40

シソポンの山が見えているのに直前のボリレストランで例のごとく昼食休憩。今朝シェムを出たのは実質8時45分だったのでシソポンまで3時間と言ったところか。7時30分から8時までの間にダラの前にピックアップと言うことなので7時半から宿前で待つよく考えてみると今日何らかのミス、あるいは事故等があってバンコクにたどり着けないことになるととても面倒になることに気づく。帰国日は14日でも出発時刻は深夜0時。だから13日つまり今日の夜の10時頃までは空港にたどり着いてなければならないのだ。もし乗り過ごしたら所持金ほとんどない状態でバンコクにおいてけぼり。日本への航空券も買いなおし。今度はバンコクの日本大使館にお世話にならねばならんくなる。本来ならこういう場合、余裕を見て1日くらい前にバンコク泊に入るものなのだが、その辺あまり深く考えずにぎりぎりまでシェム滞在と言う選択をしてしまっていた。今日はなんとしてもバンコクにたどり着かねば。



1日5$で大回りコース行ってくれた地元系バイタク。バンテアスレイには8$。マーケット付近のバスターミナル前にいる。(2007年2月12日現在)
宿前にピックアップのバイタクが来たのは7時45分頃か。チェンラ脇のバス停まで連れて行かれてそこで待たされる。そこに来ているミニバスに乗るのかと思うも、次のバスだと言う。少し待つと5人乗りのタクシーが現れ、それに乗れという。これはラッキーだ。カオサンまで10$しか払ってないのにタクシー乗れちゃうの?と喜んでいたら、再び降ろされ今度はでかいバスへ。席がないので最前列の通路の荷物の上に座らされると言ういつものパターン。結構早い時間からいたのだからその時間すぐにバスに乗っていればちゃんと席に座れたはずなのに。それでも今日中にどうしてもバンコクに行かなけりゃならない事情もあるのでごねずに乗車。なんとむこうも悪いと思ったのか2$返金してくれた。まあ4~5時間だし、9人乗りに24人に比べればへのようなもんだ。最前列なんで煙幕の中を進むすし詰め曲芸乗りピックアップトラック運転席の横で見物できるしね。

このボリレストランチャーハンが8000Rとあからさまなバックマージンレストラン。ポイペト行けばチャーハンなんて1500Rだぞ。なぜかアイスミルクコーヒーは2000Rとさほどでもないのでパソコンいじりのお供に頼んでやる。なんにしてもこれで無事バンコクへたどり着けそうだ。今日は3時間ほどのカオサン滞在に1泊分の宿代払うか、日本人用ゲストハウスで半日サービス50Bとかで済ますか検討中。時間によってはそのまま空港でもいいんだけど。

昨日夕方ただでアンコールワットへいけるかどうか実験してみる。確か4時半を過ぎるとチケットチェックがなくなるのでチケットなしで遺跡内にはいれたはず。

宿を出たのは午後5時半。パソコンいじってて出るのが遅くなってしまった。後で知ったが遺跡がしまる時間が5時半なんだそうだ。宿の前で2$2000Rでバイタク雇いプノンバケンへ。そこでは時間だと追い返されるも、戻ってアンコールワットへよると、何のお咎めもなくしっかり無料でアンコールワットへいけてしまえた。


夕方からチケットなしで入場して見る夕暮れのアンコールワットはこんな感じ。バイタク代2.5$(300円)ですむ。


6時半頃までいられたか。だが日も沈みかけた夕日と反対側のアンコールワットはやはり昼間のテンションはなし。いられる時間も1時間弱だし、やはり1日だけでも入場料払って昼間入場したほうがいい気はした。

PM3:58
今バンコク行きのバスの中。国境を越えると道ががらりと変わる。やはりどんなにカンボジアが最近変わったと言ってもこうして国境を越えてタイと比べると発展の余地は無尽蔵にあるなと実感する。シソポンからポイペトまではなんと1時間ほどで着いてしまう。道は悪いのだがスピードが出せる程度の道の悪さなので以前とは比較にならない速さ。3時間以上はかかっていた記憶があるのだが。


若いお坊さんがアンコールワットの最上階で記念撮影。
こちらは入場料払って昼間撮影したもの。

カンボジア側のバスの中でわりと重要な勘違いが発覚。今までバンテアイミアンチェイと思っていた場所がぜんぜん違う場所だったのだ。バンテアイミアンチェイというのはシェムから見てシソポン方向にある遺跡のことらしい。僕が勘違いしていたのはプレヴィヒア州にあるベンミアンチェイという町のことだ。

宿の人間に聞いたときの情報だと行くのに3時間かかるとか6時間かかるとかあやふやなことを言っていたが彼らもこの2つを混同していたようだ。両方とも遺跡には関係の深い名前なのだが場所はまったく別。ややこしいのでここではっきりさせておく。

入場料が必要な遺跡のバンテアイミアンチェイというのは州の名前でもあり、シェムからはシソポン方向に3時間ほど行ったところ。こちらはシェムからぼったくり料金でツアーが出ており安全に遺跡に行ける。もうひとつのベンミアンチェイというのはシェムからまったく逆方向へ進み、北のプレヴィヒア方向に行ったところにある町。シェムからバスで片道5$、6時間。バスで行ってもタクシーチャーターで行っても日帰りは無理。こちらの町周辺にもカンボジア側プレヴィヒアをはじめたくさんの遺跡が未撤去地雷とともに点在している。周辺とはいっても距離はかなりあり、地元の人もあまり情報を知らない。

このバスはカオサンまで行ってくれるらしいのでバンコク着いてからが楽でいい。国境でバンコク行きのチケット買うと200Bだそうだ。さっき国境でドルからタイバーツに両替して驚いた。なんと1$が35B。え?だってこないだ42Bだったじゃん。ドルからリエルはそんなに変わってないのになんで?国境ボリレートなのかな。とりあえずその可能性あるので5$しか変えなかったけど。カオサンではカツカレー食ってウェブアップしたらもう空港行かんといけない時間になりそうだぞ。無事帰国便に間に合うだけいいんだけどさ。今回値上げした出国税がチケットに含まれていて助かった。なんと今外は猛烈な雨。この旅初めての雨。最終日なのに。あれ?日も照ってきた。どうやらスコールのようだ。

2007年2月15日(木)PM10:00
目黒の自宅。無事生還。今日銀行のカード再発行手続きのために銀行めぐり。クレジットカードは無料で再発行されるのに銀行は再発行に1000円あまり手数料取られる。3行で3100円。財布紛失の後始末は大変じゃ。

国境からカオサンには4時間ほどで到着。アランヤからのバスはスヴァンナブーム空港の脇を通ってくる。ただ当然空港には寄らずかなり離れた高速を素通り。まだ7時代だったので空港に行くには早すぎる時間。とりあえずカツカレー食いにカオサンまで行くことにする。


ポイペト国境
ただカオサンでは両替してカツカレー食っただけで1時間位で空港へ向かう。ウェブをアップしようとするもノートパソコンにネット接続できるネット屋がない。なんかカオサンってそういうこと最先端なのかなと思ってたのにプノンペンより遅れてんじゃん。

やっと見つけた汚いエアコンなしの蒸し暑いネット屋ではつなげるだけで130B、プラス10分20Bとかのバカにした値段だったのでアップはあきらめる。次の日日本へ帰れば無料で使い放題だし、そんなとこで金使ってしまうと成田から自宅へたどり着けなくなってしまう。

その時の残金は約60$。タイバーツに30$替えて残りの30$を日本での移動代に当ててぎりぎりセーフって感じだった。ちなみにカオサンのなじみの両替所で替えてもドル~バーツのレートはやはり国境の銀行とさほど変わらず1$=35B代だった。

 
ピックアップトラックのアウトサイドはこの煙幕の中を荷台にしがみつく。道はずいぶんよくなったなだけど。

今回はカオサンからタクシーで高速使って空港まで行く。カオサンは空港から市内をはさんで反対側にあるのでタクシー代は結構かかる。途中高速乗るまで若干渋滞しメーターで行って225B、所要40分。このほかに高速代合計65Bがかかるので実質合計290B。高速使わずにチャイナタウンから来た時は260B台だったのであまり変わらず。ただ空港で数人の人から聞いた話ではナナあたりからだとメーターで200Bかからない程度だと言っていた。バンコクセンターホテルのフロントで紹介されるタクシーだと800Bだそうだ。カオサンからは140Bで送迎が出ているが午後8時頃に頼んだが満車ということで乗ることは出来なかった。とにかくこの新空港金がかかる。空港で飲み食いもタイの物価ではないので食事は済ませていいくか、持ち込んだほうがいいと感じた。

朝シェムリアップからの移動でそのままカオサンで飯食っただけで空港、そして成田へ向かったのでフライト中はほとんど寝ていた。家に着いた時、プノンペンの日本大使館で借りた200$の残金は2000円ちょっとだった。既に払ったバンコクの出国税700Bが旅行会社の手違いで支払われておらず、もう一度支払わされる羽目になったりでヒヤッとしたが何とか計算どおり生還する。旅の生中継はこれでいったんおしまいです。



このシーンを見るためにみんな5時半にホテルを出る。まだ暗いうちから遺跡の中は人だらけ。


2007年2月9日のバヨーン


高額ツアーだとあっという間に通り過ぎて行くバヨーン。ここに連日通い、2時間ぼけーっと眺めることは旅にとってわりと重要なことのような気がする。



バンテアィスレイはシェムリアップから32km離れている。途中はこういう風景。ツアー参加では移動中バスに缶詰なのでこの風景をゆっくり見る暇はない。



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