プラチュアプキリカーンとカオサームローイヨート

プラチュアプキリカーンとカオサームローイヨートPrachuap Khiri Khan

プラチュアプキリカーン　Prachuap Khiri Khan

2014年4月25日（金）

　今回の旅は、タイで東西の距離が一番狭いプラチュアプ・キリカーン Prachuap Khiri Khan 地方の山中にある山小屋に、バンコクのドンムアン空港近くに住むタイ人家族３人と出かけた。旅行月日は2014年2月12日～14日。

そこはバンコクから国道４号線で南下、約400kmのところにある。9年前、初めて個人でバンコクを旅した時に、ドンムアン空港への行き方を高架鉄道ＢＴＳの中で尋ねたことから知り合いになり、その家族とその後も連絡を取り合って今も親しくしている。両親がタイ南部のスラタニに住んでいて、以前にこの b-tabi に投稿して紹介した家族である。

プラチュアプ・キリカーン Prachuap Khiri Khan の山の中

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　今回は、全行程マイカーでの移動のために費用など細かなことは分からないが、このような旅も出来るのだと思い投稿することにした。

　まず左の写真は、この家族が、プラチュアプキリカーン山中に持っている別荘の山小屋で、その周りの木々の風景である。また上の写真は、徒歩20分で着くことができる山の頂上から見た早朝の風景である。

この山小屋の灯りは、ローソクと懐中電灯、飲料水は町から車で運んだポリタンク20L入りを利用しているという自然そのものの場所である。

陽が昇ると起きて、山頂まで登り、ご来光に手を合わせ、夜は、月の明かりとローソクの灯りで家族や隣人との団欒を楽しむ。日本では、めったに体験できない旅を楽しめたのである。

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プラチュアプキリカーン　

の山小屋

カオサームローイヨート海洋国立公園

翌日は、このプラチュアプ・キリカーンからバンコク方面に１時間程戻り、避暑地で有名なホアヒンからは、南に６５ｋｍの位置にある「カオ　サーム　ロイ　ヨート」を訪れた。　ここは1966年6月にタイで最初に海洋国立公園「カオサムローイヨート国立公園　Khao Sam Roi Yot National Park」になったビーチである。このビーチには徒歩で山越えするか、小舟で岬を回って行かねばならず、陸の孤島状態になっている場所だった。我々は小舟で10分程で着けるこの海洋国立公園に向かった。

綺麗なこの「レームサラビーチ Laem Sala Beach」は、宿泊が出来るロッジや管理棟、レストラン、そしてシャワー室やトイレなどがあって、ビーチも綺麗に管理されていた。

我々は、ここでレンタルのテントを３張借りて、この浜辺で１泊した。翌日、その島内の「プラヤナコーン洞窟 Phraya Nakhon Cave」まで、結構きつい岩場を登り、壮大な洞窟見学になった。往復の道のりは、岩場を登り始めて500mと書かれているものの、我々は見学が長かったのか４時間もかかってビーチに戻った。

　島内の食事は、管理事務所の隣にレストランが一軒だけあり、タイ料理が食べられるので困ることはなかった。また帰りには、島から出て国道に向かうところに地元のタイ料理店があり、美味しく費用も安く民芸風的なお店であった。

プラヤナコーン洞窟

プラチュワップキーリーカン　編集部解説

プラチュワップキーリーカン　Prachuap Khiri Khanはタイ中部の県、郡、鉄道駅の名前。プラチュワップキーリーカン郡はマレー半島でタイがもっともくびれて細くなりミャンマー国境から海まで距離が最短になるエリア。東はタイランド湾、西は山岳地帯でミャンマー国境。一番狭いところの海からミャンマー国境までの距離は13kmしかない。周辺にカオヒントゥーン、カオサームローイヨート、ケーンクラチャンなどの国立公園がある。

プラチュワップキーリーカンにはタイ国鉄と国道4号線が併走している。北にホアヒン、南にチュンポーンがある。ちなみにホアヒンはプラチュアップキーリーカーン県の中にある。

ミャンマー国境はシンコーンボーダーパスという国境がありミャンマーのメルギとつながっている。2014年4月現在外国人越境は不可。

タイで最大の淡水湿原、カオサームローイヨート海洋国立公園はプラチュアプキリカーンから北へ61.2km、所要1時間7分。ホアビンから50km、約1時間。チャアムから80km、約2時間。国立公園入場料大人200B、子供100B。開園時間8時～16時半。レムサラビーチでテント宿泊できる。公園内にプラヤナコーン洞窟がある。

プラチュアプキリカーンの格安ホテル