パックツアーと個人旅行

カナイマ　2014年ベネズエラの殺人発生率は紛争地域のアフガニスタン等抜いてダントツ1位らしい

添乗員ってなに？

はじめて海外旅行に行く人は一般的にパックツアーが勧められる。しかし初めてであっても個人で行ったほうがいい旅行者も多分いる。団体行動が苦手な私のように。 また海外の空港に着いて「ここはどこ？私は誰？」の完全カモ状態になるなら日本からのツアーがいい。しかしそこまで全く何もできない旅行者は今どれくらいいるのだろう。 添乗員ってなに？何のために行くの？同行して何をするの？ただ邪魔になるだけなんじゃないの？私には未知の領域。2014年現在、激増している中国人旅行者はほとんど旗振り団体ツアーで添乗員がつく。一方で欧州組には個人旅行が多い。その理由は何？

日本でも20年前には大流行だった添乗員同行ツアーはどうして廃れているのだろう？さらに高額ツアー参加が「お金持ち」とうらやましがられずに「要領の悪い方々」と揶揄される傾向が出てきたのはいつからなのだろう。海外の旅の場合、自由を好むというその方の「趣味趣向」以外にも、健康状態（ガッツや気合いともいう）や現地語の習得具合、トラブル遭遇時の立ち回りなど「体質」に近い適性もあると思う。そしてどういうスタイルで旅をするかを判断するのは誰よりも自分を良く知る自分自身なのだ。

サーファーズパラダイス　個人旅行がしやすいオーストラリア

Booking.com

ツアーと個人旅行　料金面での比較

ツアーと個人旅行では料金でも差が出る。一般的にツアーのほうが料金は高めになるが、ハワイやグアムなどの定番観光地ならフリープランのツアーのほうが安かったりもする。たくさんの観光客が訪れツアーの価格競争が激しいので、短期なら下手に個人で手間かけて行くよりパックツアーのほうが確実に安い。

しかしこのサイトで取り上げているエンジェルフォールやウユニ塩湖、リオのカーニバル、ヒマラヤ、ラジャアンパット、アフリカ各地などはツアーがとんでもなく高い。完全拘束型でもれなく添乗員の付くデラックスツアー。

拘束されたくないとあれこれわがままを言い出せば料金はどんどん上がり1人当たり50万円をかるく超える。こういう場所は間違いなく個人でいったほうが安くすむ。やり方にもよるがかかる費用はツアーの4分の1。縛りは帰りのフライト時間だけで、法に触れること以外は何をしてもいい完全自由旅。

とはいえそれらの国々にはそれなりのハードルがあって安いからといって誰でもすぐに自力で行けるわけではない。その意味ではこれらのツアー料金は足元を見た料金設定といえなくもない。個人で安く行っても現地で高額ガイドやコーディネイターにお世話になるなら日本からのパックツアーと変わらない金額に達することも当然ある。「危険なので私にお金を払いましょう」は現地でカモを待つ方々の合言葉だ。

サンボドロモ　リオデジャネイロ　カーニバル本戦　ツアーで行くと1人80万円

予定調和　ガイドブック情報確認の旅

私の場合と前置きして。旅は非日常を求めるものだ。つまらない日常を抜け出して外界の刺激を取り込み、眠ってしまった気力や生命力を目覚めさせるものだ。そしてその非日常と予定調和は根本的なところで背反する。 ガイドブックに書いてある情報を確認するだけの旅は何度か続けているとつまらなくなってくる。ラストでどうなるかわかっている新作映画がつまらないのと同じ。 非日常と予定調和は必ずしも二者択一ではないが、旅のスタイルの場合、双方のどの位置でおちつくかは事前に決めなければならない。個々自由に決められるがその塩梅を誤るとトラブルが増える傾向は確かにある。

そしてそのトラブルを避ける最善策は高額ツアーに参加することでなく旅そのものに出ないこと。日常の予定調和の世界を退屈に思わないことなのだ。

セレンゲティ　ヒポプール　タンザニア　ツアーで行くと1人60万円

お勧めでない修行旅

何がどうなるかわからない未知の世界は、無菌状態、過保護環境の日本の日常生活ではまず得られない貴重な体験だ。

しかしその環境に突っ込んでいく旅は、このサイトで実録公開しているようにトラブルにもがく修行のような旅になることもなくはない。しかし私はそれをひーひーいいながらどこかで楽しんでいる。

また一方でこれまでの前例が数々あるように、人によってはそういうスタイルの旅は病気や犯罪や事故など深刻なトラブルを招く場合もある。なので決して万人に勧められる方法ではない。

「ごねれば得する」は日本だけ

日本で何とかなる日本流を海外でそのまま通そうとすると場所や状況にもよるが深刻な結果になることもある。 近年の実例があるように新婚カップルが若干危険なエリアで「二人でいれば何も怖くない」と銃を持った相手にごねて何とかしようと向かっていけば間違いなく撃たれて死ぬ。 ごねれば謝り係が出てきてご機嫌をとる特殊な状況が許されるのは日本などほんの一部の過保護な安全地帯でだけ。個人旅行にはその辺の事情をわきまえることも若干必要。逆に「ごねて得する」環境を日本から持ち出したいならツアー参加は絶好の環境か。

海外の気合の入った旅は、言葉の習得や気力の問題以上に健康状態に左右される。年をとって健康に問題が出てくると多分南米やアフリカの旅はしたくてもできなくなる。なので私は今のこの元気のある状態で国内旅行なぞもったいなくてする気がしない。

ここ1年ヒマラヤ、ミャンマー紛争地帯、ニューギニア、ペルニと過酷な修行旅が続いたので今度こそは完全予定調和のゆるたびにしようとひそかに思う今日このころ。タイの雨期明けは近い。

ぺトラ　ヨルダン

Booking.com


エベレスト街道カラパタールツアー1人50万円　ゾンラやレンジョなどの峠越えはもっと高い

●びー旅つぶやき

22:13 2014/10/02

デルタのスカイマイル2015年1月1日より、ユナイテッド航空のマイレージプラスが2015年3月1日から支払金額に応じたマイル加算に変更される。会員ステータスによって獲得できるマイル数も変わる。マイレージプラスの場合支払金額1USDごとの獲得マイル数は一般会員5マイル、プレミア・1K会員11マイルと2倍以上の格差。変更後は一般会員で格安航空券利用だと現行の半分以下のマイルしかたまらない。

かつてマイレージはほんの一部のコアなファンの裏技的なフレイバーがあったが、今は猫も杓子もマイレージ。自社便に乗ることなくショッピングでためたマイルでフライト利用されては航空会社の本来意図するFFPになっていない。その意味では改悪というよりバグの修正というほうが適切か。IATA運賃で乗るおいしい上客が減っていることも背景にありそう。

私自身は2011年春、UA、デルタ足並みそろえての最低マイル引き上げで既に見切りをつけ、大手のマイルは眼中になくなった。南米往復でためた米系マイルでバンコクへただで5回も往復したのはついこの間のような気がするのに。ちなみに日系マイルは最初から相手にしていない。エアアジアのBIGのただフライトはまた近々利用するけど。

シリア　パルミラ　多分2014年現在ツアーはない

●びー旅つぶやき

23:17 2014/09/26

カンボジアビザ値上げ。2014年10月1日より観光ビザ（ビザT）30ドル、業務ビザ（ビザE）35ドルに。

観光ビザはシングルTのほかに、T1（1年有効）T2 （2年有効）T3（3年有効）のマルチができた。マルチは期限内何回でも入国できるが1回の入国は30日まで。

マルチの新料金は不明。値上げ前の料金はT1 40$、T2 60$、T3 80$なので多分プラス10$？






144. タイ観光ビザ　　びー旅ドットコム　　びー旅ロード2014　　146. 東京シャトル予約
このページは びー旅ロード 145. 個人旅行とパックツアー

---