びー旅ロード 2011 No.065 ラオスATM
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ラオスATM クレジットカードキャッシング

ATMキャッシング二重請求異議申し立て

ラオスのウドムサイでのクレジットカードキャッシング二重請求返還実録



ラオス ムアンコア 向こう岸にあるのは渡舟でトラックのせたまま渡る

◆ラオスATM 2011年6月10日(金)  前へ  次へ
ATMで引き落としたつもりの金額の倍の請求が来る。日本ではなかなか経験できない貴重な体験。先日の放浪で私は渡航先のATMをあちこちで利用したが、そのうちラオスのウドムサイという町のATM利用でのことだった。

今回の放浪の帰国後、クレジットカードカードキャッシングした分の利用を知らせるはがきが来ていた。請求・領収はウェブ上で済ませるように登録していても、キャッシングした時には、ウェブとは別に少し早めにはがきで利用分の連絡が来る。

それを見ると一週間ほど前にラオスでキャッシングした分に同じ日に同じ金額が2回利用されたことになっている。もちろんその日に引き落としたのは1回。二重請求された形で、実際引き落とした金額の2倍の請求がされていた。

おお。やるじゃねえか。大好物が舞い降りてきやがった。帰国後も味のあるネタを提供し続けてくれるなんてなんておいしいラオスATM。不当二重請求の被害額は70万キップ。金額は一見でかいが日本円に換算すると7,127円。「カモにする相手を間違ったな」と言いたい所だが、ATMなので故意とは考えにくい。またその日の状況を思い出して、「ああ、そういえば…」という点がいくつか思い出される。それでも途上国ATM利用の注意点として今後他の方にも参考になりそうなので不当請求返還までの実録報告する。

ラオス ウドムサイのトゥクトゥク   .



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     今回利用したウドムサイのATM(3台目)
結果から先に行ってしまえばその不当に二重請求された7,127円は「異議申し立て」という手続きで無事戻ってきた。不当請求分は通常いったん口座から引き落とされるが、私の場合異議申し立てをすぐにしたせいか、引き落とされる前に不当請求分の振込みがカード会社からあった。

こういう不当請求には奪還の方法があるので帰国後身に覚えのない請求あった場合はまずカード会社に連絡した方がいい。面倒でも帰国後のカードの請求チェックもしないとたいした額でない場合は見過ごしがちになる。ただその手続きで必ずこちらの申し立てが通るわけではない。

「異議申し立て」の方法はカード会社に連絡すれば教えてくれる。電話後に送られる英文と日本語併記の書類にサインして送り返すだけの手続きだが、郵送でのやり取りなので若干時間がかかる。

今回二重請求のあったラオスのATMは上のATM。ラオスのウドムサイ(ムアンサイ)にあるATM。2011年5月2日私はベトナムのディエンビエンフーから国境を越えてラオスに入国した。前回のあまりのラオスキップは1万キップ(100円)程度。国境で手数料払ったらほとんど手持ちの現地通貨がなくなった。


 タイチャン国境ベトナム側 ディエンビエンフーから2時間走ると山道になってくる。迎撃準備完了?

ベトナムドンやUSドルからの両替は国境でもできるし、屋台のおばちゃんに頼んでもできるがレートが腹が立つよなぼったくりレートなのであえてせず。一番正直なレートを提示するATMで現地通貨を手にしようと国境方面の山からおりて最初にATMのある町ウドムサイまで両替せずにいた。

道連れになったフランス人兄貴とムアンコアという町からウドムサイまで山の中をバスで移動。バス代も現地通貨で払えない状態。ウドムサイについてATMによってもらいそこで現地通貨をおろそうとした。

最初によったATMでカードを入れてPIN入力。金額まで入れた後に、ATMが利用不可の画面表示になる。当然お金は出てこない。回線事情が悪い地域ではありえることなのであきらめて次のATMを当たる。ウドムサイには同じ通りに30mほど間隔をあけて3箇所ほどATMが並んでいた。

ラオス バンビエン ここでもATMキャッシングする。

2台目も利用不可の表示。3台目でようやく通常通りの操作で現地通貨を手にする。今考えるとこのときの金額まで入力して途中中断した1台目のATMの分が二重になって請求されてきたように思う。3台目の現金の出てきたATMも現金が出てくるまで10秒ほど時間があって出てきた。(下へ続く→)

びー旅蛇足情報
  • 前回のコラムで紹介したクレカ付帯保険請求その後の報告。水没したデジカメはオリンパス八王子工場へ送るも修理不能証明書が送られてくる。その書類同封で補償申請したら郵送した3日後には指定口座に保険金振り込まれていた。今回は自認書と被害物件の写真の提出が必要だった。
  • 撮れればいい程度の予備デジカメだったので、振り込まれたのは減価償却と自己負担金引かれて約1万円。もうひとつの壊れたメインのデジカメは5年使っているので補償申請は見送った。今回の顛末、補償された金額よりネタとしておいしかった。
  • オリンパスデジカメ、修理不能の場合は八王子工場までの送料も不要。修理の場合は往復の送料500円かかる。



ウドムサイ発ムアンコア行バス


ウドムサイ発ルアンパバン行


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カンボジア シアヌークビルATM


   


ラオス バンビエン 手前の道のようなものは旧爆撃機飛行場


カンボジア‐ベトナム国境ハーティエン これって通せんぼの意味ないじゃん…


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       ベトナム ニャチャン沖 ムン島の一寸法師型地元船
なのでこういう国でのATMキャッシングの場合、PINと金額を入力した後は、途中通信中断でキャンセルされても1分くらいはATMから離れない方がよさそう。立ち去った後に現金出てきても次にATMにきた現地の方の懐に入るだけだ。

また金額まで入力して、1分以上待ってもお金が出てこなかった場合は帰国後請求をしっかりチェックして不当に請求されていないか確認した方がいい。身に覚えのない請求があった場合は今回の私のように異議申し立てで取り返せる場合もある。

今回の私の異議申し立てもダメモトでお金は戻らなくても仕方ないかなと思っていたのに、思っていたより早く不当請求分が戻ってきたので逆に途上国のATMを見直した。現地のぼったくりマンよりずっと正直だ。私はこれまで、インド、ネパール、カンボジア、ベトナムやラオスで、ほこりかぶっていたり、看板壊れていたり、怪しさぷんぷんのATMを何度も利用しまくってきたが、今回が初めてのトラブル。それも簡単に解決してしまった。

回線事情の悪い途上国のATMでこうなのだから先進諸国のATMはもう少しトラブルとは無縁と思われる。ATM手数料は銀行の系列によるものだけでなく、使うカードの種類もよっても必要になったり不要だったりするようだ。


ベトナム ニャチャンのATM 手数料承諾画面は2万ドンと出てくるも実際は加算なし、

右に表示のベトナム、ラオス、タイのキャッシングでATM手数料承諾画面は出てきたものの実際は手数料は加算されていなかった。ただ他サイトの情報によればラオスで2万キップのATM手数料をひかれた旨の報告も散見するので送金ルートやカードの種類によっては手数料が発生する場合もありそう。私が利用しているのはVISAと提携しているニコス一般カードの「キャッシング機能」を使っての現地通貨の引き落とし。VISAのATMシステム「PLUS」を利用している。シティバンクなどの銀行系カードではない。
今回2011年放浪後半のキャッシング
ATM利用場所 引出額 請求額
(内金利)
換算レート
5/1 ハノイ マイディン
 CN HA NOI
100万ドン 4,033円
(92円)
0.003941円
ATM手数料無
5/2 ラオス ウドムサイ
 BCEL
70万キップ 7,291円
(164円)
0.01018円
ATM手数料無
5/5 ラオス バンビエン
 BCEL
50万キップ 5,140円
(109円)
0.01006円
ATM手数料無
5/8 バンコク カオサン
 BANGKOK BANK
5千バーツ 13,715円
(276円)
0.37205円
ATM手数料無
BCEL = ラオス国際商業銀行 前半のキャッシング詳細はこちら


             カンボジア アンコール遺跡群 スラスラン
また2011年5月現在ラオスATMの70万キップの上限引き落とし金額もなくなっている。1日引き落としの上限は多分あるが詳細不明。私は11年5月の引き落としの時に70万キップが日本円でいくらかわからず、フランス兄貴に「だいたい100$だ」と言われてクイックマネーとして並ぶ選択金額の中で恐る恐る少な目の70万にした。そのATMにはさらにゼロの多い金額が複数提示されていた。

今回の放浪で私はタイで2回、カンボジアで1回、ベトナムで3回、ラオスで2回と合計8回の海外ATMでのキャッシングをしたが、ATM手数料を取られたのはベトナムハノイでのVIB(ベトナム国際銀行Vietnam International Joint Stock Bank)のATMだけで、その額は2万ドン(約80円)だった。他の7回には手数料承諾画面は出てくるものの実際の請求はなかった。

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