びー旅ロード 2011 No.059
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海外旅行とパソコン

海外で格安インターネット

スマートフォン対ノートパソコン 海外旅行で使うならどっち?



パンボチェに03年電気はなかったが04年に水力発電所ができた。

◆海外旅行とパソコン 2011年3月17日(木)   前へ  次へ
海外旅行の際に荷物はできるだけ少ない方がいい。荷物の基本は着替えとパスポートと現金。これを忠実に守っていればコンビニの袋ひとつでコアな海外放浪ができる。それはその旅人が地球の果てのようなエリアでも近所の公園に散歩行くのと変わりない状態で旅ができるということでもある。荷物をどれだけ少なくできるかでどれだけ気合の入った旅行者かの指標にもなる。

自称旅の達人が山のような荷物を持って旅をしている光景は滑稽。私は達人ではないし、達人になろうとも思っていないが、手持ちの荷物をできるだけ少なくできる旅人になろうとは心がけている。

雨季サムイ島1泊400Bの宿で.

そんな私の思いを毎回ぶち壊してくれるのがパソコン。旅先にパソコンさえ持たなければ今でも十分コンビニの袋だけで海外放浪できるのに。それでもパソコンを持ち歩くことで現地のその日の情報をその日のうちに公開することができているんだけど。

昨今の各国バックパッカーや個人旅行者には海外でノートパソコンを持ち歩く者が多くなった。安宿と言われる1泊1,000円くらいの地元系の宿に「フリーワイファイ」を売りにして客引きしている状況が増えていることからもそれがわかる。スマートフォンと違ってインターネット接続にさほどお金がかからないと言うメリットも大きい。


カンボジア‐ラオス国境の町
私は4万円台のミニノートが出回る前からパソコンを持ち歩いていたので、スマートフォンの向こうをはるミニノートを持ち歩いた経験はない。今もDELLのB5ノートを持ち歩いている。ネットやメールで使うというより、びー旅の管理とページの制作のために持ち歩いているような感じ。外部からの攻撃で消されたびんぼっ旅君の修復はインドのコルカタのネット屋からやっていた。1時間30Rp(約60円)だった。

またノートパソコンを持参することでいつものPC環境を常に持ち歩け、デジカメ画像や旅の音楽の管理にも不自由しない。パソコンいじりは長距離バスや列車の際の一番の暇つぶしになる。ファイルのアップやアクセス解析など、インターネット接続は現地のネット屋から現地のプロバイダ経由で接続する。

パソコン持参していてもネットには常時接続しているわけではないので、ネット屋でつながった時に貯まった分のファイルを一気に公開する。

現地情報の当日公開自体は無料のブログサイトや掲示板などを利用すればノートパソコンを持ち歩く必要もなく、ネット屋からネット屋据付のパソコン使って、友人にメールを送る感じで簡単に公開できる。ただせっかく最新の貴重な情報手に入れても、掲示板などでいい加減なガセ情報や自作自演のいらっしゃいませ情報と同格に扱われるのも悲しい。コンテンツファーム上にどんな光る情報を載せても、管理者が意図的にSEOを仕掛けない限り検索サイトに拾われることもほとんどない。


インド アグラ1泊トイレシャワー付シングル200Rp(380円)の宿の屋上で

◆海外格安インターネット          前へ    次へ
渡航先でインターネットを格安にする方法はいくつかある。以下安い順。

ホテル無料Wifi<現地ネット屋<現地有料Wifi<国際パケット通信

高額になるかどうかの分岐点は現地のインターネット回線とプロバイダを利用するかどうか。現地のプロバイダを使って接続する限り有料のネット屋を利用しても1時間100円にもならない。ホテルには宿泊客に無料でワイファイ開放しているところもあってフロントでWEPキー(パスワード)もらって接続する。その場合24時間つなぎっぱなしで0円。ただホテルによっては有料の場合もあるようだ。

プーケットオンオンホテルネット屋

また一方現地にも有料のモバイル回線(有料Wifi)があってどこへ行っても無線ネットワーク検索画面にでてくるが、接続してでてくるのは「ネットしたけりゃ金払え」画面。

成田空港の有料ワイファイと同じ仕組み。地元のネット屋利用よりずっと高くつくので私は利用した事はない。都市部ではなく、回線が引けないような場所でも旅行者が多ければ衛星回線を使ったネット屋がある。ヒマラヤ奥地、ナムチェで1分10Rp(12円)、ピピ島で1分4B(10円)。1時間で600~720円といったところ。

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びー旅蛇足情報
  • スマートフォン海外持ち出しの場合には定額パケット対象外の現地ローミング会社につながらないように設定しないと、非対象会社につながった場合定額にならない。設定は自分でもできるが空港の携帯電話会社のカウンターでもやってくれる。設定を忘れれば運が悪いと1日数万円の請求が来る。
  • 3月11日夕方。書類や小物の散乱する部屋で宮城県北部で震度7の地震情報のテレビを見ながらパソコンに向かう。落下物でキーボードが壊れてしまった。びびるほどの強烈な揺れ。マグニチュード9.0(後の正式発表)…。関東大震災M7.9、先日のニュージーランド地震がM6.3とのこと。
  • 11日に書き始めたこのコラムも公開が17日になってしまった。
  • 17日。新宿も渋谷もいつもより人が少ない。特に夕方以降。自宅周辺で倒壊などの被害は全くないのにスーパーの商品棚から商品が消えると危機感を覚える。私は買占めはせずに素食で乗り切るつもり。



韓国ソウル格安ホテル





宿泊者はWifi無料 ネパール・ポカラ
   


◆海外のインターネット屋           前へ    次へ     海外旅行と携帯電話へ
途上国と言われる国々でもインターネット回線はたいていある。ノートパソコンを持ち歩かなくても現地にたくさんあるインターネット屋に行けば1時間100円以下でインターネット利用ができる。ホテルが宿泊者に無料でワイファイ提供している場合は24時間つなぎっぱなしでも無料。ネットで情報を探すだとか友人にヤフーメールやホットメールでメールをするという程度の利用ならノートパソコンを持ち歩く必要もない。

またそういうネット屋にはウェブカメラつきのスカイプが常駐されていたりするので、海外通話はこれでするのがたぶん一番安い。スマートフォンのスカイプは通話料無料でも定額パケット代などの別途料金かかるので結局高くつく。

ノートパソコンを海外のネット屋でインターネット接続する方法は、ノートパソコンを持ってネット屋に行き「これが使えるか?」と指差しで聞いてOKならそこで接続できる。ネット屋によっては据付のパソコン以外は回線利用できない場合もある。

アフリカ砂漠放浪にもノートパソコン持参

接続方法は有線と無線があり、安いネット屋は有線の場合が多い。「これを使え」と渡されるLANケーブルを自分のパソコンにつなぐだけでたいていそのままインターネットにつながる。これが現地のプロバイダ利用の接続で接続IPアドレスも現地のものになる。それでもフリーメールだけでなく、OCNドメインなどの日本のプロバイダのメールアドレスも使える。ごくごくまれにつないだ後のネットワーク設定が必要な場合もあるが私の経験上100回中1回といった感じ。

無線の場合はLANケーブルの代わりにWEPキーと言われるパスワードを渡される。ネットワーク検索画面を開くと該当のワイファイが表示されているのでそこを開いてそのパスワード入力で接続。場所によってはセキュリティーなしのワイファイも飛んでいてネットワークキーなしでネットにつながったりするが、利用する場合は覗き見されていることを前提に利用した方がいいかも。


ペルー ピスコ発パラカス・バジェスタス島ツアー10$
パソコンの電源については、現在日本で発売されているノートパソコンのACアダプターはほぼ100~240V対応なので変圧器なしでどこでも使える。電圧情報はアダプターに表記されている。メーカーのサポート外になるので「動作保証しません」等の表記あったりするが実質変圧器なしで使用可。

なのでノートパソコン海外持ち出しで必要な付属品はアダプターつきの電源コードとプラグ変換アダプターのみ。変圧器やルータは必要ない。

タイやカンボジアでは日本と同じコンセントプラグ形状なのでプラグアダプターも必要ない。

ただしタイなど220V地域ではコンセントプラグを壁の差込口に差し込む際に「バチッ」と火花が散ることがあり、PCによからぬ負担かかる。なので先にプラグを壁の差込口に差し込んで、PC接続前に先に「バチッ」とさせてからPC側のAC電源プラグを差し込むほうがいい。PC接続状態で「バチッ」とさせるとPCが壊れる可能性もあるので注意。現地のネット屋にはスイッチ付タップがない事が多い。



イグアスの滝はメインの滝つぼ以外にもたくさんの滝があり遊歩道も完備。アルゼンチン側が特にたくさんある。


◆スマートフォンでのインターネット          前へ     次へ     海外旅行と携帯電話へ
現地プロバイダ経由の海外格安インターネット接続方法と対照的なのが、日本の携帯電話を海外へ持ち出して携帯回線を使ってインターネットをする方法。前のコラムでも紹介したが帰国後10万円の請求の来る落とし穴が多数待ち受けている。以前は海外では定額パケット対象外という非人道的仕組みだったが、ソフトバンク2010年7月21日、NTTドコモは10年9月1日、AUは11年3月よりパケット海外定額制を始めた。

「海外ダブル定額」の価格は、特定の国でのこれまた特定の事業者利用で1日あたりのパケット通信40,000円相当が1,980円になるとのこと。某携帯電話の場合、GSM約4万~20万パケット分。

だけどそういわれて128バイト=1パケットの小さな但し書きから「4万パケット、ああ、なるほどこれくらいね」とわかるケータイ通はどれくらいいるのだろう?よくわからない量を表示されて4万円から1980円と言われても…。

しかも1日あたり1980円は安いのか?上で紹介の方法だと24時間無料なのに…

4万パケット=4.8828125MB
20万パケット=24.4140625MB

国境開通当初のポイペトは未舗装

メール添付を仮定すると4万パケットは4.88MB、デジカメ動画数十秒分、未圧縮デジカメ写真(2048x1536、1枚約650KB)8枚分。高画素携帯カメラは裏目に出そう。ウェブ閲覧の場合、静的HTMLページ、フルブラウザでびー旅インド鉄道ページ56681バイト=443パケット、4万パケットでびんぼっ旅君のインド鉄道ページ312ページ分。だが動画ページや細工のたくさんあるページだとその限りではない。


ハイジが走ってきそうな風景 ヴェンゲン近く
びー旅トップページ 24919バイト=195パケット
グーグルマップトップ 142743バイト=1116パケット
HISトップページ 161832バイト=1265パケット

HISトップページと同等のページを32回見たら4万パケット。動画のダウンロードやグーグルマップ検索など予想外にパケット代のかさむ落とし穴は無数。

また一方で1日あたり1980円だとすると、定額パケットで毎日4万パケット以上利用し続けたら30日で59400円というのも微妙。60日だと118800円。じゅういちまんえん?安全弁の定額制を利用しているのに?しかも高額ローミングかかる通話料は別でしょ?ニューデリーのぼったくりマンもびっくり。

一番強烈なのが、出国前に定額パケット対象外の現地ローミング会社につながらないように設定しないと、非対象会社につながった場合定額にならないこと。設定は自分でもできるが空港の携帯電話会社のカウンターでもやってくれる。設定を忘れれば運が悪いと1日数万円の請求が帰国後来る。なんか揚げ足取り状態。対象外の国も定額は適用されない。

現地にはホテル提供の無料ワイファイあるのに何でそこまでして海外で携帯回線を使う必要があるのだろう?スマートフォンを海外でかっこよく利用する代償としては高すぎる気もする。私はノートPC持参の方がスマートフォンよりずっとスマートだと思う。1日1980円、グリーンゲストハウス6泊分、10バーツラーメン70杯分…。う~ん、1日でそんなに食えん。

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2012年2月 スカイプでハワイから無料国際電話実録         びー旅ロード103. 海外旅行とスマホ

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