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海外旅行と現金管理
全財産を持ち歩く海外長期旅行での現金管理法 2011年版
ベネズエラ エルサポの滝の裏側
◆海外旅行盗難対策 10年7月1日(木) 前へ 次へ |
海外の長期放浪の場合に、宿代やら移動代などそれなりの現金を持ち歩く必要がある。物価の安い国をめぐる場合でも期間が1ヶ月以上の場合にはどうしてもある程度まとまった資金を持ち歩く羽目になってしまう。しかも持ち歩く国は日本の犯罪発生率の何倍という状態がほとんど。いったん現金を紛失、または盗難されたら戻ってくることはまずない。
私は先日バンコクで財布盗難に遭ったばかり(2010年4月)。同行者のない一人旅で1泊300円の宿に宿泊、早朝寝ている間に合鍵で侵入されて財布盗難に遭う。詳細日記はこちらへ。その時、盗難後に「ああしておけばよかった」という反省点が複数あった。わかっていることなのだがついついおろそかになりがちな盲点を今後の自分自身へ自戒も含めて現金盗難に遭わないための対策としてまとめる。要点は大きく2点。
1.現金は2箇所以上に分けて持つ。
2.持ち歩く現金を最小限に抑える。
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ボルネオ島 東海岸 . |
1.現金は2箇所以上に分けて持つ。
今回痛感した私の失敗。現金ほとんどを財布にまとめて入れていたので、それを盗られていきなり全財産失うことになってしまった。
現金の持ち方の原則は財布以外に複数個所に現金を分けて持つ。これによって盗難や紛失に遭った時の被害を軽減できる。今回の私の盗難も、全財産失いながらも予備のクレジットカードだけを財布と別に持っていたことで強制帰国という最悪の事態を避けられた。
安宿の鍵、下の鍵だけだと合鍵で開けられる |
通常飛行機の中では預ける荷物の方に現金類を入れるのは現実的でないので、機内では財布に全財産が入った状態になるのは仕方ない。渡航先到着後、初日の空港のトイレでも安宿到着後でもその財布の現金を2箇所以上に散らして保管する作業をする。財布に8割。残り2割を封筒で小物入れにさりげなくもぐりこませるなど。そのまま財布に全財産が入った状態だと、財布がなくなった時手持ちの現金がゼロになり、身動きが取れなくなるのでとても困る。今回の盗難で私はこの初日の作業を怠ったために傷を深くした。
またここで紹介のびー旅ではカード類はいざという時にしか使わないので、財布に入れずに小物入れ系に保管の方がいい。 |
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もうひとつ今回の盗難で見過ごされがちな盲点に気づく。いつも移動中などは財布はポケットの中にあることが多いが、現地の安宿で寝る時などは当然だがポケットから出す。その出した財布を自分で取り出しやすいバックパックの外側のチャックポケットなどに入れがち。今回の私もそうだった。ところが「自分が取り出しやすい」ということは「盗人にも取り出しやすい」ということになる。手間なく短時間にガサガサすることなく財布にたどりつける。なので荷物にクレカや現金類を紛れ込ませる時には、面倒でも衣類の下のその奥のように自分の取り出しにくい所に保管するほうがいい。
また現地の安宿宿泊の場合、合鍵で入ってこられる場合もあるので内側の鍵をかけて合鍵で入れないようにしておく(写真上)。外出の場合は宿提供の南京錠を使わず、手持ちの南京錠を使うというのも手。
小金を持った外国人旅行者の集まるタイのカオサンのようなところには観光客目当てのその道のプロの方々も集まる。なので特に戸締りや現金管理は注意が必要。概して地方の地元系の宿の方が観光客狙いの犯罪状況は深刻ではない。
2.持ち歩く現金を最小限に抑える
「なくなるものがなければなくすものもない」ということをついつい忘れがち。なくしては困るものは極力持たずに旅をする。具体的に手持ちの現金を少なくする方法は大きく二通り。ひとつがトラベラーズチェック(TC)、もうひとつがクレジットカードの利用。「名前入りの現金」に等しいTCが一見便利のような感じもするが、そうは一概に言えない事情がある。
TCの便利さは渡航先による。使い勝手と盗難補償を天秤にかけて「TCが便利」と私が断定できるのは米国、オーストラリアやヨーロッパなどの先進諸国の都市部、定番観光地、あるいはリゾートのみ。渡航先が東南アジアや、南米、アフリカ、アラブ圏になるとTCの威力はなくなる。 |
サイパン マニャガハ島 |
地球上の面積比でいえば1対9。9がTCの役に立たない地域。そういうエリアの方が盗難紛失の危険性は高まるのとは対照的に。
途上国、特に観光客に縁のない地方になるとTCは全くの紙切れになる。私もそういう事情を知る前は、ゴルゴ13の影響もありTCを持ち歩いていた。しかしかつての南米放浪の間ずっと紙切れのまま。やっと見つけた両替先でもレートは腹が立つほど最悪。その後いったん帰国し、別の渡航の際にも延々出番がなかった。結局1ヶ月分のつもりで用意した金額分を使い切るのに3年がかりだった経験をしてから持ち歩かなくなった。私の渡航先がたまたまTCの威力がなくなる地域ばかりだったせいもあるか。(下へ続く)
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びー旅蛇足情報 |
- ニューデリーのインドアライバルビザ60$(約5400円)?なめとんのか!そんな高いんなら日本でビザとって行くわい。電車賃片道350円かかるけど。郵送でもOKらしいがネタになるので茗荷谷まで取りにいく予定。ちなみに日本で取ると1935円、バンコクで自力でとると1300B(約3600円)。次回の旅のテーマ「雨季のインドへぼられに行こう」
- デルタのマイルでバンコクタダ券確保。先日の赤シャツの活躍のおかげか空きが結構あった。必要マイルは2万マイル。ネットで自宅で空き確認して申込む。ネット申込みだと発券手数料2,000円も要らず。また発券段階で座席指定もできる。日系のバンコクタダ券は最低でも3万マイル要。UAでもタダで行けたがデルタの期限切れ迫っていたので今回はデルタで行く。デルタのマイルでタダでバンコクへ行くのはこれで3度目。UAではまだ2回。
- デルタのマイルってNWからのなだれこみ組に文句を言う人が多いのは何で?
- エアアジアKL~デリー往復だとデリーの空港税が高くつく。デリーインで他都市アウトだと無駄なデリー空港税なくてすむ。もともとが激安なのでどうでもいいことか。エアインディアエクスプレスたけえぞ。使わないのでどうでもいいけど。エアアジア、インドの空も席捲か?
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