びー旅ロード 2010 No.050
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タージマハル インド格安情報

バリ島格安ホテル情報


 

天竺放浪 エピローグ

インド鉄道 列車で行こうタージマハル

雨季報告もぼったくり報告もできなかった天竺放浪



ムザファルプル(ムジャパルプール) 2010年撮影なのに最近の画像に見えない?

◆天竺エピローグ 10年10月16日(金) 前へ  次へ
日本に帰国してようやく通常の日本の生活に戻りつつある。今回は帰国後派手な病気はしなかったのだが、とにかく疲れた。寝まくった。冬眠ならぬ秋眠。バンコクやペナン島でゆっくりゴロゴロしていたのでそれで回復したものと思っていたのだが、やはり疲れはたまっていたのだと思う。びんぼっ旅は安らぎの旅でなく、攻めの旅。ともすれば修行の旅へと変貌する。エネルギーは普通の旅よりは余分に必要だ。もう少したづなゆるめれば楽な旅になるんだけれど。

帰国後自分の行った所の情報をネットや以前買ったガイドブックで調べる。逆だろ。帰国後に調べんな。行く前に調べろ。

かつてトリヴァンドラムからモルディブへ行った時に買ったガイドブックに目を通すとその内容はまるで別の国の紹介を読んでいるみたい。視点はそれぞれなので深くは立ち入らないが、かの国には自己陶酔型の達人が多過ぎる。彼らのインド紹介を読むと「これって本当に私が2週間前までにいた国の情報?」と逆に混乱する。

インドの鉄道は走行中も扉全開  .

ぼられるのもいい。子芝居グループにだまされるのもいいと思う。しかしガイドブックにでてくるのは「ママのフォローがなかったからだまされました」系のハッピーなぼったくり体験談がほとんど。読んでも何のプラスにもならない。一方でハッピーすぎて痛い目に遭っている旅行者の体験談を取り上げて、よい子向けのピントのずれた指南をする達人も多いので余計にインドがおかしな国に見えてしまう。

ぼったくりや詐欺が多いと言うことはその国がそれだけ平和な国だということの裏返しだ。だましたり、眠らせたりの手口は相手に命にかかわるような危害を加えない。銃を持って金品を奪うだの自爆テロが頻発する本当に危険な国々とは一線を画す。



     インド北中央部ムザファルプル駅構内は無料宿泊所も兼ねる


   ニューデリー パハールガンジ
ぼられました報告読むたびに、小銭をめぐってのバトルがいやなら最初からインドに個人旅行などせずにツアーで行けばいいじゃん…というよりそもそもこういう国自体がむいてないので渡航先に選ばなければいいじゃん…と思う。

確かにお金をかければインドの旅はかなり違ったものになると言う印象は受けた。何も100$以上のホテルに泊らなくとも、150Rpの宿を300Rpの宿にするだけで、50Rpの移動を100Rpにするだけで必要なエネルギーはその金額差以上に変わる。地元目線になればなるほど強烈なエネルギーがいることも体感した。

ただ渡航先にインドを選択して快適な旅してどうする。インドに行って修行しなくてどうする。観光客エリアでタクシー乗りまわしてエア利用で外国人用ホテルに泊って… せっかくのインドだいなしじゃん。そういう旅をしても道端に牛のウンコは落ちているぞ。ゴミの山も蠅もゴキブリも野良犬もぼったくりマンもいるぞ。食中毒や風邪の洗礼もあるし。

ハッピーな旅をしたいならインドは向かない。そういう旅が似合う地域は他にいくらでもあるのでそういう国を選択するべきだ。

お、いかん。私も少しインド自己陶酔病にかかっちまったかな。快適なインドの旅をするのも勝手じゃねえか…。いずれにせよこういう国での地元目線の旅は若いうちに一度体験しておく方がいいだろうなとも思った。年をとるとしたくても出来なくなる。長時間移動で疲労困憊、得体の知れない病にかかって気力も萎え、知らない町での深夜の安宿探しは旅人自身にパワーがないと「味」ではなくただの「苦痛」になってしまう。ただその分強烈な刺激はいたるところで遭遇できるのだが。

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びー旅蛇足情報
  • 羽田へエアアジア就航。びー旅では7月に発表していた内容なのに、私のインド旅中の9月に日本で正式プレス発表。いつの間にかエアアジア日本語サイトもできた。ただいつもの鋭いプロモ攻勢は今のところ感じられない。
  • エアアジア羽田就航で旨みを増すのはKL経由でインドやモルディブ、ヨーロッパへ強烈な格安料金でいける可能性ができたこと。近々びー旅ロードで特集する。
  • エアアジアバンコク発のインド路線が10年12月から就航する。今までなかったのが何でかな?という感じはあるが…。インド行き格安選択が増える。


インドのサムズアップコーラ

エアアジア予約の方法
エアアジア予約の方法


ハワイホテル格安情報
   


タージマハル アグラではここしか行かなかった。

天竺へ6ニューデリー    天竺へ8タージマハル    天竺へ9ガンジス川    スノウリ国境     ビールガンジ・ラクソウル国境
帰国直前の旅ログへ     びー旅ロード97 日本からインド往復2万6千円



インド・ネパール国境インド側ラクソウル ネパール国境への道

また今回は雨季報告するつもりが思ったより晴天に恵まれて乾期のような画像ばかり。別にずっと晴れていたわけでもなく雨も降っていたのだが、想像していた雨季の天気ではなかった。私がニューデリーにいた9月頃はヤムナ川の氾濫で騒がれてもいた。

また途切れ途切れになったりしたが、今回も現地からの実況中継だったので何が起こるか自分でもわからない緊張感はあった。公開できないようなかっこ悪い状況に追い込まれる可能性も十分あるわけだし。

見ている側のインドの達人の方々はとんでもないトラブルで旅が中断し、「そうら見ろ。だからインドは難易度が高いんだ」と言う状況を望んだのだろうが、残念ながらいつも通りのゆるい報告で終わってしまった。ただ転送問題や不正アクセスでびんぼっ旅君が3日間ネットの世界から消滅するなど、旅自体でなくサイト運営的な不具合で更新が滞ったり表示されなくなったりはした。

しかし当日公開が2~3日遅れただけで、その間も旅は特に問題なく続いていた。チトワンで象の背中に乗ってサイを追い掛け回している時にはインターネット環境はない。消されたびんぼっ旅君のサイトの修復は無理だ。しかし結局最後まで「そうら見ろ」状態にならずじまい。本当にインドって個人旅行しにくい場所なのか?

多分、しにくい人にはしにくいのだと思う。バンコクが危険であるかどうかと同じこと。インドの旅が難しいといっている達人は多分その達人にとって難しいのだと思う。

ただこのサイトを見て「なんだ、インドって簡単なんだ」と旅に出てトラブルに遭っても当サイトは一切関知しない。個々の旅がしにくく危険であるかどうかまで案内できるサイトは多分ない。

先ほど私はインドは自己陶酔型の旅人が多いといったが、自分の旅の中で自己陶酔もできないでどうすんじゃいとも思う。逆にしなきゃ損だ。できる旅人はすばらしいとも思っている。

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列車番号2280 タージエクスプレス         2等指定座席の車内 アグラまで75Rp所要3時間

◆インド鉄道で行こうタージマハル 10月16日(土) 前へ ロードトップ  次へ
右の表がデリーからアグラまで188kmの鉄道料金。75Rpは日本円で約140円。この辺の情報はニューデリー駅前のハッピーなツアー会社に友達料金でチケット依頼する前に知っておいたほうがいい情報かもしれない。予約窓口手配は75Rpだがネット手配の場合はネット手数料プラス10Rp。

乗車駅のニザムディン駅(英 nizamuddin)はパハールガンジから約6km南にあり、オートリクシャで80Rp。英語表記はニザムディンだが現地の方の発音はニジャムディン。

ネットや予約窓口で買えるチケットは2等指定座席券まで。それ以下の3等ジェネラル(自由)席は当日ニザムディン駅発売のみ。3等自由席の値段詳細不明。ちなみにラクソウル~ムジャパルプール鈍行各駅130kmがジェネラル20Rp。インドの鉄道は列車タイプと距離で値段が決まるのでこのあたりを参考に。
インド鉄道予約サイトからのキャプチャー画面


デリーからアグラまで188km75Rp 座席指定の2等なので座れる

上で紹介の列車は1日1便ニザムディン駅発だが、アグラカント行はニューデリー駅発のものもあり5:00~22:30まで1日10本。アグラフォート行は1日1本。しかしニューデリー発は安い2等座席(2S)以下のある列車がネット表示されない。


     ニューデリー南6kmにあるニザムディン(nizamuddin)駅
ただこれらの列車にも地元民席の車両自体はたぶんある。なのでそういう席の確保には当日券売り場の列に1時間待ち体制で並ぶ必要はある。若干ヒンディー語が話せたほうがいいかも。例えば始発朝5:00ニューデリー発アグラカント駅8:50着、列車番号2138、PUNJAB MAILの場合、ネット表示で一番安い席は3A席で331Rp。詳細はこちらから検索を。

上の検索に必要な情報は列車番号と駅コード。ニューデリー発アグラ行の列車番号は朝一から順番に2138、2002(2002A)、1078、2626、2716、1450、2724、2616、2628、1058、2622。駅コードはニューデリーNDLS、アグラカントAGC。「座席クラス」にないクラスを入れるとエラー画面になる。エラー画面に存在するクラスが表示されるのでそれを参考に。

窓口でもネットでも予約の際に知っておくと便利な列車番号。しかしこのインドの列車番号は2010年12月20日より変更される。例えばタージエクスプレスは2280から12280へ。

ニューデリーなど現地での鉄道チケット自力確保の具体的方法は、長くなるのでこのあとのびー旅ロードで特集する。実録情報を先行公開しているのでこちらを参考に。安く確保するもっとも大切なことは、現地の人たちの並ぶ長蛇の列に並ぶことを面倒くさがらないこと。人任せにしないで自分で窓口に行ってチケットを確保すること。地方駅なら待たされないが、ニューデリー駅脇の予約センターでは30分以上待つ覚悟で。駅2階のツーリスト窓口なら通常窓口ほどは待たされない。多少高くてもいいならネット予約も手。逆に並ぶのがいやなら無数にあるツアー会社に手数料上乗せされたチケットを買えばいいだけ。

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タージエクスプレス時刻表


毎日1便ニザムディン発 所要約3時間。最終駅はアグラカント駅ではなくJHANSI JN.


2010年 ニューデリー パハールガンジ

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